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【2-1】山田伊織。銃で撃たれても元通りなのに、霊感がないんですか? フィラさんの鋭い視線が向けられる。
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【2-1】占い祓い屋風雷館には風神・雷神・吸血鬼の娘がいる!
東岡忠良(あずまおか・ただよし)
【2-1】山田伊織。銃で撃たれても元通りなのに、霊感がないんですか? フィラさんの鋭い視線が向けられる。
※この小説へのご意見・ご感想・誤字脱字・等がありましたら、お気軽にコメントして下さい。
お待ちしています。
──【2-1】──
この後、ありがたいことに西園寺さんはわざわざ軽のバンを運転して、僕を乗せて駅のコインロッカーまでキャリーバッグを取りに行ってくれたのだった。
礼を言うと、
「いいの、いいの。これからよろしくね」
と思っていたよりも優しく接してくれた。
帰ると、
「住み込みの部屋に案内するからついてきて」
と西園寺さんが手招きする。
僕はキャリーバッグを右手に掴んだ。
西園寺さんが歩き出すと、後ろから風子さんと雷さんが並んでついて行く。
「忘れ物はないわね。明日の早朝まで店は開けないわよ」
と言い、
「明日の朝食はカレーライスかカレーうどんだから」
と西園寺さんが言うと、
「まあ、仕方ないか~」
と風子さん。
「いつも昼の二時過ぎには売り切れていたから、ここ最近では珍しいかな」
と雷さん。
「全く、あの二人組。今から入院している病院に行って、一発殴ってやろうかしら」
と西園寺さんはカレー店の扉に鍵を掛けながら言う。
「西園寺さん。それは犯罪になっちゃいますよ」
と僕。
すると西園寺さんは、僕の方を見て、
「その西園寺さんって言うのはやめてくれるかな」
と鍵を掛け終えて歩き出す。
「なら何と呼べばいいですか?」
「この二人と同じでフィラさんって呼んでよ」
と真顔で言う。真顔だとフィラさんは小学校高学年にしか見えない。
「分かりました。フィラさん」
と僕は答える。
「部屋はこの階段の三階だから」
とフィラさんを先頭に、雷さんが続く。
「階段の電気は右のスイッチのこれ」
フィラさんはそのスイッチを押すために、爪先立ちをして右手をいっぱいまで伸ばした。
すると薄暗い白熱灯の電球が二箇所光った。一階の階段の入口でもあり、錆びついたポストのある上に一箇所。
そして階段の上り切った踊り場の天井に一箇所光っている。
「ここ、手摺(てすり)がないから気をつけてね」
と風子さんが明るく言う。
「は、はい」
とキャリーバッグを階段の一段一段に置きながら上って行く。
「ここが風雷館の入口よ」
とフィラさんは階段の小さな踊り場に立ち止まって言った。
『占い祓い屋風雷館』と扉の小窓の下にゴシック体で書かれている。
濁った銀色のアルミサッシの扉を押すと、開いた。
「さあ、みんな、入って」
とフィラさん、雷さん、風子さんが部屋に入る。
僕も入ると、眼の前には黒い布で覆った衝立に囲まれた小さなテーブルがあった。そこには占う者が座る豪華な椅子があり、その向いには折り畳みの椅子が二つあった。テーブルの上には大きな水晶玉が、黒く小さな敷物に載っている。
「立派な水晶玉ですね」
と言うと、
「それ、ガラス玉だから、傷が付きやすいんで触る時は注意してね」
とフィラさん。
「え? 僕が触ることってあるんですか?」
と訊くと、
「あるわよ。だって明日からあなたがここを掃除するのよ」
と言った。
「あ。そういうことですか」
と僕。
「伊織君。あなたは明日の朝八時にここに来て。ここの掃除とワンコインカレー・梅と風雷館の事務業務をやってもらうわ」
「明日の朝八時? ですか?」
「二日後以降は九時でいいわよ。慣れたら十時でもいいわ」
と緩いことを言った。
「ちなみにその時間は私と風ちゃんは学校で、フィラさんはカレーの仕込みだから」
と表情を変えずに、雷が言った。
「朝ご飯は下のカレー屋に七時集合ね。今回みたいにカレーが余った時にはカレーだけど、普段は和食だから」
とすでに朝食が楽しみで仕方がないという風子さんが言った。
「風ちゃん。言っとくけど、明日の朝食もカレーだからね」
のフィラさん。
「だよね~。あのでっかい寸胴一杯に余っちゃったものね~」
と風子はため息をつく。
「今回は仕方がないわよ。あんなに余ったのって、オープン仕立ての大雨の日依頼よね」
