蛇と鏡の誰そ彼刻

水笛流羽(みずぶえ・るう)

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はじまりの海の光明

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 それは最初の夜明けが世界を照らすよりも、ずっとずっと昔の物語。古の時代、神々の御代の出来事。
 人間の大地と天空が作られる以前、地上にはただ海だけが広がっていた。恐ろしい怪物が身を横たえるその海へは、神々さえも滅多に近寄ろうとはしなかった。
 神々の世界は海の怪物の手が届かない高みにあり、そこには神々が必要とする何もかもがあった。神々はその国で満ち足り、満たされ、他の何も必要としてはいなかった。
 空には太陽や月や星もなく、今は燃え尽きた「原初の半太陽」の弱々しい光の他には、輝くものは何もなかった。世界は暗がりの中に沈み、神々を讃える音楽や踊りもそこにはなく、静けさに満ちていた。神々とその眷属だけが、その暗い世界を歩き回っていた。
 
 風の神として生まれたケツァルコアトル「羽毛ある蛇」は、神々の国を歩き回るのが好きだった。ぶらぶらと気の向くままに漂い歩き、草花の間を通り抜けたり、蝶の翅を眺めたり、鳥を呼び集めて並ばせてみたりと、そんな気ままな遊びを楽しんでいた。
 鬱蒼と木々が生い茂るその場所へ足を進めてみたことにも、意味はなかった。神々でさえ恐れる獣がそこをねぐらにしていることはよく知っていたが、そう奥まで踏み込むつもりも今はない。
 好んでよく掃除をしているコアトリクエ「蛇の婦人」と礼を交わしながら通り過ぎた。いつも陽気なショチピリ「花の王子」が跳ね回っているのを少し立ち止まって眺めてから、誘いを辞退してやはり通り過ぎた。彼ら以外には他の神々に出くわすことなく、ケツァルコアトルは木々が生い茂るその場所に到着した。
 木々の間に足を踏み入れると、暗い世界が一層翳りを増す。だが他の輝きをまだ知らないケツァルコアトルにはそれが当たり前であったから、恐れもしなかった。下草を踏みながら、軽やかに前へと進んでいく。
 どこかで鳥が鳴き交わしているが、姿は見えない。あの鳴き方はコンゴウインコのつがいだなと考えながら、その声から遠ざかるように足を進めた。愛を語らっているその鳥達を、邪魔するのも忍びない。
 木の枝に巻きついて眠っている蛇を起こさないように脇を通り過ぎながら、首を傾げる風琴鳥にも静かにするよう合図する。青い羽の小鳥は開きかけていた嘴をきゅっと閉じ、生真面目に頷いた。
 少し高い枝に、長い美しい尾羽のケツァール鳥が声も立てずに止まっているのを見かけた。呼び寄せるほどのこともないなと考えながらも、何とは無しに立ち止まって見上げる。
 鮮やかな緑の羽をしたその鳥は見上げる神に気づくと、低い枝に舞い降りてきて挨拶をした。考え深げな目がじっと見つめてくるので、笑って答える。
「今はいいよ。好きに遊びなさい」
 鳥はやはり考え深げに頷き、また礼をして飛び去った。それを見送り、ケツァルコアトルもまた歩き出す。

 気紛れに飛ぶ蝶を追ってみたり、少し先に咲いている花を見に近寄ってみたり。そんな気ままな散策をしているうちに、気付けば森の奥まった場所まで来てしまっていた。
 些か遠くまで来てしまった、そろそろ戻ろうか。そう考えながら周りを見回した時、ケツァルコアトルはその姿に気づいた。少し先のやや開けた場所に佇む、そのほっそりした影に。
 まだ年若い、幼いとさえ言えそうな、一柱の男神。いや、少年神と呼んだ方が適切かもしれない。知らない顔だと思いながら、挨拶くらいはしようと近づくことにした。
 葦のようにすんなりとした体付きをしたその少年神は、歩み寄っていくケツァルコアトルにまだ気づかない。何かを探すように、頻りにきょろきょろと周りを見回している。
 一体、あの少年神は何をしているのだろう。何か無くし物でもしたにしては妙な様子だとケツァルコアトルが怪訝に思った時、視界の端で影が音もなく動いた。何気なくそちらに目を向けて、ぎくりと足が止まる。
 最も力強く最も恐ろしい獣、オセロトル。神々にまで襲いかかる、金色の獰猛な猛獣。それが身を低くして下草に身を隠しながら少年神へと這い寄り、今にも飛びかかろうとしている。背を向けている少年神は、全く気づいていないらしい。
