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 そうして狭穴が猛る獣の象徴を全て飲み込むと、がっちりと栓で蓋をされた状態になってしまった。
 人間の時のように雄の出し入れができる状態ではなさそうだと思ったが、銀狼は私の腰を掴むとそのまま細いががっしりとした両脚を揺り動かしはじめた。

「ああっ……――!」

 背中ではぐるぐると獣の呻きと吐く息とが聞こえてくる。
 蓋をされた状態で腰を何度も揺り動かされると、内の粘膜同士が擦れ合い快感がすごかった。

「ふあっ、ああっ、ああっ……」

 月光に照らされ、卑猥な姿の自分と獣の陛下との陰が激しく揺れ動く。
 ゆさゆさと人と獣が混ざって動くと、乳房が揺れてそれも気持ちが良かった。
交合する陰を見ている内に、再び快楽のさざ波が襲ってくる。

「ああっ、あっ、あっ、あ……――」

 人外の狼に犯されているということよりも、ずっと想っていた男性と繋がり合っているという感覚の方が強かった。
 獣の腰の揺さぶりがどんどん激しくなってきて、ふさふさの体毛と柔らかな皮膚の部分が何度も臀部に触れてきて、パチュンパチュンと音を鳴らした。
 結合部から放たれるくぐもった水音もグチュングチュンと激化していく。

「あっ、あっ、あっ……」

 次第に吐声の感覚が短くなっていくに連れ、背後の狼の吐息の感覚が短くなっていって――。

「あああっ……――!」

 そうして、精が胎内に放たれると同時に――一気に快感が背中を駆け抜けていき、四肢が戦慄き脱力した。
 巨大な栓をされた隙間から白濁液がじわじわと漏れ出てきて、震える太股を流れ落ち、地面を淫らに濡らしていく。

「あっ……陛下――ああっ……また大きくなって……ああっ……――」

 だけど、文字通り獣の激しさは留まることを知らず――その晩は狼姿の陛下に延々と愛を注がれ続けたのだった。



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