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「改めて、久しぶりだね。ソフィア嬢。」
「お久しぶりで御座います。ルイ第二王子殿下。」
夏の盛りはとうに過ぎて、窓から入る秋風は冷たい。
侍女も護衛も下がらせて人払いはされたけれど、窓を閉めることは許されなかった。
その窓からは、秋咲きの薔薇が咲いているのが遠目に見える。初夏の華やぎ程では無いが、次々と色をなくす庭園に鮮やかな姿を見せている。陽の陰は夏のそれより濃く長く、ゆずり葉ばかりでなく木々も色を変え始めた。
ゆずり葉の様に、我が身を切り落とす如く一人隣国に渡った青年王子。
彼と過ごした日々よりも離れてからの日の方が長い。
婚約者候補であった期間を改めて数えてみれば、季節にすれば二つにも満たない。
アマンダの存在が無ければ、もしかしたら彼とこんな穏やかな対面も日常になっていたのだろうか。
それは無いわね。
ソフィアは思う。
私では彼をここまで成長させられない。
今、目の前に座る王子の姿を改めて見る。
烟る金の髪は肩を越えて、それを緩く後ろに結んでいる。顎からの長さを思えば、そこまで伸びる程度には時が経ったのが解る。
一年と数ヶ月。
ただの一度も帰国を許されなかった。
見目の通り優しい王子であった。
前王に命じられた事実を知らないソフィアは、随分冷たい態度であったろう。あの王子の柔らかな心に、幾つ傷を付けてしまったことか。
頬に小さな傷がある。
陶器の様に白い肌であった。そこに、一つばかりでなく数えてみれば幾つも傷が見える。一番目立つのは目元である。瞳を傷付けるギリギリであったろう。
華奢だった首が太くなっている。そこから続く厚い胸板、広くなった肩、ジャケットからも解る鍛えた腕が伸びて、膝の上に握る拳は日に焼けて骨太である。
対面した時に、記憶のルイよりも背が伸びたと思った直後に、圧迫感を覚えた。
成長の途中にあって筋骨隆々とまではいかない為に、佇まいは以前の優美な麗しさを損ねていない。
王族でありながら、騎士達に混ざり鍛えていると言ったローレンの言葉そのものである。以前、ダンスの稽古の時にも、ルイが身体を鍛錬していることが窺えた。それ以上の鍛錬を続けたのだろう。
誰の為に。王女の為に。
人生のどんでん返しをかまされた様なものであるのに、王女の我が儘に人生の道筋を変えられた筈なのに、その女性(ひと)を護る為にこれ程の努力を重ねたと言う。
天晴(あっぱれ)。
流石は王族。その気概、感服致します。
暫くルイを見つめて、それからうん、うん、と頷き出したソフィアに、ルイの纏う空気が僅かに乱れた。
「ソフィア嬢。」
「はい。」
「申し訳なかった。」
「...」
「君には迷惑だけを掛けてしまった。」
「ルイ殿下。」
ソフィアの呼び掛けに俯き気味であったルイが面を上げる。
「貴方様、何を詫びられているのでしょう。」
「それは、」
「王に命じられて務めを果たした。恥じる事が何処にあると?」
アマンダの件に触れるソフィアを、ルイが見つめる。
「詫びねばならぬのは私です。何も背負わぬ小娘であるのに、青臭い潔癖な心が貴方様を傷付けた。知らぬは罪。愚かであったのは私の方なのです。」
真っ直ぐこちらを見つめるソフィアの視線を、ルイはそのまま受け止める。
「貴方様にお会い出来たなら、お詫びしたいと願っておりました。未熟な私の愚かな行為をどうかお許し下さい。」
「ソフィア嬢、」
「貴方様をこれ程迄に奮い立たせ変貌させる王女とは、きっと素晴らしい方なのでしょう。陛下と王女と母国の狭間に立たされた貴方様が迷いを持たぬ程に、魅力をお持ちの方なのでしょう。」
「やはり君には敵わないな。初めから手強いご令嬢であったが。」
ルイの言葉を理解し切れずに、ソフィアは口を噤む。
「君の言う通り、王女は大きなお方だ。懐も広ければ視野も広い。そして人を惹きつけて離さない。彼女に拾われたのは私の方なのだよ。」
「であれば、陛下は途方も無い宝を手放してしまったのですね。」
ローレンの青い瞳を思い浮かべて、ソフィアは何だか申し訳なくなってしまった。
「いやいや、兄上では駄目だよ。」
兄の話になると表情を和らげるルイ。
「兄上とエミリア王女では合わなかったろう。」
「それは?」
「うん、何と言うか、」
あの、その、と少し躊躇してからルイは
「あの二人では共喰いになってしまう。喰われるのは僕で適任なのだよ。」
と言った。
成長期に日々の鍛錬が重なって、大きく逞しく成長したルイは、やはり穏やかな優しさを失ってはいなかった。
エミリア王女はそんなルイを求めたのだろう。
だがしかし、
「まあ、エミリア王女はローレン様を随分軽く見積もられていらっしゃる。」
ソフィアの目の色が変わる。
眦がキリキリと吊り上がっていく。
ローレン様だってとってもお優しいわ!
