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20※(アルファポリス版)
しおりを挟む「メイベル、俺はお前を妻に娶る気だ。その気持ちに偽りはない」
「あ……」
「お前の護衛をしている子どもの頃からずっと、俺はお前のことだけを愛している」
断言されると嬉しくなって胸が歓喜に打ち震える。
まるで胸の中で大輪のバラが咲いたようだった。
「私もです、ギアス、昔からずっと……!」
両想いだったことが分かり、嬉しくてお互い口づけを何度も何度も交し合う。
「さて、メイベル、誤解は解けたようで良かった。だが、まだ俺たちは婚約者同士だ。だから……」
「はい、ギアス、覚悟は決まっています、だから……」
思いがけず二人の言葉が重なった。
そうして、彼よりも先に私が問いかける。
「わたしたち、婚約者同士らしいことをするのでしょう、ギアス?」
すると、ギアスが石化したように動かなくなった。
『婚約者同士……? 婚約者同士の続きをして良いというのか……!? つまり俺は今からメイベルとあんなことやこんなことを……!』
彼の心の声は歓喜に打ち震えていた。
「お辛いのなら、どうか、ご自身を解放されてください」
石化が解けた彼がキリリとした表情で答えてくる。
「お前がそこまでいうのなら覚悟を決めよう」
「はい」
冷静に考えると、自分から彼を誘惑するような発言だったのかもしれない。
(はしたないと思われてしまったかも……)
『メイベルから誘われるなんて最高だ……生きてて良かった……!』
感動しているようだから、あまり気にしないことにした。
「メイベル」
そうして、改めてギアスが熱棒を構えた。
割れ目の間をぬるぬると肉棒が蠢くだけで、びくびくと全身に快感が駆けていく。
「ひゃあっ、あ……」
思わず彼の硬い背に爪を立ててしがみついてしまった。
「ごめんなさい、ギアス……!」
「いいや今更傷が増えたところで気にしていない。それに……良いんだな、メイベル?」
改めて問われると緊張して落ち着かない。
けれども決意を胸に、頬が赤らむのを感じながら応える。
「はい……もちろんです……」
「分かった」
ギアスの空いている方の手と私の手。
互いの両手を絡め合うと、なんだか婚約者同士だと実感できて幸福感に包み込まれた。
「行くぞ」
「んんっ……!」
彼が腰を揺らすと、両脚の間に潜んでいた熱棒の先端が狭穴を穿ってくる。
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