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第48話 肉食系も草食系も食べているものは生命体
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天津と酒林も今、暗闇の中に飛び込んだところだった。さらに前方へ、新人たちを乗せた車を追い飛び続ける。
「かなり、高温になってきてますね」天津は暗闇に入ってすぐ、生体的機能を果たさなくなった依代(よりしろ)を脱ぎ捨てており、声だけがそう言った。
「そうだな」酒林の方は蛇の姿のままで飛び続けながら答える。「スサノオと一緒にいれば、無事でいるはずだ……ろうけど」
「――」天津の姿形は見えないが、苦渋に顔をしかめているだろうことは八百万の神々にとっても想像に難くなかった。「すみません」搾り出すように謝る。
「あまつん一人の所為じゃないよ」酒林は蛇の首を振り、すべての神社員たちも同様の心持ちを言葉なきままに伝えた。
二柱の神は、ともかくも先を急いだ。
◇◆◇
「中に入ってみようか」結城は、突如姿を現した民家に向かって歩き出した。
「大丈夫なのか」時中は立ち止まったまま、問いかける。
「マヨイガ様ならば大丈夫なのではないでしょうか」本原は肯定的意見を述べ結城に続いて歩き出した。
「お茶か何か出してくれるかもよ」結城は歩きながら背後を振り返り希望的意見を述べる。
「お饅頭も出るのでしょうか」本原も歩きながら追加注文的意見をさらに述べる。
「罠が仕掛けられているんじゃないのか」時中は否定的意見にして絶望的意見を述べたが、それでも歩き出した。
玄関と思われる引戸を開け、土間に入り込む。真っ直ぐ入った奥の方が台所のようで、昔の竈や水瓶などが薄暗い中見えている。左手は床が高くなっており、靴脱ぎ用の直方体の石が下に置いてある。襖で、手前の玄関側が居間、奥の台所側が食事用の部屋という風に分けられている。さらに左手奥側にも襖があり、その向こうにも部屋がありそうだ。
「ごめんくださーい」結城が声を張り上げる。だが返事はない。「誰かいますかー」再度声を張り上げる。やはり返事はない。
「お留守なのでしょうか」本原が意見を述べる。
「留守ならば入り込むわけにはいかないだろうな」時中が踵(きびす)を返しかける。
「すいませーん」結城はさらに声を張り上げながら数歩入り込んだ。
「おい」時中が眉をしかめる。
ぶるるる
突如馬のいななく声が響き、三人は土間で飛び上がった。
声のした右手側を見ると、玄関の右手に厩(うまや)が設えてあり、その中に馬が一頭つながれていた。薄暗い中に黒っぽい毛色の馬が大人しく佇んでいたため、家に入った時点では誰もその存在に気づかなかったのだ。
「馬だ」結城が驚愕して叫び、
「馬か」時中が茫然と呟き、
「馬です」本原が溜息混じりに囁いた。
馬はただ一度いなないただけで、その後特に何を言うでもなく佇み続けていた。
「おっす、馬くん」結城が片手を挙げながら馬に近付いて行った。
「おい」時中が眉をしかめる。
「大丈夫なのですか」本原は今回結城について行かなかった。
「君、ここの馬かい?」結城は馬の前で立ち止まり問いかけた。「君のご主人はお留守かな?」
馬は特に何も言わなかった。
「君、大人しいねえ」結城は手を上げ、馬の首の辺りに触れようとした。
馬は「あ」を言うように口を開き、次の刹那首を素早く結城の手の方に振り向けて噛み付こうとした。
がちいっ
「わあっ」結城は数ミリのところでかわしたがそのシャツの袖が馬の歯に一瞬捕えられ引っ張られた。それはすぐに馬の歯を離れ難を逃れたが、結城に与える打撃としては充分なものだった。「わあっ、この馬、わあっ、俺、食われそうになったよ!」目をまん丸に見開いて叫びながら二人に振り向く。「見た? 今の!」
「不用意に近付くからだ」時中が耳を抑えながら苦々しげに答える。
「馬は草食動物だから人は食べないと思います」本原も耳を抑えながら冷静に答える。
「あ、そうか」結城は人差し指をなかばくわえるように口許に持って行き、民家の天井に目を向けた。「じゃあ今のは食おうとしたんじゃなくて、馬にしてみたら、挨拶かな」
馬はもう一度口を開け、結城の頭上にそれを持って来た。
「食われるぞ」時中が叫ぶ。
「危ないです」本原も地声で危機を告げる。
「えっわっ」結城は咄嗟に馬から一歩遠ざかる。
