33 / 45
【0】小説の宣伝を竜馬と和葉にお願いしてみた。『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝。
しおりを挟む
【0】双子の妹の保護者として、今年から共学になった女子高へ通う兄の話
略して『ふたいも』です。
東岡忠良(あずまおか・ただよし)
【0】小説の宣伝を竜馬と和葉にお願いしてみた。『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝。
※この小説へのご意見・ご感想・誤字脱字・等がありましたら、お気軽にコメントして下さい。
お待ちしています。
──1──
「お兄ちゃん、『もといも』って知ってる?」
高校から帰宅して落ち着いた頃に、和葉が訊いた。
「え? 『ふたいも』だろう?」
和葉は竜馬に身体を寄せて見上げた。
「違うわよ。『もといも』よ。『ふたいも』は私達の日常の記録でしょう?」
「あ~。僕達のことは、日常の記録って表現するのか」
「でね。記録者の『東岡忠良(あずまおかただよし)』って人にね。頼まれたの」
「頼まれたのか?」
「うん。お金で」
「お金かよ!」
と竜馬。
「はい。これが報酬よ」
と和葉は竜馬に二千円を渡した。
その時に、一通の封筒が落ちた。でも二人共、気がついていない。
「……結構、リアルな報酬だな……」
と二千円を受け取った。
「まあ、もっと欲しいところだけど、そこはね。私達、まだ学生だから」
「そうだな」
「ということで、今回紹介する作品は!」
「作品は?」
「東岡忠良の書く『ファンタジー小説大賞』エントリー作品!」
「勿体ぶり過ぎじゃないか?」
「『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝です!」
「誰に言ってんだ?」
「誰って前に置いてあるスマホによ」
「え! 撮影しているのかよ! 早く言えよ!」
と竜馬は制服の身だしなみを整えた。
「『ファンタジー小説大賞』にエントリーするくらいだからね」
「うん」
「ファンタジー小説なのよ」
「それはそうだろう」
「でね。その作品はね」
「作品は?」
「最強クラスの魔力を持つ双子の妹とね」
「なんか、聞いたことのある設定だな」
「魔力『一』しかない双子のお兄さんが主人公なの」
「え? 魔力『一』って。そんなに弱い主人公で大丈夫なのか?」
「でも実はそのお兄さんには、表に出てこない神様だけが持つ光力(ビームパワー)という強い力が隠されているのよ」
「ほうほう」
「でも転生されたその世界にはね。光力(ビームパワー)を計測する技術がなくてね」
竜馬はじっと聞いている。
「お兄さんは魔法学校に入学する直前まで、周りの学生達からは『無能扱い』を受けてしまうの」
「あ~。何だかその主人公の気持ちが分かるなあ~」
「それでね。せっかくの光力(ビームパワー)を持って転生したのに、このままでは一生無能として生きなければならないと思った、転生させた女神様がね」
「うん」
「妹として生まれ変わって、光力(ビームパワー)の概念や使い方を教えるって内容なの」
「なるほど」
「そんな時に、突然兄妹らはドラコンに襲われるわ」
「おい。それ、大丈夫なのか?」
「有能な双子の妹と、女神が転生した三歳下の妹を、主人公はドラコンから守ることができるのか? という第一話なのよ」
「ふ~ん。そうなのか……」
「あまり、興味がないみたいね」
「というか。先に光力(ビームパワー)の事を聞いちゃったからな。その力に目覚めてドラコンをやっつけるんだろ?」
少しの沈黙の後、
「お兄ちゃん。宣伝する気ある?」
「え。あ、あるよ」
と慌てる竜馬。
「……。あ、そうだわ。お兄ちゃんが食いつく内容があったんだわ」
「? 何なんだ?」
「双子の妹も、女神の妹もね」
「うん」
「胸が大きいみたい」
「おい。何でそれが僕が食いつく内容になるんだよ!」
「え。お兄ちゃん、大きな胸って嫌いなの?」
「え……。そりゃあ~。嫌いじゃないけど」
「でしょう。それでね。主人公のお兄さんはね。自分が原因で死なせてしまった美しい女の子の命を助けるの」
「うんうん」
「それでね。命を助けた女の子に結婚を迫られるのよ」
「え! それってどういう状況?」
「少しは『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』を読みたくなったでしょう」
「まあ。そうだな」
「ちなみに」
「ちなみに?」
「求婚してきた女の子は美人でオッパイも大きいわ」
「オッパイ、言うなよ」
「ということで、騙されたと思って一度、読んでみて下さい。『もといも』で検索したら出てきます」
「え~っと、よろしくです」
「もし、気に入られたら、『お気に入り』と『大賞ポイント』を押して下さいね」
「押して下さい」
「東岡忠良さんだけがやる気を出すと思います」
「宣伝を頼まれたんだから、僕らもやる気を出そうよ」
と竜馬は言った時にふと下を見ると、和葉の落とした開封された封筒を見つけて拾った。
「では!『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』をよろしくお願いします!」
