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蛇鏡SSまとめ8(2020年12月)

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〈≪悲しみの夜、あの日の記憶、君がいない季節≫
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【あの日の記憶:Q神】
 大切に胸に抱いていた面影を、完膚なきまでに穢されたあの日。その許し難い残酷を、この魂に芽生えた激しい憎悪を、自分は決して忘れない。
 あの悪辣で残忍な夜の神は、痛みさえも悦楽にすり替える淫蕩な神は、自分が向ける憎しみなどそよ風ほども気にかけないのだろう。それでも、憎むことを、敵対することを、自分は決してやめないだろう。
 一方が他方を打ち負かすまで、どちらかが完膚なきまでに敗北するまで。この憎しみを、いつまでも新鮮に燃やし続けよう。

【君がいない季節:青年神】
 まだあいつに会えないまま、また季節は巡っていく。金色と黒の毛皮を纏った、美しくて優しいあの獣に。
 いつも寄り添ってくれたあの温もりも、優しく喉を鳴らす声さえも、いつの間にか朧に霞んで、思い出せなくなっていく。記憶は散り散りになり、壊れ崩れ、手から零れ落ちていく。
 それでも自分には、あいつが必要なのだ。あいつに帰ってきてほしいのだ。季節が生まれ暦が巡るようになったこの大地で、あいつと走り回りたいのだ。
 だから。自分は決して、諦めたりしない。

〈≪髪飾り、苦い記憶、メツトリ≫
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【苦い記憶:Q神】
 苦しい夢から覚めたのは、まだ朝の気配さえも遠い真夜中だった。闇の中で震える息を吐き、ケツァルコアトルは髪を掻き上げた。
 冷たい汗が指に絡みつく。まだ激しく脈動して鎮まらない心臓。努めて深い呼吸を繰り返しながら、闇に慣れ始めた目で部屋を見回す。
 許しも得ずに踏み込んでくるあの夜の神は、今夜は現れなかった。そのことにケツァルコアトルは安堵していたというのに、忌まわしいその声を聞かずに済んだことで、穏やかに眠りに落ちることができたのに。

 なのになぜ、安らかであるべき眠りをその邪悪な神に脅かされてしまったのだろう。思い起こしたくもないその声は、なぜ夢の中に響いていたのだろう。
 きらきらと輝いていた面影を見失った、あの絶望の夜。邪悪で淫蕩な笑みに思い出を穢され塗り潰された、あの苦痛。その記憶は何度でも何度でも、この胸を蝕み続ける。きっと、いつまでも。
 あの残忍な夜の神は、苦い記憶に苛まれることさえもないのだろう。そのことが少しだけ、羨ましいような気がした。

【メツトリ(月):X神】
 夜を照らす光となったテクシスカトルも随分と高慢ちきで嫌な奴だったが、この夜の神も相当なものだ。夜に関わる神には本当に碌な奴がいない。ショロトルが呆れながら眺めていると、ふと振り向いたそいつが不満げな顔をした。
「何をぼんやりしている。手を動かせ」
「手伝わせといてそれかよ」
 夜明け前に叩き起こされても薬草摘みに付き合ってやっているショロトルの寛大さに、こいつはもっと感謝するべきではないのか。こいつが何か用があって準備していたらしい花を駄目にしたのは多少は悪かったかもしれないが、代わりの花はショロトルも用立ててやったのだ。

 だがそれを指摘すればまた生意気な言葉が返ってくるだけだから、ショロトルは仕方なく口を閉じて地面に目を向けた。若い草は残せと言われたので育ちきっている草に手を伸ばしながら、尋ねてみる。
「あとどんだけ要るんだよ?」
「夜明けの光を浴びる前にしか摘めない薬草だ。時間がないのだから、真面目にやれ」
「やってるだろーが」
 言い返すと、信じていない様子でふんと鼻を鳴らされる。本当に生意気なやつだと呆れながら、ショロトルはまた一本の薬草を引き抜いた。
 白々しい月は、まだ沈まない。

