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オバケのお兄さん ▲

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カーテンから日差しが漏れ、目が覚める。
壁掛け時計を見ると、朝の7時を指していた。

(お父さんに見つからないように隠れないと・・・)

ふるはいつものように継父から逃げるため、どこに隠れようかと考える。

継父はふるを施設から引き取り、大切に育ててくれた人だ。
だが、大きくなるにつれ、ふるの体を求めるようになったのだ。

外にも出さず、ふるを自分のものにしようと部屋に閉じ込め、
毎晩ふるを求めて部屋に入って来る。
それが嫌で継父に少しでも見つからないよう、隠れて過ごすのだ。

押入れに隠れようと戸を開けるとそこに、
見知らぬお兄さんが押入れの影から現れふるをジッと見つめていた。

「わぁ!?」

ふるは突然現れたお兄さんにビックリして声を出してしまった。

「どうしたんだふる!?」

その声に反応した継父は慌ててふるのもとへ駆けつけ押入れの前に来た。

「こ、ここにお兄さんが…」

ふるは押入れを指刺すが、継父にはそのお兄さんが見えていない様子だった。

(お父さんにはこのお兄さんが見えていないの…?)

ふるはそう思っていると、
押入れを見ていた継父が振り向き、ふるの両肩を掴んだ。

「ふる…君に何かが起きたと思ってとても心配して来たが…
僕が仕事で君に構ってやれなくて自分に向いてほしいからこんなことをしたんだね…
毎晩君を可愛がってるのにまだ足りないんだね
そんなに僕のことを求めてくれていたなんて…僕はとても嬉しいよ」

継父はそう言うとふるの顎を掴み、無理矢理口を開かせてキスをしてきた。

「ぅ、んんっ!」

口内に舌が入り込み、唾液が混ざり合う。
じゅるじゅると音を立てながら片方の手でふるの肌をそっと優しく撫で、
手を脚に向けて下ろしていく。

唇が離れると、ふるはやめてと顔を横に振るが、
継父はそんなふるを無視して地面に押し倒し、
服を捲り何も履いていないふるのそこを舌で舐め始めた。

暴れようとするが強く手を握られ痛みが走り、ふるは暴れるのをやめる。

「うぅっ…んっ・・・!」

舌を中に入れ溢れる蜜を吸い付いていく。
ふるは暴れずにいると継父はそこを舐め上げ顔が離れるとベルトを
カチャカチャと外し、自身のモノを取り出す。

「良い子だねふる…ご褒美に君の中をいっぱい可愛がってあげる」

勃起した継父のそれをふるのそこに密着させ、
ズプズプと奥に腰を進めていく。
根元まで入ると激しく動かし奥を突いていく。
何度も犯され続けているふるを
オバケのお兄さんは押入れの隙間から見ていた。

ふるは激しく突かれ気を失うが継父はやめずに何度も犯していた。
ぬちゅりとそこから引き抜かれる。ふるのおでこにキスをし毛布をかけ継父は部屋から出て行った。


目が覚め、ふるは上半身を起こす。痛みが走り下半身を見ると
どろっとした液が流れ出てきた。痛みを我慢しながら
継父がいないか周りを見て確認し、いないと分かりホッとする。

(誰かボクをここから連れ出してくれないかな…)

そう心の中で呟くふるの言葉をオバケのお兄さんは聞こえていた。

ふるは体液でベトベトになった体を拭こうと服を脱ぐ。
ドアには鍵がかけられ、部屋から出られず、継父が帰って来るまでお風呂にも入れない。

部屋に置いてある水の入った桶とタオルで体を拭う。
下半身から溢れ出る精液をタオルで拭っていった。


***


夜中の12時。仕事から帰って来た継父は服を脱ぎ寝ているふるの布団に入り込んだ。
ふるの背中にまわり後ろから小さな胸を揉み優しく押し潰す。

「んっうぅ…」

小さい声を出すふるに継父は興奮しふるの下半身に片方の手が伸びてきてそこに指を入れていく。
ぬちゅぬちゅと音を立て蜜が溢れるそこに、
継父は自分のモノを近づけ密着させるとふるの中に押し込み、奥に向けて腰を進めていった。

全て入るときゅうきゅうとそれを締め付け、
離さないふるに継父は嬉しくなり何度も奥を突いていく。
たっぷり液を注ぎ継父は満足するとそれを抜き、ふるを抱きしめながら眠る。


深夜の2時にふるは目を覚ます。ふるの体に抱きついている継父の腕を
抜けながらふるは押入れに入るとオバケのお兄さんがいた。
お兄さんはその目でふるをじっと見つめている。

(オバケのお兄さんは何でここにいるんだろう)

ふるは暗闇で光る目だけを見ていると
暗闇から触手が現れふるの太ももの間から液が流れ出ているそこに触手が触れた。

「ぅあっ…!?」

暗闇で何をされているのか見えないふるは
体をお兄さんの触手で舐めまわされふるのそこに触手が押し込まれる。

「んっ…!」

ズプズプと奥までいくと触手の先からトロっとした液体をたくさん注ぎ込まれ
ふるの中に継父が吐き出した精液を洗い流すかのようにドクドクと注入していく。

触手を引き抜くと液がそこから溢れ出てきて
別の触手がふるのそこに入り液を吸い上げていく。

全ての液を吸い終わるとお兄さんはふるを触手で抱き上げ手で脚を開かせた。
ふるは何をされるかわかったのか抵抗しようと暴れるが
簡単に押さえ込まれ手足を触手に掴まれ動けなくされた。

お兄さんの脚の間から一本の太く膨張した男のモノが出てきて
ふるのそこにズプりと入っていく。
お兄さんの太いモノが根元まで入ると激しく奥にぶつけた。

「ぅ、ん…っ」

中を何度も突かれお兄さんの液を注ぎながら
混ざり合うようにくちゅくちゅとふるの中を触手で掻き回されふるは気を失う。
オバケのお兄さんは気を失っているふるを優しく抱きしめると
共に暗闇に消えていく。





その日ふるは行方不明となった。
オバケのお兄さんはふると自分だけの世界で永遠にふるを愛するのだった。
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