悪の献身 〜アイドルを夢見る少年は、優しい大人に囲まれて今日も頑張ります〜

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第8話 夢のファーストキス

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 シェービングフォームが取り除かれた下腹部と秘所はまるで幼子のように肌のよう。
 
「これ、日本語で「パイパン」って言うんでしょ?」
 
 プロデューサー笑いながら、そのつるんとした下腹部を撫でた。
 
「し、知らないです……」
「日本人って、皆変態って聞くけど、シグレは本当に初心なんだね。可愛いよ、我慢できて偉いね」
 
 またもや、褒められながら抱き締められる。頭を撫でられ、優しい言葉を掛けてもらえる。恥ずかしさからなのか、恐怖からなのか、瞳に溜まっていた涙がぽろぽろと溢れ始めた。
 
「大丈夫、こっからが気持ちいいことだからね」
 
 プロデューサーは自分の瞳から溢れる涙をちゅっちゅっと吸いながら、自分の唇へと近づいてくる。そして、唇が奪われた。
 
 あ、これ、俺のファーストキスだ。
 
 と思った時には、唇を割り開かれて、舌を吸われる。プロデューサーの口内は、タバコとコーヒーとワインの味で美味しくはない。また、ただでさえ喉を少し締められているため、初めてのキスで上手く呼吸ができず、鼻で息をするたびに酸化した体臭とタバコの匂いが充満する。
 それにしても長いキスだ。歯列はなぞられ、舌は何度も吸われ、流し込まれた唾液は飲むのが間に合わず、あわや溺れそう。
 頭がクラクラするし、段々とその香りに慣れてきてしまった。
 
「んっ! んんっ!」
 
 急に陰茎を握られた。そして、やわやわと手で刺激を与えられる。自慰というものをしたことなかった俺は、その強い刺激に腰をビクビクと引き攣らせる。そのたびに縄が食い込み、喉の呼吸が締まる。
 それでもキスは止まることがない。
 
 何もわからなくなる、そう叫びそうだった。
 
 暫くして、やっと唇が離れる。その頃には自分の陰茎が大きく勃起していた。
 
「可愛いね、こんな恥ずかしい格好してるのに気持ちいいんだもんね」
 
 プロデューサーはまだゆるゆると陰茎を触っている。荒い呼吸の中で、腰をぐじゅぐじゅにするこの感覚が気持ちいいということなのだろうか。
 
「わ、わかん、ぁ、い、です……はじ、めてで」
「オチンチン触らないの?」
「さ、さわ、んないです」
「あらら、じゃあ、〇〇して、〇〇出したことは?」
「な、なんですか……? わか、らない、です」こなかった。すると、暫くして、なにか大きな掃除機のようなスタッフがやってきた。
 
「じゃあ、もっと気持ちいい初体験のために、頑張ろうか。これも、君のグループのために、相性を図るのに必要だからね」
「が、がんば、りま、す」
 
 すると、プロデューサーの手によってM字開脚が締まらないように手で抑えられた。
 
「少し痛いかもね」
 
 スタッフの一人が細いノズルを、俺の肛門に差し込んだ。
 
「ひぎぃっ! ぃ! な、な、なに!」
「暴れちゃ駄目、鞭で打つぞ」
「え、え、ぇ、あっ、まっで!!! なんが入ってぐる!!!」
 
 そのノズルの先から液体が体内に入ってくる。人肌の生温い液体はどんどん入っていき、腸の中を膨らます。
 その圧迫感と異物感、そして、それを排出したい排泄欲が高まる。俺は流石に声を上げて叫ぶ。暴れかけたが、プロデューサーの鞭発言でなんとか暴れたい気持ちを堪える。
 
 多分これは、浣腸というものではないか。性に疎い俺でも、この行為については昔病院でやられたことがあった。
 グループのためとはいえ、こんなことされるなんて思わない。涙が留めなく流れ始める。
 ある程度入ったくらいで、注入が止まった。しかし、止まってもノズルは抜けることなく、寧ろ堰き止めるように、中側すこし膨らんだ。
 
「いだぃっ、だ、した、ぃよ! ヒィッ……! ぃ!」
 
 痛くて、出したくて、助けてほしくて、後ろ手で組んだ手は互いの腕を強く掴み、全身の筋肉の強張りでその痛みを耐えようとする。
 
「あと、3分だから」
 
 プロデューサーは俺の足を抑えたまま、タイマーを見ていた。地獄だ、3分も耐えれない。脂汗が滝のように流れる。
 
 そして、3分のタイマーが鳴った。
 
 ギュルルルッ。
 
 今度はノズルが少し広がり、お腹の中の液体を吸い始める。
 
「ヒャアッ、ぁ、へん! へん、な、ぁ!」
 
 情けない声を上げて、急にすっきりとする感覚に、変な気持ちにさせられる。背中を仰け反らせ、その吸い取られる感覚に翻弄される。中が全て吸い取られ、これで終わりかと思った。ノズルが少し閉じられるのを感じたからだ。
 けれど、予想は裏切られる。
 
「ま、まだっ! はいっで、きたっ! い、いだぃの! こわ、い!!」
 
 液体が再び注入される。
 
「あと、3回がんばろうね」
 
 プロデューサーの優しい声による、地獄の宣言に俺は本当に絶望した。
 
 3回が終わる頃には、もう精根尽き果てていた。
 やっとノズルが抜かれ、ひりついた穴の周り。涙も唾液も鼻水も出て、顔面もぐしゃぐしゃだ。
 
 そんな俺の顔を、プロデューサーはまた抱きしめながら、優しく舐め始めた。
 
「ここまでできるシグレは、特別な子だよ」
 
 優しく優しく自分の頑張りを褒めてくれる言葉。今までは恐怖もあったが、今はただただこんなにツライことも頑張れた自分を褒めてくれるプロデューサーに純粋に嬉しくなっていた。
 
「じゃあ、最後は一番大事だからね」
「は、はい、が、んば、ィ、ましゅ……」
 
 上手く回らない口、呼吸もままならない。
 プロデューサーは今度はその肛門に指を一本入れる。グチャグチャと広げるようにして動かされる中。今までとは違った違和感に、俺は眉をひそめる。プロデューサーもそれを感じ取ったのか、俺の陰茎を掴むとそれをやわやわとしごき始めた。

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