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第1章 魔法を極めた王、異世界に行く
26:変化-2
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まぁダンジョンコアは破壊するだけになるだろうし、いつもブルーが美味しそうな目でコアを見ていたので食べたいなら好きにさせよう。
コアには豊富な魔力などがあり、ブルーのような魔力が高い魔物にはご馳走として映るらしい。
さらにコアを食べると、体や魔力に変化が起きる場合もあるそうだ。
3人で駆け抜けたら、今までのベストスコアを余裕で更新するぐらいの速度でボス部屋に辿り着いた。ドアを開けて中にいるホブゴブリンが瞬殺されると、いつも通り奥の部屋へ続くドアが現れる。
そのままドアを開けて奥まで進むと、煌々と輝くダンジョンコアのお出ましだ。
「さてブルー、これはどうする? 持って帰るか?」
「うーん、ここで食べちゃいたいな。新鮮なうちに食べるのがいいって言うもんね」
動物の内臓の話かな? まぁブルーは何を食べても腹痛にはなってなかったし、今回も大丈夫だろう。
ダンジョンコアの部屋はある程度広いので、ブルーが部屋に合わせて大きくなる。そのままダンジョンコアを摘んで口に放り込んだ。
ガラスを噛み砕くような大きな音が鳴ったと思えば、そのまま飲み込む音まで聞こえてくる。俺の目には特に変化は見当たらない。
「ブルー? 何か変わったか?」
「んー、なんかお腹があったかいかな? でも特別何も変わらない……あ、味は美味しかったよ!」
さすがにガラスを食いたいとは思ったことはないが、満足そうなブルーの顔を見てると本当に美味かったのだろう。
帰りは魔法陣で帰ろうとしたが、ダンジョンコアがなくなると機能も失うらしい。このダンジョンは階層が浅いからまだマシだが、深い階層ならコアを破壊するのを躊躇うかもな。
だが帰り道の魔物は綺麗さっぱり居なくなっていた。ダンジョンコアがなくなると、どうやらただの洞窟に戻るらしい。これは面白い発見だが、あの書物で見たダンジョンなのに空やジャングルになった場所はどうなるのか気になる。
そんなことを考えている間に、全員でアジトまで帰ってきた。
「さて、ここを旅立つわけだから今まで作ったものは解体していこう」
「えー! 別にいいよ! もったいないよ!」
お世話になった場所なんだから、片付けていくのは当たり前だと思ったんだが、ブルーが意外にも反対してきた。
また戻ってくる可能性もあるならこのままでもいいと。確かにブルーも風呂は気に入っていたし、もし途中でこの森に帰る事になっても今まで過ごしたものがあれば安心するかもしれないか。
その日は元々休みなこともあり、そのまま夜まで語り明かしてから寝る事にした。
◇
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
「!?」
次の日の早朝、俺とエリィはブルーの叫び声で起こされた。アジトの布団から飛び起きるとそこにはブルーの姿がない。先程の叫び声も外からだ。
俺が寝てる間に族でも侵入してきたのかと思ったが、気配察知に反応はない。とりあえずすぐに外に出てみると、湖に足を浸けた青い髪の女が裸で立っていた。ブルーの姿は全く見えず、湖が少し波打ってるのが見える。
「誰だ貴様は! ブルーをどこへやった!」
「えっ? 女の人……裸??」
どうやらエリィはまだ寝ぼけているらしい。そんな感想よりも先にやる事があるだろうと叱りたいのを抑えて青い髪の女に声をかけた。
女はゆっくりとこちらに振り返る。顔立ちは整っており目は大きく薄い顔の印象、体の発育からも12,3歳ぐらいとエリィよりも少し歳下に見えた。まぁエリィはこの数年でだいぶ色々成長しているから、かなり大人っぽくは見えるが。
さらにその女は透き通るような青い目が特徴的で、俺が臨戦態勢なのを見ると慌てたように両手を上げて叫び始めた。
「待って! 待ってよ! 僕だよ! ブルーだよ!」
「……は?」
いや、どうやら俺も寝ぼけていたらしい。サーチでブルーがいるのはてっきり湖の中かと思っていたが、今目の前にいる女が正真正銘ブルーだと告げている。確かに魔力も声も全く同じだが、何が起きた? どうなっている?
