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僻地で目覚めた俺が竜とともに旅立つまで
旅立つ前にはしっかり準備をしよう
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「おはよう、ユーリ!」
寝起きのせいか、それとも現実離れした光景のせいか。思考が追いつかない。
瞬きを繰り返すが、目に映る光景は変わらない。これは現実のようだ。
まあ元々、夢を見てるようなものかと思うと、妙に納得した。
俺を見てか細い腕を振る女の子の首には、白金のメダルが輝いている。
女の子はまだ10歳くらいだろうか、子どもに接した機会がないのでなんともいえないが、小学生くらいだと思う。
透き通るような白い肌、日光に照らされきらきらと光る銀髪、そして青みがかったクリクリした瞳。
うん、サティだ。
一体何が起きたのか、サティは人間に姿を変えていた。しかもとてつもない美少女に。
とりあえず服が必要だ。
水浴びをする小さな女の子をいつまでも直視するわけにはいかず、俺は森に駆け込んだ。
葉っぱで隠してもらうか、と真剣に考えてしまった自分に喝を入れて何かないかと探し始めた。
『自然の気配』を使い集中すると、近くでピンと来るものがあった。森の中を少し歩くと大きな葉をつけた大木が姿を現した。
こんな巨木があったとは。神秘的な佇まいをしている。
地面に落ちている綺麗な葉を両手で持つ。俺の上半身ほどの大きさだ。たしかに大きさは十分だろうが…。
これで服を作ることなんて出来るのだろうか。
俺は葉を数枚集め、地面に重ねて置いてみた。
ここは魔法の存在する異世界だ。今の俺はサティから魔力を補給することができる。物は試しだ、やってみよう。
俺はゆっくりと目を閉じて、心の中に緑色の服をイメージした。作りの簡単なTシャツとパンツだ。そして積み重ねた葉が少しずつ服へと形を変えていく様子を思い浮かべる。
俺は目を開いた。積み重ねた葉にはなんの変化もない。
今度は指先に集中してみた。力が指先から葉に飛んでいくイメージだ。
すると、俺の指先からパチパチと静電気のような音が立ち始めた。
葉まで飛んでいけ!と念じると、パチパチとした光が指先を離れた。ふわふわとゆっくり葉まで飛んでいく。
そして葉は光に包まれて…
服になっていた。
成功だ。神から魔法の才能はもらっていないが、葉を服に変えることが出来た!
このスキルは、『形態変化』と名付けよう。
何もないよりはマシな程度だが俺は達成感を胸いっぱいに感じて、サティの元へ走っていった。
「あ、ユーリどこいってたの?ユーリも水浴びしようよ」
サティは水浴びをしながら、いつものトーンで話しかけてくる。
「ああ、後でな。それよりサティ、どうやって人間になったんだ?」
「わかんない!朝起きたら身体が小さくなってたの!でも翼はちゃんとあるよ」
そう言って背中を向けると、小さな一対の翼が生えていた。可愛らしいが翼の形は変わっていない。
「サティ、水から上がったらこの服を着るんだ。人間はみんな服を着てるんだ、ほら、俺もそうだろ」俺は自分の服をつまみながら言った。
「はーい」サティは元気よく答えた。素直な子だ。
集落に着いたら、ちゃんとした服を買わなければいけない。サティの服はもちろんだが、俺の服もかなり汚れて酷い状態だった。
俺はサティが服を着ようと悪戦苦闘しているうちに、簡単に身体を洗った。
もちろん、サティに背を向けて。
人間の姿をしているだけで、こんなに恥ずかしくなるものなのか。急に女の子が現れて、なんだか落ち着かない。
俺も服を着て、2人でリンゴモドキを齧る。両手で果実を持って、小さな口で食べるサティは、とても可愛らしい。
「なあサティ、元の姿には戻れるのか?」
手をベタベタにして一生懸命食べているサティを見ていると癒されるが、自由に姿を変えられるかどうかは確認しておく必要があった。
「んー、できると思うよ」
