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追放されし奴隷の少女は、王位簒奪者に溺愛される【前日譚】

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 わたしの持つ髪のように深い藍色をした夜空の下。

「ねえ、ラピス……いつも勝手に、他の人の前には出るなって言ってるよね?」

「ふぁっ……あふっ……あ、ご、ごめん、なさ……シュタール様っ……」

 屋敷の庭にある池のほとり――紅い花を咲かせるザクロの樹の下に立たされ、足元に跪いた彼に蜜を吸われていた。

「俺はお前を叱ってるっていうのに、こんなに蜜を溢れさせるなんて、ラピスははしたない娘だな」

「あ、んんっ、は、あっ、あ、んっ……」

 外気にさらされたザクロのように赤い性器を、彼の舌が嘗め回す。ぐちゅりぐちゅりと水音が、静謐な夜の空気に響き渡った。
 スカートの裾を持ち上げるように命じられた両手が、全身を這う快楽にぶるぶると震える。

「見られたのが、お人好しなデュランダルとフィオーレ姫だったからいいものの、他の者に見つかっていたら、ひどい目にあわされていたかもしれないよ。ほら、こんな風に……」

 そう言うと、彼は唇で赤い芽を執拗に食み始めた。
 震える脚の間から、彼の紫色の双眸が覗いていて、どんどん羞恥心を駆り立てていく。

「ふぁっ……あんっ……はっ……あふ……シュタールさまぁ、だ、だめですっ……そこ……」

 唇と舌による絶え間ない愛撫によって、じゅぶじゅぶと下の口が、大量の蜜を涎のように溢れさせていく。

「ダメじゃないだろう? 俺は嘘をつくような娘は嫌いだ」

 そうして、赤い花溝をぬるりぬるりと彼の舌が這いずった後に、蜜口にずぶりと侵入する。紅い粘膜同士が触れ合い、全身に粟が立つほどの悦びが駆け抜ける。浸食された狭穴が、何度も繰り返される舌の抽送によって、じゅぶじゅぶと辱められていく。

「ひあっ……はうっ……あっ……ひあっ……!」

「舌でこんなにぐちゃぐちゃに濡れるだなんて……全然罰になっていないね……ねえ、ラピス……」

 たちまち凌辱された花弁に包まれた果実はきっと、もう他の人が見たら目を覆うほどに、ひどく赤く熟れてしまっているだろう。

「はぅ、は、は、あ、あ、ひぁっ、は…………」

 連続した舌の出入りと、彼の長い指による芽への激しい愛撫を繰り返され、次第に呼吸もままならなくなっていく。

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