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第7章 2年後、3人は家族になった
37-2※
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「されたら、どうなるのかな? ここ、すごく硬くなって、俺のことすごく誘ってきてる」
「誘ってなんか、なくて……」
桃花が快楽に耐えるべく目を瞑っていたら、赤く色づいた乳輪の近くに、熱い吐息を感じた。
桃花がそっと下方に視線を送ると、総悟の翡翠の瞳と目が合った。
どうしてだか、彼は切なげに眉を顰めていて、動きもピタリと止まってしまう。
「どうしよう……」
「どうしたんですか?」
総悟が具合でも悪くなったのではないかと桃花は心配になりかけた、その時。
「俺以外に桃花ちゃんのこと、好きに吸った奴がいるんだと思うと腹立たしい」
桃花はキョトンとしてしまった。
「ええっと、私は二年前に総悟さんと結ばれて以来、他に男性と何かあったりはなくて……」
「桃花ちゃん、真面目だから、恋人はいなかったって分かってるから、その心配はしてないんだけど……」
総悟が何に憂いているのかが分からない。
「私の身体を好き放題にするような男性は……」
今しがた彼が吸おうとしていた場所が何だったか気付いて、桃花はハッとした。
(まさか……!)
「……小さい子どもだろうと、俺以外の男が君のことを知ってるのが耐えられない」
総悟が話しているのは――獅童のことだ。
「獅童は赤ん坊で授乳だから、総悟さんのものとは意味合いがそもそも違います」
「そんなの頭では分かってるけど、本能的に嫌なんだよ……ああ、もう俺ので上書きするしかないか」
「何言ってっ……ひゃあっ……! んんっ……」
総悟に先端を食まれたかと、分厚い舌先が乳輪の形に添って舐めはじめ、まるで蛇の舌先のようにチロチロと先端へと刺激を与えはじめる。
上書きが彼と評した通り、以前よりも長い時間をかけられながら、乳首を舌が弄び続ける。
「んんっ、総悟さんっ……」
「ああ、反対も……」
今度は反対の乳首を彼の唇が食んだ。乳房の付け根から先端にかけて揉みしだかれながら、硬くなった先端をじゅうっと吸われる。もう反対の乳首も指先で摘ままれ伸ばされたりしている内に、桃花の頭の芯がぼんやりしてくる。乳房に刺激を与えられているだけなのに、下腹がジンジン疼いてきて、そのまま達してしまいそうだ。
だが、その前に総悟がチュパっと唇を離して解放してきた。
舌で愛撫されてべったりと濡れてしまった二人の先端をまじまじと眺めながら、彼が舌で自身の唇をぺろりと舐める。
「ああ、あの子が君のことを好き放題してきた時間以上に、毎日毎晩、君は俺のものだって刻みつければ良いだけだって気づいたよ」
「誘ってなんか、なくて……」
桃花が快楽に耐えるべく目を瞑っていたら、赤く色づいた乳輪の近くに、熱い吐息を感じた。
桃花がそっと下方に視線を送ると、総悟の翡翠の瞳と目が合った。
どうしてだか、彼は切なげに眉を顰めていて、動きもピタリと止まってしまう。
「どうしよう……」
「どうしたんですか?」
総悟が具合でも悪くなったのではないかと桃花は心配になりかけた、その時。
「俺以外に桃花ちゃんのこと、好きに吸った奴がいるんだと思うと腹立たしい」
桃花はキョトンとしてしまった。
「ええっと、私は二年前に総悟さんと結ばれて以来、他に男性と何かあったりはなくて……」
「桃花ちゃん、真面目だから、恋人はいなかったって分かってるから、その心配はしてないんだけど……」
総悟が何に憂いているのかが分からない。
「私の身体を好き放題にするような男性は……」
今しがた彼が吸おうとしていた場所が何だったか気付いて、桃花はハッとした。
(まさか……!)
「……小さい子どもだろうと、俺以外の男が君のことを知ってるのが耐えられない」
総悟が話しているのは――獅童のことだ。
「獅童は赤ん坊で授乳だから、総悟さんのものとは意味合いがそもそも違います」
「そんなの頭では分かってるけど、本能的に嫌なんだよ……ああ、もう俺ので上書きするしかないか」
「何言ってっ……ひゃあっ……! んんっ……」
総悟に先端を食まれたかと、分厚い舌先が乳輪の形に添って舐めはじめ、まるで蛇の舌先のようにチロチロと先端へと刺激を与えはじめる。
上書きが彼と評した通り、以前よりも長い時間をかけられながら、乳首を舌が弄び続ける。
「んんっ、総悟さんっ……」
「ああ、反対も……」
今度は反対の乳首を彼の唇が食んだ。乳房の付け根から先端にかけて揉みしだかれながら、硬くなった先端をじゅうっと吸われる。もう反対の乳首も指先で摘ままれ伸ばされたりしている内に、桃花の頭の芯がぼんやりしてくる。乳房に刺激を与えられているだけなのに、下腹がジンジン疼いてきて、そのまま達してしまいそうだ。
だが、その前に総悟がチュパっと唇を離して解放してきた。
舌で愛撫されてべったりと濡れてしまった二人の先端をまじまじと眺めながら、彼が舌で自身の唇をぺろりと舐める。
「ああ、あの子が君のことを好き放題してきた時間以上に、毎日毎晩、君は俺のものだって刻みつければ良いだけだって気づいたよ」
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