78 / 86
78
しおりを挟む
ばさばさばさ
とつぜん、鳥の翼のはばたく音が聞こえ、私たちはそちらを見た。
すると。
「まあ」最初に声をあげたのは、祖母だった。「なんて美しいの」
私たちが見たのは、一羽の鳥――小柄な、ふくろうだった。
けれどそれは今まで見たこともない、色合いをしていた。
頭から尾にかけて、緑から黄色、そして金色とグラデーションのように変わってゆき、翼と嘴もベージュがかった金色、そして目が赤かった。
そのふくろうは屋根の上に降り立ってすぐ、人の形に変わった。
でもそれが誰なのか、ばさばさいう音を聞いた瞬間からわかっていた。
「ふうー、やっと出てこれた」ユエホワが大きく息をついて言う。
「まあ、ユエホワ」祖母はこの上もなくしあわせそうに微笑み首をふる。「本当に、なんて美しいのあなたは」
「へえー」母も興味のある顔で言った。「本当の姿があれなのね。たしかに、きれいだわ。でも人間に見つかったらきっと捕まっちゃうわね」
「うん」ユエホワは苦笑した。「今も親父さんにつかまってた」
「まあ」祖母と母もいっしょに苦笑した。「ごめんなさい」
私は、とくになにも言わずにいた。
まあたしかに、色合い的にいえばきれいっちゃきれいだけど。
別に、感動したりほめちぎったりするほどのことでもないし。
「で、何の話してたの?」ムートゥー類は子どものようにきょろきょろと皆の顔を見わたしてきいた。「平和に話し合うべきとかってちょっと聞こえたけど」
「この地母神界がどうして生まれたのか、いきさつを聞いてたところなのよ」母が説明する。「うちの母がクドゥールグを倒したおかげで、鬼魔界にクーデターの動きが出はじめたとかって」うふふ、となぜかおもしろそうに笑う。
「ああ……」ユエホワは逆に、なぜか悪いことをしたのがばれたときのように肩をすくめ、気まずそうにごまかし笑いをした。「あとさき考えないやつが多いから」
「それでアポピス類はあなたをさらっていこうとしたのね、ユエホワ」祖母が眉をひそめて言う。「鬼魔王に対抗する勢力となるために」
「うん」ユエホワはため息をつき「たく、自分勝手なやつらだよなあ」ぶつぶつ文句を言った。
「でもユエホワだってさ」私は前に一度だけ(そして二度目はぜったいにない)行った鬼魔界で見た光景を頭の片すみで思い出しながらいった。「別に鬼魔界の王様を尊敬してるとか、心からしたがってるとかいうわけじゃないんでしょ?」
「なにいってんだよそんなことねえよ」ユエホワはルーロのように早口で私の言葉をヒテイした。「俺は陛下を尊敬してちゃんとまじめに仕えてるよ」
「えー」私は眉をしかめた。「うそばっかり」
「本当だって。クーデターなんてさらさら起こす気ないし」
「平和主義なのね」母が言う。
「保守主義なのか」ギュンテが言う。
「いや、日和見主義だろ」フュロワが言う。
ふふふふ、と風のような音がした。
私たち全員がその方を見ると、なんとラギリスが、とても楽しそうに笑っていたのだ。
私たちは一瞬びっくりしたあまり言葉をうしなったけれど、ラギリスはまたふふふふ、と笑って、そのあと「…………」と言った。
「え?」私と母と祖母とユエホワが首を前につき出した。
「ユエホワには感謝してるって」フュロワが伝えてくれたあと「えっ、なんで?」とびっくりしてラギリスにきいた。
「俺がきくとこだろそこ」ユエホワが口をとがらせる。
「…………」ラギリスは説明した。フュロワが伝えてくれたところによると「目の赤くないアポピス類の子たちと仲良くしてくれているから」だそうだ。
「まあ、すばらしいわ」祖母はまたしても感動に首をふる。「ユエホワは誰とでも仲良くできるのね」
「いやあ、あはは」緑髪は照れたように笑う。
そうだろうか。
私の顔はたぶん、すごくうたがい深い表情をうかべていたと思う。
