6 / 8
6※
しおりを挟む吐精した後に動きが止まったように感じた彼が、肉棒で肉壁を擦り上げた後に引き抜いた。どろりと白濁した液がシーツを汚す。
「愛している、ディアーナ」
優しく抱きしめられると、汗で濡れた髪を払われ、何度も何度も口づけられる。
そうして、レナードが、まるで異国の王子様のような優しい笑みを私に向けてきた。
ふと、気になったことを、おずおずと尋ねる。
「その……レナード、なんだか慣れたように感じたのだけど……私以外の女性ともこんなことをしたの……?」
「ディアーナ、そんなことを気にしていたのか?」
「だって……」
すると、今度はゆっくりと唇を塞がれる。
というよりも、なんだかねっとり時間をかけられた気がしたけれど、気のせいだろうか。
レナードが爽やかな笑みを浮かべる。
「色んな女性に言い寄られたけれど、少年時代から俺には君しかいない。ずっと君のことだけを考えていたから、君も気持ちが良いと思ってくれたんだよ」
「レナード……そんなものなのかしら?」
「ああ、そうだ。俺の言うことが信じられないかな?」
「いいえ、信じるわ……!」
一途な彼の思いに胸が打ち震える。
その時、両脚の間の象徴が熱を帯びた。
そっと彼が部屋の中の時計を見る。
「もう時間がないな」
「ええ、そうね」
「残り少ない時間……君のことをずっと堪能させてもらうよ」
「レナード……」
彼が再び私の間に潜ってくる。
「ああっ……!」
「ディアーナ、愛している。俺には君だけだよ」
そうして、レナードが異世界の引き戻されるまでの間、ずっと私は彼と愛し合ったのだった。
105
お気に入りに追加
238
あなたにおすすめの小説
泡風呂を楽しんでいただけなのに、空中から落ちてきた異世界騎士が「離れられないし目も瞑りたくない」とガン見してきた時の私の対応。
待鳥園子
恋愛
半年に一度仕事を頑張ったご褒美に一人で高級ラグジョアリーホテルの泡風呂を楽しんでたら、いきなり異世界騎士が落ちてきてあれこれ言い訳しつつ泡に隠れた体をジロジロ見てくる話。


騎士団長のアレは誰が手に入れるのか!?
うさぎくま
恋愛
黄金のようだと言われるほどに濁りがない金色の瞳。肩より少し短いくらいの、いい塩梅で切り揃えられた柔らかく靡く金色の髪。甘やかな声で、誰もが振り返る美男子であり、屈強な肉体美、魔力、剣技、男の象徴も立派、全てが完璧な騎士団長ギルバルドが、遅い初恋に落ち、男心を振り回される物語。
濃厚で甘やかな『性』やり取りを楽しんで頂けたら幸いです!

ホストな彼と別れようとしたお話
下菊みこと
恋愛
ヤンデレ男子に捕まるお話です。
あるいは最終的にお互いに溺れていくお話です。
御都合主義のハッピーエンドのSSです。
小説家になろう様でも投稿しています。


軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?

義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。ユリウスに一目で恋に落ちたマリナは彼の幸せを願い、ゲームとは全く違う行動をとることにした。するとマリナが思っていたのとは違う展開になってしまった。
義兄の執愛
真木
恋愛
陽花は姉の結婚と引き換えに、義兄に囲われることになる。
教え込むように執拗に抱き、甘く愛をささやく義兄に、陽花の心は砕けていき……。
悪の華のような義兄×中性的な義妹の歪んだ愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる