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しおりを挟む「わ、分かりました」
そうして、彼の身体の上で立ち上がると、腰に引っかかったままだったドレスを足先へとゆっくりと落とす。
「下着もだ」
そうして下着も足先へとするりと通すと、ベッドの上へ脱ぎ捨てる。
「ぬ、脱ぎました……」
「想像以上に綺麗に育ってるな……ああ、隠すな、ちゃんと見せろよ……」
ケンダルの舐めるような視線を感じて、どんどん肌が上気していく。
「良い子だ……」
褒めてくる声音がやたらと色香を孕んでいて、ゾクゾクしてしまう。
なんだか下腹がきゅうっと疼いて、両脚の間にじわじわ蜜が溢れ出す。
「こ、これで本当に『特別な体液』とやらは、出ますの……?」
「ああ、出るよ。まだ出ないけど、お前の働き次第ってとこだな……さて、どうぞ、お前の好きにやってくれよ」
オデッセイはゴクリと唾を飲み込んだ。
ケンダルの身体の上にしゃがみ込むと、彼のベルトに手をかける。
カチャカチャと音が鳴り響くと緊張が高まっていく。
そうして、彼の男根を取り出した。触れると少しだけ硬くなっていて、小さな子どもの腕ぐらいの大きさはある。先端からじわりと透明な雫が溢れている。
(大きい……殿方の生殖器とは、こんな風になってますのね……)
オデッセイも一応知識としては知っているが、実際に触れるのは初めてで、緊張して全身が強張ってしまった。
「結構繊細なんだ。大事に触ってくれよ……出るものも出なくなるぞ」
「ええ、分かりましたわ」
オデッセイはそうは言ったものの、この先どうして良いか分からない。
その時、ケンダルが何か閃いた表情をした。
「そうだ。ほら、上に向かせるから両脚で挟んで前後に動いてくれるか?」
ケンダルが男根の先端を自身の顔の方へと向けた。
「ええっと、こうでしょうか?」
指示されたように、オデッセイが両脚の間――濡れた花弁で上向いた男根を挟み込んだ。
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