頑張る中年は転生を繰り返す

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1章

012.

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 ——ドキドキする。

 縋りついた健太郎の腕に、自分の左胸をこれ以上ないくらいぎゅむっと押し付けているので、確実に自分の興奮して早くなっている鼓動が彼に伝わっているはずだ。

 ——恥ずかしーんだけど、でももっと伝えたいっ、とも思うんだよね…

 心が高揚する不思議な感情、でも全く嫌ではない。むしろもっと感じていたい。この気持ちに、健太郎に浸っていたい。
 そして——

 ——やっぱり一緒にエッチな気分にもなるよねー…

 そこはJK。体は性に興味津々。溺れるくらいの淫らな気持ちに全く抵抗できない女の子。
 はむ。と唇だけで、健太郎の二の腕をくわえる。
 その行為にはあまり意味はない。ただ、どこででも健太郎とくっついていたい、もっと「内側同士を擦り付け合いたい」というのは、愛おしさからか、スケベな欲望からか。
 ちなみに、流歌がくわえた時に。健太郎から、一瞬ぴくんとした振動が伝わってきた。

 ——あ。
 ——えへへ。反応してる。うれしー。

 その振動が、胸を震わせ、乳首がこすられ、甘い痺れを生む。
「んふぅ♡」
 ——あーしも気持ちいー♡ もっと…もっと欲しい、かも… 
 流歌といえば、先ほどから視線はずっと、健太郎の下半身に釘付けになっている。
 張りつめられた。股間の中心が、盛り上がっているのを、愛おしそうに眺める。
 ——はぁぁぁ♡ ケンタロー、あーしに興奮してくれてるじゃん♡ あんな、おっきくしてぇ♡
 それはズボン越しにも、太い幹が見て取れるほど、その剛直が浮き出ていた。

 ——さーりたい…あれ、触ってもいいんだよね…
 健太郎の二の腕にかぷかぷかぶりつきながら、流歌は股間に少しずつ左手を伸ばす。
 最初は、さり気なさを装って、左手が、さも偶然当たったように健太郎の右の腰にあてる。
 そして手のひらで、健太郎の右太ももに持ってくると、やおら掴み、そのまま感触を楽しむように揉み始める。
 ——なんか、これ、痴漢みたいだなぁ…
 男が、女の子に痴漢するときの、初めの回りくどい挙動ってよくわからなかったけれども、今は実感できる。怖くて、いきなり本丸を責めるとかは無理なのだ。
 今、自分の手の数cm先に、健太郎の生殖器がある。
 ——ケンタローの「おちんちん」…
 それを脳内でつぶやくだけで、下腹部が熱くなる程疼いた。
 健太郎は動かない。
 ——おっけー、ってことだよね。
 ゆったりとした手つきで、明らかに性的な意図をもって揉みしだいていたその手を、少しずつ、左に、指の間を開閉させて、ずらしていく。
 
 流歌の小さく可愛い手が、だんだん自分の股間に近づくのを、健太郎はもはや止める気もなく、眺めていた。
 むしろ近づけば近づくほど、その股間の先に疼きが溜り続けるような快感を感じる。
 流歌はずっと健太郎の右腕にしがみつき、頭と胸を押し付けてきている。そうしないと不安なのだというのが伝わるので、健太郎もそれについても拒否しようとはしない。
 ただ、彼女の湯上りであろう髪の匂いが、同じ人類とは思えない程甘く甘美な香りで、湯気の残滓のようなものがその髪から立ち上ってくるのだろう——ぬるい温度に適度にメスの匂いを滲ませている。
 思考力が低下して、何も考えられなくなり、本能のまま、そのメスの匂いのする髪に、鼻を密着させ、香しい匂いを愉しむ。
 フスー。
(甘ったるい…どこかミルクみたいな甘い匂いに、女の香りが混じってる…暖かい…これがJKの匂い…)
 そして、脇腹にずっと感じる、柔らかく暖かい感触。流歌のおっぱいに意識を向けると、ほとんど同時に、流歌の体を抱き寄せるように、右腕を流歌に回し、そして、流歌の右の乳房を制服の上から揉み始める。
「んふぅっ♡」
 反射的に鼻から抜ける甘やかな声を漏らした流歌は、しかし「全然OK」と言わんばかりに全くそれに対してそれ以上のアクションは起こさなかった。
 声以外は。
「はっ♡ んんっ、ふぅ、はあん♡ んっ、んっ、んっ、んっ、んっ♡」
 先ほどの様にびくりと体を崩れ落ちるような激しい反応はないが、健太郎が制服越しに——とはいっても、ほぼブラがこぼれている状態だが——胸を揉みしだくたびに、細かくピクンっピクンっと律動するのは止められないようだ。
 JKの髪の匂いを嗅ぎながら、JKの乳房を揉みしだく。
(なんか、夢見てるみてぇ…)
 しかも相手は、自分のために女子校生の制服まで着てもらっている。現役JKの制服姿。
 現役JKの制服の上から揉むおっぱいはたまらない。善い匂いもする。ただでさえ硬くなっていた股間の硬度がさらに増していくのを感じた。

