上 下
28 / 45

其は音も無く生まれ落つ

しおりを挟む
 その昼下がりにケツァルコアトルが森へ足を向けてみたことに意味はなかった。夕暮れの務めまでにはまだまだ時間があったし、空はよく晴れていた。鳥達も森で鳴き交わしているのだろうと考えて、様子を見に行ってみようかと思い立ったというだけだった。
 鬱蒼と繁る森の中に足を踏み入れると、天高く輝く太陽の明るさも遠ざかる。その分だけ、森の奥で鳴き交わす鳥や獣の声が鮮やかに聞こえ始める。つい唇を緩めて、ケツァルコアトルは迷いなく足を進めた。
 緑のインコが数羽、高い枝の上で噂話に夢中になっているのに耳を傾けながら、そっと通り抜ける。熱心に羽繕いをしていたマシコはケツァルコアトルに気付くと慌てた様子でやってきて、ちぃちぃと挨拶をする。笑って答えた。
「好きにしていていいんだよ。邪魔して悪かったね」
 一層奥へ歩いていくと、木の幹に身を絡ませている蛇と目があった。考え深げな目をした生き物が、声を立てずにやはり挨拶をする。微笑みを返し、また先へと進んだ。
 行手にぽかりと空き地らしいものが見える。そこまで行ったら戻ろうか。気楽にそう考えていると、足元を灰色の狐が駆け抜けた。軽やかな足取りで空き地に飛び込んでいく小さな姿に、反射的に足を早めて追いかける。どうしてそんなことをしたのかと、すぐに後悔するとも知らずに。
 ぽんと空き地に飛び込んだケツァルコアトルは、その場で立ち竦むことになった。まさか今ここで出会すとは思いもしなかった神が、伸び伸びとそこに寛いでいたから。
 顔も見たくない、淫らで忌まわしいその神。まだケツァルコアトルに気付くことなく、のんびりとした様子で座り込んで、小さな獣達の遊びを眺めている横顔。思いも掛けないほどの穏やかな眼差しに、ケツァルコアトルは言葉を失い立ち尽くした。
 獣らに向けられている瞳には、慈しみとさえ呼べそうな色が確かに宿っている。親が我が子に向けるのにも似た、清らかな愛情が確かにそこにあった。
 胸の奥が、揺さぶられたような気がした。遠い遠い取り戻せない記憶が、ちらちらと光を放って息を吹き返しそうになった。それを喜ぶべきなのか厭うべきなのかさえ分からずに、ケツァルコアトルはただ食い入るように見つめていた。
 山猫と戯れあっていた山犬の子供が、ふとその遊びに飽きたように顔の向きを変える。その幼獣は甘えた声を上げ、座って眺めていた神へと一目散に駆け寄った。戯れ付かれたその神がくすくすと笑う。
 その神は何も言わず、ただ子犬の耳を指先で撫でた。相手をしてもらえた子犬が、喜びの声を上げる。見守っていた他の獣らも、嬉しげな声を上げると我先にその神へと飛び付いた。 
 小さな獣らに纏わり付かれ、その神は擽ったげに笑い声を上げる。やはり言葉を発することなく、咎めることもせず、ただ獣らの好きにさせている。最初に飛びついてきた子犬を抱いている腕は、愛おしむようにその毛皮を撫でている。その目がふとこちらに向けられ、立ち竦んでいたケツァルコアトルは狼狽した。
「っ!?」
「……何だ。貴様か」
 驚いた様子もなく呟いたその神は、もはや見慣れてしまったあの嘲笑を浮かべた。その不快だが馴染みのある表情に、ケツァルコアトルもやっと自分を取り戻す。
 自分は何を勘違いしようとしたのだ。こんな邪悪な神に、美しいあの光の片鱗を見たような錯覚に陥るなど。深く自分を嫌悪しながら、ケツァルコアトルは努めてそっけない口調を装った。
「……お邪魔して悪かったね」
「全くだ。獣が驚く」
 あっさりとした調子で言い捨てるその神は、今はケツァルコアトルと諍いをする気分ではないようだった。もう興味を失ったようにふいと目を逸らすので、ケツァルコアトルも口を閉じる。もう不快な遭遇のことなど忘れようと、さっさと自分の神殿に戻ろうと、踵を返しかけたときだった。
 何かの弾けるような音、そして怯えたように口々に鳴き出す獣の声。思わず振り返ると、その神もはっとした顔で立ち上がるのが目に入った。
 声の方に目を向けようとする前に、その神が駆けて行く。迷いなく木に手をかけ登り始めるのでその樹木を目で辿って、思わず息を飲んだ。
 夜の神が遊んでくれないからと退屈したのだろうか。木登りをして遊んでいたらしい山猫の子供が、その体の重みで半ば折れた枝に縋り付いて怯えた声を上げている。随分と高く細い枝に登ってしまったらしいその向こう見ずさは、幼い冒険心がさせたことなのだろうか。
 あんなにも高い枝から落ちれば大怪我をする、命も危ういかもしれない。恐れに苛まれながらも手出しさえできないケツァルコアトルが見上げる先で、その神はするすると幹を登って行った。
 思いがけない身軽さで木を登り詰めたその神は、少し低い枝から幼獣に手を差し伸べる。けれど怯え切っている子猫は、身を縮こまらせるばかりで動くことができないらしかった。その様子を見て取ったその神が、迷わずまた次の枝へと体を引き上げて行く。
 危ない、折れてしまう、君も落ちる。叫びそうになって、けれど集中を乱してはいけないと声を飲んで。そうしながらケツァルコアトルは、そう叫ぼうとした自分自身に頭の片隅で戸惑った。
 枝から優しく抱きとられた子猫が、怯えと安堵の入り混じった声でか細く鳴く。その声に少しだけ胸を撫で下ろしたケツァルコアトルの視線の先で、その神は慎重に木を降り始めた。
 登れたのだから降りてもこられるだろう、自分がここにいる必要もない。そう思い出したケツァルコアトルは、今度こそ立ち去ろうとした。けれど何とはなしにまた目を向けた先で、それは起こった。
 既に半ばまで降りてきていたその神の手の中で、何の前触れもなく枝が折れて落ちた。身を寄せ合い見守る獣らの、怯えた声。その神が息を飲む声が、聞こえた気がした。
 態勢を立て直すことも出来なかったその神が、落下していく。それがやけにゆっくりと、目に焼き付いた。
 考える暇さえもなかった。ただ咄嗟に駆け寄ったケツァルコアトルは、庇うように山猫を抱きしめているその神を抱きとめた。
「っ!」
「ぅ……!」
 腕の中に落ちてきたその神を支えきれずに、無様に地面に転がる。背中を打ちつける痛みに声が漏れる。獣らの怯えた声。腕の中の体が震えた気がした。
 痛みに目の前が明滅するような感覚に耐えながら目を開ける。驚いたようにこちらを見ている両眼と目が合った。茫然とした声が漏らされる。
「どう、して……」
 見開かれた瞳は、常の残忍な光も嘲笑も置き忘れていて。ほとんど、透明ですらあって。遥か昔に失われたあの無垢な光に、どこか似ていて。束の間食い入るように見つめてから、そうしてしまった自分とそれをさせたこの神に怒りが湧いた。 
 あの少年神は、もうどこにもいないのに。この淫らで残酷な神が自ら、その息の根を止めたのに。なのに一瞬でも似ていると感じてしまった自分が、心から情けない。
 ぶつける先のない苛立ちに耐えながら、目を逸らした。素っ気なく言い切る。 
「一応は仲間だろう。他の理由なんてないよ」
 そうだ、理由などない。ただ咄嗟に体が動いたというだけだ、それだけなのだ。
 放って置いたところでどうとでもできただろう、とか。怪我をしようがどうしようが構ってやるようなことではない、とか。そうした冷静な判断が、追いついてこられなかっただけだ。
「早く退いてくれないか」
 目を合わせないままに言い捨てると、その神がはっと体を震わせる。躊躇うような僅かな間の後でその神はもたもたと起き上がり、腕に抱いたままだった子猫をそっと下ろした。
 その猫が親猫に飛びついてみいみい鳴くのを聴きながら、ケツァルコアトルも身を起こした。わざとその神の方を見ないまま、装束についた草を払い落とす。やはり目を向けないままに、努めて素っ気なく言った。
「それじゃ」
「あ、あ……」
 どこか心ここに在らずなような声音にちらりと違和感を覚えたが、今は一刻も早くこの場を去りたい。だから立ち尽くしたままのその神には目もくれず、ケツァルコアトルは空き地を後にした。

