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ハネムーン後の物語「隠し子騒動?」
8※
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今度はギルフォードが衣服越しに先端を食んできた。普段なら舌で先端を嬲られるのだが、今日は獣のように牙を立てられてしまった。何度か噛みつかれると、快楽が全身を駆け抜けてしまう。
「あっ、ギルっ……ふあっ……」
「ドレス越しだと、ミルフィーユでも食んでいるような気分になるが、お前の乳房が跳ねてくるし、先端が隆起してるから刺激しやすいな」
「おかしなこと、言うのは……やめっ……」
衣服越しにギルフォードから絶え間なく刺激を与えられるため、芯が疼いて蜜口から蜜が溢れ出してしまう。両脚をまげて抵抗しようとしていたら、乳房を掴むのとは反対の手で足首をきゅっと掴まれてしまった。
そっと乳房から顔が離れた。
少しだけ物足りなさがある。
(なんでこんなに欲しがりになってしまったの、私は……)
羞恥に身もだえしてしまう。
それもそうだが、ギルフォードが足首を掴んだままなのが気になる。
すると、片足をそのまま目線の高さまで持ち上げられた。
「ギル……?」
彼の唇が指先に近づいたかと思うと、足先に恭しく口づけられる。
(あ……)
すると、彼の分厚い舌が、足指の間に差し入れられて。
「きゃっ……!」
びくんと身体が大きく跳ね上がる。
「ギル、何をやって……」
「お前の全部を嬲り尽くしたい」
「あ……」
獣のような瞳に射抜かれると、それ以上抵抗できなくなってしまう。
「お前の全て、指の先まで、全部、俺のものだ、ルイーズ……」
そうして、一本一本足指の先に口づけられた後、指間を舌で嬲られる。
「あっ、ギルっ……あっ……」
くすぐったいのを通り越して、どうしようもない快感が背筋を走り抜けていく。
全部の指の間を舐められてしまうと、火照ってしまった身体はすっかりぐったりなってしまった。
獰猛な獣の標的になってしまったような気持に陥ってしまう。
「お前は何から何まで可愛いな、ルイーズ……」
「ギル……」
そうして、彼が離れたすきに、ぱっと後ろを振り向いて、近くあった枕を抱きしめると、突っ伏した。
「ルイーズ」
「もうこれ以上したら、ダメよ、寝るのが遅くなって体に悪いんだから……」
「なあ、さっきの俺に対して気になること、話してはくれないのか?」
「……もちろんよ」
しばらく沈黙が過ぎる。だが――
「なあ、ルイーズ、お前は俺のその疑問を聞かない限りは眠れそうにないんだ」
「それは……」
「それに――お前が寝たいところ悪いが……」
普段以上に熱を孕んだ声音で語り掛けられると、気持ちがぐらぐらと揺らいだ。
「分かっているか? 室内に拡散された自白剤を俺も吸っちまってる……」
彼の言葉を聞いて、はっとなる。
言われてみればそうだろう。
(そうよ、ギルも吸って……!)
慌てて身体を起こそうとしたが、気づけば下半身の上に乗っかってきていたギルフォードに腰を掴まれてしまった。
「そろそろ自白剤も全身に回ってきた頃じゃないか?」
「あ……」
ゾクリとした感覚に襲われる。
サファイアブルーの瞳がやけに熱っぽく見えた。
「俺はお前に降りかかる不安は、全て払ってやりたいと思っている。お前が何を抱えているのか、どうか聞かせてくれないか?」
「ギル……」
そうして――背後にいるギルフォードが蠱惑を孕んだ声音で囁くように告げてきた。
「だから、いつも以上に素直なお前を晒してくれよ、ルイーズ……」
獰猛な獣の檻に鎖されてしまったのかのように、身動きがとれなくなってしまったのだった。
「あっ、ギルっ……ふあっ……」
「ドレス越しだと、ミルフィーユでも食んでいるような気分になるが、お前の乳房が跳ねてくるし、先端が隆起してるから刺激しやすいな」
「おかしなこと、言うのは……やめっ……」
衣服越しにギルフォードから絶え間なく刺激を与えられるため、芯が疼いて蜜口から蜜が溢れ出してしまう。両脚をまげて抵抗しようとしていたら、乳房を掴むのとは反対の手で足首をきゅっと掴まれてしまった。
そっと乳房から顔が離れた。
少しだけ物足りなさがある。
(なんでこんなに欲しがりになってしまったの、私は……)
羞恥に身もだえしてしまう。
それもそうだが、ギルフォードが足首を掴んだままなのが気になる。
すると、片足をそのまま目線の高さまで持ち上げられた。
「ギル……?」
彼の唇が指先に近づいたかと思うと、足先に恭しく口づけられる。
(あ……)
すると、彼の分厚い舌が、足指の間に差し入れられて。
「きゃっ……!」
びくんと身体が大きく跳ね上がる。
「ギル、何をやって……」
「お前の全部を嬲り尽くしたい」
「あ……」
獣のような瞳に射抜かれると、それ以上抵抗できなくなってしまう。
「お前の全て、指の先まで、全部、俺のものだ、ルイーズ……」
そうして、一本一本足指の先に口づけられた後、指間を舌で嬲られる。
「あっ、ギルっ……あっ……」
くすぐったいのを通り越して、どうしようもない快感が背筋を走り抜けていく。
全部の指の間を舐められてしまうと、火照ってしまった身体はすっかりぐったりなってしまった。
獰猛な獣の標的になってしまったような気持に陥ってしまう。
「お前は何から何まで可愛いな、ルイーズ……」
「ギル……」
そうして、彼が離れたすきに、ぱっと後ろを振り向いて、近くあった枕を抱きしめると、突っ伏した。
「ルイーズ」
「もうこれ以上したら、ダメよ、寝るのが遅くなって体に悪いんだから……」
「なあ、さっきの俺に対して気になること、話してはくれないのか?」
「……もちろんよ」
しばらく沈黙が過ぎる。だが――
「なあ、ルイーズ、お前は俺のその疑問を聞かない限りは眠れそうにないんだ」
「それは……」
「それに――お前が寝たいところ悪いが……」
普段以上に熱を孕んだ声音で語り掛けられると、気持ちがぐらぐらと揺らいだ。
「分かっているか? 室内に拡散された自白剤を俺も吸っちまってる……」
彼の言葉を聞いて、はっとなる。
言われてみればそうだろう。
(そうよ、ギルも吸って……!)
慌てて身体を起こそうとしたが、気づけば下半身の上に乗っかってきていたギルフォードに腰を掴まれてしまった。
「そろそろ自白剤も全身に回ってきた頃じゃないか?」
「あ……」
ゾクリとした感覚に襲われる。
サファイアブルーの瞳がやけに熱っぽく見えた。
「俺はお前に降りかかる不安は、全て払ってやりたいと思っている。お前が何を抱えているのか、どうか聞かせてくれないか?」
「ギル……」
そうして――背後にいるギルフォードが蠱惑を孕んだ声音で囁くように告げてきた。
「だから、いつも以上に素直なお前を晒してくれよ、ルイーズ……」
獰猛な獣の檻に鎖されてしまったのかのように、身動きがとれなくなってしまったのだった。
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