「ブルーちゃん! 服着なきゃダメでしょ!」
「え? あ、はい」
そんな混乱を吹き飛ばすようにエリィが口を開いた。確かに人間の女性が裸でうろつくのはあまり教育的にも良くない。ブルーは元々裸のような物なので慣れているかもしれないが、今後連れて歩くとしたら服が必要になるだろう。
なぜか怒られているブルーを見ていたら、俺も冷静さを取り戻してきた。まずはブルーに服を着させて、朝飯でも食うときに話を聞いてみるとしよう。
「んでブルー、何があった?」
「んーとね」
ブルーの話を聞いていく。まずダンジョンコアを食べてからお腹が暖かかったが、気にするほどでもないと思い夕飯を食べていつも通り就寝。
朝太陽が辺りを照らし始めたぐらいに、暑さが増してきて湖に飛び込み暑さを和らげようと思ったそうだ。そして目を開けて湖まで歩いていると、何故かいつもと感覚が違う。暑さで感覚がおかしいのかと思いながら湖まで這って行くと、途中から視界もぼやけ始め、まるで自分じゃない動きになっていったと。
そしてやっとの思いで湖に辿り着き、そのまま倒れ込み気持ちよく水を浴びた。すると暑さや朦朧とした意識がすぐに無くなっていったが、体の違和感が強くなったと。水から上がって水面に写る姿を見ると人間へと変化しており、驚いて声を上げたらしい。
「はー、なるほどね。もう龍の姿には戻れないのか?」
「ん、ちょっと待ってて」
少し離れた広い場所に小走りで向かうと、ブルーの身体が光り始めた。どうやら簡単に龍の姿には戻る事が出来るようで、そのまま人化する事も出来るが、人化の場合は大きさを変えられないらしい。龍の姿に戻る時に大きく戻ってしまい、着ていた服が大きさに耐えられずに裂けてエリィが少し泣きそうな顔をしていたが、それ以外は問題なさそうだ。
人間状態で魔法も試してみた。魔力のコントロールも保有量も今までの感覚とは変わらず、全く問題も無いそうだ。さらにエリィとの模擬戦もさせてみると、今まで龍の姿で戦っていたので動きなどに多少違和感があるものの、繊細なコントロールは人間の姿の方が楽らしい。それなら今後も基本的に人間の姿でいるのが良さそうだ。
「よーし、それならちょっとしたゲームをしてみようか」
コアには豊富な魔力などがあり、ブルーのような魔力が高い魔物にはご馳走として映るらしい。
さらにコアを食べると、体や魔力に変化が起きる場合もあるそうだ。
3人で駆け抜けたら、今までのベストスコアを余裕で更新するぐらいの速度でボス部屋に辿り着いた。ドアを開けて中にいるホブゴブリンが瞬殺されると、いつも通り奥の部屋へ続くドアが現れる。
そのままドアを開けて奥まで進むと、煌々と輝くダンジョンコアのお出ましだ。
「さてブルー、これはどうする? 持って帰るか?」
「うーん、ここで食べちゃいたいな。新鮮なうちに食べるのがいいって言うもんね」
動物の内臓の話かな? まぁブルーは何を食べても腹痛にはなってなかったし、今回も大丈夫だろう。
ダンジョンコアの部屋はある程度広いので、ブルーが部屋に合わせて大きくなる。そのままダンジョンコアを摘んで口に放り込んだ。
ガラスを噛み砕くような大きな音が鳴ったと思えば、そのまま飲み込む音まで聞こえてくる。俺の目には特に変化は見当たらない。
「ブルー? 何か変わったか?」
「んー、なんかお腹があったかいかな? でも特別何も変わらない……あ、味は美味しかったよ!」
さすがにガラスを食いたいとは思ったことはないが、満足そうなブルーの顔を見てると本当に美味かったのだろう。
帰りは魔法陣で帰ろうとしたが、ダンジョンコアがなくなると機能も失うらしい。このダンジョンは階層が浅いからまだマシだが、深い階層ならコアを破壊するのを躊躇うかもな。
だが帰り道の魔物は綺麗さっぱり居なくなっていた。ダンジョンコアがなくなると、どうやらただの洞窟に戻るらしい。これは面白い発見だが、あの書物で見たダンジョンなのに空やジャングルになった場所はどうなるのか気になる。
そんなことを考えている間に、全員でアジトまで帰ってきた。
「さて、ここを旅立つわけだから今まで作ったものは解体していこう」
「えー! 別にいいよ! もったいないよ!」
