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・創作裏話その11(2023.03~04)
しおりを挟む◇◆彼女は父の後妻、(2023.03.10~2023.04.27)(全四十五話。185,373文字)
(178,236文字)←なろう(あとがきとか内緒の独り言がカウントされない分、少ない)
定番で王道の恋愛モノを目指した。
恋愛の王道といえばなんだろうという連想の果てにいたのが『源氏物語』だった。これにはいろんなパターンの恋愛がある。
その中でも今回イメージ引用したのが藤壺の宮さまへの光る君の淡い初恋話。
当初、設定したのは以下五点。
1)年上のおねーさまに憧れる少年をモチーフにしよう。
→女性側が年上というのは、私的には珍しかったため。
2)ヒロインは酷い目にあってボロボロ。そんなときに主人公が慰め、癒す。
→定番じゃん?
3)ヒロインは攫われる。それを主人公が助けてラブラブになる。
→超定番じゃん? 吊り橋効果じゃん?
4)番(つがい)モノ
→溺愛の理由として強いよね!
→番の最上位種、竜の設定をネリネリするハメに。
5)ヒロインはツンデレのしっかり者。
→好き。気の強いレディが泣くからこそ、慰めたくなるんだもん!
入れたかった王道エピソード
①おねショタの定番
②カッコいい名乗り
③歯の浮くようなセリフの数々
今作は、当初構想したものが成功したのだろうか……(困惑)
構想を練る段階と、実際書き始めてからの乖離はよくある話。(だよね?w)
書いていくうちに、どんどん構想が膨らんで「短編」の枠を超えた。
(私的に「短編」と呼んでいいのは十万文字まで。それ以上は「長編」だと思っている)
内容もどんどん膨らんだ。これはタイトル詐欺になってまうと戦慄。
よし、第一部と第二部に分けようと決意。
途中、一週間ほどお休みを戴いたケド、なんとか完走!
一話が五千文字オーバーするようなの、読みにくいよね、ごめんね……と思いつつ書いてた。
検証してみよう。
入れたかった王道エピソード①はできた! おねショタにはないとアカンやつ。お姉さまの豊かなお胸に挟まれるショタ。(13話参照)
②もできた!
カッコイイ自己紹介というのを劇団ひとり氏が以前言ってたのよ。「お名前は?」と聞かれて「ボンド。ジェームズ・ボンド」って繰り返して答えるのがカッコイイって。(18話参照)
③もできた! 口から砂糖がマーライオン。
ルゥが基本、本ばかり読んでいる素直な性格で、かつ男所帯で育ったせいで恥の概念が希薄な子だからこそ、できたことかも。
「わたし、重いでしょ?」「いいえ。あなたは羽のように軽い」(18話、41話参照)というのはバカッポーの定番やりとり。
「俺の胸で泣け」(42話参照)も定番かと。
コンプリート! 凄い、私やればできる子ね!
ポケモンの技名を勝手に使わせたり、やりたい放題した感もなきにしもあらず。
大筋のプロット3)が未消化エピソードになってしまった。
本当はおバカちゃんに攫われるはずだったのに、クエレブレの脳筋騎士たちが鉄壁過ぎて(笑)、攫う隙も暇も微塵もありゃしねぇ(苦笑)姿を垣間見ることすら不可能で、我ながら愕然とした……。
初期、大活躍するのはパッパだし、追いすがってきた王子を脅したのもパッパだし、ルゥを助けるのもパッパだし……あれ? 主人公はだれ?(笑)
失恋したと早合点してパニック起こして家出するのはルゥの方だし、恋を自覚して前向きに対処しようと(でもせっかち)するのは令嬢の方だし……あれ? もしかして男女逆転してる?(笑)
そのくせ、最初に好きだと告げるのは令嬢からにしようと思ってたのに、書いたらルゥが先に言ってるし。……あれれ? どうしてこうなった?
精霊たちが書いてて楽しかった。
フォルトゥーナという名前は運命の女神フォルトゥナから。
作中、ラミレスとかカブレラとか名前が飛び交って、わたしが野球好きだと知っている人はニヨニヨしていたかも。普通にスペイン語圏内で存在する名前なのでね! なんらかの意図はありません。
二部、早めに書きたいなぁ。
【追記】(2023.06.20)←(笑)
実は、この話をアップし終えた日(4/27)で、アルファポリスに投稿してからまる二年が経過していました!
(≧▽≦)
これ以降のわたくしは三年目のあとさん♪です。
今後もよろしくお願い申し上げます。
<(_ _)>
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