あとさん♪の徒然なるままに備忘録

あとさん♪

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・創作裏話その1(2021.04~2021.06)

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『まさか、こんな事になるとは思ってもいなかった』という題名は、登場人物のだれもが思ったから。
 突拍子もない事件が起こって。それに遭遇した人々があとから思うことを題名で。つまり出オチ(笑)
 そうしようと先に決めたはいいけれど、なかなか筆が進まないなか、

 テンプレの婚約破棄モノ、えぇなぁ

 という思いつきから出来上がったのが
 
◇◆『Pretender』(2021.04.28 up)

 脳内で同じ曲がぐるんぐるんすることってあるよね、という話。制作当時、みごとにそれがぐるんぐるんしてた。
 ネーミングに困り果てたお話でもある。
(2024.04から非公開)

『まさか(略)』を相変わらずうだうだと持て余しつつ、また気晴らし短編が下りてくる。



◇◆『とある婚約破棄騒動の顛末』(2021.05.13 up)

 寝言は寝て言え、な話。クールビューティ悪役令嬢はもとから好き。悪役というよりしっかり者で知らん奴には冷酷ってだけ。
 出だしで王子が「○○! 君との婚約は破棄する!」というテンプレ中のテンプレを書いて、「こいつ、バカちゃう?」と我ながら疑問に思った(笑)
 こんなこと言い出すやつを次期国王になんてしちゃだめなんだぜ! バカ王子、その名も『アンヘル・M・トゥーレイツ』「もう遅い」って意味なんだぜ!(『アンヘル』はスペイン語読みで『天使』の意味。自分のことしか考えない世間知らずな天使ちゃんをイメージ)
(クールビューティ悪役令嬢の名前もwwまんま、ソレ)
 横恋慕ヒロインの名前にデイジー(野に咲く可憐な花をイメージ)と付けたら、名字に『ダック』がすんなり降りて来たので、それで公開して後悔(笑)
 うっかり忘れていたけどアレじゃん!(苦笑)
 なろうではちゃんと改名させたww デ○ズニー怖いよっ!

 これ以来、拙作キャラの『名前』には裏読みできる意味を与えようと思いつく。



◇◆『相互理解は難しい~とある幼い初恋の始まり方は周りを巻き込んで大騒ぎ~』(2021.05.15~2021.05.28)(全11話42,561文字)

 初めての連載モノ。最終話を書く前に公開して後悔(笑) 
 転生ヒロインが『物語の中に転生していたらどうしよう!』と怯えつつ、ヒーローである王子と出会い恋に落ちる話。同時進行で王子視点も展開。……これがめんどくさかった(笑)

 王子視点の副題を英語にすると決めたから、余計にめんどくさかった(苦笑)
 もともとの発想の発端は、息子が『可愛い』と形容されることに難色を示した……という過去の記憶から。年頃の男の子って、デリケートだよね(笑)

 この時、ヒロイン・サラ嬢とその世界観をわりとしっかり決めたお陰(?)でその後に別のお話ができることとなる。怪我の功名?(違う)



 そしてそして。
 あとさん♪が作ったものの中で、もしかしたらこれであとさん♪を知ったという人が多いかもしれないお話。


◇◆『まさか、こんな事になるとは思ってもいなかった』(2021.06.03~2021.06.07(初回完結時)~2021.06.19番外編等完結時)
 本編24話。
 番外編『フォーサイス侯爵の走馬灯』(全五話)
 『ジョンという人』(全一話)
 『乙女ゲーム“この恋をアナタと”の真実』(全二話)
 外伝『真か偽か~ロベスピエール回顧録に関する一考察』

 番外編と外伝は、お寄せいただいた感想のお陰で生まれたもの。本当に有難い。
 下記するけど、ほんとうにエピソードをばっさりカットしたので、フォーサイス侯爵のその後とかジョンのその後なんて、日の目を見ることになるとは思わなかった!

 ありがたいことに、Hotランク一位にもなったりした。
 その後、小説家になろうにも投稿し、日間恋愛異世界転生/転移ランキングで一位(2021.08.14)を頂きました。

 作者自身が『まさか、こんなことになるとは思ってもいなかった』という思いになったお話。
 その節は、ご高覧ありがとうございました<(_ _)>

 しかし。
 なろうに掲載し、その時の感想で「ジャンル違い」を指摘され戸惑った。自分としては恋愛ジャンルだったけれど恋愛要素が薄いという指摘だ。

 確かに。
 この話、転生女性グレース・フェリシア視点で彼女の一人称にしていた(名残りがプロローグとエピローグ)時、遅々として進まなかった。

 だって彼女の一生を追うことになったら長いんだもん。(実も蓋もない)

 物語として彼女の生き様の一番ドラマチックなところって18歳まで。周辺諸国を巡って自分の欲しいものを追い求めていただけなのに、いつの間にか国の重要人物になっていた。が、ある日、足をすくわれてしまう。その後は歴史の表舞台から退場してしまうので、一番書きたかった「ざまあ返しシーン」にグレースは居合わせないのだ。

 ううむ、どうしたらいいのかと思い悩む。

 彼女視点にしていると、遠いところでマックスが革命やら政治改革やらしてるけど、グレース自身はスローライフなのである。人目を避けた隠遁生活なのである。ヒキニート状態なのである。偶にマックスや辺境伯が相談に来るだけ。一応、マックスと恋愛関係になるけど大人な関係で通い夫状態。こんなんウケる?(笑)。その次に彼女が日の目を浴びるのはずっと隠し続けた自分の身分を若い子に明かす処。
 実に革命から70年後になる。

 長過ぎて、書く前に萎えたという体たらく。(だめじゃん)

 でもせっかく脳内展開した世界観、どうにか物語にならんものかと苦肉の策で彼女を主人公に据えることを諦め、三人称で進む話にした。一番書きたかった「ざまあ返しシーン」に焦点を当てた。
 お陰で本来の主人公だったグレースが、うつくしい姿で登場したのはプロローグのときだけとなった!

 ……という経緯があったので、自分でも気がついていなかったけど恋愛モノのはずが恋愛していないという矛盾にハマっていた。やっちまった。

 ここで「書かなければ読者には伝わらない」という至極当たり前なことを認識。漫画なら、絵として描いてあれば些細なことでも判るけれど、文字だとね。書かれていないことは「無い」ことだもんね。

 日々、これ勉強なのである。

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