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ラックスとニーナとクロト
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黄色い花を採取して一安心した俺たちは、もちろん、せっかく来たのだから他の素材も採取を続けた。その時、面白いものが見つかった。
「あれ、ここにもある」
それは赤い真珠のような宝石。
森のあの湧き水の水たまりにあったやつと同じものだ。
「これは……うーん? あまり見たことのないものですな。魔力を感じるので、魔石の類いだとは思うのですが」
「メルティも知らないの? それは相当珍しいんだな。珍しいならもらっといて損はないね」
ということで、お互い数個ずつ持っておくことにした。
何か特別なものかもしれないしな。
それから他の素材もいくつか探し、一通り周囲を探し終わったところで、俺たちはダンジョンを出て帰ることにした。
「ギルドに行けばこの薬草を薬に煎じることができる人がいると思いますぞ」
というメルティのアドバイスにしたがい、まずはギルドに向かった。
ギルドの立て付けの悪いドアを開いて中に入ると、朝と同じように数人の冒険者がくだをまき、職員が暇そうにあくびをしている。
と、思ったのだが。
「メルティさん! お帰りなさい!」
メルティの姿を見るやいなや、職員が高い声をあげてカウンター裏から出てきた。
「ただいまですぞー。ご心配おかけしましたな」
「いやいや、心配なんてしてませんよ! なんたってシルバー級の冒険者ですもん。この辺りじゃ楽勝でしょう!」
ん、シルバー級?
誰が?
って、メルティしかいないじゃないか!
「メルティってシルバー級冒険者だったの? あの職員が話してた?」
「ふっふっふ、そうですぞ。頑張りまくりぞ?」
どうりで……皆嫌がるあの洞窟に普通に入ったわけだ。
感心している俺のわきで、職員とメルティが話を続ける。
「楽勝というほどじゃなかったですな。なかなか骨のあるモンスターで、危ないところもありましたが」
メルティは俺に顔を向けた。
「クロト殿のおかげで助けられた次第。偶然ダンジョンの前で会ってまさに暁光でしたなあ」
「え? 薬草摘みの相場破壊クロトさんが?」
俺はギルド職員の間で薬草摘みという認識だったらしい。しかも相場破壊って。
たしかに修行中は薬草ばっかり摘んで激安にしてしまったけど。
「そう、クロト殿は相当な魔術師ですなあ。魔術であそこまでのことができるのはそうそうないですぞ」
「……実は相場破壊するだけじゃなくすごい人だったんですね……シルバー級の方に認められるなんて。あ! ちょっと握手してください!」
ギルド職員の人がささっと駆け寄ってきて俺の手を握った。
ついでにくだを巻いていた冒険者たちも便乗して「おう、俺たちのこともよろしくな!」と手を握ってきた。
ダンジョン一緒に行く人募集した時は目をそらしてたのに、調子のいいやつらめ。
「それでそんなクロト殿が、薬が欲しいって言ってるんだよね。この黄色い花を使った薬なんだけど、たしかギルドに煎じることができる人がいたと思うんだけど、やってあげていただけないですかなあ」
メルティがギルド職員にそう言うと、急いで探しますね! クロト様もシルバー級の冒険者みたいなもんですし! と言って裏へと走って行く。
メルティがにっこりと笑いかける。
なるほど、
「ありがとう、メルティ」
「わたくしもあの子達には助かって欲しいですからなあ。クロト殿にも目的を達して欲しいし。ね?」
メルティはそう言って俺の額をいたずらっぽく突っついた。
メルティの口添えのおかげもあって、黄色い花を使った薬の調合はすぐに終わった。
今はギルドの運営をしているギルド長が若い頃には錬金術師として色々薬を調合していたらしい。
そんなわけでできあがった薬を、俺は早速ラックスの家へと持っていった。