 慣れたくもないのに馴染んだ気配が、意識を呼び覚ました。
 目を開けると、寝床の傍に膝をついているのはやはりその神だった。暗く沈む部屋の中、その表情は窺い知れない。
 こちらが目を覚ましたことなど見て取っているだろうに、その神は何故か黙りこくっている。そのことを怪訝に思った時、纏う雰囲気もどことなく常とは異なることに気づいた。
 躊躇うような、何かを言い出しかねているような、そんな気配を漂わせて。こちらの出方を伺うように、妙に弱気で受身な態度で。その様子を少しだけ妙に思ってから、自分が気にしてやることではないと思い出した。
 気紛れで放埒なこの神の考えなど、どうだっていい。何か文句をつけたいのならば自分から言い出すだろう。ケツァルコアトルが気にかけて促してやったり尋ねかけてやったりするような間柄では、元よりないのだから。
「する気があるなら、早く脱ぎなさい」
 だから、ただ素っ気なく言った。他にこの神の用事などある筈もないから、それ以外の意図でこの神がケツァルコアトルを訪れる理由はないから。当たり前のことを、ただ告げた。
 だというのに、その神は何故かびくりと肩を震わせた。怯えるように息を飲む声が、聞こえた気がした。頭の隅で小さな違和感が閃いたが、すぐにもどかしいような苛立ちがそれを塗り潰す。
「そのために来たんだろう?」
 そうに決まっている。この淫らで悪辣な神の用件など、決まりきっている。だから仕方なく水を向けてやっているのに、さっさと済ませて追い出したいからそうしてやっているのに、何をぐずぐずしている。何をそんな小芝居をしているのだ。
 自分も身を起こしながら、苛立ちを込めて睨み付ける。また小さく身を震わせたその神は、僅かに躊躇うような間を置いてからぎこちなく装束を解き始めた。それを横目に、ケツァルコアトルも自分の装束に手を掛ける。
 脱ぎ落とした装束を投げ出してもう一度目を向けると、その神は僅かに俯くようにして所在なさげに床に目を向けていた。妙に大人しくしおらしいその様子に、また微かな違和感が芽生える。その不愉快な芽を払い捨てるように、ケツァルコアトルは手を伸ばしてその神を引き寄せた。

