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「ぃっ、五十嵐!!」

「ん?」

「あ…」

「何か用ですかぁー?」

廊下を歩いていたら急に名前を呼ばれた。
振り向くと、顔を赤く染めた1人の男子生徒がいた。
良くも悪くもない、見たことのない顔だ。
何やらもぞもぞして、落ち着きがない。

お誘い…かな。

「…五十嵐の、噂、聞いて…」

「ふーん。それで?」

「っ、…俺でも、いいのか?」

「金くれるんならね。いくら?」
「1万…」
「…1万かぁ」
「…、」

正直今日はあまり気分じゃない。
安いし、断ってもいいけどぉ…

「あー…フェラだけなら、いいよ」
「ほんとか?」
「うん。」

金が手にはいるなら、ヤる。

「屋上…行こっか」







グプッ…ジュッ…じゅぽっじゅっ…ッ…

「あ、ああ!…ッ五十嵐…!」
「……ん……ぐ、ぅ……っ!…」

目の前の男のモノを咥えて、顔を動かす。
先端に舌を這わせて、吸って、愛撫する。
思っていたよりもナニがデカくて苦しい。
この男が遅漏じゃないことを祈るばかりだ。

「…っ出る!」

「んぶっ!!」

どうやら心配はいらなかったらしい。
男の体が震えて、口に吐き出される苦い液体。
俺はそれを無理矢理嚥下する。出すと汚れるしね。

目の前の男は夢見心地といった様子で荒い呼吸を落ち着けている。
あ、やばい、今日はまだ金を貰っていない。

「余韻に浸ってるとこ悪いけど、金。ちょうだい?」
「…はぁ、はぁ……ああ…」

男は思い出したようにポケットから財布を取り出し、中から万札を取り出した。
それを俺に差し出す。

「どーも。じゃあねー」

俺は金を受け取り自分のポケットに入れるとそそくさと背を向ける。

「あ、…待って、俺3組のにしおか…」

男が何か言っていたが、無視して屋上の扉から外に出る。

「きょーみないっつーの」

あー気持ち悪ぃ…早く口ゆすぎたい。

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