 声を上げ警告するよりも早く、少年神の細い体にオセロトルが飛びかかった。大きな体が細い細い少年神を押し倒し、のしかかり、完全に隠してしまう。
「っ!」
 血の気が引くのを感じながら、反射的にそちらへと走り出した。悲鳴が聞こえないのはひと噛みで頸を砕かれたかと、もはや手遅れかと、絶望しながら。
「大丈夫か!?」
 声を上げながら駆け寄る。その声に驚いたのかむくりと顔を上げたオセロトルの下から、少年神の小さな顔も見えた。獣に押し倒されながらも体を捻ったのか、仰向けに倒れている。
 不思議そうな、邪気のない、二対の瞳。思いがけないその眼差しに、不意を突かれた。
「何か?」 
 オセロトルにのしかかられたままの少年神が、澄んだ声で尋ねてきた。間延びしてさえいる落ち着き払ったその声に、ケツァルコアトルもやっと我に返る。
「い、や。襲われているのかと」
 言い訳じみた言葉が、つい尻すぼみになる。自分の勘違いに朧げながら気付き始めて、慌てた自分が恥ずかしくなった。
 改めて見ると、のしかかるオセロトルは少年神の繊細な肌や細い手足を傷つけないようにと細心の注意を払っているようだった。爪を立てないように、体重を掛けすぎないようにと、姿勢を調整しているのが見て取れる。
「違うよ。どうして?」
 少年神にあっけらかんと否定されるまでもなく、どう見てもこの小さな神と大きな獣は仲良く戯れ合っていただけだ。オセロトルが背後から飛びかかったのも、彼らのお気に入りのそうした遊戯だったのだろう。
 胸を撫で下ろしながら、安堵のあまり顔が緩む。不思議そうに見上げる少年神とオセロトルに詫びた。
「ちょっと心配になったものだから。邪魔をして悪かった」
「シンパイ?」
 聴き慣れていないらしい声音で復唱した少年神は、少し興味を惹かれたような顔をした。オセロトルに軽く押さえられている腕を動かして、その金色の毛並みの前足を軽く叩く。
 少年神に合図されたオセロトルは、のそのそと少年神から降りてその隣に座り込んだ。少年神も起き上がって、こちらを向いて座り直す。そして、好奇心を目に宿して尋ねてきた。
「シンパイって何?」
「え?」
 思わずまじまじと相手の顔を見るが、冗談を言っている様子ではない。少年神は好奇心に光る目をして、答えを待っている。その様子に、朧げに理解する。
 この少年神は、本当にその概念を知らないのだ。「心配しているんだよ」「心配させないで」と言ってくれる誰かを持ったことがないのだ。誰かに「心配された」ことがないのだ。
 神々は誰かに、他の神々にさえ、世話を焼かれる必要が殆どない。生まれ落ちたその時から神々は完成した存在なのだから、親鳥に育てられる雛のような不完全な期間を過ごさない。だが「心配」という言葉は、その概念は、歴然として存在し、当たり前の言葉として言い交わされている。
 この少年神はもしかしたら、他の神々と関わったことがまだないのかもしれない。誰にも気付かれずに生まれ落ち、誰にも見出されることなく、ずっとこの奥深い森の中で、オセロトルだけを相手に過ごしていたのかもしれない。「心配される」ことの温もりさえ知らないほどに他の神々から遠く遠く離れて、今まで過ごしてきたのかもしれない。
 そんな想像をしてしまいながら、ケツァルコアトルは言葉を探した。少年神の前に自分も腰を下ろしながら、ゆっくりとした口調で教える。
「『心配』というのは、相手に悪いことが起こりそうな時に、それが起こるのは嫌だな、そうなって欲しくないな、と思うことだよ」
「悪いこと?」
 不思議そうにまた繰り返した少年神は問いを重ねようとして、何か思いついたように口を閉じた。瞳に納得の色が浮かぶ。
「僕がこいつに負けると思って、シンパイしたの?」
「あ、ああ、そうだね」
「何で?」
「え?」
 間髪入れずに問われて、言葉に詰まる。少年神は不思議そうに繰り返した。
「何でシンパイしたの? 僕がこいつに負けても、貴方には何もないのに」
 心配とは当然の感情であり自然な反応だとばかり思っていたケツァルコアトルとしては、正面から理由を尋ねられると返答に困ってしまう。冷や汗を掻きながら、何とか答えを捻り出した。
「誰かが痛い目に遭ったり怖い思いをしたりするのは、嫌な気分だからね」
「そうなの?」
 少年神はまだ納得していないらしかったが、ひとまず気は済んだらしい。それ以上尋ねず、出し抜けににこっと笑った。
「よく分からないけど、ありがとう。シンパイしてくれて」
「い、いや、」
 屈託無く礼を言う少年神はそうしていると一層あどけなくて無垢で、若木のような真っ直ぐさで。その明るい笑顔は何故か、透き通る水晶を弱々しい半太陽に翳した時のきらっと目を眩ませる光を思わせる。ケツァルコアトルはつい口籠もり、さりげなく目を逸らした。
 少年神のきらきらするような笑顔を向けられるのは何故だか気まずくて、むず痒くて、けれどその笑顔をいつまでも見つめていたいような気もして。自分に違和感を感じながら、慌てて他の話題を探した。
「君は、いつもここに居るのかい?」
「時々、樹がない所にも行くよ。他の神に会ったこともある。貴方には初めて会ったけど」
 あっさりと教えてくれる少年神に頷きながら、先ほど胸を過ぎった想像を修正する。そうしながら、ついまた考えを巡らせた。
 この少年神が初めて出会った神は、自分ではないのか。いったいどの神、もしくは女神だろう。その神に、この少年神は何を話したのか。先ほどのきらきらした笑顔を、その神にも向けたのか。
 そんなことを考えながら、ちりちりとした得体の知れない感情が胸を刺していることに気づいて戸惑った。何なのだ、この奇妙な感情は。だがそれを特定する前に、頷いた少年神は小さく唇を尖らせた。
「でも、あっちはあんまり好きじゃない。こいつとここにいる方がいい」
 大人しく少年神の傍らで座っていたオセロトルは、少年神に目を向けられると嬉しげに喉を鳴らした。甘えるようにぐるぐると唸りながら、少年神に顔を寄せてその頰を舐める。少年神は明るい笑い声を上げた。
「こら、擽ったいよ」
 軽やかに咎めながらも、その手は優しくオセロトルの首を撫でる。オセロトルも甘えた唸り声を上げ、少年神に頭を擦り付けた。
 少年は先ほどと同じ水晶の光に似た笑顔を、惜しげも無くオセロトルに向けている。それを眺めていると得体の知れない棘は抜け落ちて、じんわりした温かさが胸に宿り始めた。
 思わず自分も微笑んだケツァルコアトルはその時になって、まだ名乗りあってさえいなかったことを思い出した。今更ながらと、自分の名を告げる。
「私はケツァルコアトルと言うんだ。君の名前は?」
「ナマエ?」
 ケツァルコアトルの方に顔を戻した少年神は、また不思議そうな顔をした。その表情にこちらも驚く。不意を突かれている間に、少年は訝しげにまた尋ねてきた。
「ナマエって何? それ、僕もいま持ってるもの?」
 自分の装束を引っ張ってみている少年神に、やはりそうなのかと驚きを新たにする。この少年神は、名前と言う概念も知らないのだ。
 何かや誰かに呼びかけることも、呼びかけられることもなく、この少年神は過ごしてきたのだ。それを寂しいとも、悲しいとも、ちっとも思わずに。
 それを哀れだと感じるのは、きっと逆に無礼なのだろう。自分を諌めながら、ケツァルコアトルは丁寧に言葉を選んだ。
「『名前』とは、誰かや何かが持っている、それを呼ぶための言葉のことだよ。私は君のことを、何と呼べばいいかな?」
「僕?」
 不思議そうに呟いた少年は視線を落とし、少しの間考えた。それからおもむろに顔を上げ、はっきりとした口調で言う。
「僕は僕だよ。僕を誰が何て呼んでも良いけど、僕はこの僕だよ」
 明瞭に言い切るその瞳は真っ直ぐで、自分という存在を揺るぎないものとして信じている。その澄んだ瞳にまたきらきらするようなものを感じて、ケツァルコアトルは思わず目を細めた。
「そうか」
 呼ばれるべき名前を持たない神。それを不自然とも不便とも感じていない、このきらきらとした少年神。ケツァルコアトル自身も、それが哀れだとか奇異だとかいう思いはもう持っていなかった。
 この少年神が森を出て他の神々と交わる日がもしも来たならば、誰となく彼のことを特定の名前で呼び始める者が現れるだろう。その名前はやがてこの少年神に装束のように馴染み、元から少年神の一部だったような自然さで言い交わされるのだろう。
 けれどこの少年神は今はまだ、名前という枠組みに押し込められることなく、伸びやかで自由なのだ。それはとてもこの少年神に相応しいあり方のような気がした。
「そうなんだね」
「そうだよ」
 また呟くと、少年神も真面目な顔でこっくり頷く。その仕草が見た目相応の幼さで、愛らしくて、つい笑ってしまった。少年神は笑われた理由が分からないのか一瞬だけ怪訝な顔をしたが、それよりも気になることがあるらしい。また好奇心を目に宿し、尋ねてくる。
「ナマエって、何にでもあるの? 鳥にも、獣にも、虫にも? 石にも樹にも、草にも花にも、全部? みんなナマエを持ってるの?」
「ああ、そうだよ」
 答えながら、内心舌を巻く。薄々感じていたが、この少年神は幼い見た目に似合わずに随分と頭の回転が速いらしい。こちらが教えたことをすぐに理解し、それ以上のことを推測し、問いを投げかけてくる。
 つきっきりで知識を与えてやる者が現れたなら、そうした存在を得たなら、この少年神は驚くほどの速さでそれを飲み込み、吸収し、我が物にするのだろう。乾き切った砂地に水が染み込んでいく程の速さで、何もかもを覚えていくのだろう。
 その土地に咲くのはきっと、驚くほどに美しい、輝くような花なのだろう。そんな想像をしていると、また考え込んでいた少年が顔を上げた。目をきらきらさせて隣のオセロトルに手を伸ばしながら、尋ねてくる。
「ねえ、こいつは? こいつはなんてナマエ?」
 好奇心に目をきらきらさせる少年神に首を摩られながら、オセロトルも金色の目を無邪気に光らせてこちらを見つめている。会話が分かっているのならば、随分と賢い獣だ。思わず微笑みながら答えた。
「私達は、彼のような獣を『オセロトル』と呼んでいる。でもその名前は似た姿の他の獣にも使うから、彼のことは君の呼びたい名前で呼んであげると良いよ」
「僕が、呼びたいナマエ?」
 不思議そうに繰り返した少年神は、また少し思案顔をした。だがケツァルコアトルが補足の説明をしてやる前に、早くも飲み込んだらしい。顔を上げ、ゆっくりと確認するように尋ねてきた。
「つまり、貴方が『神』の中の『ケツァルコアトル』なのと同じってこと? こいつは『オセロトル』だけど、こいつだけのナマエで僕が呼ぶこともできるってこと?」
「ああ、その通りだよ」
「そっかあ」
 納得したように頷いた少年神は、オセロトルに目を向けて嬉しそうに笑った。オセロトルも機嫌の良い声で唸りながら、少年神の薄い肩に頭を擦り付ける。その仲睦まじい様子にまた微笑みながら、思わず呟いてしまう。
「仲が、良いんだね」
「うん」
 当然のように頷く少年神に同意するように、オセロトルもぐるぐると唸った。少年神のほっそりした手に首を撫でてもらったオセロトルは、また甘えた唸り声を出しながら少年神の頰を舐める。少年神が明るい笑い声を立てた。
「だから、擽ったいってば」
 あどけなく笑う少年神は、もう名前という概念にひと満足したらしい。いつまでも引き止めているのも申し訳ないと思い出し、ケツァルコアトルは腰を上げた。立ち去りがたいような名残惜しい気分が胸を覆っていることに戸惑いながらも、顔を上げる少年神とオセロトルに微笑んで見せる。
「悪かったね、お邪魔して」
「ううん。いろいろ教えてくれてありがとう」
 答えながら、少年神はまたあのきらきらした笑顔を向けてくれた。その表情に心臓が揺さぶられるような気がして、つい胸を押さえる。
 跳ねるように立ち上がる少年神を見上げ、オセロトルが機嫌の良さそうな声で唸った。のっそりと獣が立ち上がるのを見届けて、ケツァルコアトルもその場を後にする。依然として付き纏っている、後ろ髪を引かれるような思いを散らしながら。
 少し行って、つい振り返った。オセロトルを従えて逆の方角へとまさに走り出すところだった少年神は、一瞬だけこちらに目を留めて笑った。そのきらきらした笑顔に、また心臓が揺れる。
 少年神はもう興味をなくしたように、弾むように彼方へと駆けていく。木々の間をすり抜け、下草を踏みしめ、オセロトルとじゃれ合いながら。
 若木のように伸びやかで、健やかで。水晶のように透明で、きらきらして。弱々しい「太陽」を400集めても及ばないと思えるような、目が眩みそうな輝きを放って。
 また会えるだろうか。また話ができるだろうか。その時もまた、あの笑顔を向けてくれるだろうか。その声で、自分の名前を呼んでくれるだろうか。
 祈るような切実さで、あのきらきらする笑顔をまた思い出す。また揺れた心臓を無意識に押さえながら、ケツァルコアトルは森の外を目指して歩き出した。

○解説兼言い訳
*鳥との関係
ケツァルコアトル神が鳥と仲良しなのは私の創作した設定ではなく、そんな文献がちゃんとあります。
この神がアステカの地を追放されていった時の様子のアステカ詩「ケツァルコアトルの供儀」(野中雅代『アステカのうた』収録)に、様々な鳥達が集まってきて見守った様子が歌いこまれています。
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