と前に一歩出て、和葉は宣伝した。
竜馬は封筒の中を見ると、表情が険しくなった。
「和葉さん……」
「なに? あ!」
と和葉は焦った。
「これは何かな~?」
「いや~。それはその~」
と和葉は竜馬と目を合わせない。
「新屋敷竜馬さま。新屋敷和葉さま。お世話になっております。今回、新作の『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝をお願いします。そのお礼として」
と竜馬はここでわざと一旦区切り、
「お礼として『二万円』をここに同封致します。って書いてあるぞ。確かに二万円が入っているし、この封筒は現金書留だし」
和葉は顔を背(そむ)けたままである。
「僕が受け取ったのは、間違いなく二千円だったよな……」
と竜馬は怒りよりも呆れていた。
しばらく、和葉は黙っていたが、
「お兄ちゃん!」
「なんだよ」
「お兄ちゃんは『ドリフターズ』ってお笑いのグループを知ってる?」
「まあ、名前だけは」
「そこでね。リーダーのいかりや長介さんは、ギャラをこういう分け方をしたの」
「どういう分け方だよ」
「いかりや長介さんはギャラの六割を自分が取って、残りを他のメンバー四人で分けたのよ」
「え? つまり、和葉がリーダーだから六割取って、僕はメンバーだから一割の二千円ってことかよ!」
和葉はゆっくりと竜馬を見て、
「まあ、そういうことになるわね」
と「えへっ!」と言うと、
「和葉さん~! ちょっとこっちに来なさい! 説教してやる~!」
と竜馬は言った。
和葉はスマホのカメラに向かって、
「皆さんは、こういうお金の分配をしたらダメですよ。それと『双子の妹の保護者として、今年から共学になった女子高へ通う兄の話』略して『ふたいも』もお願いします!」
と言い残して、スマホのカメラ機能を切った。
2023年9月16日。
※当サイトの内容、テキスト等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用をする場合は無断ではなく、こちらへお知らせ下さい。許可するかを判断致します。
略して『ふたいも』です。
東岡忠良(あずまおか・ただよし)
【0】小説の宣伝を竜馬と和葉にお願いしてみた。『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝。
※この小説へのご意見・ご感想・誤字脱字・等がありましたら、お気軽にコメントして下さい。
お待ちしています。
──1──
「お兄ちゃん、『もといも』って知ってる?」
高校から帰宅して落ち着いた頃に、和葉が訊いた。
「え? 『ふたいも』だろう?」
和葉は竜馬に身体を寄せて見上げた。
「違うわよ。『もといも』よ。『ふたいも』は私達の日常の記録でしょう?」
「あ~。僕達のことは、日常の記録って表現するのか」
「でね。記録者の『東岡忠良(あずまおかただよし)』って人にね。頼まれたの」
「頼まれたのか?」
「うん。お金で」
「お金かよ!」
と竜馬。
「はい。これが報酬よ」
と和葉は竜馬に二千円を渡した。
その時に、一通の封筒が落ちた。でも二人共、気がついていない。
「……結構、リアルな報酬だな……」
と二千円を受け取った。
「まあ、もっと欲しいところだけど、そこはね。私達、まだ学生だから」
「そうだな」
「ということで、今回紹介する作品は!」
「作品は?」
「東岡忠良の書く『ファンタジー小説大賞』エントリー作品!」
「勿体ぶり過ぎじゃないか?」
「『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝です!」
「誰に言ってんだ?」
「誰って前に置いてあるスマホによ」
「え! 撮影しているのかよ! 早く言えよ!」
と竜馬は制服の身だしなみを整えた。
「『ファンタジー小説大賞』にエントリーするくらいだからね」
「うん」
「ファンタジー小説なのよ」
「それはそうだろう」
「でね。その作品はね」
「作品は?」
「最強クラスの魔力を持つ双子の妹とね」
「なんか、聞いたことのある設定だな」
「魔力『一』しかない双子のお兄さんが主人公なの」
「え? 魔力『一』って。そんなに弱い主人公で大丈夫なのか?」
「でも実はそのお兄さんには、表に出てこない神様だけが持つ光力(ビームパワー)という強い力が隠されているのよ」
「ほうほう」
「でも転生されたその世界にはね。光力(ビームパワー)を計測する技術がなくてね」
竜馬はじっと聞いている。
「お兄さんは魔法学校に入学する直前まで、周りの学生達からは『無能扱い』を受けてしまうの」
「あ~。何だかその主人公の気持ちが分かるなあ~」
「それでね。せっかくの光力(ビームパワー)を持って転生したのに、このままでは一生無能として生きなければならないと思った、転生させた女神様がね」
「うん」
「妹として生まれ変わって、光力(ビームパワー)の概念や使い方を教えるって内容なの」
「なるほど」
「そんな時に、突然兄妹らはドラコンに襲われるわ」
「おい。それ、大丈夫なのか?」
