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「なにそれ」祖母も知らないようだった。
「そっか……」私はユエホワを見て、謎がとけないことにため息をついた。
「んー……」ユエホワも首をかしげる。
「何にしても、卑怯で悪質なことに変わりはないわ。探し出して懲らしめないとね」祖母は肩をいからせて言い、それからテーブルの上にずらりと並べたスープやグリルチキン、柔らかく煮込んだビーフ、フルーツサラダなどなどに手を差し伸べ「そしてその前に、さあ、たんとお上がりなさいな」とユエホワにすすめた。
「いただきます」ユエホワはとくに遠慮もせず、ぱくぱく食べはじめた。
私も食べはじめたけれど、食べながらも引きつづき、あの声の主について考えてしまうのだった。
――パパなら、なにかわかるかな……
そう思った。
父も、姿の見えない鬼魔についての知識はないと自分で言っていたけれど、ユエホワにかけられた不思議な力(なのか)のことは、もしかしたら知っているかもしれない。
そのためには、ユエホワから父に、どんな目にあったのかくわしく話してもらう必要がある。
そのためには、ユエホワを父のいる我が家に、連れて行く必要がある。
「うえー」食べながら私は思わず、いやそうな顔をしてしまった。
「あらっ」祖母が目を丸くする。「何か変な味がした? まあ、辛すぎたかしら?」冷たいお水の入ったグラスを私に差し出す。
「あっ違うの、ごめんなさい」私は首をなんども振った。「ぜんぶ、おいしいよ」あわてて笑顔に戻す。
ふととなりを見ると、ユエホワがグリルチキンをぱくぱく食べながら目を細めて私をじっと見ていた。
「なんでふくろう型鬼魔のくせに鶏肉食べてるの?」私は文句を言った。「共食いじゃん」
「あのな」ユエホワは目を細めたまま妙にやさしい声で説明しはじめた。「ふくろう“型”鬼魔っていうだけで、俺は、ふくろうじゃありませんから」
「あ、そうか」私は言いくるめられて口をとがらせ、水を飲んだ。
「まあ、そうだったのね」祖母が胸をなでおろした。「今のポピーの言葉で、私も『あっ』と思ってしまったけれど、よかったわ」ほほほ、と笑う。
「あはは」ユエホワもなぜか笑って見せる。「ぜんぶ、おいしいです」
「まあ、よかったわ。たくさん食べてね」祖母はさらによろこぶ。
私はそっと肩をすくめて食事を再開した。
それにしても、どうしよう――母の目を盗んで、父とユエホワを会わせる方法は?
食後、祖母はユエホワに「しばらくうちに居ればいい」とすすめた。
そうしたら、ふたたび誘拐犯がねらってきたとしても、守れるから、と。
けれどユエホワは、うなずかなかった。
「相手は鬼魔ではないようだし、キャビッチが効くのかどうかわからないから」逆に祖母を危険な目にあわせてしまう、というのだ。
私は、なるほどと思いうなずいた。
祖母ときたら、目に涙までうかべて感激していた。
「なんて優しい子なの」と。
もう、ユエホワが「あ」と言っても祖母はなんとかしてほめる気なんだろう。
でも私は、その答えがすべてではないことをちゃんと知っていた。
ユエホワは、祖母が苦手だからだ。
ずっといっしょに生活するなんて、まあ耐えられないだろう。
私は口を手でおさえて、笑いをかくした。
「けれど、これからどうするの?」祖母が眉を寄せて心から心配そうにきく。
「ひとまずは、鬼魔界に帰っておとなしくしときます」ユエホワは少しうつむいて答えた。
「まあ」祖母は頬を手でおさえた。「もう、会えなくなってしまうの?」
「ポピーが、犯人をつきとめてくれると言ってましたから」ユエホワはそう言って、にっこり笑った。
「えっ」私は笑いを完全に消して口から手を離し、鬼魔を見た。
「ありがとう、ポピー」コウカツ鬼魔は妙にやさしく微笑みながら、私に言った。
「まあ、そうなのね」祖母はユエホワの話をかんたんに信じ込んだ。「しっかり助けておあげなさい」真剣な顔で私に言う。
私は、違う、と言えずに、かたまるしかなかった。
「それじゃあ、ごちそうさまでした」緑髪鬼魔は祖母に向かいぺこりとおじぎをして、テラスから下りた。
「ああ、じゃあポピー、とちゅうまで箒で送っていっておあげなさい。気をつけてね」祖母はすばやく私に指示をし、私の箒をまた私の手もとに運んできた。
「はーい」私は返事をしながら、ああ、鬼魔界まで送っていっておあげなさい、じゃなくてよかった……と思っていた。
私たちは祖母に手を振ったあと、キャビッチ畑のある方へ歩いていった。
「箒、乗る?」いちおう、私はユエホワにきいた。
「いや」予想どおり、彼は首を横にふった。
私たちは畑のそばを通りすぎて森へ向かい、そのままてくてくと歩いた。