〈≪トラロカン、追いすがる、黒曜石の刃≫
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【追いすがる:青年神】
 今日はもうおしまい。そう宣言して立ち上がったが、一番小さな子狐が追い縋ってきた。引き止めるように頻りに鳴いて、トリマトリの裾を口で引っ張ろうとする。
 つい絆されて、仕方ないなと笑いながらまた腰を下ろした。そうすると子狐だけでなく他の獣達も、喜んで体を擦り寄せてくる。
 温かくて柔らかい獣達。鋭い牙や爪も持っているけれど、それを突き立ててくることなんて決してない。装束を破かれてしまうのも愛嬌だ。
 子狐を膝に抱き上げ、耳の後ろを撫でてやる。小さな獣は甘えた声で鳴いて、手に頭を擦り付けてきた。

〈≪落下、「君だけ」、陥落≫
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【「君だけ」:X神】
 ショロトルの善良ぶっている兄弟神、お高く止まった風の神。そいつの残忍な一面を、攻撃性を、剥き出しにさせるのはあの生意気な夜の神くらいのものだ。
 それを指摘してやったら、風の神はどんな顔をするだろう。あの夜の神がそいつにとって「特別な存在」であるという単純で明瞭な事実を、傍目には明らかなそんな事柄までもを、見て見ぬふりを続けているあいつは。
 激怒か、狼狽か、あるいは聞き流すふりでもするか。けれど射抜いてやった一矢はその胸に深く突き刺さり、何かを変えていくのだろう。

 変化して、変容して。その先にあるのは完膚なきまでの瓦解か、あるいは壊滅の先に何かが生まれるのか。何か柔らかで温かな感情でも、生まれる可能性は僅かでもあるか。あの二神の関係が、何か奇妙な変化を遂げるのか。
「……つまんねえな」
 万が一にもそれはないだろうが、億が一にそうなるのは何とは無しに不愉快だ。だからショロトルは、その言葉をあえてぶつけてやらないことに決めた。ショロトルさえ口を閉じていれば、他の誰も指摘したりする筈もないから。

〈≪落下、「君だけ」、陥落≫
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【陥落:X神】
 ショロトルが神殿に戻ると、ここに居るべきではない神が堂々と寛いでいた。民と共に戦場に赴いていた筈の、軍神でもある夜の神が。
「何、勝手に入ってんだよ」
「お前の許しなど必要ない」
「あるだろ」
 どこまでも身勝手な言い草には、溜息さえ出ない。着替えを始めながら、さほど関心のない問いを儀礼的に投げてやった。
「戦はどうだった?」
「他愛もないな、あっさり陥落した。もっと持ち堪えてくれねばつまらない」
「あー、そーかよ」

 今頃は民を統べる王や貴族らが、打ち負かした国との交渉に勤しんでいるだろう。貢物のこと、領地のこと、交易のこと、今後の「花の戦争」のことと、決めるべきことはいくらでもある。
 着替えを終えて寝床に腰を下ろすと、我儘な夜の神は当然のように擦り寄ってきた。淫らな目をして見つめてくるので、鼻で笑ってやる。
「お前こそ、最初っから陥落してんだろ」
「お前に言われたくはない」
 不遜な言い草を咎めてやっても良かったが、ショロトルとしても申し出に乗ってやるのは吝かではない。だから気楽にそいつの体を引き寄せ、組み敷くことにした。

〈≪倒れ込む、翡翠、悲しげな微笑み≫
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【倒れ込む:青年神】
 獣達と遊ぶことにも少し疲れて、草の上に仰向けに倒れ込んだ。眩しさに目を細めながら、明るい昼の空を眺める。
 今にも天頂に至ろうとする太陽の光が目を射抜く。突き抜けるような青さが目に焼き付く。雲ひとつない空は、厭わしいほどに明るく照り映えている。
 騒がしく煩わしい昼間なんかよりも、夜の方がずっとずっと美しくて居心地もいい。けれど薬草を集めるためには昼間に歩き回らなければならない時もあるから、夜には眠ってしまう獣も遊んでやらないと寂しがるから、仕方がないのだ。

 山猫の子供が不思議そうに鳴きながら腕を舐めてくるので、笑って起き上がり、抱き上げた。転げ回ることに夢中になって乱れた毛並みを整えてやりながら、もう一度空を仰ぐ。
 あの高く遠い王座にも、もう未練はない。ここで、あそこよりもずっと民に近い場所で、揶揄ってやったり気に入れば手助けしてやったりする方が、ずっと楽しい。
 そもそもどうして、自分はあの玉座を望んだのだったろう。ちらりと頭を過った疑問も、すぐに忘れた。

