生臭坊主の異世界転生 死霊術師はスローライフを送れない

しめさば

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第55話 招かれざる客

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 一応の話し合いが終わり、村人達は各々仕事へと戻って行く。
 それを見送り、俺とソフィアはギルドへと歩き始めた。

「ソフィアさんは、この村の出身ではないんですよね?」

「はい」

「では何故そこまで村に肩入れするんですか? ギルドがなくなれば村が困ることはわかります。自己犠牲は素晴らしい考え方だと思いますが、プレートを偽装したり、盗賊達の人質になろうとするのは些か過剰すぎるかと」

「……確かに九条さんの仰る通りです……。私だって最初はこんな小さな村の支部長なんてやりたくありませんでした。とはいえ、初めて任されたギルド支部です。少しでも盛り上げようと頑張りました」

 ソフィアは曇った表情で俯きながらも、過去を思い出すかのように言葉を紡いだ。

「結果は散々でした。冒険者の数は伸び悩み、依頼は溜まっていく一方。家畜や作物への害獣は減らず、山のように出る期限切れの依頼の数々。知ってます? 期限切れの依頼は掲載料として依頼料の10%をギルドが徴収しなければならないんです。それが苦痛でした」

 ソフィアは話しながらも村人からの挨拶を欠かさず返していた。
 その一瞬だけは、笑顔を見せていたのだ。

「ある時、1人の冒険者が依頼を受けたのですが、出発してすぐに帰って来たんです。依頼完了のサインを持って。いくらなんでも早すぎると思い話を聞いたのですが、元々仕事なんてありませんでした。村の人達はギルドが潰れないようにとワザとカラの依頼を出し、掲載料を払っていたんです。自分の無力さに情けなくて……。申し訳ない気持ちでいっぱいでした。そんな私にカイルとレベッカは皆と一緒に頑張ろうと励ましてくれたんです」

 村とギルドがお互いを支え合っているのだろう。
 ソフィアが村の為にと躍起になるのも頷ける。

「それでも採算は取れず、このままではコット村から撤退するかもという打診を本部から受けました。そこに九条さんが現れたんです」

 折角登録した冒険者がプラチナであれば、本部専属になってしまう。
 それを防ぐ為、プレートの偽装に踏み切ったと言う訳か。
 それだけの理由があれば、魔が差してしまっても仕方がないのではないだろうか。

「そういうことだったんですね」

「申し訳ありませんでした……」

「いえいえ。気にしないでください。俺はのんびりとした村での生活の方が好きですから」

 ソフィアに笑顔を向けると、少々ぎこちないながらも同じように笑顔を返してくれた。

「そういえば九条さん。村興しの件……、何かいい案でもあるんですか?」

「……あるといいんですけどね……」

 笑顔が消えると、引きつる表情。
 そんなものあれば苦労はしない。
 しかし、看板撤去の為にも出来るだけ早急に案を出してしまいたいのも確かだ。

 ギルドへの道すがら、武器屋の親父が何やら軒先で作業している姿が目に入った。

「こんにちは親父さん」

「おっ、ソフィアちゃんいらっしゃい。プラチナの坊主も一緒か」

 武器屋の親父は俺より年上だ。50歳前後といったところだろうか。
 親父から見れば当然俺は年下だから、子供という意味で坊主と呼んでいるのだろうが、元の世界では寺の住職の息子、いわゆる本当の坊主だった。
 なので、違和感はそれほどないのだが、坊主の前に『プラチナの』を付けると、若干ダサいから止めていただきたい。

「何か修理ですか?」

 丁度作業を終えたようで、踏み台から降りた親父は自慢げにそれを指さした。

「コレだよコレ」

 それは剣と槍が交差している装飾が施されている武器屋の看板。……の下に付けられた新たな看板のこと。

『プラチナプレート冒険者御用達の店』

「思いっきり嘘じゃねーか!」

 俺の悲痛な訴えに親父は一瞬驚いたようにも見えたが、まったく気にしてはいない様子。

「いやいや、ウチのハンマー買ったじゃねぇか」

「確かに買いましたが、あれは俺が壊したから弁償の意味で買い取っただけでしょ。壊れてなければ買ってませんよ」

「結果買ったんだから一緒だ。こまけぇこたぁ気にすんな! ガハハ」

(御用達ってほど通ってないだろ……)

 なんと言うか大雑把というか適当というか……。
 田舎のおおらかな雰囲気は嫌いではないのだが、それとこれとは別である。
 ここで強く言っておかなければ、いずれ同じようなことを繰り返すかもしれないと抗議の声を上げようとしたその時だ。
 隣の店の扉が開くと、出て来たのは防具屋のせがれ。
 小脇に抱えているのは木製の板。
 それは武器屋の新しい看板とまったく同じことが書いてあった。
 本当に仲が悪いのかと疑うレベル。
 防具屋のせがれが俺達に気が付き目が合うと、持っていた看板を後ろ手に回しヘラヘラと笑う。