 その間も喘ぎ声を止められない流歌は、自分の髪の匂いで興奮されていることも、胸を揉まれていることも、それで股間を固くしていることも、すべて感じ取れていた。そしてそれが、とても愛おしく、気持ちよく、さらに興奮した。
 だから——

「…流歌?」
 流歌はおもむろに股間に手を伸ばそうとしている手とは逆の右手を、自分の胸を揉むケンタローの手に合わせたかと思えば、胸の中心地点にある——フロントブラのホックをぱちんっと外した。
 元々少し窮屈だったのだろう。
 外れたとたんに、胸はブラからぶるんと溢れるように零れ、さらに大きく主張し始めた白い綺麗なおっぱいと、その頂点で可愛く主張するピンク色の突起が現れた。
 釣鐘型の彼女の乳房は、その大きさをそのJKの若さという張りで支えられているのか、垂れることなく、前に飛び出る。
 その様子を、おっぱいを陶然とした表情で見つめていた健太郎に、流歌は顔だけ向け——何も言わないまま、ただ、赤く発情した、ぎらぎらした目を、期待を込めて健太郎を見続ける。
 ——早く。して。
 それ以上誤解のしようもない彼女の欲求に、健太郎はすぐさま答え、両手をもって、流歌の露になった生おっぱいを両側から包むように揉みしだいた。
「ふあぁつ! あっ、んんっ♡ やだ、ケンタロぉぉぉ♡」 
 でかい。
 制服に収まっていた時とは比べ物にならない。
 両手に余るこのボリューム感。
 ずぶずぶ沈み込む指の幸せな感触。
 両の中指の先に当たる、こりっと固い感触。「ふぁんっ!♡」びくくんっ。
 ——ふと、悪戯心が芽生え、中指をさらに伸ばし、ただ、触れるか触れないかの爪の先でコリコリとつぼみのようなピンクを擦り付ける。
「んあぁぁっ!? ふあ! あんっ♡ ひゃっ、それだめ、や、やぁぁぁぁっ♡」
 その蕾を擦られるたびに、びくつき、甲高い甘い嬌声が流歌の口から漏れ出る。
 ——これがJKの生おっぱい。
 張りがあって、指を沈めるとプルンと弾いてくるそのいじらしさがまた可愛い。少し汗ばんだその肌は本当にみずみずしく手に吸い付いて離れてない。もちもちのプルプルした質感が手のひらからじんわり伝わる。
 今自分はJKの乳房を直接揉みしだいているのだという感慨に溺れそうだが、全く本望だ。
 自分の手が乳房を、乳首を弄る度、流歌の顔は快楽に歪み、それを伝えまいと唇を噛みしめて耐えるその仕草がすでにエロい。「ふっ♡ はぁっ、んぅ♡」と漏れ出る吐息も堪らない。
 特に乳首が弱いのか、時折忘れたころにコリコリと指先で刺激を加えてやると、律義に「ぴくんっ」「んはぁっっ♡!」と一々反応する。

 こりっ「んむぅん!♡」
 ぎゅむっ「みゃっ!?」びくんっ!
 こり「んっ!」こり「んっ!」こり「んっ!」こりっ「んぅぅっ!♡」こりんっ「あはぁぁつ!♡」びくくくくっ!