【翡翠:青年神】
 美しく硬い翡翠も、いつかは砕ける。全てのものはいつか滅びる。遅かれ早かれ、終わりは必ず訪れる。
 自分達神々はそのことを民にも教えてやったし、民は不十分な点はあれどそれを理解している。叶わない「永遠」を希うような愚かな民ならばさぞ辟易させられるだろうが、表立ってそんな愚昧な祈りを口に出す者は滅多にいない。
 だから、だろうか。その滅多にないほど愚かしい祈りに、つい興味を惹かれたのだ。
「死ぬのがそんなに怖いか。僕が出す問いに答えられたら、望みを叶えてやるよ」

【哀しげな微笑み:青年神】
 哀しげに微笑んで見せると、愚かなその神は目に見えて狼狽えた。胸の中でほくそ笑みながら、更に言葉を続ける。
「困らせてごめんね。もう、お前には近づかないようにするから」
 じゃあね、ありがとう。わざと不自然な笑みを作って見せて背を向けると、慌てたように腕を掴まれた。吃りながら訴えられる聞き苦しい声は、この胸に響くことなくすり抜けていく。
「……いいの? 本当に?」
 さも感極まったように声を揺らして、瞳を潤ませて。そうしながら、甘い満足が胸を温めるのを感じた。
 お前はもう、僕の獲物だ。

〈≪恋情、運命、落下≫
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【恋情:X神】
 いけすかない兄弟神はまた、生意気な夜の神との揉め事を起こしたらしい。よくも飽きないものだと呆れながら、ショロトルは風の神の神殿を訪れてみた。
「随分と手酷くやられたなあ?」
「うるさい、出ていけ」
 棘だらけの声ごときで怖気付いて逃げ帰るくらいなら、最初からこんなつまらない場所に来る筈もない。笑い飛ばして腰を下ろし、ショロトルは気軽に声を投げ掛けた。

「今度は何だって?」
「お前には関係ないだろう」
 苛立った声で切り捨てながらも、兄弟神の頭の中はあの夜の神への怨嗟でいっぱいなのだろう。それがありありと読み取れる横顔を見物しながら、ふと奇妙な想念が胸を掠めるのをショロトルは感じた。
 深く激しく憎んで、意識の片隅には常にあの夜の神の姿があって、片時も忘れることさえできなくて。それはどこか、仄暗い恋に似ているようにも思えた。

〈≪炎、空を仰ぐ、再会≫
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【炎:青年神】
 ゆらゆらと燃える光。自分の手で生み出した、他の神々さえもまだ知らない輝き。満足して眺めていると、遠くから呼び声が聞こえた。
 見咎められないように「火」を消し、その名残も片付けたとき、そいつは現れた。こちらを見て、呆れたような顔をする。
「何してんだよ、こんなとこで?」
「僕の勝手だろ。何か用?」
 軽くあしらってやると、そいつはますます呆れたような顔をする。同じ表情のまま、そいつはやはり馬鹿にした声で尋ねてきた。

「なんだか妙な匂いだな。今度は何のまじないだよ?」
「お前に言ったって分かんないよ、どうせ」
 用があるなら早く言えよ。重ねてそう促してやると、やっとそいつはここへ訪ねてきた用事を語り出す。神々が集まって、次の太陽を決める話し合いをするらしい。そんなくだらないことに、興味はないけれど。
「仕方ないな、行ってやるよ。すぐ行くから、先行ってろよ」
「言われなくたって、待ってやる気なんざねえよ」

〈≪嫉妬、指を絡める、誰もいない神殿≫
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【嫉妬:X神】
「ねえねえ、これは? これはなんて名前?」
「そんなのも知らねえのかよ? ほんと、物を知らねえ奴だな」
「良いから教えてよ」
 生意気で知りたがりな少年神の相手をしてやりながら、ちらりと視線を流す。思った通り、立ち竦む兄弟神はそれはそれはひどい顔をしていた。
 殆ど憎しみに近いその目付きは、確かに嫉妬の眼差しだ。善良ぶっている風の神は、その感情を決してそうは名付けないだろうけれど。

 密かに笑った時、装束をぐいぐいと引かれた。目を戻すと、身勝手な少年神がむくれた顔をしている。
「教えてよ、早く」
「分ぁかったよ、うるせえな」
 仕方なく草の名前を教えてやると、少年神が満足げな顔をして小さく復唱する。なんとはなしに、そのふにふにした頬を摘んでみた。
「なんだよ、触るなよ」
「別にいーだろ、なんも減らねえよ」

