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しおりを挟む「エドガー……私……きゃっ……!」
そのまま彼に横抱きにされた。一見すると細身だというのに、軽々と私を抱える鍛え抜かれた腕に心臓が跳ねる。
「ずっと……不安を与えるような態度をとって悪かった……俺はいつも一緒に本の話をしてくれるセイラのことがずっと好きだったんだ。まだやっぱり、俺と離縁したいと思っているか?」
いつもは自信に満ち溢れている菫色の瞳が揺れていた。
「エドガー……」
私はゆっくりと首を横に振る。
すると、いつも無表情の彼の口元が緩んだ。
「ありがとう、セイラ……」
(嬉しそう……)
なんだかひどく幸福な気持ちになる。
そうして、執務室の続きにあるベッドの置かれた部屋へと運び込まれた。
壊れ物のように大事に、白いシーツの上に横たえられた。かと思うと、エドガーが私の身体の上に跨ってくる。彼は着ていたベストを脱ぎ捨て、タイをしゅるりと緩めはじめた。
窪んだ鎖骨や均整のとれた体躯が、前開きの上衣の隙間から垣間見え、またしても胸がドキドキしてくる。
「あ……エドガー……こんな昼間から……」
「ダメかな?」
いつになく熱っぽい視線でそんなことを問われて、また私は首を横に振る。
そうして、ドレスの合間からのぞく鎖骨から胸元にかけて、彼が口づけを落としてくる。
いつもとは違って、彼は私の肌をきつく吸い始めた。
「あっ、あっ、エドガー」
「こうやって、本当はセイラの白くて綺麗な肌に、俺の痕を残したかったんだ――」
熱っぽい瞳でそんなことを言われ、私の頬が一気に紅潮していった。
そのままドレスの上半身を腰まで脱がされ、ふるりと白い二つの膨らみが顕わになる。
優しく触れられるだけのことが多かった紅い実を、彼が口に咥えたかと思うと、舌で転がされ、伸ばされ、柔らかく食まれ、気持ち良さで頭がおかしくなりそうだった。
「ひあっ、あっ、エドガー……あっ、あっ……」
そんななか、スカートをたくしあげられる。
彼の顔が胸から離れ、私の両脚の間にある花弁を指で開いた。
そうして、彼の綺麗な顔が、開いた花びらの奥の赤い溝地に伸びる。ぷっくりと膨らんだ紅い突端を、彼が舌で吸いはじめた。
「あっ、エド……そんなとこ……ああっ……!」
じゅるりと音を立てながら、溢れ出す愛蜜を吸われてしまい、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。
まるで、盛りのついた動物のような彼の行為に戸惑ってしまう。
ひとしきり吸われた後、また彼の顔が離れた。
ベルトをかちゃかちゃと外される音が聴こえたかと思うと、彼のもうすでにいきり立っている剛直が取り出される。
いつもは暗い中で見えなかったが、彼のものが顕わになり、羞恥で直視することが出来なかった。
そうして、花溝の奥地にある蜜口に、猛りの先端が触れる。
「ああっ……!」
一気に最奥まで貫かれ、電流のような衝撃が頭を駆け巡った。
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