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ハネムーン後の物語「隠し子騒動?」

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「ルイーズ……俺の最愛の女……」

 そうして、気だるげな私の耳に、彼が囁いた。

「俺にはずっとお前だけだ」

 自白剤が効いているというギルフォードが口にするのだから、間違いなく真実なのだろう。

(それにしても何だろう、媚薬の時みたいに身体が火照ったりとかはしなかったわね、自白剤といってもそんなに効果が強くないものだったのかしら……?)

 そういわれればギルフォードも吸ったはずだが……

「まあ、俺はわりと素直に生きてるから、さして普段とは変わらないと思うがな」

 答えをギルフォード自ら語ってくれた。

「自分の欲求に素直に生きてるから、わりとストレスもないし……そもそもお前がそばにいるから幸せすぎて怖いぐらいだな」

 そういうことかと思いつつ、私は彼に抱きしめられながら、幸せな眠りに就こうとしたのだけれど――

「さて、ルイーズ、休憩は終わりだ」

「……!?」

 思いがけない発言を聞いてしまって、ぎょっとしてしまう。

「俺にはあまり効かなかったが、お前にはわりと効果があって良かった」

「ええっと……」

「お前も俺に触れられたいって分かったんだ。そんなこと聞いて、堪えられるはずがないだろう……」

 お尻の辺りに熱塊がぶつかってくる。

「さあ、お前は明日は休みなんだ……これからたくさん堪能させてくれよ……」

「ええっ、ひゃあっ……!」

 そうして、その晩も一晩中彼に愛をぶつけられたのだった。
 
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