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8 吸うって、そんなところを……!?※

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「ななななななななななんで……!?」

「魔力を吸うために」

 表情一つ変えずにランベイルに言われて、きっとこれは言うことを聞かないと魔力が暴走するのやもしれないと思いなおす。

「お前がしないなら、俺が下着を――」

「わ、わかりました! 脱いで開きます!」

 色気も減ったくれもない言い方になった。

(そう、これは魔術が暴走しないようにおこなわれるだけの行為であって……)

 心の中でぶつぶつ唱えながら、机の上で下着を脱ぐ。
 なんだかランベイルお兄ちゃんの視線を感じて、恥ずかしくてしょうがなかった。

「濡れてる」

 彼の言う通り、先ほどの乳房を吸われたことで、下着はぐっしょりと濡れてしまっている。

(いやいや、普段何も言わないのに、そういうこというの止めてくださいませんか!?)

 恥ずかしさに耐えつつ、内腿を閉じてもじもじしていると――。

「どうした? お前が開かないなら、俺が――」

 彼の大きな両手が両太腿に添えられる。

「ひ、開きます、開きますから!」

 幼馴染に促され、ゆっくりと両脚を開いた。

「開きが足りない」

「ううっ……こ、こう……?」
 
 机の上で大きく開脚する。
 目の前のランベイルの視界に、濡れた陰唇が映っているだろうと思うと、勝手にじわじわ蜜が溢れてくる。

「まだ狭い」

 自分としては極限まで開いたつもりだったが、内ももに両手を添えられ、もっと脚を開かれてしまった。花もいよいよ開いて、花芯が見えてしまっていることだろう。
 かと思えば、ランベイルの頭が、私の脚の間に沈み込んでくる。

「き、きゃあっ……」

 そのまま彼の唇が、ぬらぬらと光っているだろう粘膜に到達する。そうして、そのまま彼の舌が蜜を舐めとる。

「ああっ……!」

 びりびりと快感が走る。
 そのまま、ざらついた舌が粘膜を這いはじめた。

「あっ、あっ、そんな……とこ……」

 そうして、彼の薄い唇が、芽をちゅうちゅうと吸いはじめた。

「やあっ……そんな、吸わないで……! ふわあんっ……!」

 じゅうっと、きつく吸われた瞬間、先ほどの電流のような衝撃が全身を駆ける。
 両脚がびくびくと動くのと、脚の間のランベイルの頭が視界に入って落ち着かない。
 また身体の発光が少しだけ落ち着いた。


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