「今更隠しても遅いわ!」

 溜息しか出ない……。
 もし俺が引き抜かれてこの村を出て行く事になったら、その看板は無意味な物になると言うのに……。
 落胆している俺の心を癒してくれるかのように撫でる僅かな風。
 ソフィアの髪が靡くと同時に、それが運んで来たのは村にはめずらしい喧騒だ。
 カイルと見張りの仕事を任されていた冒険者。それと、同じ鎧を着たガタイの良い2人組の男性が、ギルドの前で言い争っていたのだ。

 急ぎギルドに向かいたい気持ちとは裏腹に、その足取りは重い。
 ギルドに近づくにつれて、少しずつその内容が明らかになっていったからである。

「……です! ……言ってるじゃないですか! 許可がなければ面会は出来ません! お引き取り下さい!」

 カイルが痺れを切らし大声で捲し立てる。
 許可という単語と面会という単語が聞き取れ、憂慮していたことが起こってしまったのだろうと推測した。
 前言撤回。風が運んで来たのは癒しとは真逆の凶兆であったのだ。

「どうかしましたかー?」

 ソフィアの声で揉めていた者達がこちらに気付くと、俺を見たカイルの表情で確信した。
 驚きと焦りの合わさったような表情。十中八九、俺のことだ。

「なんだお前は?」

 制服を見ればギルド関係者だという事は解りそうなものだが……。
 白いライトアーマーで腰にはロングソード。短髪で歳は20くらいだろうか。
 中肉中背。顔立ちは悪くないが騎士としてはまだ若い。
 その表情から機嫌は悪そうだということが読み取れる。

「私はこの村のギルド支部長を務めております、ソフィアと申します」

「……え? 嘘だろ? 支部長なのにカッパーなのか?」

 明らかにバカにした口調。どこの誰かは知らないが、それだけで格が知れるというものだ。
 いくら上等な鎧や武器を持っていようが、中身がそれに伴っていない。
 しかし、ソフィアはそれに動じる事なく相手の目をまっすぐ見つめ、言い返す。

「ええ、そうです。それが何か問題でしょうか?」

 バカにされたソフィアが、怒るか取り乱すとでも思っていた男は、つまらなそうに舌打ちをする。

「まぁ待て。別にケンカをしに来た訳ではない」

 そう言って前に出て来たのはもう1人の同じ鎧を着た男。
 先程の男より背が高く、落ち着いた雰囲気を出す中年男性。
 短髪で口ひげを蓄えたダンディなおじさまという感じだ。
 雰囲気だけならばこちらの方が話は通じそうだが、はたして……。

「ギルドの支部長なら話は早い。この村にプラチナプレートの九条という男がいるはずだ。案内してくれ」

 俺を前にしてそれを口にするということは、顔は知らないのだろう。

「だからさっきからダメだと言っているだろう? 領主様の許可証がなければダメだ」

 半ば呆れたように説明するカイル。
 聞く耳を持たないと分かっていても言うしかない。それが村のルールなのだから。

「お前には聞いてない。……で、お嬢さんはどうなんだ?」

「申し訳ありませんがカイルの言う通りです。会いたければ許可証を持参して来て下さい」

「……わかっていないようだが、私達はアルバート様の使いで来ている。領主の許可など必要ない。こんな田舎の村とて優先順位くらいわかるだろう?」

 口ひげの男は目を細めソフィアを見下し、横柄な態度で更に1歩前へ踏み出す。

「――ッ!?」

 その言葉に驚きを隠せなかった皆が絶句しているのだが、俺にはそれが誰なのかわからなかった。
 男はそれを見て気分が良くなったのか、鼻で笑うと更に追い打ちをかけた。

「アルバート様と九条は旧知の仲なのだ。アルバート様の言伝を伝えるだけ。知り合いなら許可証はいらぬだろう?」

 反射的にカイルとソフィアが俺の顔を見た。
 しかし、相手は俺の顔を知らない。
 よく考えれば嘘だとわかるのだが、俺ならばその可能性もあるのではと推察してしまったのだろう。
 その様子を見ていた男が、察してしまうのも頷ける。

「ん? ……もしや、お前が九条なのか?」

「いえいえ、違います。……弟子です! 九条さんの!」

 苦しい言い訳だと自分でも思う。
 しかし、咄嗟に思いついたのがこれしかなかった。
 それに疑いの目を向けられるのも無理もない。

「……お前、名は?」

 偽名を名乗ればいいのだが、いきなりで思いつかない。

(……八条……いや、六条にするべきか……。そもそも和名はおかしいな……)

 悩む俺を見かねて、即座に声を上げたのはカイル。
 その応答速度は不自然には見えぬほど。

「ハカだよ……」

「……墓?」

 王子の使いだと言う2人に何言ってんだコイツ……とでも言いたげな目で見られているカイル。
 しかし、それにはまったく動じていない。

「墓じゃねぇよ。ハカだ。……お前も何か言ってやれよハカ。らしくねぇじゃねぇか」

「あ……ああ……」

 カイルに肩を叩かれ、それに相槌を打つのがやっとだった。

「コイツは村付き冒険者のハカ・イーシンってんだ。九条の弟子で結構強いんだぜ? お前もブッ飛ばされないよう気を付けるんだな」

 得意げな表情でどこか相手をバカにしたような素振りを見せるカイル。
 ビックリするほどの対応力だ。俺の自己紹介も自然にこなし、軽く挑発することで名前の方に意識を向けさせないその手際は見事と言う他ない。
 この時ばかりは、カイルの悪知恵に感謝せねばならないと思ったほど。

