ラピスラズリの夢

sweet martini

文字の大きさ
上 下
8 / 16
第2章

甘美*

しおりを挟む
ギルバートはナタリーの白い足を持ち上げると、そっと開いた。
光にさらされて、秘部が疼く。
「ほら」
そこを拭った彼の指は透明な蜜できらきらしていた。
何も言い返すことが出来ず、彼女は頬を赤くしてまた俯いてしまった。
ギルバートはその指を見せ付けるように舐め、そしてそのまま彼女の蜜園に食らいついた。

「あっあぁ、んっ」
彼の生暖かい舌がうごめく。
舐めては吸い、時々噛んでまた舐める。
ナタリーは無意識に体を突っ張った。
なにかとてつもなく大きなものがこみ上げてくる。
その様子をみたギルバートはさらにスピードをあげた。
「やめてっお願い!」
せり上がってくる未知のものへの恐怖と快楽に彼女は叫んだ。
しかし彼の動きは止まらない。
どんどんせまってくる、そしてー

「んあぁぁぁっっっ」
ナタリーは軽くのけぞると、とうとう果ててしまった。

ギルバートは顔をあげた。
彼女はまだ余韻に浸っている。
「そろそろほぐれたか。」
そうすると秘穴に指を差し込んだ。

彼女は驚いて起き上がった。
これで終わりだと思っていたのだ。
考えていることが顔にありありと出ていて、ギルバートは笑ってしまった。
ナタリーは困った顔で彼を見上げる。
「余裕だな」
彼は指を一気に奥まで突き込んだ。
「ぐちゅっ」
初めての割にはかなり濡れているようだった。
長い指を動かして中を探る。
彼女の愛液が溢れだして彼の手に、太ももに、そしてベッドに垂れた。
コリコリとした場所があって、そこを集中的にいじくると、彼女は腰をくねらせる。
だんだん中でも気持ちよくなっているようだった。

ー初めてではさすがにいくほど感じないか。
しかしもう存分にほぐれ、男を待っているそれを前に、ギルバートには辛抱するほどの余裕もなかった。
部屋はいつの間にか、むせ返るほどの匂いで満ちている。
「入れていいか?」
そういうと彼は自身をそこにあてがった。

初めて男性の裸を見たナタリーは、その肉体に目を奪われた。
そして今にも自分の中へ入ろうとするそれの存在に気がついた。
どんっ
考える間もなく、衝撃が身を包む。
明らかな異物感に、彼女は顔をしかめた。
「息を吐いて力を抜くんだ」
言われたとおり、ほっと息をつく。
同時に彼女はギルバートを締め上げた。
「痛みはないか?」
彼はいくらか息の荒れた声で尋ねた。
ナタリーは頷く。
すると待っていたかのように腰を動かし始めた。
異物感はいつの間にか快感にすり替わっていて、またさっきの感覚が訪れる。
彼が蕾を引っ張った瞬間、彼女は2度目の絶頂を体験した。
そこがぎゅっと締まる。
そしてナタリーが気を失うのと、ギルバートが達するのと、どちらが先なのかはもはやわからなかった。
しおりを挟む

処理中です...