ぜったい、なにか情報を引き出すとか、利用するとか、そういう目的でくりくりくっついているだけだと思う。
でも私はだまっていた。
そう。
怒られるもん。
ふんだ。
「…………」ラギリスはさらになにか言い、フュロワが伝えてくれたところによると「なのでこれからも、なにもアポピス類とともに地母神界で暮らしてくれとはいわないから、どうか地母神界と鬼魔界の間で平和と友好確立の手助けをしてほしい」のだそうだ。
「ああ……まあ」ユエホワは慎重に考えながら答えた。「俺は鬼魔界の者だから、鬼魔界の平和を保つってことで、そりゃまあ、手伝いはするよ」
ふふふふ、とラギリスがまた声もなく笑い、そしてなんと、すい、と前に出てユエホワの金色の爪の手を両手でにぎった。
「すばらしいわ」祖母はまたそう言った。「私たちが、この平和条約締結の証人というわけね」
「ちょっと大げさじゃない?」母が笑う。
「俺らもたしかに聞きとどけたからな」ギュンテが目を細める。「裏切ったりしたらどうなるかは覚悟しとけよ」
「しねえよ人聞きの悪い」ユエホワは気まずそうな顔で言った。
「お」フュロワが足もとを見おろして言う。「裁きの祈祷も、終わったみたいだな。お疲れさんラギリス、コツはつかめたか」
問いかけにラギリスはうなずき「…………」と答えた。
「そうそう、そんな感じ」フュロワもうなずいたけれど、どういったコツなのかはまったくわからなかった。まあ人間には聞いてもわからないことだろう。
そうして私たち菜園界の人間は、帰ることになった。
魔法大生の三人は、卒業までの間はアルバイトのような感じで地母神界の聖堂にときどきやってきては裁きの祈祷の練習をするらしい。
妖精たちは、地母神界の中で暮らしていくものと、私たちといっしょに菜園界へ戻るものとに分かれていた。
神さまは、菜園界と地母神界の間を行き来しやすくするために特別なトンネルのような道をつくって下さり、当分の間はそこを通るときには神さまが見守っていてくれるらしい。もういないと思うけど、万一悪さをしようとたくらむ者がその道を通ったらすぐにつかまって裁きの陣へ送られてしまうわけだ。
それを聞いたとき私はわざと、ちらりとユエホワを見てやった。
ユエホワはすぐに気づいたけどなにも言わずにそっぽを向いた。
◇◆◇
菜園界はすっかり夜になっていた。
世界壁を抜けて最初に感じたことは「ああ、にぎやかだなあ」というものだった。
でも夜なんだから、考えてみればどちらかというと静かだと思うほうがふつうだと思うのだけれど……それだけ、今までいた地母神界がものすごく静かだったってことだ。
夜の菜園界には、風の音のほか小さな虫の鳴く音や、木々の葉っぱがゆれる音、こすれる音、あとそこかしこの家の中から聞こえる話し声やなにかをかたづけている音、ドアのしまる音、お祈りの文句、歌――数えきれないぐらいいろんな音があふれている。
ほっと、私は息をついた。
「安心するわね」母がそんな私を見て笑いながらいう。「早く家に帰りたいわ」
「うん」私も笑いながら答える。
「んじゃ、俺はこれで」ユエホワがかるく片手をあげて飛び立とうとした。
が。
「ユエホワ」なんと父が呼びとめながら、緑髪鬼魔の足に抱きついてとめたのだ。「君、お願いだからどうかぜひ、今夜うちに泊まっていってくれたまえ」
「ええっ」ユエホワは度肝を抜かれたように裏声でさけびおののいた。「なんでだよ」
「君のあの、言葉につくしがたいほど美しい本来の姿をぜひ、スケッチさせてほしいんだ。たのむよ」
「いや、俺今日は鬼魔界に戻りたいから」
「そこをなんとか。それに今日はもう遅いし、疲れているだろう。うちでひと晩ゆっくり休んで明日の朝早くにたつといい。ねえぜひそうしたまえ、ユエホワ」
「いー」ムートゥー類は困ったような顔をした。