がちいっ
馬の歯が再び鳴った。馬の歯は、結城の頭のあったところを噛んでいた。
「挨拶なんかじゃない」時中が眉をしかめて意見を述べた。「威嚇だ」
「やはり不法侵入者ということで怒っているのでしょうか」本原が口を手で抑えて悲観した。
「そうなのかなあ」結城はまだ諦めきれない様子で家の奥を覗き込んだ。「けど、じゃあなんでいきなり現れたの? このマヨイガって人」
「人なのですか」本原が質問する。「マヨイガさまは」
「出現物だろう」時中が答え、「もしかすると、この家自体が生きていて意志を持っているのかも知れないぞ」と推測する。
「このお馬さんがマヨイガさまの使者なのではないでしょうか」本原も推測する。
「そうか」結城は人差し指を天井に向けて立てる。「じゃあ、使者の馬が俺を食おうとしたってことは」
三人は言葉をなくし、馬と同様に無言で佇んだ。
◇◆◇
「いた」天津が叫ぶ。
「あれか」酒林も続く。
二人はワゴン車をついに発見したのだ。
「三人は――」天津が車窓の中を確認する。
「――いない」酒林が戦慄の声を挙げる。
「遅えよ」運転席のドアが開き、運転席で胡坐をかく天津が頬杖を突き溜息を吐き、二人を迎えた。
「スサノオ」天津が怒りの声で呼び、
「三人は」酒林が詰問の声で問う。
「あいつら、勝手に飛び出して行きやがったよ」天津型依代の姿のスサノオは、だるそうに首を右に左に倒しながら答える。
「行きやがったって、どこへ」酒林はさらに問う。
「さあ」スサノオは肩をすくめる。「すぐに俺にも見えなくなっちまった」
「なんだって」天津が声を失い、すべての神々が声を失った。
「消えた?」酒林が茫然と、決してあってはならぬ事態を疑う呟きを洩らした。
「やめてよ!」叫んだのは木之花だった。「嘘よ! あの子たちは、あの子たちだけは、――嫌よ!」いつもの冷静な声とはかけ離れ、取り乱した様子の声だ。
「咲ちゃん」天津が反射的にその名を呼ぶ。「大丈夫、すぐに探し出す」
「お願い」木之花の声は震える。「天津君、お願い――」
「どっち方向に行った」酒林はスサノオに向かって訊く。「――つっても、方向なんて関係ないか、この空間じゃあ」
「ひとつわかってる事はある」天津型スサノオは依代の顎の無精髭を撫でながら言った。
「何だ」姿なき天津が鋭く問う。
「あんたがあいつらに渡した黒い装置、あるだろ」スサノオは天津の声のする方に向かって答える。「あれにさ、出現物とやらがすぐ近くに出て来てるっていうような表示が、出てたようだ」
「出現物?」天津が訊き返す。
「そう」スサノオは頷く。「それのせいで、あの三人はすぐに見えなくなったんだ」
「それのせいで?」酒林が訊き返す。「一体、何の出現物だ?」
「それも、見えねえんだ」スサノオは天津型の眉をしかめる。「何だと思う?」
「――」酒林は考え込んだ。
「サカさん」天津がそっと呼ぶ。
「――うん」酒林は頷く。
「咲ちゃん」天津は総務に伝えた。「このワゴン車、マヨイガに売りに出してくれる?」
「売る?」素っ頓狂な声を挙げたのはスサノオだった。「この車を? なんでだよ」
「マヨイガだ」酒林が答える。「お前にさえ新人たちを見えなくさせるほど大きな出現物というと、恐らくマヨイガが出て来てるんだろう」
「マヨイガって」スサノオは自分の身体を見下ろす。「こういう依代とか備品を提供してる奴か」
「平時はな」酒林がまた答える。「けど本来は、武器商だ」
「武器商――そいつがなんで今、出て来てるんだ?」スサノオはまた訊く。
「査定してるのかもな」酒林が推測する。「使える“武器”かどうかを」
「何が?」
「決まってるだろ」酒林は蛇の頭をもたげる。「新人たちがだよ」
◇◆◇
「じゃあ、帰ろうか」結城が提案する。「お邪魔みたいだし」
「どこへ帰るんだ」時中は疑問を述べながらも踵を返しかけた。
「スサノオ様の所まで帰るのですか」本原が確認する。
「いや、あいつはあれだし」結城は首を傾げる。「でもまあ、ともかくここから出て」
こぷこぷこぷ
不意に奥、台所の隣の食事の間から、何か液体を注ぐような音が聞えた。三人は言葉をなくした。
かちゃかちゃ
続いて、何か陶器のぶつかるような音が小さく聞えた。
「誰だ」結城が叫んで、土間の奥へ向かい走り出した。
「おい」時中が叫び、
「何がいるのですか」本原が口を手で抑えて質問する。
「あっ」居間の向こう側に辿り着いた結城はそう叫んで立ち竦んだ。