と雷。
「へえ~。人気あるんですね」
と僕、山田伊織。
「カレー一杯五百円だからね。大盛りは百円プラス。二百円払えば、もう一杯だし」
とフィラさん。
「え。それ、凄い安いですね」
と感心すると、
「だから、沢山作って沢山売らないといけないのよ。薄利だからね。それで私達の生活費を稼いで行かないといけないからね」
と暗い表情をする。
「私達の学費もあるしね」
と風子。
「値上げは出来ないですからね。ワンコインが売りだから」
と雷が困った表情で言う。
「じゃあ、この風雷館は儲かっていないんですか?」
と尋(たず)ねた。
「はっきり言って、収入の波が激しいわね。なんせ、私と雷ちゃんは占いなんて出来ないし」
とさらりと言った。
「え?」と僕。
「え?」とフィラさん。
「占い。出来ないんですか?」
「まあ、手相とか人相とか生年月日の四柱推命(しちゅうすいめい)は出来るわよ。覚えるだけだから」
「あ。じゃあ、出来るんじゃないですか」
と言うと、フィラさんはつま先立ちをして、僕に顔を近づけた。それでも一八〇センチの僕の顔には届かない。
「伊織君。あなた、そんな知識として覚えただけの占いって本当に当たると思う?」
と言った。
「フィラさん、それって言わない方が……」
と風子。
「いや。ここは明日から働いてもらう伊織君だからこそ、ちゃんと本当のことを教えておかないとね」
「フィラさん……」
と雷。
「手相。人相。四柱推命。どれも必要なのは知識じゃないのよ!」
「じゃあ、何が必要なんですか?」
フィラさんは腕組みをして答えた。
「霊感よ」
「霊感?」
「そうよ。良く当たる占い師はみんな、鋭い霊感を持っているのよ」
と、とても自慢気に言った。
「あのう……。こう言ったらなんですが、銃で撃たれても元通りなのに、霊感がないんですか?」
と僕は思わず言ってしまった。
「……何ですって!」
鋭い視線をフィラさんは向けた。
あ! これはマズいことを言ってしまったのでは!
と僕は焦った。
すると、
「そうなのよ……。私、実は吸血鬼(バンパイヤ)なのよ……」
とサラリと僕に言った。
「バ! 吸血鬼(バンパイヤ)!」
と今にも腰が抜けそうになる。
ニヤリと笑うフィラさんの口元から、鋭い八重歯が見えて光った。
「あ……。ああ……」
と言いながら、後ろへ下がったが足がもつれてしまい、その場にへたり込んだ。
「心配いらないわよ。フィラさんは基本的に血を吸わないから」
と雷さん。
「この人、面白~い! フィラさんに驚いてる~!」
と風子さん。
僕は、
「血を……。吸わないのですか……?」
と恐る恐る訊いた。
「フィラさんは吸血鬼(バンパイヤ)だけど、歳を取らないだけで、血を吸わないところか、太陽も平気よ」
と雷さん。
そう言えば、平日の昼間に太陽の下でカレー店の前を掃除していたことを思い出した。
「よく考えたら店先を掃除していましたね」
「フィラさんが血を必要とするのって、大怪我をした時くらいよね」
と風子さんは、ちょっと知識をひけらかす感じで喋った。
「こら! 風子! 今日会ったばかりの人に、そう簡単に秘密をべらべら話さないの!」
とたしなめた。
「ご、ごめんなさい。そういうつもりじゃあ~」
と後ろ頭を掻いた。
「でもそれはフィラさんの命に関わることなんで、伝えておいた方がよいと思いますけど」
と雷さんは真面目に答える。
「そうそう。そうだよ」
と何とか誤魔化そうとする風子さん。
「ハァ~。まあ、いいわ。伊織君、もし私の頭がちょん切れたり、内臓が飛び散ったりしたら、私の身体に血をかけてくれて、陽の当たらない静かな場所で寝かせてくれたらいいわ」
「最後の説明って、漬け物みたい」
「風子! 何ですって!」
「こら! 喧嘩しない。風子は謝って」
と女同士の喧嘩なのか? いつものことなのか? ちょっとしたいざこざがあり、
「まあ、簡単に言うと、私は不死と歳を取らない以外は、普通の人間だから」
という非常に雑な説明をした。
「いや。不死と歳を取らないって充分に普通じゃないですよ」
と僕。
「簡単に言うと、喉が渇いたからって、伊織君の首筋に噛みついたりはしないってことよ」
「よかった。それを聞いて安心しました」
「でも、あなたのおちんちんが気になって、お風呂を覗いたり、布団に入ったりはするかもだけど」
と不気味な笑顔を見せた。
「ちょっと! それって吸血鬼(バンパイヤ)、関係ないじゃないてすか!」
と僕は叫んだ。
すると雷さんと風子さんは同時に、
「二人のエッチ!」
と言った。
