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第6話③ お兄ちゃんは、夜這いの言い訳が下手すぎます※
しおりを挟むしばらく、口中をなすがままに彼の舌に犯された後、彼の唇から解放される。
「あ……んんっ」
なんとか息継ぎをしたのも束の間、また彼の舌が口の中に侵入してきた。
今度は舌を翻弄される。
二人の唇の間からぐちゅぐちゅと水のような音が聴こえてきて、なんだか恥ずかしくて仕方がなかった。
「あぅ……は……あっ……ん……シルヴァ……」
「リモーネ……」
彼の指が、私の首筋から鎖骨にかけてをなぞる。
彼の手が乳房に伸びてきたかと思うと、大きな手に包み込まれる。
そうして、彼の手がゆっくりと膨らみを揉みしだき始めた。
「ふぁっ……ぁっ……あんっ……あ……」
「柔らかいな……」
彼の手が動くたびに、だんだんと下半身が疼いてきて、両脚をぎゅっと閉じた。
ひとしきり胸の形を変えられた後、シルヴァの手がシュミーズドレスの間から伸びてきて、太腿を撫で始めた。身体がまた反応してしまい、じわじわと下着を何かが濡らしていくのが分かる。
(あ……)
そのままゆっくり、ショーツを膝のあたりまで降ろされると、彼の長い指がぬるぬると泳ぎ始めた。
小川の一件以来、数日ぶりに彼に触れられる。
「あ……そんなとこ……お兄ちゃ……ああっ……」
「リモーネ……ここが気持ちよさそうだな――」
剥かれた芽を、彼の硬い指で的確にいじられる。擦られると敏感に反応して、どんどん膨らんでいって、本当に自分の身体かと疑いたくなった。何度も指で愛撫を繰り返されていくうちに、浅い息がもれ出る。
「は……ぅ……あ、だめぇ、頭がおかしく……」
彼の突起を擦る速度が増す。
蜜口からあふれ出る愛液が、シルヴァの長い指を汚していくのが分かった。
震える手で、彼の首に手を回す。
頭の中が白んでいくと、全身がびくびくと跳ねあがった。
「ああっ……あ……ああっ……!」
荒い呼吸を繰り返す中、彼の唇が息を送り込むようにして、私の唇を塞いできた。
唇が離れた後、彼が問いかけてきた。
「リモーネ、気持ち良かったか……?」
「え、えと……シルヴァお兄ちゃ……」
返答しようとしたのだが――。
「リモーネ……くっ……!」
「え……どうしたの?」
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