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楽しい楽しい新生活1
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洋一の部屋から全ての荷物が運び出され、トラックに詰め込まれた後
洋一は鍵を返す為に申し訳なさそうに管理人室を訪れた
「すいません管理人さん…何か突然引っ越しが決まっちゃって…
コレ…返しに来たんですけど――」
洋一は突然の引っ越しに
きっと管理人から色々お小言を貰うだろうなと覚悟を決めて
管理人に鍵を差し出すが――
「あ、わざわざどうも~皆瀬さん。」
管理人はニコニコと愛想笑いをしながら洋一から鍵を受け取った…
「え…あの…」
「?どうかしましたか?」
「いや…突然色々な手続きすっ飛ばして引っ越す事になったもんだから――
管理人さん、怒ってるんじゃないかなと思って…」
オドオドと管理人の顔色を窺いながら話す洋一に
管理人は満面の笑みを浮かべながら笑い飛ばす
「なぁ~に言ってるんですかぁ~皆瀬さん!w
佐伯さんからはもう既に迷惑料も頂いておりますし――
それにその他の手続きも既に済ませてもらっているんで
気にしなくても大丈夫ですよぉ~w」
「え…」
―――迷惑料って…
「それじゃあ皆瀬さん、 新天地での生活、頑張って下さいね!
では失礼いたします~」
「あ…今までお世話になりました…」
管理人は皆瀬に会釈をするとさっさと管理人室の奥に消えていき
洋一は納得のいかないまま命達の待つ車へと戻る
「あの…命さん…迷惑料って――」
「ああ…お前自身にも迷惑をかけた事だし、それ込みでの迷惑料だ。
お前が気にする事では無い。ホラ、早く車に乗れ。」
「でも…」
「いいから気にするな。」
命からそう言われ、洋一は命と一緒に渋々車に乗り込んだ…
暫く車が走ったところで
「俺のマンションに着いたらまずコンシェルジュにお前の住人登録と同時に
俺の部屋のオートロックを外すのに必要な顔認証と指静脈認証に
お前の顔と静脈を登録させるからお前は――」
「…?“命さんの部屋のオートロック”を外すのに必要な…?」
「…?そうだが…?」
「――いくら俺が秘書という立場だからって…
命さんの部屋のオートロックに俺の顔と静脈登録しちゃマズイのでは…?
俺が簡単に命さんの部屋に出入りできるようになっちゃう…」
「…?だから登録するのだが?」
「………え?」
「今日からお前は俺と一緒の部屋に住むのだから…
登録するのは当たり前だろ?」
何を言っているんだ?と言わんばかりに怪訝な表情をしながら洋一を見る命に
洋一に表情が強張る
「あ、の…俺は俺で別に部屋が用意されているんじゃ――」
「…?お前の部屋はちゃんとあるぞ?
俺の部屋はマンション最上階のペントハウスで
いくつか使っていない部屋があるから――
着いたらお前が好きな部屋を選ぶといい。
あ、後、お前の衣類や靴、小物などは部屋に運ばせるが
家具家電は悪いが倉庫に預けさせてもらうぞ?
もう必要な物は全部揃っているからな。」
「は…はあ…」
命の住むマンションの何処か一室が
自分の住む部屋に割り当てられるものとばかり思っていただけに
まさかの命との同居に洋一は混乱する
―――同居だなんて俺…聞いてないんですけど…?
どうしてこうなった???
洋一は鍵を返す為に申し訳なさそうに管理人室を訪れた
「すいません管理人さん…何か突然引っ越しが決まっちゃって…
コレ…返しに来たんですけど――」
洋一は突然の引っ越しに
きっと管理人から色々お小言を貰うだろうなと覚悟を決めて
管理人に鍵を差し出すが――
「あ、わざわざどうも~皆瀬さん。」
管理人はニコニコと愛想笑いをしながら洋一から鍵を受け取った…
「え…あの…」
「?どうかしましたか?」
「いや…突然色々な手続きすっ飛ばして引っ越す事になったもんだから――
管理人さん、怒ってるんじゃないかなと思って…」
オドオドと管理人の顔色を窺いながら話す洋一に
管理人は満面の笑みを浮かべながら笑い飛ばす
「なぁ~に言ってるんですかぁ~皆瀬さん!w
佐伯さんからはもう既に迷惑料も頂いておりますし――
それにその他の手続きも既に済ませてもらっているんで
気にしなくても大丈夫ですよぉ~w」
「え…」
―――迷惑料って…
「それじゃあ皆瀬さん、 新天地での生活、頑張って下さいね!
では失礼いたします~」
「あ…今までお世話になりました…」
管理人は皆瀬に会釈をするとさっさと管理人室の奥に消えていき
洋一は納得のいかないまま命達の待つ車へと戻る
「あの…命さん…迷惑料って――」
「ああ…お前自身にも迷惑をかけた事だし、それ込みでの迷惑料だ。
お前が気にする事では無い。ホラ、早く車に乗れ。」
「でも…」
「いいから気にするな。」
命からそう言われ、洋一は命と一緒に渋々車に乗り込んだ…
暫く車が走ったところで
「俺のマンションに着いたらまずコンシェルジュにお前の住人登録と同時に
俺の部屋のオートロックを外すのに必要な顔認証と指静脈認証に
お前の顔と静脈を登録させるからお前は――」
「…?“命さんの部屋のオートロック”を外すのに必要な…?」
「…?そうだが…?」
「――いくら俺が秘書という立場だからって…
命さんの部屋のオートロックに俺の顔と静脈登録しちゃマズイのでは…?
俺が簡単に命さんの部屋に出入りできるようになっちゃう…」
「…?だから登録するのだが?」
「………え?」
「今日からお前は俺と一緒の部屋に住むのだから…
登録するのは当たり前だろ?」
何を言っているんだ?と言わんばかりに怪訝な表情をしながら洋一を見る命に
洋一に表情が強張る
「あ、の…俺は俺で別に部屋が用意されているんじゃ――」
「…?お前の部屋はちゃんとあるぞ?
俺の部屋はマンション最上階のペントハウスで
いくつか使っていない部屋があるから――
着いたらお前が好きな部屋を選ぶといい。
あ、後、お前の衣類や靴、小物などは部屋に運ばせるが
家具家電は悪いが倉庫に預けさせてもらうぞ?
もう必要な物は全部揃っているからな。」
「は…はあ…」
命の住むマンションの何処か一室が
自分の住む部屋に割り当てられるものとばかり思っていただけに
まさかの命との同居に洋一は混乱する
―――同居だなんて俺…聞いてないんですけど…?
どうしてこうなった???
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