「あのう。僕は関係ないですよ!」
と訴えた。
2023年12月22日
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東岡忠良(あずまおか・ただよし)
【2-1】山田伊織。銃で撃たれても元通りなのに、霊感がないんですか? フィラさんの鋭い視線が向けられる。
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お待ちしています。
──【2-1】──
この後、ありがたいことに西園寺さんはわざわざ軽のバンを運転して、僕を乗せて駅のコインロッカーまでキャリーバッグを取りに行ってくれたのだった。
礼を言うと、
「いいの、いいの。これからよろしくね」
と思っていたよりも優しく接してくれた。
帰ると、
「住み込みの部屋に案内するからついてきて」
と西園寺さんが手招きする。
僕はキャリーバッグを右手に掴んだ。
西園寺さんが歩き出すと、後ろから風子さんと雷さんが並んでついて行く。
「忘れ物はないわね。明日の早朝まで店は開けないわよ」
と言い、
「明日の朝食はカレーライスかカレーうどんだから」
と西園寺さんが言うと、
「まあ、仕方ないか~」
と風子さん。
「いつも昼の二時過ぎには売り切れていたから、ここ最近では珍しいかな」
と雷さん。
「全く、あの二人組。今から入院している病院に行って、一発殴ってやろうかしら」
と西園寺さんはカレー店の扉に鍵を掛けながら言う。
「西園寺さん。それは犯罪になっちゃいますよ」
と僕。
すると西園寺さんは、僕の方を見て、
「その西園寺さんって言うのはやめてくれるかな」
と鍵を掛け終えて歩き出す。
「なら何と呼べばいいですか?」
「この二人と同じでフィラさんって呼んでよ」
と真顔で言う。真顔だとフィラさんは小学校高学年にしか見えない。
「分かりました。フィラさん」
と僕は答える。
「部屋はこの階段の三階だから」
とフィラさんを先頭に、雷さんが続く。
「階段の電気は右のスイッチのこれ」
フィラさんはそのスイッチを押すために、爪先立ちをして右手をいっぱいまで伸ばした。
すると薄暗い白熱灯の電球が二箇所光った。一階の階段の入口でもあり、錆びついたポストのある上に一箇所。
そして階段の上り切った踊り場の天井に一箇所光っている。
「ここ、手摺(てすり)がないから気をつけてね」
と風子さんが明るく言う。
「は、はい」
とキャリーバッグを階段の一段一段に置きながら上って行く。
「ここが風雷館の入口よ」
とフィラさんは階段の小さな踊り場に立ち止まって言った。
『占い祓い屋風雷館』と扉の小窓の下にゴシック体で書かれている。
濁った銀色のアルミサッシの扉を押すと、開いた。
「さあ、みんな、入って」
とフィラさん、雷さん、風子さんが部屋に入る。
僕も入ると、眼の前には黒い布で覆った衝立に囲まれた小さなテーブルがあった。そこには占う者が座る豪華な椅子があり、その向いには折り畳みの椅子が二つあった。テーブルの上には大きな水晶玉が、黒く小さな敷物に載っている。
「立派な水晶玉ですね」
と言うと、
「それ、ガラス玉だから、傷が付きやすいんで触る時は注意してね」
とフィラさん。
「え? 僕が触ることってあるんですか?」
と訊くと、
「あるわよ。だって明日からあなたがここを掃除するのよ」
と言った。
「あ。そういうことですか」
と僕。
「伊織君。あなたは明日の朝八時にここに来て。ここの掃除とワンコインカレー・梅と風雷館の事務業務をやってもらうわ」
「明日の朝八時? ですか?」
「二日後以降は九時でいいわよ。慣れたら十時でもいいわ」
と緩いことを言った。
「ちなみにその時間は私と風ちゃんは学校で、フィラさんはカレーの仕込みだから」
と表情を変えずに、雷が言った。
「朝ご飯は下のカレー屋に七時集合ね。今回みたいにカレーが余った時にはカレーだけど、普段は和食だから」
とすでに朝食が楽しみで仕方がないという風子さんが言った。
「風ちゃん。言っとくけど、明日の朝食もカレーだからね」
のフィラさん。
「だよね~。あのでっかい寸胴一杯に余っちゃったものね~」
と風子はため息をつく。
「今回は仕方がないわよ。あんなに余ったのって、オープン仕立ての大雨の日依頼よね」
と雷。
「へえ~。人気あるんですね」
と僕、山田伊織。
「カレー一杯五百円だからね。大盛りは百円プラス。二百円払えば、もう一杯だし」
とフィラさん。
「え。それ、凄い安いですね」
