弱気な魔導師は裏切られどん底に落とされる

春だわ

文字の大きさ
上 下
4 / 14

4

しおりを挟む

「そうだな、こいつらを死刑にしよう!」

今日何回僕はこいつに呆れたんだろうか…

「やった!カミア、今ここでこいつらを殺して、お願い!そうじゃないと僕の気がすまない!!」
周りにいた騎士は悠菜とカミアの会話に呆然としていた

「何をボサっとしている!さっさとこいつらをとっ捕まえないか!!」
騎士達は焦っていた、この国では人を殺すことが出来ない…だが王子に逆らえば自分たちが魔の森に連れて行かれるかもしれない
その隙にグリフォンさんが……グリフォンさんって名前長いな、グリさんでいいや
グリさんが僕を背中に乗せて空に急上昇した
(すげえ…飛んでる…)

『主よ、荷物はまとめてあるか?』
「すぐにでも出れるようにまとめてあるよ」
『なら荷物を持ってこの国から出るぞ』

うわあ、グリさんったら頭良い…逃亡って選択肢が僕には思いつかなかったよ

「分かった」
僕はそう答えて部屋に戻り荷物を持ってすぐさま国を出た


(これからどうしよっかな…冒険者にでもなろうか…)
あいにく僕は冒険者カードを持っていない
(ギルドに行ってカード作ってもらうか、そうと決まれば口調と顔変えないと…口調はどうにかなるとして顔は…
 この長い髪切ればいいや)
長い間髪を切っていなかったから顔が隠れていたし大抵の人には僕が誰だかわからないだろう

「一人称は俺に変えて、ちょっとクールな感じの喋り方にするか」
『主よどうした?』

「グリさん、俺がいた国から1番遠い国に行きたいんだけど…お願いできるかな?」

『それだと結構な日数がかかるぞ』
「それでもいいよ」

『承知した』

(今更だけどもう6年ぐらい自分のステータス見てなかったな)

「ステータスオープン」

ーーーーーーーーーーーーーー

  ミキア
性: 男
歳:23
HP:1965893/2000000
MP:59657839/60000000
属性:炎、水、風、土、氷

称号:無し

ーーーーーーーーーーーーーー


……………ちょっとまて???
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?

名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。 そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________ ※ ・非王道気味 ・固定カプ予定は無い ・悲しい過去🐜 ・話の流れが遅い ・作者が話の進行悩み過ぎてる

君には絶対にわからない

雨衣
BL
とある王道?学園のお話 (見切り発車&亀スピード更新)

過食症の僕なんかが異世界に行ったって……

おがとま
BL
過食症の受け「春」は自身の醜さに苦しんでいた。そこに強い光が差し込み異世界に…?! ではなく、神様の私欲の巻き添えをくらい、雑に異世界に飛ばされてしまった。まあそこでなんやかんやあって攻め「ギル」に出会う。ギルは街1番の鍛冶屋、真面目で筋肉ムキムキ。 凸凹な2人がお互いを意識し、尊敬し、愛し合う物語。

『これで最後だから』と、抱きしめた腕の中で泣いていた

和泉奏
BL
「…俺も、愛しています」と返した従者の表情は、泣きそうなのに綺麗で。 皇太子×従者

神子の余分

朝山みどり
BL
ずっと自分をいじめていた男と一緒に異世界に召喚されたオオヤナギは、なんとか逃げ出した。 おまけながらも、それなりのチートがあるようで、冒険者として暮らしていく。

秘花~王太子の秘密と宿命の皇女~

めぐみ
BL
☆俺はお前を何度も抱き、俺なしではいられぬ淫らな身体にする。宿命という名の数奇な運命に翻弄される王子達☆ ―俺はそなたを玩具だと思ったことはなかった。ただ、そなたの身体は俺のものだ。俺はそなたを何度でも抱き、俺なしではいられないような淫らな身体にする。抱き潰すくらいに抱けば、そなたもあの宦官のことなど思い出しもしなくなる。― モンゴル大帝国の皇帝を祖父に持ちモンゴル帝国直系の皇女を生母として生まれた彼は、生まれながらの高麗の王太子だった。 だが、そんな王太子の運命を激変させる出来事が起こった。 そう、あの「秘密」が表に出るまでは。

例え何度戻ろうとも僕は悪役だ…

東間
BL
ゲームの世界に転生した留木原 夜は悪役の役目を全うした…愛した者の手によって殺害される事で…… だが、次目が覚めて鏡を見るとそこには悪役の幼い姿が…?! ゲームの世界で再び悪役を演じる夜は最後に何を手に? 攻略者したいNO1の悪魔系王子と無自覚天使系悪役公爵のすれ違い小説!

使命を全うするために俺は死にます。

あぎ
BL
とあることで目覚めた主人公、「マリア」は悪役というスペックの人間だったことを思い出せ。そして悲しい過去を持っていた。 とあることで家族が殺され、とあることで婚約破棄をされ、その婚約破棄を言い出した男に殺された。 だが、この男が大好きだったこともしかり、その横にいた女も好きだった なら、昔からの使命である、彼らを幸せにするという使命を全うする。 それが、みなに忘れられても_

処理中です...