頑張る中年は転生を繰り返す

差九

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1章

011.

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「興奮すると思って」
「へ」
 しばらくまた、その行為に没頭していた流歌が、急に口を開いたので、健太郎は一瞬何を言われているのか、前後の会話の流れを失念した。
 何を聞いていたのだったか。
 ああ、そう「なぜ制服を着ているのか」と聞いた気がする。
 何とか蕩け切った脳みそでその記憶を掘り起こし、ちらと流歌の顔を見ると。
 いつものにっこりとした好奇心旺盛の顔——ではなく、表情はほぼ無に近い、だが色で言えば間違いなく赤に染まった、血走った流歌の顔がそこにはあった。
「JKとSEXするんだったら、がっこーの制服の方が興奮するっしょ?」
 いっそ、なんでそんなこと聞くの? というような、無垢な表情でさえあった。
 おそらく彼女は——彼女も思考がほとんど回っていない。自分と同じく、これからの行為に、SEXへの期待で頭が真っ白になっているのだと思うと、健太郎は少しそれに歓びを感じた。
 また、流歌の口から明確に「SEXをする」という意思が伝えられ、彼女の覚悟が決まっていることも改めて知る。
 ——JKに自分とのSEXを望まれている、なんて、エロ漫画みたいなシチュエーションだな…

「ふっぅん…!♡」
 不意に、スカートを鼻先にこすり付けるという、間接オナニーだけで感極まってきたのか、流歌から悩ましい声が漏れた。太ももをこすり合わせ、手を口元に中てて、直接口から漏れ出るのは防いだが、鼻から抜けるのを止めるすべはなく、それがさらに悩ましく聞こえる。
「ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡ ふーっ♡」
(だめっ落ち着け!)——我慢できない——(このままじゃ私何するかわかんないって!)——犯してほしい——(違うっ! 私は!!)
 ——抱きしめてほしい。
 もう自身の感情のコントロールもままならなくなってきた流歌は、口を手で抑えたまま、鼻息を荒くし、頭をゆっくり下げ——健太郎の顔に寄せていく。
 ソファーの背もたれに両腕をかけ、上体を下げていく彼女は、明確に健太郎の唇を目指し、健太郎も、降りてくる紫がかった黒髪に顔をくすぐられながら、彼女の到達を制止せず、期待から身動きも取れない。
 ——16,7のこんな可愛い女の子からキスを迫られる、なんて、これは本当に現実なのか?
 腰は後ろにはさげるが、地面には下ろさない彼女は、半ばお尻を突き出す形になり、その豊満な胸元が、大きく健太郎から覗ける格好になる。
 可愛いライトグリーンの下着がはっきり見える程、ボタンは半ばほどまですでに外されており、その大きな乳房はブラからはみ出さんばかりに盛り上がり、素肌が怪しく部屋の明かりを照り返す。
 そして、目の前には、流歌の可愛い発情した顔。
 おそらくもう正気ではなくなっているだろう、そのすわった眼は、まっすぐ健太郎をとらえる。
 そしてゆっくり真っ赤な舌を出し、唇を舐め、唾を飲み干す。
「ねぇ…いい、んだよね?」
 うわごとの様につぶやかれた内容は、いったい何を聞こうとしていたのか。
「…なにを…むぅんっ!?」
 口を開いた瞬間に流歌に唇をしゃぶりつかれ、真意を聞くことは叶わない。
「ふむぅん!ぶちゅ、は、むぅぅぅんっ♡、ぷは♡ むじゅ、じゅりゅ、じゅるるるるるっ!♡」
 唇と唇だけの逢瀬は1秒にも満たず、すぐに舌を健太郎の口にねじ込み、両腕で健太郎の頭を抱きしめ、しっかりロックすると唇と舌でお互いの口周りをヌルヌルに濡らし、激しく求めあう。
 口内に侵入してきた流歌の舌が、唾液と共に流れ込んで、掻き回す。それにこたえるように、流歌の舌に自身の舌を絡ませ、時には吸い付き、時には肉棒の様に舌を唇に捻じ込みピストンする。