「有能な双子の妹と、女神が転生した三歳下の妹を、主人公はドラコンから守ることができるのか? という第一話なのよ」
「ふ~ん。そうなのか……」
「あまり、興味がないみたいね」
「というか。先に光力(ビームパワー)の事を聞いちゃったからな。その力に目覚めてドラコンをやっつけるんだろ?」
少しの沈黙の後、
「お兄ちゃん。宣伝する気ある?」
「え。あ、あるよ」
と慌てる竜馬。
「……。あ、そうだわ。お兄ちゃんが食いつく内容があったんだわ」
「? 何なんだ?」
「双子の妹も、女神の妹もね」
「うん」
「胸が大きいみたい」
「おい。何でそれが僕が食いつく内容になるんだよ!」
「え。お兄ちゃん、大きな胸って嫌いなの?」
「え……。そりゃあ~。嫌いじゃないけど」
「でしょう。それでね。主人公のお兄さんはね。自分が原因で死なせてしまった美しい女の子の命を助けるの」
「うんうん」
「それでね。命を助けた女の子に結婚を迫られるのよ」
「え! それってどういう状況?」
「少しは『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』を読みたくなったでしょう」
「まあ。そうだな」
「ちなみに」
「ちなみに?」
「求婚してきた女の子は美人でオッパイも大きいわ」
「オッパイ、言うなよ」
「ということで、騙されたと思って一度、読んでみて下さい。『もといも』で検索したら出てきます」
「え~っと、よろしくです」
「もし、気に入られたら、『お気に入り』と『大賞ポイント』を押して下さいね」
「押して下さい」
「東岡忠良さんだけがやる気を出すと思います」
「宣伝を頼まれたんだから、僕らもやる気を出そうよ」
と竜馬は言った時にふと下を見ると、和葉の落とした開封された封筒を見つけて拾った。
「では!『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』をよろしくお願いします!」
と前に一歩出て、和葉は宣伝した。
竜馬は封筒の中を見ると、表情が険しくなった。
「和葉さん……」
「なに? あ!」
と和葉は焦った。
「これは何かな~?」
「いや~。それはその~」
と和葉は竜馬と目を合わせない。
「新屋敷竜馬さま。新屋敷和葉さま。お世話になっております。今回、新作の『元女神の妹から「光の力は神の力」と急に言われても!』略して『もといも』の宣伝をお願いします。そのお礼として」
と竜馬はここでわざと一旦区切り、
「お礼として『二万円』をここに同封致します。って書いてあるぞ。確かに二万円が入っているし、この封筒は現金書留だし」
和葉は顔を背(そむ)けたままである。
「僕が受け取ったのは、間違いなく二千円だったよな……」
と竜馬は怒りよりも呆れていた。
しばらく、和葉は黙っていたが、
「お兄ちゃん!」
「なんだよ」
「お兄ちゃんは『ドリフターズ』ってお笑いのグループを知ってる?」
「まあ、名前だけは」
「そこでね。リーダーのいかりや長介さんは、ギャラをこういう分け方をしたの」
「どういう分け方だよ」
「いかりや長介さんはギャラの六割を自分が取って、残りを他のメンバー四人で分けたのよ」
「え? つまり、和葉がリーダーだから六割取って、僕はメンバーだから一割の二千円ってことかよ!」
和葉はゆっくりと竜馬を見て、
「まあ、そういうことになるわね」
と「えへっ!」と言うと、
「和葉さん~! ちょっとこっちに来なさい! 説教してやる~!」
と竜馬は言った。
和葉はスマホのカメラに向かって、
「皆さんは、こういうお金の分配をしたらダメですよ。それと『双子の妹の保護者として、今年から共学になった女子高へ通う兄の話』略して『ふたいも』もお願いします!」
と言い残して、スマホのカメラ機能を切った。
2023年9月16日。
※当サイトの内容、テキスト等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
また、まとめサイト等への引用をする場合は無断ではなく、こちらへお知らせ下さい。許可するかを判断致します。
0
お気に入りに追加
119
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
昔義妹だった女の子が通い妻になって矯正してくる件
マサタカ
青春
俺には昔、義妹がいた。仲が良くて、目に入れても痛くないくらいのかわいい女の子だった。
あれから数年経って大学生になった俺は友人・先輩と楽しく過ごし、それなりに充実した日々を送ってる。
そんなある日、偶然元義妹と再会してしまう。
「久しぶりですね、兄さん」
義妹は見た目や性格、何より俺への態度。全てが変わってしまっていた。そして、俺の生活が爛れてるって言って押しかけて来るようになってしまい・・・・・・。
ただでさえ再会したことと変わってしまったこと、そして過去にあったことで接し方に困っているのに成長した元義妹にドギマギさせられてるのに。
「矯正します」
「それがなにか関係あります? 今のあなたと」
冷たい視線は俺の過去を思い出させて、罪悪感を募らせていく。それでも、義妹とまた会えて嬉しくて。
今の俺たちの関係って義兄弟? それとも元家族? 赤の他人?
