彼女は父の後妻、

第一王子が物語のように婚約破棄を叫ぶだなんて、だれが想像したであろう。
その「婚約破棄騒動」は「彼女」を壊してしまった。

出会ったときの「彼女」の長い髪が印象的で、ぼくの胸は高鳴った。

「彼女」は王都でとても辛い思いをしたのだとか。
婚約者に裏切られ。
幼馴染みに傷つけられ。
父親に捨てられたと。

ぼくは、「彼女」に笑って欲しかった。


※28話の題名を変更しました(2023.04.13)

※設定はゆるんゆるん。
※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください。
※どこかで見たような名称があっても、恐らくあなたの知るそれとは違うものです。
※いろいろと心の広い人向き
※この作品は小説家になろうにも掲載しています。

※話末にちょいちょい「作者の内緒のひとりごと」があります。
 雰囲気を乱しています、ごめんなさい。
24h.ポイント 7pt
751
小説 36,718 位 / 192,092件 恋愛 16,673 位 / 57,197件

あなたにおすすめの小説

婚約破棄してくださいませ、王子様

若目
恋愛
「婚約破棄してくださいませ」 某国の王子アルフレッドは、婚約者の令嬢アレキサンドリアから、突然こんなことを言われた なぜそんなことを言われるかわからないアルフレッドに、アレキサンドリアはあることを告げる

悪役令嬢、隠しキャラとこっそり婚約する

下菊みこと
恋愛
悪役令嬢が隠しキャラに愛されるだけ。 ドゥニーズは違和感を感じていた。やがてその違和感から前世の記憶を取り戻す。思い出してからはフリーダムに生きるようになったドゥニーズ。彼女はその後、ある男の子と婚約をして…。 小説家になろう様でも投稿しています。

第一王子様は婚約者を捨ててまで幼馴染の事を愛したかったようです

新野乃花(大舟)
恋愛
貴族令嬢であるエリッサとの婚約関係をすでに結んでいたガラル第一王子。しかしそんな彼の心を誘惑したのは、隣国の王族令嬢であるレベッカだった。二人の関係は幼馴染であり、互いにその点に運命を感じる中でその距離は次第に近くなっていき、ついにガラルはエリッサとの関係を捨ててレベッカとの婚約を選ぶ決断を下した。半ば駆け落ちのような形で結ばれることとなった二人だったものの、その後すぐにガラルはレベッカの本性を知り、エリッサとの関係を切り捨てたことを後悔することになり…。

婚約破棄してたった今処刑した悪役令嬢が前世の幼馴染兼恋人だと気づいてしまった。

風和ふわ
恋愛
タイトル通り。連載の気分転換に執筆しました。 ※なろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ、pixivに投稿しています。

真実の愛を証明しましょう。時と場合と人によるけど

あとさん♪
恋愛
「エステル。僕たちふたりの真実の愛のために」  優しい顔をしたアラン王子はそう言ってエステルの手をとった。 『婚約破棄して、きみを新たな婚約者にしよう』 王子がそう言うと思っていたエステル。だが実際の王子が言ったのは 「王子の身分は捨てる。一緒に冒険者になろう」であった。 ※設定はゆるんゆるん ※作者独自のなんちゃってご都合主義異世界だとご了承ください。 ※この作品は小説家になろうにも掲載しています。

【完結】記憶喪失になってから、あなたの本当の気持ちを知りました

Rohdea
恋愛
誰かが、自分を呼ぶ声で目が覚めた。 必死に“私”を呼んでいたのは見知らぬ男性だった。 ──目を覚まして気付く。 私は誰なの? ここはどこ。 あなたは誰? “私”は馬車に轢かれそうになり頭を打って気絶し、起きたら記憶喪失になっていた。 こうして私……リリアはこれまでの記憶を失くしてしまった。 だけど、なぜか目覚めた時に傍らで私を必死に呼んでいた男性──ロベルトが私の元に毎日のようにやって来る。 彼はただの幼馴染らしいのに、なんで!? そんな彼に私はどんどん惹かれていくのだけど……

いつかの空を見る日まで

たつみ
恋愛
皇命により皇太子の婚約者となったカサンドラ。皇太子は彼女に無関心だったが、彼女も皇太子には無関心。婚姻する気なんてさらさらなく、逃げることだけ考えている。忠実な従僕と逃げる準備を進めていたのだが、不用意にも、皇太子の彼女に対する好感度を上げてしまい、執着されるはめに。複雑な事情がある彼女に、逃亡中止は有り得ない。生きるも死ぬもどうでもいいが、皇宮にだけはいたくないと、従僕と2人、ついに逃亡を決行するのだが。 ------------ 復讐、逆転ものではありませんので、それをご期待のかたはご注意ください。 悲しい内容が苦手というかたは、特にご注意ください。 中世・近世の欧風な雰囲気ですが、それっぽいだけです。 どんな展開でも、どんと来いなかた向けかもしれません。 (うわあ…ぇう~…がはっ…ぇえぇ~…となるところもあります) 他サイトでも掲載しています。

慈悲深い天使のテーゼ~侯爵令嬢は我が道を征くつもりだ

あとさん♪
恋愛
王太子の婚約者候補に名を連ねながら、政権争いに敗れ、正式任命されなかった侯爵令嬢パトリシア。 彼女には辺境伯家との縁組が命じられた。辺境伯は毛むくじゃらの天をつくような大男で、粗野で野蛮人だと王都では噂されている。さらに独立して敵国に寝返るかもしれないと噂される辺境伯家に嫁いだら、いったいどうなるの? いいえ、今まで被り慣れた巨大な猫を、この際、盛大に開放させましょう。 わたくしは過去の自分を捨て、本来のわたくしに戻り、思うまま生きてやります! 設定はゆるんゆるん。なんちゃって異世界。 令嬢視点と辺境伯視点の2話構成。 『小話』は、2人のその後。主に新婚さんの甘々な日常。 小説家になろうにも掲載しております。