【指を絡める:Q神】
 もうやめてくれ。呻くように訴えても、青年神はそよ風ほども気にかけた様子を見せない。ただ淫らに笑ってケツァルコアトルの性器に指を絡ませ、嬲るように舌を這わせる。
「嘘吐き。気持ちいいくせに」
「違、!」
 熱く湿った口の中へと迎え入れられ、悲鳴を噛み殺す。邪悪な青年神は喉を震わせて笑い、一層熱心に吸い付いてきた。
 無理にでも引き剥がしてしまおうと、まだ薄さの残る肩に手を伸ばしかける。けれど寸前に上目遣いに見上げられた途端、つい手が止まってしまった。

〈≪リュウゼツラン(メトル)、果たせなかった約束、幻影≫
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【幻影:X神】「42.名付け得ぬ花の鮮やかに」頃
 あの風の神の幻影は、いつもそこにいる。いつでも、いつまででも、夜の神の心を縛っている。
 そのことに憎悪と嫉妬を燃やしていられた局面を、ショロトルは既に通り過ぎた。残されたのはただ諦めと、捨てきれない執着だけ。
 ショロトルは決して兄弟神になれない。どれほど望んでも、狂おしく焦がれても、夜の神はショロトルを望まない。けれど、横槍を入れているに過ぎないと自覚していても、「もういい」と告げることがどうしてもできない。
 だから今日も、ショロトルは夜の神の神殿を訪れる。望まれているのは自分ではないと、分かっているのに。

〈≪悲しげな微笑み、再会、花の戦争≫
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【再会:X神-1】「42.名付け得ぬ花の鮮やかに」頃
 まだ眠っている夜の神を眺めながら、ぼんやりと考えた。あの風の神が戻ってきたら、もう一度こいつの前に姿を現したなら、こいつは最初にどんな言葉をかけるのだろう。そしてあいつは、こいつに何を言うのだろう。
 きっと最初に交わされるのは、甘やかで優しい言葉などでは全くないのだろう。あまり素直になれない奴らだから。こいつとあいつが重ねた時間の大部分は、あまりにも刺々しかったから。

 けれど、あまりにも明らかな事実がある。こいつがあいつを今でも変わらずに待ち続けているという事実が、あいつもずっとずっとこいつを欲しがっていたという事実が。
 だから必ず最後には、二神はお互いを許して、共に在ることを選ぶのだろう。もう二度と離れ離れになることなく、寄り添い合うのだろう。
 最初から分かりきっているそんなことに、ショロトルの胸は今更痛んだりなどしない。切ないと思う資格さえ、持たないのだから。

【花の戦争:青年神】用語としての「花の戦争」もありますが、このSSではあえて意味をずらしています。
 花々は色を競い合うように咲き誇っている。数えきれない色が鮮やかに照り映える野を歩くのは、眩しくて煩わしい昼間でもさほど嫌な気分ではない。
 目当ての薬草が固まって生えている場所までは、少し周り道をながら行ってもいいだろう。そう決めて、歩む方角を少し変えた。
 風を浴びながらのんびりと歩いて、花や薬草の茂り具合を見るともなしに眺めて、花の香りが漂ってくればそちらへ行ってみて。獣と遊ぶのも民や他の神で遊ぶのも楽しいが、こんな日も悪くない。満足しながら草の上に座った。

(2022年7月SS)
【雨期の情景 #夏という言葉を使わずに夏を一人一個表現する物書きは見たらやる :蛇鏡(X神)】(2022年7月追加)
 雨の神々が遊びに興じた後は、肌寒いほどに涼しくなる。なので上掛けを引き寄せようとしたが、また我が物顔で入り込んできていた青年神が不満げに引っ張り返してきた。
「何だよ、取るなよ」
「俺のだ、馬鹿」
「お前の兄弟神が余計なことしたせいで寒いんだぞ。だからお前が責任取れよ」
 理屈になっていない理屈をつけて、どこまでも不遜な青年神はさっさと上掛けに包まってしまう。無理やり奪い返してもよかったがそれすらも億劫だ。なので上掛けごとそいつを抱きしめて暖を取ることに決めた。ぶつくさ文句を言われようとも、もう耳を貸すものか。
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