と感心すると、
「だから、沢山作って沢山売らないといけないのよ。薄利だからね。それで私達の生活費を稼いで行かないといけないからね」
と暗い表情をする。
「私達の学費もあるしね」
と風子。
「値上げは出来ないですからね。ワンコインが売りだから」
と雷が困った表情で言う。
「じゃあ、この風雷館は儲かっていないんですか?」
と尋(たず)ねた。
「はっきり言って、収入の波が激しいわね。なんせ、私と雷ちゃんは占いなんて出来ないし」
とさらりと言った。
「え?」と僕。
「え?」とフィラさん。
「占い。出来ないんですか?」
「まあ、手相とか人相とか生年月日の四柱推命(しちゅうすいめい)は出来るわよ。覚えるだけだから」
「あ。じゃあ、出来るんじゃないですか」
と言うと、フィラさんはつま先立ちをして、僕に顔を近づけた。それでも一八〇センチの僕の顔には届かない。
「伊織君。あなた、そんな知識として覚えただけの占いって本当に当たると思う?」
と言った。
「フィラさん、それって言わない方が……」
と風子。
「いや。ここは明日から働いてもらう伊織君だからこそ、ちゃんと本当のことを教えておかないとね」
「フィラさん……」
と雷。
「手相。人相。四柱推命。どれも必要なのは知識じゃないのよ!」
「じゃあ、何が必要なんですか?」
フィラさんは腕組みをして答えた。
「霊感よ」
「霊感?」
「そうよ。良く当たる占い師はみんな、鋭い霊感を持っているのよ」
と、とても自慢気に言った。
「あのう……。こう言ったらなんですが、銃で撃たれても元通りなのに、霊感がないんですか?」
と僕は思わず言ってしまった。
「……何ですって!」
鋭い視線をフィラさんは向けた。
あ! これはマズいことを言ってしまったのでは!
と僕は焦った。
すると、
「そうなのよ……。私、実は吸血鬼(バンパイヤ)なのよ……」
とサラリと僕に言った。
「バ! 吸血鬼(バンパイヤ)!」
と今にも腰が抜けそうになる。
ニヤリと笑うフィラさんの口元から、鋭い八重歯が見えて光った。
「あ……。ああ……」
と言いながら、後ろへ下がったが足がもつれてしまい、その場にへたり込んだ。
「心配いらないわよ。フィラさんは基本的に血を吸わないから」
と雷さん。
「この人、面白~い! フィラさんに驚いてる~!」
と風子さん。
僕は、
「血を……。吸わないのですか……?」
と恐る恐る訊いた。
「フィラさんは吸血鬼(バンパイヤ)だけど、歳を取らないだけで、血を吸わないところか、太陽も平気よ」
と雷さん。
そう言えば、平日の昼間に太陽の下でカレー店の前を掃除していたことを思い出した。
「よく考えたら店先を掃除していましたね」
「フィラさんが血を必要とするのって、大怪我をした時くらいよね」
と風子さんは、ちょっと知識をひけらかす感じで喋った。
「こら! 風子! 今日会ったばかりの人に、そう簡単に秘密をべらべら話さないの!」
とたしなめた。
「ご、ごめんなさい。そういうつもりじゃあ~」
と後ろ頭を掻いた。
「でもそれはフィラさんの命に関わることなんで、伝えておいた方がよいと思いますけど」
と雷さんは真面目に答える。
「そうそう。そうだよ」
と何とか誤魔化そうとする風子さん。
「ハァ~。まあ、いいわ。伊織君、もし私の頭がちょん切れたり、内臓が飛び散ったりしたら、私の身体に血をかけてくれて、陽の当たらない静かな場所で寝かせてくれたらいいわ」
「最後の説明って、漬け物みたい」
「風子! 何ですって!」
「こら! 喧嘩しない。風子は謝って」
と女同士の喧嘩なのか? いつものことなのか? ちょっとしたいざこざがあり、
「まあ、簡単に言うと、私は不死と歳を取らない以外は、普通の人間だから」
という非常に雑な説明をした。
「いや。不死と歳を取らないって充分に普通じゃないですよ」
と僕。
「簡単に言うと、喉が渇いたからって、伊織君の首筋に噛みついたりはしないってことよ」
「よかった。それを聞いて安心しました」
「でも、あなたのおちんちんが気になって、お風呂を覗いたり、布団に入ったりはするかもだけど」
と不気味な笑顔を見せた。
「ちょっと! それって吸血鬼(バンパイヤ)、関係ないじゃないてすか!」
と僕は叫んだ。
すると雷さんと風子さんは同時に、
「二人のエッチ!」
と言った。
「あのう。僕は関係ないですよ!」
と訴えた。
2023年12月22日
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