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花嫁は、竜の舌と尾に蕩かされる〜愛しの貴方の正体は!? 8つの舌で全身愛撫はやり過ぎです〜
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「……オロチ様……」
孤独だっただろうオロチの身体に、そっと手を伸ばす。
息がまだしづらかったが、彼に声をかけた。
「これから、二人で温かい家庭を築いていきましょう」
そっと彼の舌顎に口づけを落とした。
すると――。
光に包まれ、現れたのは――。
「そうだ、私は人間で――」
――目の前に現れたのは、金髪碧眼の美しい顔立ちの青年だった。
「オロチ様は、異人さんだったんですか……?」
「ああ、そうだ。謎に包まれた東の国の実態を調べるよう言われて、海を渡ってきたんだが、うっかりおかしな呪いにかかってしまったみたいでね……ヤマタノオロチに姿を変えられてしまって、人間だった頃の記憶を失っていたみたいだ」
裸のオロチは、私にそっと口づけを落とす。
「よくある話だけど、呪いを解くには、愛の力が必要だったのかもしれないね。ありがとう、私の奥さんになってくれて――これから幸せになろう、鶴姫――おっと、君の綺麗な身体を見ていたらつい反応してしまったようだ」
人間に戻ったばかりのオロチの局部は屹立していた。
「え、えっと……」
「良ければ、人の姿の私ともいかがだろうか?」
(なんだろう、異人さんは押しが強いのかしら?)
ひとまず、私はこくこくと頷く。
「ありがとう、愛しの妻、鶴姫」
※※※
そうして、その晩、人の姿に戻ったオロチに八回イかされたのはさておき――。
ヤマタノオロチと生贄の花嫁は、その後もたくさんの子どもたちに囲まれながら、幸せな余生を過ごしたという。
人の姿と異形の姿のどちらにも変化できるヤマタノオロチは、妻の好みに合わせて、夜は様々な姿をとったかどうかは、本人たちのみぞ知ることだった。
孤独だっただろうオロチの身体に、そっと手を伸ばす。
息がまだしづらかったが、彼に声をかけた。
「これから、二人で温かい家庭を築いていきましょう」
そっと彼の舌顎に口づけを落とした。
すると――。
光に包まれ、現れたのは――。
「そうだ、私は人間で――」
――目の前に現れたのは、金髪碧眼の美しい顔立ちの青年だった。
「オロチ様は、異人さんだったんですか……?」
「ああ、そうだ。謎に包まれた東の国の実態を調べるよう言われて、海を渡ってきたんだが、うっかりおかしな呪いにかかってしまったみたいでね……ヤマタノオロチに姿を変えられてしまって、人間だった頃の記憶を失っていたみたいだ」
裸のオロチは、私にそっと口づけを落とす。
「よくある話だけど、呪いを解くには、愛の力が必要だったのかもしれないね。ありがとう、私の奥さんになってくれて――これから幸せになろう、鶴姫――おっと、君の綺麗な身体を見ていたらつい反応してしまったようだ」
人間に戻ったばかりのオロチの局部は屹立していた。
「え、えっと……」
「良ければ、人の姿の私ともいかがだろうか?」
(なんだろう、異人さんは押しが強いのかしら?)
ひとまず、私はこくこくと頷く。
「ありがとう、愛しの妻、鶴姫」
※※※
そうして、その晩、人の姿に戻ったオロチに八回イかされたのはさておき――。
ヤマタノオロチと生贄の花嫁は、その後もたくさんの子どもたちに囲まれながら、幸せな余生を過ごしたという。
人の姿と異形の姿のどちらにも変化できるヤマタノオロチは、妻の好みに合わせて、夜は様々な姿をとったかどうかは、本人たちのみぞ知ることだった。
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