7 / 16
第2章
一夜*
しおりを挟む
ギルバートは彼女の腰を抱き寄せた。
耳朶を甘噛みすると、微かに体が震える。
「感じやすいんだな」
ナタリーはさらに赤くなって首を振った。
彼はさらに彼女の頬に触れると、キスをした。
唇に温かいものが触れる。
そして何かが、ナタリーの口を割って入り込んできた。
「んっ!」
強く抱き締められているせいか、声を上げることが出来ない。
しかし、その奇妙な感触は嫌いではなかった。
むしろ、快いような…
そのままギルバートは彼女の胸元に手を入れた。
左手で起用にファスナーを下ろす。
ドレスと下着が一気に滑り落ちた。
ナタリーはハッとして胸を手で隠す。
彼はそれを見るとクスッと笑った。
「やめるか?」
「いいえ、大丈夫。」
彼女にも、それなりの覚悟はあった。
そろそろと手を下ろす。
そして、彼女の肌が露わになった。
ギルバートはナタリーの姿を見て、息を吞んだ。
どこに隠していたのかというほどの豊かな胸に、傷一つない白い肌。
それは確実に、彼が見てきた女性の中で1番美しかった。
「綺麗だ。」
彼は思わず呟いてしまった。
本当は、ロイへの復讐のためだったのだ。
愛する女性が自分以外の男に抱かれ、そして捨てられるほど屈辱的なことはないだろう。
だから彼女のことは乱暴に扱うつもりだったのだ。
作戦変更。
彼は思った。
そのまま愛人にするのも悪くない。
胸にギルバートの指先が触れる。
その冷たい感触に、ナタリーはぞくっとした。
くすぐったいような感覚。
そして彼の手が先を摘むと、何かが背筋を駆け抜けた。
「あぁ!」
彼女は自分の出した声に驚いて口元を手で覆った。
自分が変だ。
性に疎い彼女は、胸を母乳をあげるための場所としか認識していなかった。
何これ?
戸惑うナタリーを尻目に、ギルバートはその柔らかい胸をつかんだ。
優しく、かつ的確に刺激する。
彼女は口を抑えて必死に声を殺していた。
そんな彼女を愛しく感じ、彼はまた口づける。
片手で蕾を弄りながら、彼の手は下半身へと下っていった。
それはついに、彼女の花園へと到達した。
柔らかい茂みを抜けると、そこにはたっぷり蜜をたたえた花が開いていた。
ナタリーの頬は羞恥に赤く染まる。
くちゅり。
彼の指が周囲を浅く撫でた。
彼女はたまらず身をよじらせる。
胸よりも、強い感覚だった。
そしてその指がある一点をつまむと、彼女はついに声を出してしまった。
「やぁぁっ」
腰が抜けそうになる。
「さあ、本番と行こうか。」
ギルバートはナタリーを抱き上げるとベッドに横たえた。
耳朶を甘噛みすると、微かに体が震える。
「感じやすいんだな」
ナタリーはさらに赤くなって首を振った。
彼はさらに彼女の頬に触れると、キスをした。
唇に温かいものが触れる。
そして何かが、ナタリーの口を割って入り込んできた。
「んっ!」
強く抱き締められているせいか、声を上げることが出来ない。
しかし、その奇妙な感触は嫌いではなかった。
むしろ、快いような…
そのままギルバートは彼女の胸元に手を入れた。
左手で起用にファスナーを下ろす。
ドレスと下着が一気に滑り落ちた。
ナタリーはハッとして胸を手で隠す。
彼はそれを見るとクスッと笑った。
「やめるか?」
「いいえ、大丈夫。」
彼女にも、それなりの覚悟はあった。
そろそろと手を下ろす。
そして、彼女の肌が露わになった。
ギルバートはナタリーの姿を見て、息を吞んだ。
どこに隠していたのかというほどの豊かな胸に、傷一つない白い肌。
それは確実に、彼が見てきた女性の中で1番美しかった。
「綺麗だ。」
彼は思わず呟いてしまった。
本当は、ロイへの復讐のためだったのだ。
愛する女性が自分以外の男に抱かれ、そして捨てられるほど屈辱的なことはないだろう。
だから彼女のことは乱暴に扱うつもりだったのだ。
作戦変更。
彼は思った。
そのまま愛人にするのも悪くない。
胸にギルバートの指先が触れる。
その冷たい感触に、ナタリーはぞくっとした。
くすぐったいような感覚。
そして彼の手が先を摘むと、何かが背筋を駆け抜けた。
「あぁ!」
彼女は自分の出した声に驚いて口元を手で覆った。
自分が変だ。
性に疎い彼女は、胸を母乳をあげるための場所としか認識していなかった。
何これ?