「あのさ、サティがもう少し大きくなったら、俺を乗せて飛んで欲しいんだ」
「楽しそう、のせるのせる!ユーリと一緒に飛ぶ!」
サティはにこにこと笑って、リンゴモドキを頬張ると立ち上がった。
「見てて、元に戻ってみるね」
「ちょっと待て服が」
俺が制止しようとした声は届かず、サティは銀色の光に包まれた。
無情にも俺の作った服がビリビリと破れる音が聞こえてくる。
葉で作った服だ、破れたって問題ないさ、と自分に言い聞かせた。
サティの姿はどんどん大きくなる。光が消えると、ドラゴンの姿に戻っていた。
「出来たよ、ユーリ」
サティが勢いよく抱きついてくる。硬くなった鱗を頬に感じながら、竜の姿になってもサティは可愛いな、と俺は思った。
「また少し大きくなってないか?」
「そうかな?」
俺はサティの頭を撫でながら言った。昨日よりも一回り身体がおおきくなっている気がする。
「よし、じゃあ今日は空を飛ぶ練習を続けよう」
「ユーリはわたしに乗る?」
「いや、まだ乗るには早いかな。もう少し大きくなったら乗せてもらうな」
「わかった、がんばるね!」
サティはそう言うとそのまま羽ばたいて飛んでいった。
「サティは思い立ったら行動するタイプなのかな」
地面に残った服の残骸を見ながら思わず呟いてしまった。
さて、残された俺はどうしようか。
サティの成長スピードを考えると、俺を乗せて飛べるようになるのもそう遠くはないだろう。
人が住む場所までどれくらいの距離があるのかわからない以上、ある程度準備が必要だよな。
サティには服も必要だ。着心地は良くないかもしれないが、葉から何着か作っておこう。
何より覚えたばかりの『形態変化』をものにしたい。
それから、昨日掘り出した鉱石や荷物を運ぶ鞄が欲しい。これも葉や木から作れるかもしれない、試してみよう。
サティがいつ戻ってきてもいいように、俺は泉の周りでできることから始めるのだった。
寝起きのせいか、それとも現実離れした光景のせいか。思考が追いつかない。
瞬きを繰り返すが、目に映る光景は変わらない。これは現実のようだ。
まあ元々、夢を見てるようなものかと思うと、妙に納得した。
俺を見てか細い腕を振る女の子の首には、白金のメダルが輝いている。
女の子はまだ10歳くらいだろうか、子どもに接した機会がないのでなんともいえないが、小学生くらいだと思う。
透き通るような白い肌、日光に照らされきらきらと光る銀髪、そして青みがかったクリクリした瞳。
うん、サティだ。
一体何が起きたのか、サティは人間に姿を変えていた。しかもとてつもない美少女に。
とりあえず服が必要だ。
水浴びをする小さな女の子をいつまでも直視するわけにはいかず、俺は森に駆け込んだ。
葉っぱで隠してもらうか、と真剣に考えてしまった自分に喝を入れて何かないかと探し始めた。
『自然の気配』を使い集中すると、近くでピンと来るものがあった。森の中を少し歩くと大きな葉をつけた大木が姿を現した。
こんな巨木があったとは。神秘的な佇まいをしている。
地面に落ちている綺麗な葉を両手で持つ。俺の上半身ほどの大きさだ。たしかに大きさは十分だろうが…。
これで服を作ることなんて出来るのだろうか。
俺は葉を数枚集め、地面に重ねて置いてみた。
ここは魔法の存在する異世界だ。今の俺はサティから魔力を補給することができる。物は試しだ、やってみよう。
俺はゆっくりと目を閉じて、心の中に緑色の服をイメージした。作りの簡単なTシャツとパンツだ。そして積み重ねた葉が少しずつ服へと形を変えていく様子を思い浮かべる。
俺は目を開いた。積み重ねた葉にはなんの変化もない。
今度は指先に集中してみた。力が指先から葉に飛んでいくイメージだ。
すると、俺の指先からパチパチと静電気のような音が立ち始めた。
葉まで飛んでいけ!と念じると、パチパチとした光が指先を離れた。ふわふわとゆっくり葉まで飛んでいく。
そして葉は光に包まれて…
服になっていた。
成功だ。神から魔法の才能はもらっていないが、葉を服に変えることが出来た!
