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魔界にて 拓海視点
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目の前が歪んで、体が宙に浮く感覚がしたと思ったらボスンッと背中が柔らかいものに触れた。
な、なに?なに?何が起きた?
辺りを見渡す。
高そうな調度品が置かれた広い部屋だった。
どこだここ。俺の部屋じゃない。
これ…ベッドか?
手に触れる肌触りのいい感触はシーツで、背中にあるのはベッドだった。
俺は見知らぬ部屋の巨大なベッドの上にいるらしい。
…強制的に魔界に転移とか…コウモリが喋ってたけど…
ここ、魔界なのか?
どうなってんだよ…ファンタジーすぎる…
アレクもいないし。
取り敢えずベッドから下りようとした時、キィッと部屋の扉が開いた。
銀の長髪の、とんでもなく綺麗な顔をした男が部屋に入ってきた。
「初めまして。カネザキタクミくん」
「は、」
なんかこう…オーラが、ヤバい。エロい。存在そのものが妖艶だ。声すらも。
「私の名はオーウェン。“淫魔王”とも呼ばれているね」
「っ!?」
こいつが淫魔王?お、王様?
「そんなに緊張しないでいいよ。昨日アレクに君のことを聞いてね。ぜひ一度会ってみたくなったんだ。手荒な招待を許してほしい」
そう言いながらギシリとベッドの上に上がってくる淫魔王。
あっという間に俺の上に跨がられ、顔の横に手をつかれる。
端から見れば押し倒されているような図になってしまった。
グッと近くに顔を寄せられる。
首に男のサラサラした銀髪が触れて、くすぐったい。
「…なるほど…人間の中でも、整った顔の部類だね……匂いも…たしかにアレク好みのものだ。」
ち、近い……なんか…この状況、ヤバくないか?
な、なに?なに?何が起きた?
辺りを見渡す。
高そうな調度品が置かれた広い部屋だった。
どこだここ。俺の部屋じゃない。
これ…ベッドか?
手に触れる肌触りのいい感触はシーツで、背中にあるのはベッドだった。
俺は見知らぬ部屋の巨大なベッドの上にいるらしい。
…強制的に魔界に転移とか…コウモリが喋ってたけど…
ここ、魔界なのか?
どうなってんだよ…ファンタジーすぎる…
アレクもいないし。
取り敢えずベッドから下りようとした時、キィッと部屋の扉が開いた。
銀の長髪の、とんでもなく綺麗な顔をした男が部屋に入ってきた。
「初めまして。カネザキタクミくん」
「は、」
なんかこう…オーラが、ヤバい。エロい。存在そのものが妖艶だ。声すらも。
「私の名はオーウェン。“淫魔王”とも呼ばれているね」
「っ!?」
こいつが淫魔王?お、王様?
「そんなに緊張しないでいいよ。昨日アレクに君のことを聞いてね。ぜひ一度会ってみたくなったんだ。手荒な招待を許してほしい」
そう言いながらギシリとベッドの上に上がってくる淫魔王。
あっという間に俺の上に跨がられ、顔の横に手をつかれる。
端から見れば押し倒されているような図になってしまった。
グッと近くに顔を寄せられる。
首に男のサラサラした銀髪が触れて、くすぐったい。
「…なるほど…人間の中でも、整った顔の部類だね……匂いも…たしかにアレク好みのものだ。」
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