「何がいるんだ」時中が叫んで走り、
「マヨイガ様ですか」本原が質問して走る。
そこには誰も居らず、ただ湯気のたつ茶と饅頭の載った皿が三人分、卓の上に並べ置かれてあった。
「かなり、高温になってきてますね」天津は暗闇に入ってすぐ、生体的機能を果たさなくなった依代(よりしろ)を脱ぎ捨てており、声だけがそう言った。
「そうだな」酒林の方は蛇の姿のままで飛び続けながら答える。「スサノオと一緒にいれば、無事でいるはずだ……ろうけど」
「――」天津の姿形は見えないが、苦渋に顔をしかめているだろうことは八百万の神々にとっても想像に難くなかった。「すみません」搾り出すように謝る。
「あまつん一人の所為じゃないよ」酒林は蛇の首を振り、すべての神社員たちも同様の心持ちを言葉なきままに伝えた。
二柱の神は、ともかくも先を急いだ。
◇◆◇
「中に入ってみようか」結城は、突如姿を現した民家に向かって歩き出した。
「大丈夫なのか」時中は立ち止まったまま、問いかける。
「マヨイガ様ならば大丈夫なのではないでしょうか」本原は肯定的意見を述べ結城に続いて歩き出した。
「お茶か何か出してくれるかもよ」結城は歩きながら背後を振り返り希望的意見を述べる。
「お饅頭も出るのでしょうか」本原も歩きながら追加注文的意見をさらに述べる。
「罠が仕掛けられているんじゃないのか」時中は否定的意見にして絶望的意見を述べたが、それでも歩き出した。
玄関と思われる引戸を開け、土間に入り込む。真っ直ぐ入った奥の方が台所のようで、昔の竈や水瓶などが薄暗い中見えている。左手は床が高くなっており、靴脱ぎ用の直方体の石が下に置いてある。襖で、手前の玄関側が居間、奥の台所側が食事用の部屋という風に分けられている。さらに左手奥側にも襖があり、その向こうにも部屋がありそうだ。
「ごめんくださーい」結城が声を張り上げる。だが返事はない。「誰かいますかー」再度声を張り上げる。やはり返事はない。
「お留守なのでしょうか」本原が意見を述べる。
「留守ならば入り込むわけにはいかないだろうな」時中が踵(きびす)を返しかける。
「すいませーん」結城はさらに声を張り上げながら数歩入り込んだ。
「おい」時中が眉をしかめる。
ぶるるる
突如馬のいななく声が響き、三人は土間で飛び上がった。
声のした右手側を見ると、玄関の右手に厩(うまや)が設えてあり、その中に馬が一頭つながれていた。薄暗い中に黒っぽい毛色の馬が大人しく佇んでいたため、家に入った時点では誰もその存在に気づかなかったのだ。
「馬だ」結城が驚愕して叫び、
「馬か」時中が茫然と呟き、
「馬です」本原が溜息混じりに囁いた。
馬はただ一度いなないただけで、その後特に何を言うでもなく佇み続けていた。
「おっす、馬くん」結城が片手を挙げながら馬に近付いて行った。
「おい」時中が眉をしかめる。
「大丈夫なのですか」本原は今回結城について行かなかった。
「君、ここの馬かい?」結城は馬の前で立ち止まり問いかけた。「君のご主人はお留守かな?」
馬は特に何も言わなかった。
「君、大人しいねえ」結城は手を上げ、馬の首の辺りに触れようとした。
馬は「あ」を言うように口を開き、次の刹那首を素早く結城の手の方に振り向けて噛み付こうとした。
がちいっ
「わあっ」結城は数ミリのところでかわしたがそのシャツの袖が馬の歯に一瞬捕えられ引っ張られた。それはすぐに馬の歯を離れ難を逃れたが、結城に与える打撃としては充分なものだった。「わあっ、この馬、わあっ、俺、食われそうになったよ!」目をまん丸に見開いて叫びながら二人に振り向く。「見た? 今の!」
「不用意に近付くからだ」時中が耳を抑えながら苦々しげに答える。
「馬は草食動物だから人は食べないと思います」本原も耳を抑えながら冷静に答える。
「あ、そうか」結城は人差し指をなかばくわえるように口許に持って行き、民家の天井に目を向けた。「じゃあ今のは食おうとしたんじゃなくて、馬にしてみたら、挨拶かな」
馬はもう一度口を開け、結城の頭上にそれを持って来た。
「食われるぞ」時中が叫ぶ。
「危ないです」本原も地声で危機を告げる。
「えっわっ」結城は咄嗟に馬から一歩遠ざかる。
がちいっ
馬の歯が再び鳴った。馬の歯は、結城の頭のあったところを噛んでいた。
「挨拶なんかじゃない」時中が眉をしかめて意見を述べた。「威嚇だ」