戸惑うナタリーを尻目に、ギルバートはその柔らかい胸をつかんだ。
優しく、かつ的確に刺激する。
彼女は口を抑えて必死に声を殺していた。
そんな彼女を愛しく感じ、彼はまた口づける。
片手で蕾を弄りながら、彼の手は下半身へと下っていった。
それはついに、彼女の花園へと到達した。
柔らかい茂みを抜けると、そこにはたっぷり蜜をたたえた花が開いていた。
ナタリーの頬は羞恥に赤く染まる。
くちゅり。
彼の指が周囲を浅く撫でた。
彼女はたまらず身をよじらせる。
胸よりも、強い感覚だった。
そしてその指がある一点をつまむと、彼女はついに声を出してしまった。
「やぁぁっ」
腰が抜けそうになる。
「さあ、本番と行こうか。」
ギルバートはナタリーを抱き上げるとベッドに横たえた。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
狡くて甘い偽装婚約
本郷アキ
恋愛
旧題:あなたが欲しいの~偽りの婚約者に心も身体も囚われて~
エタニティブックス様から「あなたが欲しいの~偽りの婚約者に心も身体も囚われて」が「狡くて甘い偽装婚約」として改題され4/14出荷予定です。
ヒーロー視点も追加し、より楽しんでいただけるよう改稿しました!
そのため、正式決定後は3/23にWebから作品を下げさせて頂きますので、ご承知おきください。
詳細はtwitterで随時お知らせさせていただきます。
あらすじ
元恋人と親友に裏切られ、もう二度と恋などしないと誓った私──山下みのり、二十八歳、独身。
もちろん恋人も友達もゼロ。
趣味といったら、ネットゲームに漫画、一人飲み。
しかし、病気の祖父の頼みで、ウェディングドレスを着ることに。
恋人を連れて来いって──こんなことならば、彼氏ができたなんて嘘をついたりしなければよかった。
そんな時「君も結婚相手探してるの? 実は俺もなんだ」と声をかけられる。
芸能人みたいにかっこいい男性は、私に都合のいい〝契約〟の話を持ちかけてきた!
私は二度と恋はしない。
もちろんあなたにも。
だから、あなたの話に乗ることにする。
もう長くはない最愛の家族のために。
三十二歳、総合病院経営者 長谷川晃史 × 二十八歳独身、銀行員 山下みのり
切ない大人の恋を描いた、ラブストーリー
※エブリスタ、ムーン、ベリーズカフェに投稿していた「偽装婚約」を大幅に加筆修正したものになります。話の内容は変わっておりません。
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月
【R18】溺愛ハッピーエンド
ななこす
恋愛
鈴木芽衣(すずきめい)は高校2年生。隣に住む幼なじみ、佐藤直(さとうなお)とちょっとえっちな遊びに夢中。
芽衣は直に淡い恋心を抱いているものの、はっきりしない関係が続いていたある日。古典担当の藤原と親密になっていくが――。
幼なじみと先生の間で揺れるちょっとえっちな話。
★性描写があります。
あの夜、あなたがくれた大切な宝物~御曹司はどうしようもないくらい愛おしく狂おしく愛を囁く~
けいこ
恋愛
密かに想いを寄せていたあなたとのとろけるような一夜の出来事。
好きになってはいけない人とわかっていたのに…
夢のような時間がくれたこの大切な命。
保育士の仕事を懸命に頑張りながら、可愛い我が子の子育てに、1人で奔走する毎日。
なのに突然、あなたは私の前に現れた。
忘れようとしても決して忘れることなんて出来なかった、そんな愛おしい人との偶然の再会。
私の運命は…
ここからまた大きく動き出す。
九条グループ御曹司 副社長
九条 慶都(くじょう けいと) 31歳
×
化粧品メーカー itidouの長女 保育士
一堂 彩葉(いちどう いろは) 25歳
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる