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僕と先生
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「今日は夕方まで外に出るから悪いけど留守を任せるよ」
「はい、先生!でもさびしいので早く帰ってきてくださいね」
「私も是非そうしたい、では行ってくる」
「あっ!」
先生を僕は引き止める。
「先生の昔の本、読んじゃいました」
「それはいいけど…今どうして?」
ちょっとだけ恥ずかしそうな先生に手招きして屈んでもらう。
ちゅっ
「『いってきますのときにはあなたが私の額に私があなたの鼻に、ただいまのときはあなたと私で両頬へ口づけを』ってありましたよね!」
先生の喜ぶ顔が見たくて満面の笑みで先生の額にキスをして見せた。
先生は驚き、フッと微笑んで僕の鼻にキスをして「いってきます」と出かけていった。
ここは先生の家、僕ら二人しかいない。
先生は僕の親じゃない。先生は明確に口にはしないけれど僕は知っている。だから僕は先生と呼ぶし、先生は僕を君と呼ぶ、それでも先生は僕に多くを与えてくれる。
先生は僕に沢山の本と知識を与えてくれた。そしてなにより、僕を育ててくれている。生まれてからずっとここにいる。
僕は先生以外の人間は知らないけれど、家の外にはたくさんの人がいて広い世界があると言う。
でも、僕はここから出たことはなかった。先生はあまり外の話をしたがらないからだ。興味がないと言えば嘘になるが先生を尊重したいから僕はこの家の中が全てなんだ。
「はい、先生!でもさびしいので早く帰ってきてくださいね」
「私も是非そうしたい、では行ってくる」
「あっ!」
先生を僕は引き止める。
「先生の昔の本、読んじゃいました」
「それはいいけど…今どうして?」
ちょっとだけ恥ずかしそうな先生に手招きして屈んでもらう。
ちゅっ
「『いってきますのときにはあなたが私の額に私があなたの鼻に、ただいまのときはあなたと私で両頬へ口づけを』ってありましたよね!」
先生の喜ぶ顔が見たくて満面の笑みで先生の額にキスをして見せた。
先生は驚き、フッと微笑んで僕の鼻にキスをして「いってきます」と出かけていった。
ここは先生の家、僕ら二人しかいない。
先生は僕の親じゃない。先生は明確に口にはしないけれど僕は知っている。だから僕は先生と呼ぶし、先生は僕を君と呼ぶ、それでも先生は僕に多くを与えてくれる。
先生は僕に沢山の本と知識を与えてくれた。そしてなにより、僕を育ててくれている。生まれてからずっとここにいる。
僕は先生以外の人間は知らないけれど、家の外にはたくさんの人がいて広い世界があると言う。
でも、僕はここから出たことはなかった。先生はあまり外の話をしたがらないからだ。興味がないと言えば嘘になるが先生を尊重したいから僕はこの家の中が全てなんだ。
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