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「ふっふっ」私は鼻たかだかに笑ってみせた。「いまさら何いってんの。うちのママは天下のフリージアよ」
「ガーベラの、実の娘……か」ユエホワは前を見ながら、小さくつぶやいた。
「気に入られてよかったね」私も前を見ながら、嫌味をこめて言った。「“あの”ガーベラにさ」
「――」ユエホワは何も言わなかった。
ちらりと横を見ると、目を細めて唇を尖らせ、明らかに嫌そうな顔をしていた。
「また連れて来なさいって、今朝おばあちゃんからツィックル便が来てたよ」私はもっと嫌味を込めて教えてやった。
ツィックル便っていうのは、私の箒の材料にもなっているツィックルの木の皮から作られたカードに文を書いて、魔法で飛ばして送るお便りのことだ。
これは箒以上に速くて、しかも必ず正確に、指示した所に指示した時刻に届けてくれる――もちろん、それを使う人の魔力に比例して、だけども。
だから私の祖母と母のツィックル便のやり取りなんて、本当にお隣の家同士で窓越しに話をする位の感覚といっても、決して大げさじゃない。
「冗談」ユエホワが苦笑しながら答える。
私はもう一度横目で隣を飛ぶ鬼魔を見た。
「俺、お前のばあちゃんって苦手だ」ユエホワは顔をしかめていった。「お前の母ちゃんも……ついでに、お前も」
「知らないわよ、そんなこと」私は腹を立てた。「こっちだって、いい迷惑よ」
「ただお前の父ちゃんはさ」ユエホワはそう続けて、ふう、と息をついた。「すげえって、思う」
「パパが?」私は少し驚いた。「マハドゥが使えるから?」
「じゃなくて」ユエホワは片眉をしかめた。「あんだけ魔力弱いのに、よくあんな強烈な魔女たちに囲まれて無事に生きてられるな、ってさ」
「なにそれ」私はぐりっと首を横に向けてユエホワを睨みつけた。「いろいろと失礼ね」
「だって事実だろ」ユエホワはまた唇を尖らせた。「あのマハドゥだってさ、確かに使える人間の少ない、難しい魔法だけど、あの程度ならボンキー類だって簡単に弾き返せると思うぜ」
「昨日は弾き返せなかったじゃん、ユエホワ」私はふくろう型鬼魔を指さして反論した。
「そりゃ不意を突かれたのと、様子見してたからだよ」ユエホワはむっつりと私を横目で見返した。「どのていどの力があるのかを」
「ふん、どうだか」私はぷいっと前を向いた。
学校の建物が見えて来た。
「じゃあ、あたし行くから。ついて来ないでね」そう言い捨てて、私は箒の先を下に下げユエホワの隣からぎゅんっと降下しはじめた。
◇◆◇
「おはよーう、ポピー」ヨンベが明るい笑顔であいさつしてくれた。
「おっはよーう、ヨンベ」もちろん私も、朝一番の笑顔で答える。「聞いてー。昨日ママに、箒磨いてもらったの!」
「うわあ、すごーい!」ヨンベは目を真ん丸く見開いて驚いてくれた。「いいなあー! フリージアおばさまの魔力で磨いてもらえるなんて、すごいよねえ。羨ましーい」
「でもヨンベのおじさんも、すごいじゃん」私は誉め返した。「ていうか、やっぱり親がやってくれると、全然違うよねえ」
「そうそう」ヨンベは何度も頷く。「そりゃあ魔力が違うのはわかるけど、それにしてもあまりにも効果が違いすぎるからさあ、なんか時々、あたしだいじょうぶなのかなあって思ったりするよね」
「うんうん」私も何度も頷く。「うれしいんだけど、なんかちょっと、くやしいっていうか」
「んー」ヨンベは困り笑顔になる。「やっぱ真面目に勉強するしか、ないんだろうけどね」
「ははは」私も困り笑顔になる。「だね」
そんな他愛もない話をしている内先生が教室に入ってきて、いつものように授業が行われ、私たちはキャビッチの及ぼす効果とか、そのしくみとか、鬼魔の種類とか分類とか、お昼ご飯の後は箒の操り方とかを学んだ。
早く終らないかなあ。
私は一日中、そのことばかり思っていた。
だって今日は、キャビッチ投げの授業がないんだもん。
まったくもって、つまらないことこの上ない。
ああ、早く投げたい!
手をぎゅっぎゅっと握り締めたり、手首をぐるぐる回したり、肩を前後に動かしたりして、私は耐えた。
「ポピー」隣りの席からヨンベがそっと呼ぶ。「体がなまってるって感じだね」
「えへへ」私はさすがにこっそり苦笑した。「こないだ覚えたやつ、早く試したいんだよね」
「シルキワス……だっけ?」
「そうそう」
「あれって、なんで消えちゃうの? キャビッチ」ヨンベが質問してきた。
「え」私は言葉に詰まった。「、と……」なんだったっけ。最初に祖母からその魔法のしくみについて説明を受けたような気が、しないでもない。けど……
なんだったっけ?