ノベルアッププラスでも公開。
かつて僕を振った幼馴染に、お月見をしながら「月が綺麗ですね」と言われた件。それって告白?
久野真一
青春
2021年5月26日。「スーパームーン」と呼ばれる、満月としては1年で最も地球に近づく日。
同時に皆既月食が重なった稀有な日でもある。
社会人一年目の僕、荒木遊真(あらきゆうま)は、
実家のマンションの屋上で物思いにふけっていた。
それもそのはず。かつて、僕を振った、一生の親友を、お月見に誘ってみたのだ。
「せっかくの夜だし、マンションの屋上で、思い出話でもしない?」って。
僕を振った一生の親友の名前は、矢崎久遠(やざきくおん)。
亡くなった彼女のお母さんが、つけた大切な名前。
あの時の告白は応えてもらえなかったけど、今なら、あるいは。
そんな思いを抱えつつ、久遠と共に、かつての僕らについて語りあうことに。
そして、皆既月食の中で、僕は彼女から言われた。「月が綺麗だね」と。
夏目漱石が、I love youの和訳として「月が綺麗ですね」と言ったという逸話は有名だ。
とにかく、月が見えないその中で彼女は僕にそう言ったのだった。
これは、家族愛が強すぎて、恋愛を諦めざるを得なかった、「一生の親友」な久遠。
そして、彼女と一緒に生きてきた僕の一夜の物語。
散々利用されてから勇者パーティーを追い出された…が、元勇者パーティーは僕の本当の能力を知らない。
アノマロカリス
ファンタジー
僕こと…ディスト・ランゼウスは、経験値を倍増させてパーティーの成長を急成長させるスキルを持っていた。
それにあやかった剣士ディランは、僕と共にパーティーを集めて成長して行き…数々の魔王軍の配下を討伐して行き、なんと勇者の称号を得る事になった。
するとディランは、勇者の称号を得てからというもの…態度が横柄になり、更にはパーティーメンバー達も調子付いて行った。
それからと言うもの、調子付いた勇者ディランとパーティーメンバー達は、レベルの上がらないサポート役の僕を邪険にし始めていき…
遂には、役立たずは不要と言って僕を追い出したのだった。
……とまぁ、ここまでは良くある話。
僕が抜けた勇者ディランとパーティーメンバー達は、その後も活躍し続けていき…
遂には、大魔王ドゥルガディスが収める魔大陸を攻略すると言う話になっていた。
「おやおや…もう魔大陸に上陸すると言う話になったのか、ならば…そろそろ僕の本来のスキルを発動するとしますか!」
それから数日後に、ディランとパーティーメンバー達が魔大陸に侵攻し始めたという話を聞いた。
なので、それと同時に…僕の本来のスキルを発動すると…?
2月11日にHOTランキング男性向けで1位になりました。
皆様お陰です、有り難う御座います。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
隣人の女性がDVされてたから助けてみたら、なぜかその人(年下の女子大生)と同棲することになった(なんで?)
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
マンションの隣の部屋から女性の悲鳴と男性の怒鳴り声が聞こえた。
主人公 時田宗利(ときたむねとし)の判断は早かった。迷わず訪問し時間を稼ぎ、確証が取れた段階で警察に通報。DV男を現行犯でとっちめることに成功した。
ちっぽけな勇気と小心者が持つ単なる親切心でやった宗利は日常に戻る。
しかし、しばらくして宗時は見覚えのある女性が部屋の前にしゃがみ込んでいる姿を発見した。
その女性はDVを受けていたあの時の隣人だった。
「頼れる人がいないんです……私と一緒に暮らしてくれませんか?」
これはDVから女性を守ったことで始まる新たな恋物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/youth.png?id=ad9871afe441980cc37c)
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる