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新バディ
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十二支とは、逸話で有名な12匹の干支。だが、
12匹に入れなかった逸れ者がいた。
この話は、松田 渉と神谷 元が解決させた
“十二支のイタズラ” から20年以上が経った頃
の物語。
この街では、過去に干支と呼ばれていた犯罪者
12人が暴れていた。ある刑事2人によって
解決されたが、事件が起きるのは日常茶飯事で
この日も街では事件が起きていた。銀行で
黒帽子を被って上下黒服でマスクをして銃を
持った男が怒鳴っていた。
「金を出せ!!」
銀行員たちは
「やめてください!」「警察呼びますよ!」
止めようと呼びかけていた。男は
「黙れぇーー!」
怒声で叫び、銃を天井に撃った。客や銀行員たちが
悲鳴をあげると
「そんなの撃って黙る訳ねぇだろ」
舐めた口調の声が聞こえた。銀行員や客は声の
方向を見て男は背後を振り返った。
そこには金髪の男性が立っていて、男が
「誰だ!、お前!」
強い口調で聞くと男性は
「別に誰だって良いだろ。それより、あんた
もうお終いだよ」
そう伝えた。男は
「何を言ってる」
疑問を聞くと男性は話し出した。
「ここの銀行員の人数は18人。今日は火曜日で
平日だからおそらく全員出勤してる。その人数いて
誰も通報してない訳が無い。裏で休憩してる人が
1人でもいれば、誰かしらに連絡してるはずだ。
そして、この銀行は党情警察署からは距離が
あるけど担当区域だから近くを走ってる警察車両は
最低でも3台はいるはずだ。
よって、あんたはお終いって事」
男性が自分なりの推理を話し終えると男は
「だ、黙れ!、ガキがーー!!」
怒声で叫んで銃口を男性に向けた。すると銃を
持っていた手に銃弾が当たり、銃が手から
離れてしまった。男は
「イッっ!」
痛みの声を漏らして
「何だ今の」
そう言い、銀行の入口を見ると警察が銃を構えて
立っていた。男は
「警察!?」
驚くと男性が瞬時に動いて柔道技をして動きを
止めた。そして警察たちが入ってきて
「確保!」
そう言って男を捕まえた。男はパトカーに乗って
金髪の男性はパトカーを見つめていると
「ちょっと君!」
女性の怒鳴り声が聞こえて声の方向を見ると
黒髪ポニーテールの女性刑事が近づいてきていた。
男性は
「俺っすか?」
舐めた口調で聞くと女性刑事は
「危ないでしょ!、どうして犯人を挑発したの!、
私たちが駆けつけるのが遅かったら、
君死んでたのよ!」
説教した。男性は
「あの方法が1番手っ取り早かった。犯人は1人
だったし、手慣れてる訳でもなくて体格から見て
格闘系ではないと思った。それに焦ってる人には
視点を一点に集中させるのが最適で警察が
来るまでの時間稼ぎと来てからの囮役ですよ」
自分なりの推理を話して女性刑事は
(そんなに考えてたの!、随分知能が高い)
そう思い、
「でも、君がいなかったら逮捕は出来なかったわ。
ありがとう」
お礼を言うと男性は
「いえいえ。大した事はしてないし、これからは
もっと活躍するので、こき使ってくださいね」
そう言った。女性刑事は
「え?、どうゆう事?」
疑問を聞くと男性の声が聞こえた。
「おい松田!、そこの彼、明日から入る新人
じゃないか」
女性刑事はパトカーの方を振り向いて
「西条さん!、それ本当ですか!?」
驚いた表情で聞くと短髪の男性刑事が
近づいてきて
「ああ。写真通りの顔だな。松田、お前
見なかったのか?」
そう聞き、女性刑事は
「そういえば、まだ見てませんでした」
思い出して言うと男性は
「あのー、松田ってもしかして、
松田 莉緒(まつだりお)さんですか?」
質問して女性刑事は
「ええ。そうよ」
そう言うと男性は
「これからお世話になります。
神谷 新(かみやあらた)です!」
自己紹介した。すると男性刑事が
「松田、新バディの面倒しっかり見とけよ」
そう言うと莉緒は
「え!?、私のバディなんですか!?」
驚いた表情と口調で聞き、男性刑事は
「ああ。だから頼むぞ」
そう伝えてパトカーに乗り込んだ。莉緒は
(私のバディって.....嘘でしょー)
困惑した。
12匹に入れなかった逸れ者がいた。
この話は、松田 渉と神谷 元が解決させた
“十二支のイタズラ” から20年以上が経った頃
の物語。
この街では、過去に干支と呼ばれていた犯罪者
12人が暴れていた。ある刑事2人によって
解決されたが、事件が起きるのは日常茶飯事で
この日も街では事件が起きていた。銀行で
黒帽子を被って上下黒服でマスクをして銃を
持った男が怒鳴っていた。
「金を出せ!!」
銀行員たちは
「やめてください!」「警察呼びますよ!」
止めようと呼びかけていた。男は
「黙れぇーー!」
怒声で叫び、銃を天井に撃った。客や銀行員たちが
悲鳴をあげると
「そんなの撃って黙る訳ねぇだろ」
舐めた口調の声が聞こえた。銀行員や客は声の
方向を見て男は背後を振り返った。
そこには金髪の男性が立っていて、男が
「誰だ!、お前!」
強い口調で聞くと男性は
「別に誰だって良いだろ。それより、あんた
もうお終いだよ」
そう伝えた。男は
「何を言ってる」
疑問を聞くと男性は話し出した。
「ここの銀行員の人数は18人。今日は火曜日で
平日だからおそらく全員出勤してる。その人数いて
誰も通報してない訳が無い。裏で休憩してる人が
1人でもいれば、誰かしらに連絡してるはずだ。
そして、この銀行は党情警察署からは距離が
あるけど担当区域だから近くを走ってる警察車両は
最低でも3台はいるはずだ。
よって、あんたはお終いって事」
男性が自分なりの推理を話し終えると男は
「だ、黙れ!、ガキがーー!!」
怒声で叫んで銃口を男性に向けた。すると銃を
持っていた手に銃弾が当たり、銃が手から
離れてしまった。男は
「イッっ!」
痛みの声を漏らして
「何だ今の」
そう言い、銀行の入口を見ると警察が銃を構えて
立っていた。男は
「警察!?」
驚くと男性が瞬時に動いて柔道技をして動きを
止めた。そして警察たちが入ってきて
「確保!」
そう言って男を捕まえた。男はパトカーに乗って
金髪の男性はパトカーを見つめていると
「ちょっと君!」
女性の怒鳴り声が聞こえて声の方向を見ると
黒髪ポニーテールの女性刑事が近づいてきていた。
男性は
「俺っすか?」
舐めた口調で聞くと女性刑事は
「危ないでしょ!、どうして犯人を挑発したの!、
私たちが駆けつけるのが遅かったら、
君死んでたのよ!」
説教した。男性は
「あの方法が1番手っ取り早かった。犯人は1人
だったし、手慣れてる訳でもなくて体格から見て
格闘系ではないと思った。それに焦ってる人には
視点を一点に集中させるのが最適で警察が
来るまでの時間稼ぎと来てからの囮役ですよ」
自分なりの推理を話して女性刑事は
(そんなに考えてたの!、随分知能が高い)
そう思い、
「でも、君がいなかったら逮捕は出来なかったわ。
ありがとう」
お礼を言うと男性は
「いえいえ。大した事はしてないし、これからは
もっと活躍するので、こき使ってくださいね」
そう言った。女性刑事は
「え?、どうゆう事?」
疑問を聞くと男性の声が聞こえた。
「おい松田!、そこの彼、明日から入る新人
じゃないか」
女性刑事はパトカーの方を振り向いて
「西条さん!、それ本当ですか!?」
驚いた表情で聞くと短髪の男性刑事が
近づいてきて
「ああ。写真通りの顔だな。松田、お前
見なかったのか?」
そう聞き、女性刑事は
「そういえば、まだ見てませんでした」
思い出して言うと男性は
「あのー、松田ってもしかして、
松田 莉緒(まつだりお)さんですか?」
質問して女性刑事は
「ええ。そうよ」
そう言うと男性は
「これからお世話になります。
神谷 新(かみやあらた)です!」
自己紹介した。すると男性刑事が
「松田、新バディの面倒しっかり見とけよ」
そう言うと莉緒は
「え!?、私のバディなんですか!?」
驚いた表情と口調で聞き、男性刑事は
「ああ。だから頼むぞ」
そう伝えてパトカーに乗り込んだ。莉緒は
(私のバディって.....嘘でしょー)
困惑した。
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