 ——女の子とのキスってのは、改めてすごいな…至近距離で女子のいい匂いが鼻孔をくすぐるし、まっすぐな好意をぶつけているのが、よくわかる必死さが、めちゃくちゃ可愛い…
 ——単純だが、もうこれだけで好きになってしまいそうになる。
 そもそも彼女には日ごろからエロい眼福な光景を提供してもらっている関係上、とても素晴らしい女子だと、ずっと好意を持っていたのだ。
 そんな彼女に——
「じゅぶるっっ! じゅず、にゅぱぁぁ♡ ンむ♡ ンむ♡ ンむ♡ はむぅぅぅ♡」
 とても愛おしそうに、激しく、我慢できないと訴える目をされながら、唇を吸われ続けている。
 それに先ほどから、ブラから零れ落ちそうな流歌の乳房が、健太郎の胸に触れるか否かの距離で揺れている。目の前は流歌の可愛い発情顔で埋め尽くされているが、それでもその目の端に引っかかるほど、彼女のおっぱいは大きかった。
 たぷんっ、たぷんっ
 唇で貪る角度を変えるたび、彼女の巨乳が揺れる。
 それは間違いない——誘っているのだとしか思えない。
 自然と健太郎の右手は、彼女の乳房の下乳から揉むように、彼女の乳房を無造作につかんだ。
 むにゅうぅぅ。
「ひやっ!?」
 思わず可愛い声をあげ、唇をプルンっと離し、天を仰いだ流歌は、そのまま脱力するように健太郎の膝の上に崩れ落ちた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁっ♡」
(なにぃ、これぇ。ちょうっ絶キモチィンだけど…)
 おっぱいを掴んだけでこんな快感を得たことは、今まで一度もない。それ程、流歌はもう身体中高まりすぎていて、快感に逆らえなくなっていた。

(と、いうより、掴まれたの何気にハジメテ…?)
 同性の同級生などにはふざけて揉まれることもあるが、男に揉まれたのは、そういえば記憶になかった。
(あ、れ。なんか、あーし、もっと色々されてるって勝手に思い込ンでたけど…キスだってさっきが初めてジャン…? オナニーすっとき妄想でやりまくってたけど…
 なんか、勝手にレイプ経験済みくらいの気分できたけど、るかチャンってばもしかしなくても、割と純情乙女だったり…?)
 そう気持ちが理解してしまったら——
 ——もう駄目だった。
「…ん? 流歌?」
 貪るようなキスの最中に胸を揉んだら、いきなり崩れ落ちた彼女の様子をしばらく伺っていたが、いつまでたっても浮上してこないので、さすがに声をかけるが、流歌からは返事がない。
(え? 今から、あーし、おじさんと、エッチ、する、わけ?)
 心で確認した言葉に、いち早く答えるのは——下腹部の奥の疼き。ぴくんっ、ぴくんっと何かを飲み込むような律動を膣内が繰り返す。今すぐ飲み込みたいものがあることを、自分の主人に一番わかりやすい方法で——快楽中枢で伝達する。
(たぶん、だけども、あーしっておじさんに、「ケイケンほーふ」なビッチギャルって見られてる、よね?)
 だってそうやって振舞ってきた。
 彼の前で物を拾うとき、ワザと腰を掲げてスカートを持ち上げ、ショーツが見えるように目の前でフリフリと挑発したことは一度ではない。
 それで興奮したように顔を赤らめた健太郎に、流歌は舌なめずりをしながら、「勃っちゃった?」なんて悪戯に問いかけるのがお約束。
(リード、しなきゃ嘘だよね、ここにきて、「実はすっごい緊張してまーす」、とか、冗談にしか受け取られない、よ、ね)
 でも実のところ、すごく緊張しているし——それ以上に怖かった。
 自分の気持ちに蓋をしていたけれど、繰り返すようだけれども、彼女は基本的に中年男性は苦手なのだ。自分をAV女優か何かと勘違いしている奴ら——何の拍子に自分に乱暴をしてくるかわからない対象。
 そうだ、健太郎だって、中年男性で、親父なのだ。誤魔化してきただけで、本当は、その事実は変わらない。
(どうしよう)

 逃げたい。

 でも気持ちはそれに反して疼きが止まらない。もう——レイプでもいい。そんな自暴自棄な気持ちにさえ、いや、もうなりかけている。
 ——いいや、もう、犯られちゃえ…
 そんな捨て鉢な感情でやっと彼女が顔をあげると。

 頭を、ぽむ、と何かが包む感触があった。

 ——?
(なに、この暖かいの)
 それは。
「…お前な。無理すんじゃねぇよ…」
 健太郎の手のひらだった。
 それに気付き、そして同時に健太郎と目を合わせると、彼は悲痛な表情を浮かべていた。
 まるで。
(なんか、泣きそう…? なんで泣きそう?)
 よくわからない。泣きたいのは確か自分だったはず。
 でも、やっぱり健太郎は泣きたくなる、いや、自分を殴りたい気分に打ちひしがれていた。
(バカめ…年端もいかない、本来守るべき子供が怖がっていることにも気付かず、何だったら、それを手折ろうだなんてよ…マジでくそだな)
 何となくは気付いていた。
 彼女が妙に「性的に精通しているようなアピールをして虚勢を張っている」のは。
 目的はわからない。男が粋がるのと同じような気持ちの発露なのかもしれない。契約で発情した気持ちを少しずつ発散していたのかもしれない。
 だが、自分はそれが彼女の本心からの仕草ではないことは知っていたはずだ。
 なのに——
「おじ、さん?」
「…ごめんな。お前が無理してるのは知ってるから。
 もういいから。ちょっとお前は力抜け…楽になれ…」
 そういって、自然と軽くハグするように彼女の頭を抱きしめた。
 それが、彼女にとっては

(——————!!!!??? え!? え!? え!? なにっ!? えぇぇっぇぇっ!?)

 大きな混乱と、自身でも持て余す多幸感を生み出すことになった。
 ハグされている。
 抱きしめられている。
 誰に?
 健太郎に。
 大人の男性に? お父さんみたいに?
 お父さん?
 お、
「---とうさ…っ」
 抱きしめられ、驚き見開いていた目を、再度、ゆっくり閉じる。
 そして目に溜っていた涙が、つーっと閉じた瞼に押し出されるように頬を伝っていく。

(これ)

 すごい安心感。

 味わったことの無い、安らぎ。

 これは、まるで、やっと。
(本当の自分の家に帰ってきたみたい…)
 のどがカラカラになる。頭がぼうっとする。さっきまでそれは快楽の疼きによるものだったが、今は体の奥から次から次へ湧き出る幸福感によるもの。
 次ぎ、何かしなきゃ、とかあんまり考えられない。
(つか——考えなくても、いいじゃん?って気分…)
 ずっとこのままこの人は、抱きしめていてくれる。守ってくれる。
 そんな確信がいつの間にかあった。

(きっとその姿勢つらいだろーに…我慢しちゃって…)
 だいぶ下の方にある、流歌の頭を抱きしめるために、健太郎はだいぶ前かがみの体制をキープしないといけないが、全く意に介さず、流歌を抱きしめ続けている。そのことが、幸せだった。
 先ほどまでの、恐怖や緊張はみじんも残っていない。
 涙の後はまだ残っているが、その顔には少女らしい笑顔があった。
 笑いがこみあげてくる。嬉しい——楽しい——そうか、なるほど。
(あの歌詞、の「嬉しい楽しい大好き」ってまじでそうだわ。それしかないわ)
 ——マジで好き。
 そんな、彼の顔が無性に見たくなった。