「そうね、それに森から聖堂へつれていく途中で、何人かの反乱分子のアポピス類が逃げだしたようだから」母がまじめな顔で言う。「このまま行くのは、危ないかもしれないわ」
「え」ユエホワは驚いた顔をして母を見た。
「うん、そうだね。そうしたほうがいいよ、うん」その間に父はぐいっと彼を地上にひっぱりおろしていた。
「そうね、ぜひそうなさいな」祖母までがすすめる。
「――わかった、けど」ユエホワはうつむく。「スケッチっていっても俺、眠りこけちゃうと思うけど」
「もちろんそれでかまわないとも」父がうれしそうににっこりとする。「君はぐっすり眠っていてくれたまえ。ぼくはひと晩かけて、あらゆる角度から君を写生させてもらうから」
「――」ユエホワはことばもなかった。
とつぜん、鳥の翼のはばたく音が聞こえ、私たちはそちらを見た。
すると。
「まあ」最初に声をあげたのは、祖母だった。「なんて美しいの」
私たちが見たのは、一羽の鳥――小柄な、ふくろうだった。
けれどそれは今まで見たこともない、色合いをしていた。
頭から尾にかけて、緑から黄色、そして金色とグラデーションのように変わってゆき、翼と嘴もベージュがかった金色、そして目が赤かった。
そのふくろうは屋根の上に降り立ってすぐ、人の形に変わった。
でもそれが誰なのか、ばさばさいう音を聞いた瞬間からわかっていた。
「ふうー、やっと出てこれた」ユエホワが大きく息をついて言う。
「まあ、ユエホワ」祖母はこの上もなくしあわせそうに微笑み首をふる。「本当に、なんて美しいのあなたは」
「へえー」母も興味のある顔で言った。「本当の姿があれなのね。たしかに、きれいだわ。でも人間に見つかったらきっと捕まっちゃうわね」
「うん」ユエホワは苦笑した。「今も親父さんにつかまってた」
「まあ」祖母と母もいっしょに苦笑した。「ごめんなさい」
私は、とくになにも言わずにいた。
まあたしかに、色合い的にいえばきれいっちゃきれいだけど。
別に、感動したりほめちぎったりするほどのことでもないし。
「で、何の話してたの?」ムートゥー類は子どものようにきょろきょろと皆の顔を見わたしてきいた。「平和に話し合うべきとかってちょっと聞こえたけど」
「この地母神界がどうして生まれたのか、いきさつを聞いてたところなのよ」母が説明する。「うちの母がクドゥールグを倒したおかげで、鬼魔界にクーデターの動きが出はじめたとかって」うふふ、となぜかおもしろそうに笑う。
「ああ……」ユエホワは逆に、なぜか悪いことをしたのがばれたときのように肩をすくめ、気まずそうにごまかし笑いをした。「あとさき考えないやつが多いから」
「それでアポピス類はあなたをさらっていこうとしたのね、ユエホワ」祖母が眉をひそめて言う。「鬼魔王に対抗する勢力となるために」
「うん」ユエホワはため息をつき「たく、自分勝手なやつらだよなあ」ぶつぶつ文句を言った。
「でもユエホワだってさ」私は前に一度だけ(そして二度目はぜったいにない)行った鬼魔界で見た光景を頭の片すみで思い出しながらいった。「別に鬼魔界の王様を尊敬してるとか、心からしたがってるとかいうわけじゃないんでしょ?」
「なにいってんだよそんなことねえよ」ユエホワはルーロのように早口で私の言葉をヒテイした。「俺は陛下を尊敬してちゃんとまじめに仕えてるよ」
「えー」私は眉をしかめた。「うそばっかり」
「本当だって。クーデターなんてさらさら起こす気ないし」
「平和主義なのね」母が言う。
「保守主義なのか」ギュンテが言う。
「いや、日和見主義だろ」フュロワが言う。
ふふふふ、と風のような音がした。
私たち全員がその方を見ると、なんとラギリスが、とても楽しそうに笑っていたのだ。
私たちは一瞬びっくりしたあまり言葉をうしなったけれど、ラギリスはまたふふふふ、と笑って、そのあと「…………」と言った。
