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「宜しくお願い致します、キャロライン嬢。」
上背のあるステファニアが声音を変えて低音で言えば、あちらこちらから「きゃあ」と小さな悲鳴が上がった。
長いブルネットの髪をリボンで結わえたステファニアが向かい合う令嬢に手を差し出せば、令嬢は頬を染めてステファニアを見上げた。
一曲踊り終えると教師から指導が為されて、それからパートナーを変えてまた一曲踊る。そうして練習用の短い曲で次々とパートナーを変えながら、ダンスのレッスンは続いた。
数人をご令嬢のパートナーとして務めたステファニアは、次のパートナーと向き合って息を飲んだ。
聖女シャーロット。巡って来たパートナーはシャーロットであった。
「宜しくお願い致します、シャーロット嬢。」
ステファニアがそう言えば、シャーロットが目を細めて「宜しくお願い致します」と返した。
ちょっと、どうしよう!凄く可愛い!
あれ、可怪しいぞ、脳内が男子目線になっている。シャーロット様が可憐で可愛い。これが男子の気持ちなのね。
小柄なシャーロットを見下ろしながら、ステファニアはすっかり男子の気持ちになって舞い上がった。
手を差し出せば、白く小さな手が乗せられた。その手を持ち上げダンスのフォームに組み変えてやんわり握れば、シャーロットがそれに応えるように握り返してくれた。
ステファニアの腕に添えられるほっそりとした手、ホールドすれば腰は細く華奢であるのが解った。
曲が始まり踊り出せば、彼女はとても軽かった。身体の軸がブレない為か、ぴたりとステファニアに沿うように一切の抵抗を感じない。まるでそこに実体がないような、ステファニアが独りで踊っているのではと錯覚してしまうような、そんな感覚を覚えるほどであった。
なんて儚い人なのだろう。
こんなに淡く軽く薄くて、どうやってこの世に生きてきたのだろう。
シャーロットと踊りながら、ステファニアは不思議な気持ちになった。
曲が終わって、シャーロットと見つめ合う。
漆黒の瞳がステファニアを見つめている。儚い中に気品が溢れて、彼女が貴人であるのが確かな事と思われた。
「有難うございます。ステファニア様。」
シャーロットに初めて名を呼ばれた。
「こちらこそ、シャーロット嬢。」
最後まで紳士で通したステファニアに、また小さな「きゃあ」があちらこちらで湧いていた。
「何だか悔しいわ。」
「え、何が?」
「何がって、貴女。貴女を他の女に奪われた事よ!」
「ぶっ、」
「あら、エルリック様、大丈夫?ハンカチをどうぞ。」
美術室脇の小部屋でランチボックスを囲みながら、アメリアがぷりぷりする。
ぷりぷりして、悔しい悔しいと連発する。
ぷりぷりするアメリアを横目に、お茶を吹いてしまったエルリックに、ステファニアはハンカチを差し出した。
「あー、有難う、ステファニア嬢。」
ステファニアからハンカチを受け取るエルリックは、まだ笑いを噛み殺している。
「だって、今日は男子生徒が足りなかったのだもの。それに私、こう見えてダンスは得意なのよ。」
エヘンと胸を張るステファニア。
「貴女とは何度も踊っているから解っているわ。なんなら、私ほど貴女がダンスが上手いのを知ってる人間はいないと思うわ。」
「え?二人はダンスを踊っているの?」
「そうよ。私の婚約者は遠い帝国にいるのですもの。邸でダンスレッスンを受ける時はステファニアが彼の代わりをしてくれているのよ。」
どう?羨ましいでしょう?とアメリアもエヘンと胸を張る。
「僕はダンスは苦手だな。」
エヘンエヘンと胸を張り合う二人を前に、エルリックが意外な言葉を漏らした。
「えっ、貴方が?」
「僕だからだろう。」
泳ぎが出来て馬にも乗れて剣も握るエルリックの言葉は、ステファニアにとっては信じられないものだった。
「そんな筈はないわ。何かの間違いよ。貴方ほど何でも出来ちゃう男性が、ダンスが苦手だなんて有り得ない!」
「いやぁ、僕はそんな完璧な人間じゃあないよ。兎に角ダンスは駄目だ。」
「残念だわ。貴方とは気の合う友人だと思っていたから。」
「ええ、それ程?」
わちゃわちゃしている内に、時間はあっという間に過ぎて行く。また馬鹿な話しで目的を見失う。共同戦線を張った日から、情報交換率0%なのは、こう云う所に原因があるのだろう。
「ねえ、ステファニア。聖女様はどんなだったの?」
アメリアに聞かれて、ステファニアはダンスの授業を思い出した。
教室で見るシャーロットは近寄り難いほど静謐な美しさを湛えている。醸し出す空気が清い。欠けるところの無い貴人なのだと思わせる。
だが、ダンスを踊った彼女は、
「とても可憐なご令嬢だったわ。」
可憐の一言であった。
「白くて細くて小さくて、黒い瞳が潤んでいて、それでとても可憐であったわ。」
「貴女の口から聞いて、これ程妬けるだなんて。悔しいわ。」
アメリアか再びぷりぷりする。
そんなアメリアに笑いながら、ふとステファニアは思い出した。
あの街で二人を見掛けた時。
エルリックと並び歩くシャーロットは、可憐な乙女だと思った。
ステファニアは思わずエルリックを見た。
エルリックもステファニアを見ていた。
ああ、エルリックの目にも、あの白くて細くて小さくて、可憐なシャーロットが映っていたのだ。
なんだろう、この気持ち。
感じたことの無い感情が湧いて、ステファニアは戸惑った。
上背のあるステファニアが声音を変えて低音で言えば、あちらこちらから「きゃあ」と小さな悲鳴が上がった。
長いブルネットの髪をリボンで結わえたステファニアが向かい合う令嬢に手を差し出せば、令嬢は頬を染めてステファニアを見上げた。
一曲踊り終えると教師から指導が為されて、それからパートナーを変えてまた一曲踊る。そうして練習用の短い曲で次々とパートナーを変えながら、ダンスのレッスンは続いた。
数人をご令嬢のパートナーとして務めたステファニアは、次のパートナーと向き合って息を飲んだ。
聖女シャーロット。巡って来たパートナーはシャーロットであった。
「宜しくお願い致します、シャーロット嬢。」
ステファニアがそう言えば、シャーロットが目を細めて「宜しくお願い致します」と返した。
ちょっと、どうしよう!凄く可愛い!
あれ、可怪しいぞ、脳内が男子目線になっている。シャーロット様が可憐で可愛い。これが男子の気持ちなのね。
小柄なシャーロットを見下ろしながら、ステファニアはすっかり男子の気持ちになって舞い上がった。
手を差し出せば、白く小さな手が乗せられた。その手を持ち上げダンスのフォームに組み変えてやんわり握れば、シャーロットがそれに応えるように握り返してくれた。
ステファニアの腕に添えられるほっそりとした手、ホールドすれば腰は細く華奢であるのが解った。
曲が始まり踊り出せば、彼女はとても軽かった。身体の軸がブレない為か、ぴたりとステファニアに沿うように一切の抵抗を感じない。まるでそこに実体がないような、ステファニアが独りで踊っているのではと錯覚してしまうような、そんな感覚を覚えるほどであった。
なんて儚い人なのだろう。
こんなに淡く軽く薄くて、どうやってこの世に生きてきたのだろう。
シャーロットと踊りながら、ステファニアは不思議な気持ちになった。
曲が終わって、シャーロットと見つめ合う。
漆黒の瞳がステファニアを見つめている。儚い中に気品が溢れて、彼女が貴人であるのが確かな事と思われた。
「有難うございます。ステファニア様。」
シャーロットに初めて名を呼ばれた。
「こちらこそ、シャーロット嬢。」
最後まで紳士で通したステファニアに、また小さな「きゃあ」があちらこちらで湧いていた。
「何だか悔しいわ。」
「え、何が?」
「何がって、貴女。貴女を他の女に奪われた事よ!」
「ぶっ、」
「あら、エルリック様、大丈夫?ハンカチをどうぞ。」
美術室脇の小部屋でランチボックスを囲みながら、アメリアがぷりぷりする。
ぷりぷりして、悔しい悔しいと連発する。
ぷりぷりするアメリアを横目に、お茶を吹いてしまったエルリックに、ステファニアはハンカチを差し出した。
「あー、有難う、ステファニア嬢。」
ステファニアからハンカチを受け取るエルリックは、まだ笑いを噛み殺している。
「だって、今日は男子生徒が足りなかったのだもの。それに私、こう見えてダンスは得意なのよ。」
エヘンと胸を張るステファニア。
「貴女とは何度も踊っているから解っているわ。なんなら、私ほど貴女がダンスが上手いのを知ってる人間はいないと思うわ。」
「え?二人はダンスを踊っているの?」
「そうよ。私の婚約者は遠い帝国にいるのですもの。邸でダンスレッスンを受ける時はステファニアが彼の代わりをしてくれているのよ。」
どう?羨ましいでしょう?とアメリアもエヘンと胸を張る。
「僕はダンスは苦手だな。」
エヘンエヘンと胸を張り合う二人を前に、エルリックが意外な言葉を漏らした。
「えっ、貴方が?」
「僕だからだろう。」
泳ぎが出来て馬にも乗れて剣も握るエルリックの言葉は、ステファニアにとっては信じられないものだった。
「そんな筈はないわ。何かの間違いよ。貴方ほど何でも出来ちゃう男性が、ダンスが苦手だなんて有り得ない!」
「いやぁ、僕はそんな完璧な人間じゃあないよ。兎に角ダンスは駄目だ。」
「残念だわ。貴方とは気の合う友人だと思っていたから。」
「ええ、それ程?」
わちゃわちゃしている内に、時間はあっという間に過ぎて行く。また馬鹿な話しで目的を見失う。共同戦線を張った日から、情報交換率0%なのは、こう云う所に原因があるのだろう。
「ねえ、ステファニア。聖女様はどんなだったの?」
アメリアに聞かれて、ステファニアはダンスの授業を思い出した。
教室で見るシャーロットは近寄り難いほど静謐な美しさを湛えている。醸し出す空気が清い。欠けるところの無い貴人なのだと思わせる。
だが、ダンスを踊った彼女は、
「とても可憐なご令嬢だったわ。」
可憐の一言であった。
「白くて細くて小さくて、黒い瞳が潤んでいて、それでとても可憐であったわ。」
「貴女の口から聞いて、これ程妬けるだなんて。悔しいわ。」
アメリアか再びぷりぷりする。
そんなアメリアに笑いながら、ふとステファニアは思い出した。
あの街で二人を見掛けた時。
エルリックと並び歩くシャーロットは、可憐な乙女だと思った。
ステファニアは思わずエルリックを見た。
エルリックもステファニアを見ていた。
ああ、エルリックの目にも、あの白くて細くて小さくて、可憐なシャーロットが映っていたのだ。
なんだろう、この気持ち。
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