「まあ、いつか授業でやるかもね」ヨンベは優しいので深く追求することなく、肩をすくめて質問をテッカイしてくれた。
「あはは」私は再度、苦笑した。
「ヨンベのキャビッチは、順調に育ってるの?」放課後、帰り支度をしながら私はヨンベにきいた。
「うん。うふふ」ヨンベはいたずらっぽく肩をすくめて「お父さんの使ってた肥料で、すごくいい香りのがあってね、ちょっとだけもらっちゃった」
「へえ!」私は心がわくわくするのを感じた。
ヨンベはとってもていねいにキャビッチを育てる。
私とはくらべものにならないぐらい、きちょうめんに肥料とか水とか、日当たりぐあいとか、ちょっとでも葉っぱの具合が悪そうだとひと晩中でも介抱してあげたりして……本当、尊敬する。
そしてヨンベは「いつか、私が育てたキャビッチをポピーに投げてもらえたらうれしいな」って、言ってくれるのだ。
私も、その日が来るのを心待ちにしている。
きっとすごい効果があると思うんだ、ヨンベのキャビッチなら!
私は、ヨンベがおじさんから少しもらったというその肥料のことについて話を聞きながら学校を出た。
「いい香りって、ミイノモイオレンジみたいな感じ?」私がきくと、
「うーんとね、すごくすうーってする感じ。ティンクミントみたいな」
「へえー。何に効くの?」
「それがさ、例によって、それを使った人の魔力によるんだって」ヨンベは困ったように片目をぎゅっとつむって笑った。
「あー、そうかあ」私はこの“例によって”というのがなかなか実感できずにいた。
ヨンベのようにキャビッチを“植える”とか、あと“煮る”“融合する”という使い方なら、それを使う人の魔力によって現れる効果の種類や強さが違う、というのはレキゼンとわかるんだろうけれど、私はもっぱら“投げる”のが専門だから……といってももちろん、投げる人の魔力によって、投げたキャビッチがどれだけ破壊力を持つか、破壊以外の効果を生むか、とかの違いはあるんだけど。
なにしろ私はまだまだ投げ技じたいの習得にいそしまないといけないレベルだから、そんな細かいことはあんまり考えてないんだ……まあ、あんまり自慢できることでは、ないんだけど。
「でも、楽しみだよ」ヨンベはひょいと肩をすくめて言った。「初めて使うものだからさ」
「本当ね」私も笑ってうなずいた。
本当、いつかヨンベのキャビッチを、私のありったけの魔力をこめてスローできたらいいな。
「ガーベラの、実の娘……か」ユエホワは前を見ながら、小さくつぶやいた。
「気に入られてよかったね」私も前を見ながら、嫌味をこめて言った。「“あの”ガーベラにさ」
「――」ユエホワは何も言わなかった。
ちらりと横を見ると、目を細めて唇を尖らせ、明らかに嫌そうな顔をしていた。
「また連れて来なさいって、今朝おばあちゃんからツィックル便が来てたよ」私はもっと嫌味を込めて教えてやった。
ツィックル便っていうのは、私の箒の材料にもなっているツィックルの木の皮から作られたカードに文を書いて、魔法で飛ばして送るお便りのことだ。
これは箒以上に速くて、しかも必ず正確に、指示した所に指示した時刻に届けてくれる――もちろん、それを使う人の魔力に比例して、だけども。
だから私の祖母と母のツィックル便のやり取りなんて、本当にお隣の家同士で窓越しに話をする位の感覚といっても、決して大げさじゃない。
「冗談」ユエホワが苦笑しながら答える。
私はもう一度横目で隣を飛ぶ鬼魔を見た。
「俺、お前のばあちゃんって苦手だ」ユエホワは顔をしかめていった。「お前の母ちゃんも……ついでに、お前も」
「知らないわよ、そんなこと」私は腹を立てた。「こっちだって、いい迷惑よ」
「ただお前の父ちゃんはさ」ユエホワはそう続けて、ふう、と息をついた。「すげえって、思う」
「パパが?」私は少し驚いた。「マハドゥが使えるから?」
「じゃなくて」ユエホワは片眉をしかめた。「あんだけ魔力弱いのに、よくあんな強烈な魔女たちに囲まれて無事に生きてられるな、ってさ」
「なにそれ」私はぐりっと首を横に向けてユエホワを睨みつけた。「いろいろと失礼ね」
「だって事実だろ」ユエホワはまた唇を尖らせた。「あのマハドゥだってさ、確かに使える人間の少ない、難しい魔法だけど、あの程度ならボンキー類だって簡単に弾き返せると思うぜ」
「昨日は弾き返せなかったじゃん、ユエホワ」私はふくろう型鬼魔を指さして反論した。
「そりゃ不意を突かれたのと、様子見してたからだよ」ユエホワはむっつりと私を横目で見返した。「どのていどの力があるのかを」
「ふん、どうだか」私はぷいっと前を向いた。
学校の建物が見えて来た。
「じゃあ、あたし行くから。ついて来ないでね」そう言い捨てて、私は箒の先を下に下げユエホワの隣からぎゅんっと降下しはじめた。
◇◆◇
「おはよーう、ポピー」ヨンベが明るい笑顔であいさつしてくれた。
「おっはよーう、ヨンベ」もちろん私も、朝一番の笑顔で答える。「聞いてー。昨日ママに、箒磨いてもらったの!」
「うわあ、すごーい!」ヨンベは目を真ん丸く見開いて驚いてくれた。「いいなあー! フリージアおばさまの魔力で磨いてもらえるなんて、すごいよねえ。羨ましーい」
「でもヨンベのおじさんも、すごいじゃん」私は誉め返した。「ていうか、やっぱり親がやってくれると、全然違うよねえ」
「そうそう」ヨンベは何度も頷く。「そりゃあ魔力が違うのはわかるけど、それにしてもあまりにも効果が違いすぎるからさあ、なんか時々、あたしだいじょうぶなのかなあって思ったりするよね」
「うんうん」私も何度も頷く。「うれしいんだけど、なんかちょっと、くやしいっていうか」
「んー」ヨンベは困り笑顔になる。「やっぱ真面目に勉強するしか、ないんだろうけどね」
「ははは」私も困り笑顔になる。「だね」
そんな他愛もない話をしている内先生が教室に入ってきて、いつものように授業が行われ、私たちはキャビッチの及ぼす効果とか、そのしくみとか、鬼魔の種類とか分類とか、お昼ご飯の後は箒の操り方とかを学んだ。
早く終らないかなあ。
私は一日中、そのことばかり思っていた。
だって今日は、キャビッチ投げの授業がないんだもん。
まったくもって、つまらないことこの上ない。
ああ、早く投げたい!
手をぎゅっぎゅっと握り締めたり、手首をぐるぐる回したり、肩を前後に動かしたりして、私は耐えた。
「ポピー」隣りの席からヨンベがそっと呼ぶ。「体がなまってるって感じだね」
「えへへ」私はさすがにこっそり苦笑した。「こないだ覚えたやつ、早く試したいんだよね」
「シルキワス……だっけ?」
「そうそう」
「あれって、なんで消えちゃうの? キャビッチ」ヨンベが質問してきた。
「え」私は言葉に詰まった。「、と……」なんだったっけ。最初に祖母からその魔法のしくみについて説明を受けたような気が、しないでもない。けど……
なんだったっけ?
「まあ、いつか授業でやるかもね」ヨンベは優しいので深く追求することなく、肩をすくめて質問をテッカイしてくれた。
「あはは」私は再度、苦笑した。
「ヨンベのキャビッチは、順調に育ってるの?」放課後、帰り支度をしながら私はヨンベにきいた。
「うん。うふふ」ヨンベはいたずらっぽく肩をすくめて「お父さんの使ってた肥料で、すごくいい香りのがあってね、ちょっとだけもらっちゃった」
「へえ!」私は心がわくわくするのを感じた。
ヨンベはとってもていねいにキャビッチを育てる。
私とはくらべものにならないぐらい、きちょうめんに肥料とか水とか、日当たりぐあいとか、ちょっとでも葉っぱの具合が悪そうだとひと晩中でも介抱してあげたりして……本当、尊敬する。
そしてヨンベは「いつか、私が育てたキャビッチをポピーに投げてもらえたらうれしいな」って、言ってくれるのだ。
私も、その日が来るのを心待ちにしている。
きっとすごい効果があると思うんだ、ヨンベのキャビッチなら!
私は、ヨンベがおじさんから少しもらったというその肥料のことについて話を聞きながら学校を出た。
「いい香りって、ミイノモイオレンジみたいな感じ?」私がきくと、
「うーんとね、すごくすうーってする感じ。ティンクミントみたいな」
「へえー。何に効くの?」
「それがさ、例によって、それを使った人の魔力によるんだって」ヨンベは困ったように片目をぎゅっとつむって笑った。
「あー、そうかあ」私はこの“例によって”というのがなかなか実感できずにいた。
ヨンベのようにキャビッチを“植える”とか、あと“煮る”“融合する”という使い方なら、それを使う人の魔力によって現れる効果の種類や強さが違う、というのはレキゼンとわかるんだろうけれど、私はもっぱら“投げる”のが専門だから……といってももちろん、投げる人の魔力によって、投げたキャビッチがどれだけ破壊力を持つか、破壊以外の効果を生むか、とかの違いはあるんだけど。
なにしろ私はまだまだ投げ技じたいの習得にいそしまないといけないレベルだから、そんな細かいことはあんまり考えてないんだ……まあ、あんまり自慢できることでは、ないんだけど。
「でも、楽しみだよ」ヨンベはひょいと肩をすくめて言った。「初めて使うものだからさ」
「本当ね」私も笑ってうなずいた。
本当、いつかヨンベのキャビッチを、私のありったけの魔力をこめてスローできたらいいな。
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