「お前の親父なら、なにか知ってるかな」ユエホワは歩きながらふとそう言った。
「――力が抜けたこと?」私はきき返した。「マハドゥよりたちが悪いやつ?」
「ああ」ユエホワは歩きながら考え「でも、いますぐ鬼魔界に戻りたいし……ききにいってるひまねえかな」ぶつぶつとつぶやく。
そのとき、ひらひらひら、とツィックル便が私の上からおりてきた。
私はそれをつかまえて読み、「あ、パパあたしを迎えにきてくれるって」とユエホワに伝えた。父からのものだったのだ。
「迎えに?」ユエホワは不思議そうにきく。「箒もってんのに?」
「うん」私はもういちどツィックルカードを見下ろした。「やっぱ心配なんじゃないの? ユエホワのこともかなり心配してたし」
「ふうん」ユエホワは口をとがらせてうなずいたが「そういえばさ」と顔を上げた。「俺があそこにつかまってるの、なんでわかったんだ?」
「ああ」私は手のツィックルカードをひらひらと振った。「ツィックル便が来たの。犯人から」
「なんで?」ユエホワはおどろいて眉をしかめた。「なんて書いてあったんだ?」
「『ユエホワはつれていきます』って」私は首をかしげながら思い出した。「あ、それから『とってもすてきな、ながい』っても書いてあった」
「とってもすてきな?」ユエホワは眉をしかめたままくり返した。「ながい……」斜め下を向き考えていたが、ふとその顔が、いやな味のものを食べたときのような顔に変わった。
「なんのことかわかる?」きいてみる。
「いや」緑髪鬼魔は首を大きく一回横にふった。「さっぱり」
「なんだろ、とってもすてきな、ながい」私はユエホワをじっと観察した。「髪?」緑色の長い髪を見て言う。
「いや」ユエホワはまた一回首を横にふった。「まあいいよどうでも」
「でもなんか手がかりになるかもよ?」私はくいさがった。
なんか知ってるな、こいつ。
そう思ったからだ。
「なんだろなー。とってもすてきな、ながい。手足? 指? 顔?」
「ちがうって」ユエホワは明らかにいやがっていた。「てかいいよほんとにもう」
「――」私は目を細めてムートゥー類の様子をうかがった。
とってもすてきな、はまあさておいて、長いものって、何だろう?
しかも、ユエホワがいやがるような……嫌うような?
蛇? 海竜の首?
キャビッチ……は、長くはないしなあ。
「そっか……」私はユエホワを見て、謎がとけないことにため息をついた。
「んー……」ユエホワも首をかしげる。
「何にしても、卑怯で悪質なことに変わりはないわ。探し出して懲らしめないとね」祖母は肩をいからせて言い、それからテーブルの上にずらりと並べたスープやグリルチキン、柔らかく煮込んだビーフ、フルーツサラダなどなどに手を差し伸べ「そしてその前に、さあ、たんとお上がりなさいな」とユエホワにすすめた。
「いただきます」ユエホワはとくに遠慮もせず、ぱくぱく食べはじめた。
私も食べはじめたけれど、食べながらも引きつづき、あの声の主について考えてしまうのだった。
――パパなら、なにかわかるかな……
そう思った。
父も、姿の見えない鬼魔についての知識はないと自分で言っていたけれど、ユエホワにかけられた不思議な力(なのか)のことは、もしかしたら知っているかもしれない。
そのためには、ユエホワから父に、どんな目にあったのかくわしく話してもらう必要がある。
そのためには、ユエホワを父のいる我が家に、連れて行く必要がある。
「うえー」食べながら私は思わず、いやそうな顔をしてしまった。
「あらっ」祖母が目を丸くする。「何か変な味がした? まあ、辛すぎたかしら?」冷たいお水の入ったグラスを私に差し出す。
「あっ違うの、ごめんなさい」私は首をなんども振った。「ぜんぶ、おいしいよ」あわてて笑顔に戻す。
ふととなりを見ると、ユエホワがグリルチキンをぱくぱく食べながら目を細めて私をじっと見ていた。
「なんでふくろう型鬼魔のくせに鶏肉食べてるの?」私は文句を言った。「共食いじゃん」
「あのな」ユエホワは目を細めたまま妙にやさしい声で説明しはじめた。「ふくろう“型”鬼魔っていうだけで、俺は、ふくろうじゃありませんから」
「あ、そうか」私は言いくるめられて口をとがらせ、水を飲んだ。
「まあ、そうだったのね」祖母が胸をなでおろした。「今のポピーの言葉で、私も『あっ』と思ってしまったけれど、よかったわ」ほほほ、と笑う。
「あはは」ユエホワもなぜか笑って見せる。「ぜんぶ、おいしいです」
「まあ、よかったわ。たくさん食べてね」祖母はさらによろこぶ。
私はそっと肩をすくめて食事を再開した。
それにしても、どうしよう――母の目を盗んで、父とユエホワを会わせる方法は?
食後、祖母はユエホワに「しばらくうちに居ればいい」とすすめた。
そうしたら、ふたたび誘拐犯がねらってきたとしても、守れるから、と。
けれどユエホワは、うなずかなかった。
「相手は鬼魔ではないようだし、キャビッチが効くのかどうかわからないから」逆に祖母を危険な目にあわせてしまう、というのだ。
私は、なるほどと思いうなずいた。
祖母ときたら、目に涙までうかべて感激していた。
「なんて優しい子なの」と。
もう、ユエホワが「あ」と言っても祖母はなんとかしてほめる気なんだろう。
でも私は、その答えがすべてではないことをちゃんと知っていた。
ユエホワは、祖母が苦手だからだ。
ずっといっしょに生活するなんて、まあ耐えられないだろう。
私は口を手でおさえて、笑いをかくした。
「けれど、これからどうするの?」祖母が眉を寄せて心から心配そうにきく。
「ひとまずは、鬼魔界に帰っておとなしくしときます」ユエホワは少しうつむいて答えた。
「まあ」祖母は頬を手でおさえた。「もう、会えなくなってしまうの?」
「ポピーが、犯人をつきとめてくれると言ってましたから」ユエホワはそう言って、にっこり笑った。
「えっ」私は笑いを完全に消して口から手を離し、鬼魔を見た。
「ありがとう、ポピー」コウカツ鬼魔は妙にやさしく微笑みながら、私に言った。
「まあ、そうなのね」祖母はユエホワの話をかんたんに信じ込んだ。「しっかり助けておあげなさい」真剣な顔で私に言う。
私は、違う、と言えずに、かたまるしかなかった。
「それじゃあ、ごちそうさまでした」緑髪鬼魔は祖母に向かいぺこりとおじぎをして、テラスから下りた。
「ああ、じゃあポピー、とちゅうまで箒で送っていっておあげなさい。気をつけてね」祖母はすばやく私に指示をし、私の箒をまた私の手もとに運んできた。
「はーい」私は返事をしながら、ああ、鬼魔界まで送っていっておあげなさい、じゃなくてよかった……と思っていた。
私たちは祖母に手を振ったあと、キャビッチ畑のある方へ歩いていった。
「箒、乗る?」いちおう、私はユエホワにきいた。
「いや」予想どおり、彼は首を横にふった。
私たちは畑のそばを通りすぎて森へ向かい、そのままてくてくと歩いた。
「お前の親父なら、なにか知ってるかな」ユエホワは歩きながらふとそう言った。
「――力が抜けたこと?」私はきき返した。「マハドゥよりたちが悪いやつ?」
「ああ」ユエホワは歩きながら考え「でも、いますぐ鬼魔界に戻りたいし……ききにいってるひまねえかな」ぶつぶつとつぶやく。
そのとき、ひらひらひら、とツィックル便が私の上からおりてきた。
私はそれをつかまえて読み、「あ、パパあたしを迎えにきてくれるって」とユエホワに伝えた。父からのものだったのだ。
「迎えに?」ユエホワは不思議そうにきく。「箒もってんのに?」
「うん」私はもういちどツィックルカードを見下ろした。「やっぱ心配なんじゃないの? ユエホワのこともかなり心配してたし」
「ふうん」ユエホワは口をとがらせてうなずいたが「そういえばさ」と顔を上げた。「俺があそこにつかまってるの、なんでわかったんだ?」
「ああ」私は手のツィックルカードをひらひらと振った。「ツィックル便が来たの。犯人から」
「なんで?」ユエホワはおどろいて眉をしかめた。「なんて書いてあったんだ?」
「『ユエホワはつれていきます』って」私は首をかしげながら思い出した。「あ、それから『とってもすてきな、ながい』っても書いてあった」
「とってもすてきな?」ユエホワは眉をしかめたままくり返した。「ながい……」斜め下を向き考えていたが、ふとその顔が、いやな味のものを食べたときのような顔に変わった。
「なんのことかわかる?」きいてみる。
「いや」緑髪鬼魔は首を大きく一回横にふった。「さっぱり」
「なんだろ、とってもすてきな、ながい」私はユエホワをじっと観察した。「髪?」緑色の長い髪を見て言う。
「いや」ユエホワはまた一回首を横にふった。「まあいいよどうでも」
「でもなんか手がかりになるかもよ?」私はくいさがった。
なんか知ってるな、こいつ。
そう思ったからだ。
「なんだろなー。とってもすてきな、ながい。手足? 指? 顔?」
「ちがうって」ユエホワは明らかにいやがっていた。「てかいいよほんとにもう」
「――」私は目を細めてムートゥー類の様子をうかがった。
とってもすてきな、はまあさておいて、長いものって、何だろう?
しかも、ユエホワがいやがるような……嫌うような?
蛇? 海竜の首?
キャビッチ……は、長くはないしなあ。
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