「そ……そうです。 気軽にハカと呼んで下さい」

 握手を求める手が握られる事はなく、返ってきたのは舌打ちだけだ。
 当然だが基本プレートは首に掛けておくものだ。ゴールドやプラチナなら尚更、それだけで誰もが一目置くだろう。
 普通は隠すという選択肢はない。だからこそ俺の疑いは晴れた。

「まぁいい。九条の弟子ならわかるだろう。アルバート様からの言伝がある。さっさと九条の元へ案内しろ」

「すみません。師匠は現在ダンジョンに籠っていまして……。言伝なら自分が師匠に伝えておきましょうか?」

「それはならん。機密にも関わることだ。直接が望ましい。……で、九条は何時頃戻って来る?」

「さぁ? 1週間の時もあれば1ヵ月ほど掛かる事もありますので、正確にはちょっと……」

「なんだと!? ならば呼んで来い!」

「それは構いませんが、往復で4日ほどかかりますので、しばらくお待ちいただくことになりますが……」

 中年の騎士から出る盛大な舌打ち。その苛立ちを隠そうともしない。
 王都からこの村までは3日。そこから更に4日も待たされる。苛立って当然だ。
 しかし、スタッグへ戻り許可を得るよりはマシだと考えるはず。

「……仕方ない。では、4日だけ待ってやる」

 その言葉に若干の心の余裕が出来た。ひとまずは時間を稼げる。
 最悪正体をばらして交渉すればいいのだが、村に迷惑を掛けない形で断る自信がない……。

「よろしければギルドの方で宿をお取りしましょうか?」

「いらんわ! こんな村の安宿に泊まるくらいなら自分達のテントの方がマシだ! 村の外にテントを張る。そこで待つ!」

 ソフィアの気遣いに憤慨した男達はそれだけ言うと、馬を引き村を出て行った。


「「はぁ……」」

 男達が見えなくなると、皆が一斉に溜息をつく。

「九条さんの言っていた意味が分かった気がします……」

「他の奴等は何も言わずに帰ってくれてたんだけどなぁ」

 今までとは違い、話の通じない連中相手にうんざりしたのだろう。
 カイルとソフィア、それと警備を任されていた冒険者の表情には、疲労の色が滲み出ていた。

「じゃぁ警備に戻りますね。また何かあれば呼んで下さい。……出来れば勘弁してもらいたいですけどね……ははは」

 苦笑いを浮かべ警備任務へと戻って行く冒険者。
 余計な仕事が増えたと愚痴をこぼさないだけありがたい。

「で? これからどうするんだ九条? 誤魔化したってことは引き抜きには応じる気はないんだろ?」

「もちろんだ。というかアルバートって誰だ?」

「「はぁ!?」」

 カイルもソフィアも驚きを隠せないといった様子。
 カイルに至っては「嘘だろお前」とでもいいたげな目で俺を見る。

「お前、第4王女のことは知ってるクセに、第1王子は知らねーのか!?」

「ああ、第1王子の名前がアルバートって言うのか」

「マジかよ……」

 まあ、その驚きもわからなくもない。俺は一般人とは逆なのだ。
 名前は知っているが顔は知らないというのが殆どだろうが、俺はスケルトンロードに身を移し曝涼式典に乗り込んだ際に拝見している。
 護衛を除いて王に1番近い位置にいた男。
 周りの貴族達より数段豪華な衣装に身を包んでいたし、何より多くの護衛に守られていた。
 恐らく奴がアルバートなのだろう。

「第1王子の引き抜きだからって受けるって事はないよな? な?」

 カイルが急に弱気になったかと思うと、俺の両肩を掴みガクガクと揺らす。
 相手は王族であり第4王女より権力は上だ。
 アルバートが第1王子なのだと知り、俺の決意が揺らいでしまうかもしれないと懸念しているのだろう。

「急になんだ。気持ち悪いから止めてくれ。どんなことがあろうと俺は第1王子の派閥に入ることはない」

 口ではそう言っているものの、本当かどうかは本人にしかわからないのも事実。
 カイルとソフィアは未だ危惧しているといった感じだが、気休めにはなっただろう。
 それよりも、まずは王子の使いだと言う2人をどうするかだ……。
 村興しのアイデアも出さねばならぬと言うのに、余計な面倒を増やされ億劫である。

「とにかく九条。何か協力出来る事があったら言ってくれ! 村の為なら何でもするぜ!」

 カイルの言葉に力強く頷くソフィア。俺はそれを見てニヤリとほくそ笑む。

「よし。じゃぁ早速で悪いが、こういうのはどうだ?」

 そして俺指導の下、村を挙げての悪だくみが幕を開けたのである。
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