もう夜になっているからどうかとも思ったが、薬飲むなんて早けりゃ早いほどいいだろう。
俺は急いでラックスの家に向かい、扉を叩いた。
「ラックス! 持ってきたよ!」
ドアが開き、ラックスが少し眠そうな顔を出す。
「クロトさん? なにを持ってきたの?」
「薬だよ! ラックスが紙を持っていたあの薬草の薬」
「……え……お母さんの病気の薬!?」
「ああ。家に入っても?」
「うん!」
ラックスは俺の手を引いてニーナの元へ急いで連れて行く。
部屋に入るとニーナはなぜか不安げな顔をしていた。
だが俺の顔を見ると、緊張が解けたように顔から険が取れ、体からも力が抜けたようにほっとしている。
「どうしたんですか?」
「どうしたじゃありません……! 気が気じゃなかったんです、クロトさんが危険な薬草を採りに行くというから。でも……無事みたいでよかった」
「お母さん、ずっと窓の外に目を向けてたんだよ。心配してたみたい」
「あー……それは、すいません、かえって負担かけちゃったみたいで。……でもその代わりといっちゃなんですけど、持ってきました」
俺は瓶に入った黄色い薬液をとりだし、手渡した。
ニーナの顔が驚きに満ちていく。
「これは……この色、まさか!」
「ええ、あのリベトフラワーから作った薬です。ダンジョンに生えてたのをなんとか採ってくることができました」
「まさか、本当に……危険なモンスターがいたんじゃないんですか!?」
「いたけれど、俺の他にもダンジョンで素材を採ろうとしてる人が偶然いたんで、その人と協力してなんとかできました。運も良かったですねー、あはは。……さ、飲んでください。ラックス君も、待ってますよ」
ニーナはラックスの顔を見る。
ラックスは期待に目を輝かせている。
小さく頷き、ニーナは瓶の蓋をあけ、中身を飲み干した。
「ごく……やっぱり薬は苦いですね」
「どうどう? お母さん、良くなった?」
ラックスが待ちきれないように聞く。
「調合した人から聞いた話だと、リベトフラワーが特効薬になってる病気は、東の山岳地帯で始めて見つかった熱病らしいです。厳しい発作はその薬を飲んだらすぐに収まるって言ってた、その後慢性的な症状に関しては、一週間~二週間ほどで完治すると言ってたよ」
「お母さん、治るんだね!?」
俺はラックスの頭をぽんぽんと叩いて肯定する。
「ああ、もうすぐな」
「やったあーーー!」
ラックスは喜びを全身で爆発させている。
おとなしい子だと思っていたけど、色々我慢して頑張ってたんだな。
と、その傍らでニーナは胸に手を当て、驚いた顔をしていた。
「すぐ……って言ってましたけど、本当にすぐですね。胸がふっと楽になりました」
「へー、本当に発作に関しては早いんですね、まずは今楽になってよかった。発作がすぐに治るってところが話通りに効いたなら、二週間以内に全部の症状が治るっての話もきっと本当にその通り効きますよ」
実際薬が有効なところを見られて、俺も一安心だ。
ちょっとドキドキしてたからな、本当に大丈夫かどうか。
と、思っていると、ニーナが深々と頭を下げていた。
「ありがとうございます。本当に……本当に……危険なことをしてまで、こんなことをしていただいて……なんとお礼をしたら」
「そんな、良いんですよ。俺は……魔術の修行にもなったし。お礼は、ラックスに言ってやってください。ラックスがあの紙を大事に持ってなかったら、一生懸命にやってなかったら、俺が薬草を採ってくることもなかったんだから。ニーナさんを助けたのは、ラックス君と……あの薬草のことを調べたお父さんです」
「ラックス……あなた……」
ニーナはラックスに手を伸ばし抱きしめると、声にならない嗚咽を漏らした。
抱かれているラックスは、俺の前で照れくさそうだが嬉しそうにしている。
良かったな、本当。
「じゃ、俺は帰りますね。長居したら夜なのに眠れないですしね。今日はゆっくり休んでください。それじゃ!」
俺は二人の家を出た。
夜の空気も気持ちよく感じる。
