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残酷な音
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「よろしくね。美玲は人間はどこを壊せば直ぐに死ぬか知ってる?」
「うむ。脳の働きが停止すれば、人間は即死するのは学習済みだ。脛椎を切れば即死するのも学習済だ。心臓は停止してから数分間は生きていると本で読んだ事がある。肺も呼吸にとって大事な臓器だ。恐らく、肺が潰れれば、人間は即死するのではないか?」
「さすが美玲。筋がいいね。」
茜はご満悦な様子で何度も頷いた。
「大動脈を切れば即死ではないが、出血多量で死ぬだろう…首を胴体から切り離せば、人間の体の構造上、直ぐに死ぬのではないか?」
美玲はちょこんと首を傾げた。
「うん!するする!」
茜は想像しているのか、嬉しそうに答えた。
「映画やドラマなどでは舌を噛み切れば即死しているが、それだけでは死なない事は学習済みだ」
「その通り!私も知らなかったんだけど、実際舌を切り離しても直ぐには死ななかったんだよね!美玲は本当に筋がいいよ!」
茜は堪らず美玲の両手を握り締めた。
「筋がよいのか。日々、学習してきたせいかもしれんな。しかし榊原茜。私は人を解剖した事がない。指導の方よろしく頼む」
「うん!あいつには即死してもらいたくないんだよね。だから、じっくり殺してあげたいの」
「即死させずに解剖するのだな。うむ、理解した」
それから茜は、今までに自分の手で犯した殺害や、目の前で夢山にさせた殺害方法を事細かく、楽しげに伝えた。
それは当に残虐。その言葉に相応しい内容だった。
窓の外から茜色の光が差し込んできた。気付けば夕方。茜の語る武勇伝も終わり、書き留めたノートの文字の羅列を、一字一句間違えずに頭に叩き込ん込んだ美玲は、徐に立ち上がった。
「うむ。脳の働きが停止すれば、人間は即死するのは学習済みだ。脛椎を切れば即死するのも学習済だ。心臓は停止してから数分間は生きていると本で読んだ事がある。肺も呼吸にとって大事な臓器だ。恐らく、肺が潰れれば、人間は即死するのではないか?」
「さすが美玲。筋がいいね。」
茜はご満悦な様子で何度も頷いた。
「大動脈を切れば即死ではないが、出血多量で死ぬだろう…首を胴体から切り離せば、人間の体の構造上、直ぐに死ぬのではないか?」
美玲はちょこんと首を傾げた。
「うん!するする!」
茜は想像しているのか、嬉しそうに答えた。
「映画やドラマなどでは舌を噛み切れば即死しているが、それだけでは死なない事は学習済みだ」
「その通り!私も知らなかったんだけど、実際舌を切り離しても直ぐには死ななかったんだよね!美玲は本当に筋がいいよ!」
茜は堪らず美玲の両手を握り締めた。
「筋がよいのか。日々、学習してきたせいかもしれんな。しかし榊原茜。私は人を解剖した事がない。指導の方よろしく頼む」
「うん!あいつには即死してもらいたくないんだよね。だから、じっくり殺してあげたいの」
「即死させずに解剖するのだな。うむ、理解した」
それから茜は、今までに自分の手で犯した殺害や、目の前で夢山にさせた殺害方法を事細かく、楽しげに伝えた。
それは当に残虐。その言葉に相応しい内容だった。
窓の外から茜色の光が差し込んできた。気付けば夕方。茜の語る武勇伝も終わり、書き留めたノートの文字の羅列を、一字一句間違えずに頭に叩き込ん込んだ美玲は、徐に立ち上がった。
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