 流歌のピンクの頂点はもはや屹立しきり、硬度がこれ以上ないほど増していた。
「あ、あそぶなぁぁ♡ きもちいーじゃんかあぁぁぁ♡」
 充血し潤んだ眼と、上気した赤い顔で此方をにらんでいるが、口元が愉悦に歪んでいた。 
「もー、そういうことならぁ、あーしもえんりょしなーい♡」
 そう言った流歌は、その言葉通り、遠慮なく——流歌の左手を健太郎の股間に伸ばし、ズボン越しに触れた。
 強気なことを言ったものの、どう触ったらいいのか、と戸惑っているのがよく伝わるぎこちない手つきで、屹立が浮き上がる、そこを指で上下にこすり上げる。
 正直言えば、JKの指で自分のちんこが触られているという事実だけで気持ちいい。
 とはいえ、欲望は次を望む。
 健太郎は、胸を揉みしだき、流歌に股間を手で摩られながら、口を彼女の耳に寄せて、くすぐるようにささやいた。
「流歌。何触ってるかわかるか?」
 それは、確信的な問いかけだった。
 わからないはずがない。
 それでも健太郎は、流歌に問いかけ、それを耳にささやかれた流歌は、その意図を正確に理解した。
 じゅんっと、自分の下腹部の奥が締まり、淫液をまた溢れさせ始めるのを感じた。
 そして、恨めしそうな顔を健太郎に向け、朦朧とした目で健太郎を見つめる。
「ケンタロー…変態だぁ♡
 現役JKにぃ、エッチなこと、言って、ほしーわけ?」
「言えよ」
 不意に、冷たい声が健太郎から突き落とされ、流歌は表情を一瞬なくしたかと思うと、
 ——んんぅっ!?
 ぞくぞくぞくぞくっ!
 と、全身を背徳的な痺れが襲った。
 ——なんで…ケンタローにきつくエッチなこと言われたら…頭がしびれて、あそこが、ジュンってしちゃうよ…
 ——あーしって、もしかしてMだった、り?
 このまま健太郎に依存したい。言いなりになって、めちゃくちゃにされたい。
 そんな、子宮の奥からくる欲望が流歌を支配する。

 ——犯されて、貪られて、ケンタローにおもちゃに、されたい…
「ん、うん…言う。あの、あのね…流歌、いま、ケンタローの…」

「俺の?」

「ケ、ケンタローの…
 お、おち…おちん…」

「なんだ?」
 また冷たい声。

「…っ!
 オチンチン…ケンタローのオチンチン触ってるの!」

 改めて言葉にしたことで、流歌の奥がまたじゅわっと溢れる。もう、ショーツは気持ち悪くなるくらい濡れそぼっているのが、わかった。

「なんで、触ってるんだ?」
 なおも続く健太郎の問いかけ。

「な、なんで…って…
 お、おっきく、なって、ほしくて…」

「俺のちんこおっきくして、どうするつもりだ?」
 また耳にささやく。今度は優しく。けれど力強く。淫らな問いかけを放つ。

「お、おっきくして…ケンタローに、いっぱい、気持ちよくなってほしい…」

「気持ちよくなってほしいだけか?」

「あっ…だけ、だけじゃない、です…
 るか、るかも、きもちーく、してほしい…」

「お前は、どうしたら、気持ちよくなる?」

「はぁっ、ふぅ、ふぅ、ふぅ♡ んんっっ」びくんっ
 体が勝手に健太郎の声に言葉に反応して痙攣する。
 それは、これからを想起させる、健太郎の言葉への、期待と妄想がもたらす快感。

「るか、るかはぁ」
 いつの間にか一人称が、「あーし」から「るか」に変わっているのを本人は気付いていないだろう。一種の幼児退行に近い。健太郎に、父性を求める過程のことと考えると、とんでもない背徳的な空間が、そこには広がっている。

「るか、の、あ、あそこにぃぃぃ♡」

「あそこ?」

「あんっ。ふうぅっ♡ あ、え…と、お、」

「お?」

「お…お…
 るかの、おま、んこぉぉ♡」

「お前のまんこを、どうしてほしいんだ?」

 ——言えば、してくれる。
 ——ケンタローは、るかのおまんこ、犯してくれるんだぁ♡

「るかのおまんこっ、おまんこを、ケンタローのオチンチンで犯してほしー………♡
 るかのおまんこ、処女だけど、優しくなんてしなくていいから、いっぱいオチンチン突っ込んで気持ちよくなってほしぃぃぃ♡」

「だめだ」

「え」
 その思いもよらぬ拒絶に、お腹の底が冷える——が

「お前もちゃんと気持ちよくなれよ」
 とまた耳にささやかれ、全身が急激に沸騰するように熱くなる。
「ケンタローぉぉぉっ♡ うんっ♡ うんっ♡ るかも気持ちよくなるぅ♡ 健太郎のオチンチンで、いっぱいずぼずぼされて気持ちよくなりたいっ♡」
 
「俺のちんぽ、出してみろ」
 そう、耳たぶを舐められながら、命令され、それ自体にも気持ちよくなりながら、流歌は呼吸を荒くして、先ほどから摩り続ける健太郎の屹立を凝視する。
 そして、おずおずと、健太郎の股間のファスナーをじ、じじじっとゆっくり開け始める。
 ——もうすぐ、もうすぐ。出てくるんだ。
 ファスナーを全開にしても、狭すぎて出せる気がしなかった流歌は、ズボンのボタンをはずし、完全に健太郎の股間部分を開き、下着越しの勃起を見て取れるようにする。
 ——け、ケンタローの、おちんぽぉ♡
 思わず、たまらなくなり、流歌はすべすべのJKの手を健太郎のトランクスの裾から中にいきなり侵入させた。
 そして、熱い硬度を保った生々しい肉感を手のひらで確かめる。
「あっ」
 ——あつぅ…これ、この硬くて大きいのが、ケンタローのオチンチンっ
 ——おっきぃぃ♡ これ、るかのおまんこに、挿入る、んだよね? 
 ——今から、ずぼずぼ、ぴすとんされちゃうん、だよね?
 そんな期待感であふれた流歌は、無意識に、その屹立を愛おしそうに撫で上げ、掴み、夢中でしごき始めた。

(…っ! こいつ…やっぱりエロいっ! めちゃくちゃ期待した顔で、パンツに手ぇ突っ込んで、勝手に手コキ始めやがった…っ)
 女の子の、JKの少し冷たい、しかしすべすべの五本の指の腹が、健太郎のちんこに絡みつき、無造作にしごき始める。
 パンツの中で蠢くJKの指の動きが、予想できないその動きが、否がおうに悦楽の刺激を生み続ける。

(JKの手のひらって、こんなにすべすべなのかよ…あーきもちいーわー…意外に丁寧に扱いてくるし…)
 しかも自身の行為に興奮しているのか、手を伸ばした先の股間を覗き込むよう、双丘を揉むこちらの手を邪魔しない範囲で顔を健太郎の胸に近づけているため、流歌の口から洩れる完全に発情し荒くなった吐息が止めどなく自分の胸元をくすぐり、いやらしく湿り気を帯びた温度を感じる。
 女子校生の口から洩れる蒸れた空気が、立ち上って自身の口から肺に入って頭を侵食する感覚。
 ——こいつは今、俺のものだ。
 彼女の顔を覗き込めば、愛おしそうに、自分の股間を眺め、恍惚と溶けた表情を晒している。
 ——その女は今、俺のチンコを丁寧に、けれど興奮交じりに股間に手を突っ込んで扱いている。
 大好きだけど、欲情が抑えきれないと言わんばかりに目を血走らせて、こんな汚い中年のチンコを宝物のように扱ってくる。
 
 確信がある。
(こいつは、この女子校生は、俺が手をまんこにいきなり突っ込んでも、「悦ぶ」)

 そう思ったら、もう、止められない。
 胸を揉みしだき、乳首を擦り付けていた右手を、健太郎は——下におろした。

 ジュブ

「ふひゃぁぁぁぁぁぁぁあっ!?」 ビクビクンっ

 指先が、既に粘液塗れのスポンジと化していた下着の中でも、特に洪水にあふれていた箇所に少し沈めただけで、流歌は体を跳ねさせ、襲い掛かる快楽に耐えるように——耐え切れないように体を丸め痙攣した。
 その反動で強く握られた屹立に、強く彼女の肉感を甘い痺れと共に感じ、それをもっと感じたいと考えてしまった健太郎は、

 彼女のその痴態を引き続き愉しむことにした。

 スポンジからより粘液を絞り出すように、彼女の洪水の中心に向かって、指先をさらに沈めると、「っ!? やぁっ!? だめぇぇぇっ!!」じゅぶじゅぶと思った通りの濁った水音がにじみ出るが、さらに変化を愉しみたくて、卑しく指先を急に「カクンっ」と折り曲げ、JKの膣口に突然の淫撃を与えると、「いひゃぁっ!? だ、ダメダメダメダメダメ!!! それイッちゃあう——!!」プシッ、と女の淫欲を吹き出すので、そのまま歓喜に震える陰唇を指先に感じたまま、折り曲げた指を上下に高速に振動させ「っやぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」プシャッ、プシっ、プシャァァァ…!

 ビククッ! びくびくびくぅぅぅっ!

 あふれる涙をぬぐえぬまま、淫液を吹き出しながら、足先が我知らずピンっと伸び切り、硬く握る様に丸まった足の指先を痙攣させる。
 そんな流歌の艶姿をボウっと眺めながら、そこを離せばどうにかなると言わんばかりに彼女に握られる自身の屹立への痛みさえ伴う様な握力に、どこか優越感に似た喜びを胸に感じ、次への期待を待った。

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