このスキルは、『形態変化』と名付けよう。
何もないよりはマシな程度だが俺は達成感を胸いっぱいに感じて、サティの元へ走っていった。
「あ、ユーリどこいってたの?ユーリも水浴びしようよ」
サティは水浴びをしながら、いつものトーンで話しかけてくる。
「ああ、後でな。それよりサティ、どうやって人間になったんだ?」
「わかんない!朝起きたら身体が小さくなってたの!でも翼はちゃんとあるよ」
そう言って背中を向けると、小さな一対の翼が生えていた。可愛らしいが翼の形は変わっていない。
「サティ、水から上がったらこの服を着るんだ。人間はみんな服を着てるんだ、ほら、俺もそうだろ」俺は自分の服をつまみながら言った。
「はーい」サティは元気よく答えた。素直な子だ。
集落に着いたら、ちゃんとした服を買わなければいけない。サティの服はもちろんだが、俺の服もかなり汚れて酷い状態だった。
俺はサティが服を着ようと悪戦苦闘しているうちに、簡単に身体を洗った。
もちろん、サティに背を向けて。
人間の姿をしているだけで、こんなに恥ずかしくなるものなのか。急に女の子が現れて、なんだか落ち着かない。
俺も服を着て、2人でリンゴモドキを齧る。両手で果実を持って、小さな口で食べるサティは、とても可愛らしい。
「なあサティ、元の姿には戻れるのか?」
手をベタベタにして一生懸命食べているサティを見ていると癒されるが、自由に姿を変えられるかどうかは確認しておく必要があった。
「んー、できると思うよ」
「あのさ、サティがもう少し大きくなったら、俺を乗せて飛んで欲しいんだ」
「楽しそう、のせるのせる!ユーリと一緒に飛ぶ!」
サティはにこにこと笑って、リンゴモドキを頬張ると立ち上がった。
「見てて、元に戻ってみるね」
「ちょっと待て服が」
俺が制止しようとした声は届かず、サティは銀色の光に包まれた。
無情にも俺の作った服がビリビリと破れる音が聞こえてくる。
葉で作った服だ、破れたって問題ないさ、と自分に言い聞かせた。
サティの姿はどんどん大きくなる。光が消えると、ドラゴンの姿に戻っていた。
「出来たよ、ユーリ」
サティが勢いよく抱きついてくる。硬くなった鱗を頬に感じながら、竜の姿になってもサティは可愛いな、と俺は思った。
「また少し大きくなってないか?」
「そうかな?」
俺はサティの頭を撫でながら言った。昨日よりも一回り身体がおおきくなっている気がする。
「よし、じゃあ今日は空を飛ぶ練習を続けよう」
「ユーリはわたしに乗る?」
「いや、まだ乗るには早いかな。もう少し大きくなったら乗せてもらうな」
「わかった、がんばるね!」
サティはそう言うとそのまま羽ばたいて飛んでいった。
「サティは思い立ったら行動するタイプなのかな」
地面に残った服の残骸を見ながら思わず呟いてしまった。
さて、残された俺はどうしようか。
サティの成長スピードを考えると、俺を乗せて飛べるようになるのもそう遠くはないだろう。
人が住む場所までどれくらいの距離があるのかわからない以上、ある程度準備が必要だよな。
サティには服も必要だ。着心地は良くないかもしれないが、葉から何着か作っておこう。
何より覚えたばかりの『形態変化』をものにしたい。
それから、昨日掘り出した鉱石や荷物を運ぶ鞄が欲しい。これも葉や木から作れるかもしれない、試してみよう。
サティがいつ戻ってきてもいいように、俺は泉の周りでできることから始めるのだった。
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