「え?」私と母と祖母とユエホワが首を前につき出した。
「ユエホワには感謝してるって」フュロワが伝えてくれたあと「えっ、なんで?」とびっくりしてラギリスにきいた。
「俺がきくとこだろそこ」ユエホワが口をとがらせる。
「…………」ラギリスは説明した。フュロワが伝えてくれたところによると「目の赤くないアポピス類の子たちと仲良くしてくれているから」だそうだ。
「まあ、すばらしいわ」祖母はまたしても感動に首をふる。「ユエホワは誰とでも仲良くできるのね」
「いやあ、あはは」緑髪は照れたように笑う。
そうだろうか。
私の顔はたぶん、すごくうたがい深い表情をうかべていたと思う。
ぜったい、なにか情報を引き出すとか、利用するとか、そういう目的でくりくりくっついているだけだと思う。
でも私はだまっていた。
そう。
怒られるもん。
ふんだ。
「…………」ラギリスはさらになにか言い、フュロワが伝えてくれたところによると「なのでこれからも、なにもアポピス類とともに地母神界で暮らしてくれとはいわないから、どうか地母神界と鬼魔界の間で平和と友好確立の手助けをしてほしい」のだそうだ。
「ああ……まあ」ユエホワは慎重に考えながら答えた。「俺は鬼魔界の者だから、鬼魔界の平和を保つってことで、そりゃまあ、手伝いはするよ」
ふふふふ、とラギリスがまた声もなく笑い、そしてなんと、すい、と前に出てユエホワの金色の爪の手を両手でにぎった。
「すばらしいわ」祖母はまたそう言った。「私たちが、この平和条約締結の証人というわけね」
「ちょっと大げさじゃない?」母が笑う。
「俺らもたしかに聞きとどけたからな」ギュンテが目を細める。「裏切ったりしたらどうなるかは覚悟しとけよ」
「しねえよ人聞きの悪い」ユエホワは気まずそうな顔で言った。
「お」フュロワが足もとを見おろして言う。「裁きの祈祷も、終わったみたいだな。お疲れさんラギリス、コツはつかめたか」
問いかけにラギリスはうなずき「…………」と答えた。
「そうそう、そんな感じ」フュロワもうなずいたけれど、どういったコツなのかはまったくわからなかった。まあ人間には聞いてもわからないことだろう。
そうして私たち菜園界の人間は、帰ることになった。
魔法大生の三人は、卒業までの間はアルバイトのような感じで地母神界の聖堂にときどきやってきては裁きの祈祷の練習をするらしい。
妖精たちは、地母神界の中で暮らしていくものと、私たちといっしょに菜園界へ戻るものとに分かれていた。
神さまは、菜園界と地母神界の間を行き来しやすくするために特別なトンネルのような道をつくって下さり、当分の間はそこを通るときには神さまが見守っていてくれるらしい。もういないと思うけど、万一悪さをしようとたくらむ者がその道を通ったらすぐにつかまって裁きの陣へ送られてしまうわけだ。
それを聞いたとき私はわざと、ちらりとユエホワを見てやった。
ユエホワはすぐに気づいたけどなにも言わずにそっぽを向いた。
◇◆◇
菜園界はすっかり夜になっていた。
世界壁を抜けて最初に感じたことは「ああ、にぎやかだなあ」というものだった。
でも夜なんだから、考えてみればどちらかというと静かだと思うほうがふつうだと思うのだけれど……それだけ、今までいた地母神界がものすごく静かだったってことだ。
夜の菜園界には、風の音のほか小さな虫の鳴く音や、木々の葉っぱがゆれる音、こすれる音、あとそこかしこの家の中から聞こえる話し声やなにかをかたづけている音、ドアのしまる音、お祈りの文句、歌――数えきれないぐらいいろんな音があふれている。
ほっと、私は息をついた。
「安心するわね」母がそんな私を見て笑いながらいう。「早く家に帰りたいわ」
「うん」私も笑いながら答える。