「自分が生き延びるために頑張るのもいいけど、他の人が生き延びるために頑張るのも悪くないな」
そしていつもの宿に帰っていった。
やり遂げた充実感を胸に抱いて。
「あれ、ここにもある」
それは赤い真珠のような宝石。
森のあの湧き水の水たまりにあったやつと同じものだ。
「これは……うーん? あまり見たことのないものですな。魔力を感じるので、魔石の類いだとは思うのですが」
「メルティも知らないの? それは相当珍しいんだな。珍しいならもらっといて損はないね」
ということで、お互い数個ずつ持っておくことにした。
何か特別なものかもしれないしな。
それから他の素材もいくつか探し、一通り周囲を探し終わったところで、俺たちはダンジョンを出て帰ることにした。
「ギルドに行けばこの薬草を薬に煎じることができる人がいると思いますぞ」
というメルティのアドバイスにしたがい、まずはギルドに向かった。
ギルドの立て付けの悪いドアを開いて中に入ると、朝と同じように数人の冒険者がくだをまき、職員が暇そうにあくびをしている。
と、思ったのだが。
「メルティさん! お帰りなさい!」
メルティの姿を見るやいなや、職員が高い声をあげてカウンター裏から出てきた。
「ただいまですぞー。ご心配おかけしましたな」
「いやいや、心配なんてしてませんよ! なんたってシルバー級の冒険者ですもん。この辺りじゃ楽勝でしょう!」
ん、シルバー級?
誰が?
って、メルティしかいないじゃないか!
「メルティってシルバー級冒険者だったの? あの職員が話してた?」
「ふっふっふ、そうですぞ。頑張りまくりぞ?」
どうりで……皆嫌がるあの洞窟に普通に入ったわけだ。
感心している俺のわきで、職員とメルティが話を続ける。
「楽勝というほどじゃなかったですな。なかなか骨のあるモンスターで、危ないところもありましたが」
メルティは俺に顔を向けた。
「クロト殿のおかげで助けられた次第。偶然ダンジョンの前で会ってまさに暁光でしたなあ」
「え? 薬草摘みの相場破壊クロトさんが?」
俺はギルド職員の間で薬草摘みという認識だったらしい。しかも相場破壊って。
たしかに修行中は薬草ばっかり摘んで激安にしてしまったけど。
「そう、クロト殿は相当な魔術師ですなあ。魔術であそこまでのことができるのはそうそうないですぞ」
「……実は相場破壊するだけじゃなくすごい人だったんですね……シルバー級の方に認められるなんて。あ! ちょっと握手してください!」
ギルド職員の人がささっと駆け寄ってきて俺の手を握った。
ついでにくだを巻いていた冒険者たちも便乗して「おう、俺たちのこともよろしくな!」と手を握ってきた。
ダンジョン一緒に行く人募集した時は目をそらしてたのに、調子のいいやつらめ。
「それでそんなクロト殿が、薬が欲しいって言ってるんだよね。この黄色い花を使った薬なんだけど、たしかギルドに煎じることができる人がいたと思うんだけど、やってあげていただけないですかなあ」
メルティがギルド職員にそう言うと、急いで探しますね! クロト様もシルバー級の冒険者みたいなもんですし! と言って裏へと走って行く。
メルティがにっこりと笑いかける。
なるほど、
「ありがとう、メルティ」
「わたくしもあの子達には助かって欲しいですからなあ。クロト殿にも目的を達して欲しいし。ね?」
メルティはそう言って俺の額をいたずらっぽく突っついた。
メルティの口添えのおかげもあって、黄色い花を使った薬の調合はすぐに終わった。
今はギルドの運営をしているギルド長が若い頃には錬金術師として色々薬を調合していたらしい。
そんなわけでできあがった薬を、俺は早速ラックスの家へと持っていった。
もう夜になっているからどうかとも思ったが、薬飲むなんて早けりゃ早いほどいいだろう。
俺は急いでラックスの家に向かい、扉を叩いた。
「ラックス! 持ってきたよ!」
ドアが開き、ラックスが少し眠そうな顔を出す。
「クロトさん? なにを持ってきたの?」
