淫魔と俺の性事情

みき

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感度操作 乳首イキ

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当たり前のように俺の部屋に居座るようになった淫魔。
人形のように整った美貌を持つそいつが、不意に呟いた。

「あー、そういえば俺、人間の感度変えられる能力もあんだよね」
「……へぇ」
「…ちょっと試してみてもいい?ご主人様」

ニコニコと笑うそいつに嫌な予感しかしなかった。



「ふっ…ふあぁあっ」
「すげーな…まだ撫でてるだけだぜ?…ご主人様」

勃起した俺の性器を指でなぞりあげながら、淫魔は笑って言った。

「はっ…っは、ぁっ…」
こいつのいうとおり、まだほとんど愛撫はされていない。
首や胸や腰を指で撫でられているだけだ。
それなのに、まるで性感帯をなぶられているような快感が走る。

「まぁ、元々敏感だもんなぁ」
「ひぐっ!?」

両方の乳首をギュッと摘ままれる。
身体がビクンッと跳ねた。

気持ちいい。いつもの比じゃない。
まるで性器を直接刺激されているような、そんな激烈な快感だ。

「ひっ…あぁあ~~~~ッ!!」

乳首をグイーッと強く引っ張られる。
それだけなのに、目の前がチカチカして、頭が真っ白になった。

「あ、ぁっ…はぁっ…んっ…」
「おおー…すげ。乳首でイッた?」
「はっ…はぁっ、…はっ」

言われた言葉にゆっくりと下を見る。俺の腹は精液で汚れてて、本当に乳首への刺激だけで、俺はイかされたらしい。

「ん、ぁっ」
「…もっとヨくしてやるよ」
そのまま性器へと伸ばされる手に、俺は青ざめた。乳首だけでこんなに気持ちがいいのに、これ以上されたら、きっと俺はおかしくなってしまう。
数週間前、こいつに何度も連続でイかされて気を失った時のことを思い出す。
過ぎた快感はただの拷問だ。

「まって…」

淫魔の手を握る。

「なに?」
「いつも、ので、いい…」

ふるふると首を横に振って、体を擦りよせる。
「ご主人様?」
「はぁっ……感度…あげなくていい…いつものお前で十分気持ちい、から……」
「…そう?」

俺の言葉に淫魔は機嫌が良くなった。俺を抱き締めて耳や首筋に幾度もキスを落としてくる。

さっきまでと違ういつも通りの感覚に、俺はほっと胸を撫で下ろした。
こいつの扱い方、俺にもちょっとずつ分かってきた気がする。
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