「んじゃ、俺はこれで」ユエホワがかるく片手をあげて飛び立とうとした。
が。
「ユエホワ」なんと父が呼びとめながら、緑髪鬼魔の足に抱きついてとめたのだ。「君、お願いだからどうかぜひ、今夜うちに泊まっていってくれたまえ」
「ええっ」ユエホワは度肝を抜かれたように裏声でさけびおののいた。「なんでだよ」
「君のあの、言葉につくしがたいほど美しい本来の姿をぜひ、スケッチさせてほしいんだ。たのむよ」
「いや、俺今日は鬼魔界に戻りたいから」
「そこをなんとか。それに今日はもう遅いし、疲れているだろう。うちでひと晩ゆっくり休んで明日の朝早くにたつといい。ねえぜひそうしたまえ、ユエホワ」
「いー」ムートゥー類は困ったような顔をした。
「そうね、それに森から聖堂へつれていく途中で、何人かの反乱分子のアポピス類が逃げだしたようだから」母がまじめな顔で言う。「このまま行くのは、危ないかもしれないわ」
「え」ユエホワは驚いた顔をして母を見た。
「うん、そうだね。そうしたほうがいいよ、うん」その間に父はぐいっと彼を地上にひっぱりおろしていた。
「そうね、ぜひそうなさいな」祖母までがすすめる。
「――わかった、けど」ユエホワはうつむく。「スケッチっていっても俺、眠りこけちゃうと思うけど」
「もちろんそれでかまわないとも」父がうれしそうににっこりとする。「君はぐっすり眠っていてくれたまえ。ぼくはひと晩かけて、あらゆる角度から君を写生させてもらうから」
「――」ユエホワはことばもなかった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」と言ってみたら、秒で破棄されました。
桜乃
ファンタジー
ロイ王子の婚約者は、不細工と言われているテレーゼ・ハイウォール公爵令嬢。彼女からの愛を確かめたくて、思ってもいない事を言ってしまう。
「不細工なお前とは婚約破棄したい」
この一言が重要な言葉だなんて思いもよらずに。
※約4000文字のショートショートです。11/21に完結いたします。
※1回の投稿文字数は少な目です。
※前半と後半はストーリーの雰囲気が変わります。
表紙は「かんたん表紙メーカー2」にて作成いたしました。
❇❇❇❇❇❇❇❇❇
2024年10月追記
お読みいただき、ありがとうございます。
こちらの作品は完結しておりますが、10月20日より「番外編 バストリー・アルマンの事情」を追加投稿致しますので、一旦、表記が連載中になります。ご了承ください。
1ページの文字数は少な目です。
約4500文字程度の番外編です。
バストリー・アルマンって誰やねん……という読者様のお声が聞こえてきそう……(;´∀`)
ロイ王子の側近です。(←言っちゃう作者 笑)
※番外編投稿後は完結表記に致します。再び、番外編等を投稿する際には連載表記となりますこと、ご容赦いただけますと幸いです。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
あなたの子ですが、内緒で育てます
椿蛍
恋愛
「本当にあなたの子ですか?」
突然現れた浮気相手、私の夫である国王陛下の子を身籠っているという。
夫、王妃の座、全て奪われ冷遇される日々――王宮から、追われた私のお腹には陛下の子が宿っていた。
私は強くなることを決意する。
「この子は私が育てます!」
お腹にいる子供は王の子。
王の子だけが不思議な力を持つ。
私は育った子供を連れて王宮へ戻る。
――そして、私を追い出したことを後悔してください。
※夫の後悔、浮気相手と虐げられからのざまあ
※他サイト様でも掲載しております。
※hotランキング1位&エールありがとうございます!
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる