女ばかりのアマゾネス軍の捕虜になり死を覚悟した勇者だがモテて仕方がないのだが！

登場人物紹介。2023年12月1日

登場人物紹介。

ヘリオス・ランカスター。
　亡くなった伝説の一代目と、老人の二代目の勇者の後を継いだ、三代目平民出身の勇者。
　年齢は三六歳で独身。
　剣と薙刀と魔法を極め、魔王討伐に何度も行かされ、そして兵法をも深く学ぶことに時間を費やしたために、女性と付き合ったことがない。
　三六歳にもなって童貞という事をかなり気にしており、女性未経験であるにも関わらず、二桁の女性経験があるとウソをついている。
　剣や薙刀の腕前は二代目や四代目、五代目を超える強さなのだが、平民出身のために魔法は歴代勇者の中では少し弱く、その理由のため王家や貴族そして勇者の中で侮（あなど）られている。
　しかし知略、戦術や戦略には特に長けており、兵を自らの考えで自由に率いての敗北は、今まで一度も経験していない。
　今回が軍師として初めての敗北であった。
　一人称は『オレ』。
　　
マイケル・フロンティア。
　フロンティア帝国皇帝の第二王子。
　戦略戦術を使うことは卑怯なことだと勘違いしていて、平民出身であるヘリオスをバカにし、止めるのも聞かず無責任な突撃を命じた。
　頭も良くないのに野心だけは強く、今回父である王からの勅命での指揮官への抜擢に、何としても結果を出したいと焦っての大敗北を喫した。

アーリ。
　フロンティア帝国軍と戦い勝利したアマゾネス軍を率いた将軍。
　漆黒の甲冑に身を包み、黒鹿毛（くろかげ）の馬に乗っている。使用する武器は薙刀。

カヤノ。
　アマゾネス女王国軍副官。アーリ将軍の優秀で誠実な部下。
　肌が飛び抜けて白く、胸も尻も程よい大きさで、極めて整った顔立ちをしている。
　アーリの命令でヘリオスの世話係になる。

首都グランベルト。
　アマゾネス女王国の首都。国を治める女王が住む。

2023年12月9日

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