 今夜のその神はやはり妙に大人しく、どこか遠慮がちな態度に思えた。奇妙なように感じて、けれど尋ねるほどのことではないから、ケツァルコアトルは何も言わずにその体を暴いて内へと押し入った。
「っ……!」
「ぅ……っ」
 その神がやっと小さく漏らした声を聞きながら、ケツァルコアトルも快感の呻きを堪える。目を閉じて震えているその神の様子をちらりと眺め渡しながら、上がりかけている呼吸を整えた。
 体の下で、その神はどこか怯えるように身を強張らせ、きつく目を閉じている。自分からすり寄ってきたくせに、無理強いに耐えるようなその様子。また苛立ちが胸を貫いて、素っ気なく吐き捨てた。
「この淫乱」
「っ……!」
 その言葉を選んだことに、意味などあろう筈もない。数え切れないほどぶつけてやっている言葉だから、口をついただけだ。この神だって、少しでも傷付いた様子を見せたことさえない。
 この淫売はいつも嘲るように笑って、減らない口で何倍もの罵言を投げ返してくる。忌々しい嘲笑を無駄に美しい顔に貼り付けて、残酷な言葉でケツァルコアトルを甚振ろうとする。
 なのに今日だけは、違った。やっと目を開けたその神は、何も言わず見上げてくる。詰り返すこともせずに、ただ黙りこくっている。傷付いたような瞳で、じっとケツァルコアトルを見つめてくる。
 その瞳の切なげな色に、僅かに心臓が揺れた気がした。だがすぐにまた、苛立ちがそれを塗り潰す。
 これまで散々にケツァルコアトルを嬲り踏みにじっておいて、今夜だけはそんな顔をするこの神。それが無性に癪に触った。
 そんな眼差しの理由など、どうだっていい。少しでも傷付き痛みを覚えたのならば、それは丁度良い報いだ。もっと傷付けばいい。もっと、もっと。
 ケツァルコアトルが傷付いたのと、同じだけ。この淫らな神自身によって完膚なきまでに穢されたあの光を思って、ケツァルコアトルが苦しんだのと同じだけ。もっともっと、痛みに苛まれればいい。
「ぁ、あ!?」
「煩いよ」
 残忍な衝動に任せて腰を動かし始めると、思わずと言った様子で嬌声が上がる。素っ気なく咎めながら、容赦なく揺さぶり立てた。
 か細く声を漏らしたその神が、唇を噛みしめる。珍しく誰かに声を聞かれるのを嫌がっているのならば、殊勝なことだ。ケツァルコアトルに咎められたからと言って、黙るような神ではないから。頭の隅で考えながら、また口をついて出るままに蔑みを落とした。
「相変わらずお盛んだね。一昨日も来たのに、もう欲しくなったのかい。こんなに物欲しそうに、締め付けて」
 吐き捨てると、体の下ではっきりとその神が体を震わせた。驚いたように内側が一層狭まり、ケツァルコアトルの熱に絡み付いて精を搾り取ろうとする。
 反射的に息を詰めて快感をやり過ごしてから、胸の残酷な衝動が一層激しく高まるのを感じた。だからケツァルコアトルは、笑って吐き捨てた。 
「言うと締まるな。酷いことを言われるのが、気持ち良いのか?」
「っ……」
 怯えるように息を飲むのが聞こえたが、その意味など考える必要もない。どうせ何の意味もないことだ。だから笑みを浮かべ直し、殊更優しく囁いた。 
「もっと言ってあげよう」

 淫乱。はしたない。いやらしいね。恥ずかしくはないのかい。君は気にしたこともないんだろうね。
 優しい声で囁き掛けながら、容赦なく快感で責め立てる。一言一言にその神が鮮やかに浮かべる怯えの色が、残酷な喜びとなって胸を温めた。
 いやだ、と。細い声が聞こえた気がした。
 構うものか。殊更優しく微笑んでやり、その腰を掴み直した。くぅっとその神が息を飲む。
「事実じゃないか。君は誰にでも脚を開く淫乱で、はしたない色狂いだ。誰だって知ってる。」
 怯えた表情を見下ろし、笑いながら言い含めてやる。その神の瞳に絶望が過ぎったようにも見えたが、ケツァルコアトルが気にかけてやるほどのことは何もない。だからそれ以上は何も言わずに、一層の快感で責め立ててやることにした。
 繰り返し繰り返し腰を叩きつけていると、その神の呼吸が熱を帯び切なげになっていく。自分も高まる快感を感じてゆるく息を吐いたケツァルコアトルは、おずおずと首に絡み付いてくる腕を感じた。
 辿々しく首に縋り付いてきたその神が、躊躇いがちに顔を寄せようとしてくる。ケツァルコアトルは寸の間疑問に思い、やっとその意図を汲み取った。
 だが、分かったからといって応えてやる義理などない。だからさっさと腕を振り払い、素っ気なく突き放した。
「君と口付けなんてしたくないよ」
 言い捨てて、それ以上突き入らせる前にと一層腰の動きを激しくする。体の下の神が嬌声を切れ切れに漏らし、苦しげに小さく身を捩った。そんなことには構わず、その腰を一層強く掴む。
 追い上げて、追い詰めて、上り詰めて。頂点に達するのは、ほぼ同時だった。痙攣する内壁が狂おしく絡み付き、ケツァルコアトルの精を一滴残らず搾り取ろうとする。その感覚に快楽の呻きを堪えた。
 声にならない声を、聞いた気がした。

「いつまでぐずぐずしているんだ?」
 早く出て行ってくれ、私は君と違って忙しいんだよ。焦れて投げかけた声に、床に座り込み黙りこくっていたその神は僅かに顔を上げた。暗い部屋の中、その表情はもう窺い知れない。瞳だけが、鈍く光っているのが見えた。
 ケツァルコアトルが業を煮やしてまた言葉をぶつける前に、また床に目を落とした淫らな神は大人しく従った。傷付いたような気配を滲ませて、物言いたげな様子で、体を引きずるように立ち上がる。のろのろとした動きで、打ち捨てられていた装束を拾い上げ纏い始める。
 そのいかにも被害者然とした態度が癪に触った。自分から求めてきたくせに、呼びもしないのにやってきたくせに、何故そんなにも身勝手な振る舞いができる。散々にケツァルコアトルの感情を弄び蹂躙しておきながら、何故傷つけられた者のような顔ができる。
 苛立って溜息を吐き、もうその神からは顔を背けた。窓の外に目を向ける。朝の気配さえも、まだまだ遠い。
 けれど、あと数刻もすれば夜は明ける。明け方の務めで、ケツァルコアトルも出向かなければならない。自分もそろそろ用意を始めた方が良いのだろうが、それはこの目障りな神を追い出してからだ。考えながら目を向けると、ちょうど身支度を終えたばかりらしいその神と目が合った。
 何をぐずぐずしているんだ、早く出て行け。そんな言葉をぶつける前に、その神は何も言わずに踵を返した。思いがけないほど迷いのない足取りで、部屋を出ていく。振り向きもしない姿は、すぐに見えなくなった。
 それを見送って、ふうと溜息を吐いて。何とはなしに、ケツァルコアトルは寝床に腰を下ろした。すっかり冷えて体温の名残さえも残していないそれを、意味もなく掌でなぞる。
 意味などない。何の意味もなさない。あの放逸で淫奔な神の意図を探ろうとするなど、無益なことこの上ない。何度も、そう自分に言い聞かせるのに。
 言葉もなく切なげに見上げる瞳が、何故いつまでもちらつくのだろう。ケツァルコアトル自身にさえさっぱり分からなかった。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

ようよう白くなりゆく

BL / 完結 24h.ポイント:0pt お気に入り:36

無自覚美少年の男子校ライフ♪

BL / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:662

四十路の元側近は王だった夫と息子に翻弄される

BL / 完結 24h.ポイント:28pt お気に入り:250

《BL》転生令息は悪役よりも壁志望、もしくは天井でも可!

BL / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:1,132

騎士と狩人

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:38

《猫の日SP》呪いをといて

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:73

前世が俺の友人で、いまだに俺のことが好きだって本当ですか

Bee
BL / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:34

食べたい2人の気散事

BL / 完結 24h.ポイント:49pt お気に入り:73

電車の男

BL / 完結 24h.ポイント:42pt お気に入り:558

国外追放された僕が欲しいものを手にした話

BL / 完結 24h.ポイント:71pt お気に入り:285

処理中です...