ユーモアだってあるし、お話も楽しいわ!
お忙しいのに鍛錬を欠かさないし、細身に見えて逞しいお身体なのよ!
オツムの回転なんて凄く凄く速いのよ!
何よりあの瞳。とっても綺麗じゃない!
そりゃあ兄弟だから似ているけれど、ローレン様は素敵なんです!とってもとっても素敵なんです!
弟に目移りするほど粗末にされる謂れは無くてよ!
「ああ、ソフィア。そこ迄にしてくれないかな。」
え?何処から声がするの?
キョロキョロと周りを見回すソフィア。
「ここだよ。」
声の方を見れば、窓枠にもたれてローレンが手を振っている。
「君の愛の告白は、しかと私の胸に刻んだよ。」
ソフィアの心の声は、しっかりお口から発せられていたらしい。
「ははは、やはり君には敵わないな。」
朗らかな笑みを漏らして、ルイが同じ台詞を繰り返した。
「お久しぶりで御座います。ルイ第二王子殿下。」
夏の盛りはとうに過ぎて、窓から入る秋風は冷たい。
侍女も護衛も下がらせて人払いはされたけれど、窓を閉めることは許されなかった。
その窓からは、秋咲きの薔薇が咲いているのが遠目に見える。初夏の華やぎ程では無いが、次々と色をなくす庭園に鮮やかな姿を見せている。陽の陰は夏のそれより濃く長く、ゆずり葉ばかりでなく木々も色を変え始めた。
ゆずり葉の様に、我が身を切り落とす如く一人隣国に渡った青年王子。
彼と過ごした日々よりも離れてからの日の方が長い。
婚約者候補であった期間を改めて数えてみれば、季節にすれば二つにも満たない。
アマンダの存在が無ければ、もしかしたら彼とこんな穏やかな対面も日常になっていたのだろうか。
それは無いわね。
ソフィアは思う。
私では彼をここまで成長させられない。
今、目の前に座る王子の姿を改めて見る。
烟る金の髪は肩を越えて、それを緩く後ろに結んでいる。顎からの長さを思えば、そこまで伸びる程度には時が経ったのが解る。
一年と数ヶ月。
ただの一度も帰国を許されなかった。
見目の通り優しい王子であった。
前王に命じられた事実を知らないソフィアは、随分冷たい態度であったろう。あの王子の柔らかな心に、幾つ傷を付けてしまったことか。
頬に小さな傷がある。
陶器の様に白い肌であった。そこに、一つばかりでなく数えてみれば幾つも傷が見える。一番目立つのは目元である。瞳を傷付けるギリギリであったろう。
華奢だった首が太くなっている。そこから続く厚い胸板、広くなった肩、ジャケットからも解る鍛えた腕が伸びて、膝の上に握る拳は日に焼けて骨太である。
対面した時に、記憶のルイよりも背が伸びたと思った直後に、圧迫感を覚えた。
成長の途中にあって筋骨隆々とまではいかない為に、佇まいは以前の優美な麗しさを損ねていない。
王族でありながら、騎士達に混ざり鍛えていると言ったローレンの言葉そのものである。以前、ダンスの稽古の時にも、ルイが身体を鍛錬していることが窺えた。それ以上の鍛錬を続けたのだろう。
誰の為に。王女の為に。
人生のどんでん返しをかまされた様なものであるのに、王女の我が儘に人生の道筋を変えられた筈なのに、その女性(ひと)を護る為にこれ程の努力を重ねたと言う。
天晴(あっぱれ)。
流石は王族。その気概、感服致します。