 そして少し上に視線を向けると——愕然とした。
 なんて、
(なんてつらそうな顔…)
 健太郎は、抱きしめてからずっと、何かに耐えるように、神妙な顔で、それでも心配そうに流歌を見ていた。
 まるで、それは、傷ついた男の子のような表情だ。
 ——なんで?
(いや、なんでじゃないって…)
 ——この顔は自分がさせてるんだ。
 ——さっきまであーしがつらい顔してたから、きっとオジサ——ケンタローは自分のせいだって…
 また涙がこぼれてきた。
 今度は、健太郎への罪悪感と——同時に愛おしすぎる彼を思って、流歌は涙が止まらなかった。
(でもこのままでいいわけないじゃんっ)
「…流歌?」
 ずっと動かないままだった流歌のその両手が、そっと流歌の頭を撫で続ける右手にかかり、つかむ。
 つかみ、もっと撫でれというように、その手を多少乱雑に前後させ、しばらくそれを繰り返す流歌に、健太郎は、しばらくされるがままになった。
 そして、気が済んだように、健太郎の手を頭にのせたまま、流歌はがばっと顔をあげた。
 そして——
「にへへへへへー♡」
 と、涙の跡が残る顔で、にっこりと、やはり少女の様に笑った。
 健太郎は、それに、不覚にも胸を打たれ、鼓動が早鐘になるのを感じた。
 ——駄目だ、だめだぞ…さっき反省したばっかりじゃねぇのかお前は…
 そう恨めしそうな目線を、自分の息子にちらりと向ける。
 それを知ってか知らずか、笑顔の少女は、少し中腰になると、そのまま立ち上がらず——
 健太郎の横にソファーの空いたスペースに、そのまま腰掛けた。

 そして、中空を眺めるように、健太郎にはまだ視線を合わせるのは照れるのか、赤い顔をしながら、そして話し始める。健太郎を、思う言葉を。
「だいじょうぶ。
 ううん。ごめ、ごめんね。さっきまでは全然ダイジョブじゃなかったンだ」
 慎重に、言葉を一生懸命選んでしゃべっているのか、いつもより、少し硬い口調。だが、必死さは伝わる、その言葉を健太郎は黙って聞くことにした。
「おじさ——ケンタローの言う通り。
 無理してた。ほんとは、そんな、なれてないんだーこーゆーの」
 さっきまで、手慣れていないことを気付かれることが怖かったが、今はどちらかというと健太郎に処女性を疑われる方が怖かった。それで嫌われる方が、嫌だった。
「でも——だいじょうぶになったよ。
 ケンタローのおかげ。抱きしめてくれて、ありがと」
 本当にそう思っている。冗談なんかではない。それをどういえば、不真面目な自分が伝えられるか、わからず、結局そのままいうくらいしか思いつかなかった。
「だから——だからね」
 そして今ならわかる。健太郎が何を考えているのか、今夜のことをどうしようとしているのか。
 それは、絶対に嫌だった。
「だからっ!」
 体全体を浮かせるように、健太郎に躰ごと向き直り、流歌は叫んだ。
「だから今夜はやめるとか言わないでっ! 絶対——それだけは。嫌」
 その。
 彼女の叫び、思い、感じていた直感は。
 まさに健太郎の考えていたことだった。
 今夜はここまで、これ以上は流歌のために我慢しよう。そう考えていたのだ。
「いや、お前…でも」
「というか無理」
 そういった彼女はそのまま、左腕を健太郎の頭の横の背もたれに向かって突き出し、壁ドンのような恰好——男女が逆だが——になり、いきなりの挙動で硬直する健太郎をそのままに、流歌は続ける。
「あーし。マジで今ケンタローしか見えてないから。このまま。帰すわけ、なくない?」
 ——なくないって言われても…
 ——ていうか何そのいきなりの「ケンタロー」呼び。
(——っ! 言った! 全部言ったし!)
 そしてそこまでで限界だったのか、大きく息をつくと、また、健太郎の横に座りなおした。
 今度は、完全に密着した状態で。
 というか、健太郎の右腕を取り、胸の谷間に挟み込むように、両手でぎゅっと抱きしめた。
 勿論狼狽える健太郎だが、制止しようと流歌を見ると——その彼女はぎゅっと目をつぶり、必死に腕にすがりついているその姿を見て、「絶対離すもんか」と必死にアピールするそれに毒気が抜けてしまい、浮上がりかけた腰をそのまま再びソファーに下ろした。

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