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伯爵、ご令嬢がこちらをみています!

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「あ……」

 わたしの割れ目に伸びた、彼の指がぬるぬると動き始めた。彼の指が溝を動くと、身体の中をぞくぞくとした感覚が襲ってくる。

「ここ、もう膨れているな」

「んっ、んっ、あっ、ん……んんっ……!」

 彼がわたしの一番敏感な核に触れてきたため、大きな声を出してしまった。そのまま膨れ上がったそこを、彼がゆっくりと愛撫してくる。

「んんっ、テオドール様ぁ、そこ、あっ、ダメ……」

「本当にダメか……?」

 私の耳にかかる、彼の低い声が、私の心臓をますます速くする。

(本当は、ダメじゃ……ない……)

 一番気持ちの良い場所を刺激し続ける彼のリズミカルな指の動きが、次第に速さを増していく。
 彼の指が動くたびに、ぐちゅぐちゅ、ぐちゅんぐちゅんと、水音の激しさも増す。

「んぅっ、ん、んんっ、擦れて、気持ち良……ん……あ、も、もうダメ……ひあああんっ……」

 身体を突き抜けるような感覚が駆けていった後、全身がびくびくと震えた。
 多分、ものすごく大量の蜜が、テオドール様の手を汚してしまったに違いない。

(あ……イッちゃった……)

 全力疾走した後みたいに、私が肩で息をしていると――。

 私のお尻に、ぴたりと何かが触れる。

(あ、これ……)

 触れたものが、彼の大きな欲棒だと理解するのに時間はかからなかった。先端からは熱い液がじわじわ溢れて、わたしの愛液と混ざっていく。

(居間で、このまま最後までしちゃうの……?)

 その時、わたしはとあることに気づいた。

「あ、そういえば、あの方は……」

(テオドール様の元婚約者様が、屋敷にいるのを忘れてしまってた!)

 わたしの声を無視して、テオドール様は自身の猛りを、ぬるぬるになっている秘部に押し当ててきた。

(あ、入っちゃう……)

 ちょうどその時――。

「テオドール、良かったら、わたくしにお菓子を……」

 なんと令嬢が、半開きの扉から中に声をかけてきた。

 テオドール様の先端は、今にもわたしの中に入ってきそうだ。

「ひぅっ、う、ん……」

 わたしはなんとか声を押し殺しながら、視線を扉の方に向ける。

 そこでは、令嬢が驚いた様子で、テオドール様とわたしの方を見ていて……。

「ひぃあああんっ……」

 わたしと令嬢の目が合うと同時に、彼の欲棒が私の膣口の中に侵入してきたのだった。
 彼の侵入に伴い、全身が一度大きくびくんと震えた。

 彼は令嬢の存在を知ってか知らずか、そのまま、ぬぷぬぷとわたしの膣内に侵入してくる。

「あ、ああんっ、ああ……!」

 粘膜同士が触れ合う感覚が気持ち良くて、令嬢に見られているにも関わらず、わたしは声をあげてしまった。
 先端が膣前壁に当たる感覚がすると、再びわたしの身体は一度大きく震える。
 わたしの膣口がきゅうっと、テオドール様の猛りを締め付けた。

「テオ、ドール、さま、見られ、て……」

「あの女は証拠を見せろと言っていただろう? ちょうど良い」

(え……!? まさか……?!)
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