暫くルイを見つめて、それからうん、うん、と頷き出したソフィアに、ルイの纏う空気が僅かに乱れた。
「ソフィア嬢。」
「はい。」
「申し訳なかった。」
「...」
「君には迷惑だけを掛けてしまった。」
「ルイ殿下。」
ソフィアの呼び掛けに俯き気味であったルイが面を上げる。
「貴方様、何を詫びられているのでしょう。」
「それは、」
「王に命じられて務めを果たした。恥じる事が何処にあると?」
アマンダの件に触れるソフィアを、ルイが見つめる。
「詫びねばならぬのは私です。何も背負わぬ小娘であるのに、青臭い潔癖な心が貴方様を傷付けた。知らぬは罪。愚かであったのは私の方なのです。」
真っ直ぐこちらを見つめるソフィアの視線を、ルイはそのまま受け止める。
「貴方様にお会い出来たなら、お詫びしたいと願っておりました。未熟な私の愚かな行為をどうかお許し下さい。」
「ソフィア嬢、」
「貴方様をこれ程迄に奮い立たせ変貌させる王女とは、きっと素晴らしい方なのでしょう。陛下と王女と母国の狭間に立たされた貴方様が迷いを持たぬ程に、魅力をお持ちの方なのでしょう。」
「やはり君には敵わないな。初めから手強いご令嬢であったが。」
ルイの言葉を理解し切れずに、ソフィアは口を噤む。
「君の言う通り、王女は大きなお方だ。懐も広ければ視野も広い。そして人を惹きつけて離さない。彼女に拾われたのは私の方なのだよ。」
「であれば、陛下は途方も無い宝を手放してしまったのですね。」
ローレンの青い瞳を思い浮かべて、ソフィアは何だか申し訳なくなってしまった。
「いやいや、兄上では駄目だよ。」
兄の話になると表情を和らげるルイ。
「兄上とエミリア王女では合わなかったろう。」
「それは?」
「うん、何と言うか、」
あの、その、と少し躊躇してからルイは
「あの二人では共喰いになってしまう。喰われるのは僕で適任なのだよ。」
と言った。
成長期に日々の鍛錬が重なって、大きく逞しく成長したルイは、やはり穏やかな優しさを失ってはいなかった。
エミリア王女はそんなルイを求めたのだろう。
だがしかし、
「まあ、エミリア王女はローレン様を随分軽く見積もられていらっしゃる。」
ソフィアの目の色が変わる。
眦がキリキリと吊り上がっていく。
ローレン様だってとってもお優しいわ!
ユーモアだってあるし、お話も楽しいわ!
お忙しいのに鍛錬を欠かさないし、細身に見えて逞しいお身体なのよ!
オツムの回転なんて凄く凄く速いのよ!
何よりあの瞳。とっても綺麗じゃない!
そりゃあ兄弟だから似ているけれど、ローレン様は素敵なんです!とってもとっても素敵なんです!
弟に目移りするほど粗末にされる謂れは無くてよ!
「ああ、ソフィア。そこ迄にしてくれないかな。」
え?何処から声がするの?
キョロキョロと周りを見回すソフィア。
「ここだよ。」
声の方を見れば、窓枠にもたれてローレンが手を振っている。
「君の愛の告白は、しかと私の胸に刻んだよ。」
ソフィアの心の声は、しっかりお口から発せられていたらしい。
「ははは、やはり君には敵わないな。」
朗らかな笑みを漏らして、ルイが同じ台詞を繰り返した。
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