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「よぉ廉」
「げ」

口をゆすいで教室に帰る途中、またしても声をかけられた。
こういうときに会いたくないと思う相手ナンバーワン。ツラはいいけど面倒臭い、清水龍也りゅうや
すぐに詰め寄られて、階段の踊場で壁ドンされる。
なんでこういうときに限って人気ひとけが全くないんだよ。

「今日も可愛いな」
「口説いても無駄ですよ。せんぱい」
「…お前今日誰かとヤったか?」
「…なんで」
「エロい匂いがする」
「犬ですかあんたは」

俺の首筋に顔を寄せ、スンスンと匂いを嗅ぐ先輩。
普通のやつならドン引きだけど、先輩は顔がカッコいいからキモくはない。

「こっち…使ったのか?」
「っ、」
ビクッ!

制服の上から尻の狭間を撫でられる。
グニグニと何度もそこを押すものだから、無意識に先輩とのセックスを思い出してしまった。
やばい…なんか、

「答えろ。廉」

…うずく。

「っ…て、ない…」
「ほんとか?反応してんじゃねぇか」
「それは…先輩がさわる、から」 
「何された?相手は誰だ?まさかまた中山じゃねぇだろうな?」

「ちが、う……あ、」

先輩の手が前に回り、俺のソコに触れる。
やばい…やばいぞ…このままだと、勃つ。

「言えよ」
「っ」

俺のちんこを服越しに刺激しながら、耳元で囁く先輩。熱い吐息が耳に触れるだけでもヤバいのに、舌まで這わしてくる。

ピチャ…

「ひぅ……し、知らない!知らないやつ…フェラしただけ」
「ほお…」
「も、やめ」
「勃たせといて、何言ってんだよ」
「こ、こんなとこで、できない!」

俺の耳から舌を下ろし、頬を舐め、唇を舐める。
このままここでおっぱじめそうな雰囲気の先輩に訴える。
こんな人目に付く場所で公開プレイするほど、俺は変態じゃない。

「それもそうか。行くぞ」

俺の手を引き、先輩は歩き出す。ああ、勃ってるから歩きづらい。じゃ、なくて。

階段を登り少し行くと、保健室があった。
不在の貼り紙を無視して扉を開け、中に連れ込まれる。
先輩は内側から鍵をかけると、俺を数個あるベットの内の一つに押し倒した。

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