「薬だよ! ラックスが紙を持っていたあの薬草の薬」
「……え……お母さんの病気の薬!?」
「ああ。家に入っても?」
「うん!」
ラックスは俺の手を引いてニーナの元へ急いで連れて行く。
部屋に入るとニーナはなぜか不安げな顔をしていた。
だが俺の顔を見ると、緊張が解けたように顔から険が取れ、体からも力が抜けたようにほっとしている。
「どうしたんですか?」
「どうしたじゃありません……! 気が気じゃなかったんです、クロトさんが危険な薬草を採りに行くというから。でも……無事みたいでよかった」
「お母さん、ずっと窓の外に目を向けてたんだよ。心配してたみたい」
「あー……それは、すいません、かえって負担かけちゃったみたいで。……でもその代わりといっちゃなんですけど、持ってきました」
俺は瓶に入った黄色い薬液をとりだし、手渡した。
ニーナの顔が驚きに満ちていく。
「これは……この色、まさか!」
「ええ、あのリベトフラワーから作った薬です。ダンジョンに生えてたのをなんとか採ってくることができました」
「まさか、本当に……危険なモンスターがいたんじゃないんですか!?」
「いたけれど、俺の他にもダンジョンで素材を採ろうとしてる人が偶然いたんで、その人と協力してなんとかできました。運も良かったですねー、あはは。……さ、飲んでください。ラックス君も、待ってますよ」
ニーナはラックスの顔を見る。
ラックスは期待に目を輝かせている。
小さく頷き、ニーナは瓶の蓋をあけ、中身を飲み干した。
「ごく……やっぱり薬は苦いですね」
「どうどう? お母さん、良くなった?」
ラックスが待ちきれないように聞く。
「調合した人から聞いた話だと、リベトフラワーが特効薬になってる病気は、東の山岳地帯で始めて見つかった熱病らしいです。厳しい発作はその薬を飲んだらすぐに収まるって言ってた、その後慢性的な症状に関しては、一週間~二週間ほどで完治すると言ってたよ」
「お母さん、治るんだね!?」
俺はラックスの頭をぽんぽんと叩いて肯定する。
「ああ、もうすぐな」
「やったあーーー!」
ラックスは喜びを全身で爆発させている。
おとなしい子だと思っていたけど、色々我慢して頑張ってたんだな。
と、その傍らでニーナは胸に手を当て、驚いた顔をしていた。
「すぐ……って言ってましたけど、本当にすぐですね。胸がふっと楽になりました」
「へー、本当に発作に関しては早いんですね、まずは今楽になってよかった。発作がすぐに治るってところが話通りに効いたなら、二週間以内に全部の症状が治るっての話もきっと本当にその通り効きますよ」
実際薬が有効なところを見られて、俺も一安心だ。
ちょっとドキドキしてたからな、本当に大丈夫かどうか。
と、思っていると、ニーナが深々と頭を下げていた。
「ありがとうございます。本当に……本当に……危険なことをしてまで、こんなことをしていただいて……なんとお礼をしたら」
「そんな、良いんですよ。俺は……魔術の修行にもなったし。お礼は、ラックスに言ってやってください。ラックスがあの紙を大事に持ってなかったら、一生懸命にやってなかったら、俺が薬草を採ってくることもなかったんだから。ニーナさんを助けたのは、ラックス君と……あの薬草のことを調べたお父さんです」
「ラックス……あなた……」
ニーナはラックスに手を伸ばし抱きしめると、声にならない嗚咽を漏らした。
抱かれているラックスは、俺の前で照れくさそうだが嬉しそうにしている。
良かったな、本当。
「じゃ、俺は帰りますね。長居したら夜なのに眠れないですしね。今日はゆっくり休んでください。それじゃ!」
俺は二人の家を出た。
夜の空気も気持ちよく感じる。
「自分が生き延びるために頑張るのもいいけど、他の人が生き延びるために頑張るのも悪くないな」
そしていつもの宿に帰っていった。
やり遂げた充実感を胸に抱いて。
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