お世話になった場所なんだから、片付けていくのは当たり前だと思ったんだが、ブルーが意外にも反対してきた。
また戻ってくる可能性もあるならこのままでもいいと。確かにブルーも風呂は気に入っていたし、もし途中でこの森に帰る事になっても今まで過ごしたものがあれば安心するかもしれないか。
その日は元々休みなこともあり、そのまま夜まで語り明かしてから寝る事にした。
◇
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
「!?」
次の日の早朝、俺とエリィはブルーの叫び声で起こされた。アジトの布団から飛び起きるとそこにはブルーの姿がない。先程の叫び声も外からだ。
俺が寝てる間に族でも侵入してきたのかと思ったが、気配察知に反応はない。とりあえずすぐに外に出てみると、湖に足を浸けた青い髪の女が裸で立っていた。ブルーの姿は全く見えず、湖が少し波打ってるのが見える。
「誰だ貴様は! ブルーをどこへやった!」
「えっ? 女の人……裸??」
どうやらエリィはまだ寝ぼけているらしい。そんな感想よりも先にやる事があるだろうと叱りたいのを抑えて青い髪の女に声をかけた。
女はゆっくりとこちらに振り返る。顔立ちは整っており目は大きく薄い顔の印象、体の発育からも12,3歳ぐらいとエリィよりも少し歳下に見えた。まぁエリィはこの数年でだいぶ色々成長しているから、かなり大人っぽくは見えるが。
さらにその女は透き通るような青い目が特徴的で、俺が臨戦態勢なのを見ると慌てたように両手を上げて叫び始めた。
「待って! 待ってよ! 僕だよ! ブルーだよ!」
「……は?」
いや、どうやら俺も寝ぼけていたらしい。サーチでブルーがいるのはてっきり湖の中かと思っていたが、今目の前にいる女が正真正銘ブルーだと告げている。確かに魔力も声も全く同じだが、何が起きた? どうなっている?
「ブルーちゃん! 服着なきゃダメでしょ!」
「え? あ、はい」
そんな混乱を吹き飛ばすようにエリィが口を開いた。確かに人間の女性が裸でうろつくのはあまり教育的にも良くない。ブルーは元々裸のような物なので慣れているかもしれないが、今後連れて歩くとしたら服が必要になるだろう。
なぜか怒られているブルーを見ていたら、俺も冷静さを取り戻してきた。まずはブルーに服を着させて、朝飯でも食うときに話を聞いてみるとしよう。
「んでブルー、何があった?」
「んーとね」
ブルーの話を聞いていく。まずダンジョンコアを食べてからお腹が暖かかったが、気にするほどでもないと思い夕飯を食べていつも通り就寝。
朝太陽が辺りを照らし始めたぐらいに、暑さが増してきて湖に飛び込み暑さを和らげようと思ったそうだ。そして目を開けて湖まで歩いていると、何故かいつもと感覚が違う。暑さで感覚がおかしいのかと思いながら湖まで這って行くと、途中から視界もぼやけ始め、まるで自分じゃない動きになっていったと。
そしてやっとの思いで湖に辿り着き、そのまま倒れ込み気持ちよく水を浴びた。すると暑さや朦朧とした意識がすぐに無くなっていったが、体の違和感が強くなったと。水から上がって水面に写る姿を見ると人間へと変化しており、驚いて声を上げたらしい。
「はー、なるほどね。もう龍の姿には戻れないのか?」
「ん、ちょっと待ってて」
少し離れた広い場所に小走りで向かうと、ブルーの身体が光り始めた。どうやら簡単に龍の姿には戻る事が出来るようで、そのまま人化する事も出来るが、人化の場合は大きさを変えられないらしい。龍の姿に戻る時に大きく戻ってしまい、着ていた服が大きさに耐えられずに裂けてエリィが少し泣きそうな顔をしていたが、それ以外は問題なさそうだ。
人間状態で魔法も試してみた。魔力のコントロールも保有量も今までの感覚とは変わらず、全く問題も無いそうだ。さらにエリィとの模擬戦もさせてみると、今まで龍の姿で戦っていたので動きなどに多少違和感があるものの、繊細なコントロールは人間の姿の方が楽らしい。それなら今後も基本的に人間の姿でいるのが良さそうだ。
「よーし、それならちょっとしたゲームをしてみようか」
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