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しおりを挟む真夜中。騎士団に仕える事務員たちの部屋の中。
椅子の上に座るブライアン団長の膝の上に、私は同じ方向を向いて抱っこされていた。
彼に背を預けながら、私は子犬のような断続的な息を吐く。
「はっ、あっ、あ……んんっ……あっ……」
「ああ、またゾクゾクきてるみたいだね……?」
目の前には全身鏡。
それに映る私は頬を上気させて喘いでいて、そんな自分の姿を見るだけで恥ずかしくて仕方がなかった。
彼の親指と人差し指の腹で乳輪の周囲を撫でられた後、尖った先端に時折触れられると、びりびりと快感が駆け抜ける。
(もうずっと弄られてるけど……ブライアン団長の指に胸を触れられていると……すごく気持ちが良い……)
ざらざら硬い指の腹が肌の上を優しくなぞる。
これまでに感じたことのないような快感の波が幾度となく襲ってきては引いていっての繰り返し。
なんだかまるで夢の世界で過ごしているような錯覚を覚えてしまう。
それに――
(こんなに大切に触れられてたら、まるでブライアン団長の恋人にでもなったみたい……)
彼の指がまた乳房縁に移動すると、ソフトタッチで撫でてくる。
やけに気持ちが良い場所で、そのまままた達してしまいそうだった。
「っあ……団長……あ……はぅ……あっ……あんっ……」
「ああ、そんなに可愛い声を出されると……育てがいがあるな……」
今度は腋窩から乳房の付け根に向かって、何度も優しく愛撫された後、今度は下乳を柔らかくなぞられ、下から上に向かってゆっくりと揉まれる。
「ふあっ、ああっ、あ……」
「ああ、君の感じている顔が可愛くて仕方がないよ……」
乳房の付け根から乳首に向かって円形にくるくると掌で回されると、堪らず声を上げてしまう。
「ああっ……んんっ……」
「ああ、焦らされるのも結構好きみたいで良かったよ……」
丹念に愛撫されている内に、だんだん頬が火照ってきて。吐く息がどんどん速くなってしまう。
心なしか背後にいる騎士団長の息も荒くなってきている気がする。
ふと、彼の手の動きが止まった。
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