「やはり不法侵入者ということで怒っているのでしょうか」本原が口を手で抑えて悲観した。
「そうなのかなあ」結城はまだ諦めきれない様子で家の奥を覗き込んだ。「けど、じゃあなんでいきなり現れたの? このマヨイガって人」
「人なのですか」本原が質問する。「マヨイガさまは」
「出現物だろう」時中が答え、「もしかすると、この家自体が生きていて意志を持っているのかも知れないぞ」と推測する。
「このお馬さんがマヨイガさまの使者なのではないでしょうか」本原も推測する。
「そうか」結城は人差し指を天井に向けて立てる。「じゃあ、使者の馬が俺を食おうとしたってことは」
三人は言葉をなくし、馬と同様に無言で佇んだ。
◇◆◇
「いた」天津が叫ぶ。
「あれか」酒林も続く。
二人はワゴン車をついに発見したのだ。
「三人は――」天津が車窓の中を確認する。
「――いない」酒林が戦慄の声を挙げる。
「遅えよ」運転席のドアが開き、運転席で胡坐をかく天津が頬杖を突き溜息を吐き、二人を迎えた。
「スサノオ」天津が怒りの声で呼び、
「三人は」酒林が詰問の声で問う。
「あいつら、勝手に飛び出して行きやがったよ」天津型依代の姿のスサノオは、だるそうに首を右に左に倒しながら答える。
「行きやがったって、どこへ」酒林はさらに問う。
「さあ」スサノオは肩をすくめる。「すぐに俺にも見えなくなっちまった」
「なんだって」天津が声を失い、すべての神々が声を失った。
「消えた?」酒林が茫然と、決してあってはならぬ事態を疑う呟きを洩らした。
「やめてよ!」叫んだのは木之花だった。「嘘よ! あの子たちは、あの子たちだけは、――嫌よ!」いつもの冷静な声とはかけ離れ、取り乱した様子の声だ。
「咲ちゃん」天津が反射的にその名を呼ぶ。「大丈夫、すぐに探し出す」
「お願い」木之花の声は震える。「天津君、お願い――」
「どっち方向に行った」酒林はスサノオに向かって訊く。「――つっても、方向なんて関係ないか、この空間じゃあ」
「ひとつわかってる事はある」天津型スサノオは依代の顎の無精髭を撫でながら言った。
「何だ」姿なき天津が鋭く問う。
「あんたがあいつらに渡した黒い装置、あるだろ」スサノオは天津の声のする方に向かって答える。「あれにさ、出現物とやらがすぐ近くに出て来てるっていうような表示が、出てたようだ」
「出現物?」天津が訊き返す。
「そう」スサノオは頷く。「それのせいで、あの三人はすぐに見えなくなったんだ」
「それのせいで?」酒林が訊き返す。「一体、何の出現物だ?」
「それも、見えねえんだ」スサノオは天津型の眉をしかめる。「何だと思う?」
「――」酒林は考え込んだ。
「サカさん」天津がそっと呼ぶ。
「――うん」酒林は頷く。
「咲ちゃん」天津は総務に伝えた。「このワゴン車、マヨイガに売りに出してくれる?」
「売る?」素っ頓狂な声を挙げたのはスサノオだった。「この車を? なんでだよ」
「マヨイガだ」酒林が答える。「お前にさえ新人たちを見えなくさせるほど大きな出現物というと、恐らくマヨイガが出て来てるんだろう」
「マヨイガって」スサノオは自分の身体を見下ろす。「こういう依代とか備品を提供してる奴か」
「平時はな」酒林がまた答える。「けど本来は、武器商だ」
「武器商――そいつがなんで今、出て来てるんだ?」スサノオはまた訊く。
「査定してるのかもな」酒林が推測する。「使える“武器”かどうかを」
「何が?」
「決まってるだろ」酒林は蛇の頭をもたげる。「新人たちがだよ」
◇◆◇
「じゃあ、帰ろうか」結城が提案する。「お邪魔みたいだし」
「どこへ帰るんだ」時中は疑問を述べながらも踵を返しかけた。
「スサノオ様の所まで帰るのですか」本原が確認する。
「いや、あいつはあれだし」結城は首を傾げる。「でもまあ、ともかくここから出て」
こぷこぷこぷ
不意に奥、台所の隣の食事の間から、何か液体を注ぐような音が聞えた。三人は言葉をなくした。
かちゃかちゃ
続いて、何か陶器のぶつかるような音が小さく聞えた。
「誰だ」結城が叫んで、土間の奥へ向かい走り出した。
「おい」時中が叫び、
「何がいるのですか」本原が口を手で抑えて質問する。
「あっ」居間の向こう側に辿り着いた結城はそう叫んで立ち竦んだ。
「何がいるんだ」時中が叫んで走り、
「マヨイガ様ですか」本原が質問して走る。
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