41 / 48
第3話
第3話 出発 (24)
しおりを挟む
私達はしばらくの間トラックに揺られ、そこから降りた後、目の前にあったのは時の狭間にある、形の変わる不思議かつ不気味な要塞だった。
ただでさえ時の狭間にある建造物や地形の形がおかしくなっているのに、そこにそびえたっている不定形の要塞は、なぜかそこにあるのが自然だといえるほど適応しているようにも見えた。
大地が裂けたり、大きな崖になったりしている中、ただひとつだけ大きな建物が不定形でありながらもなんとか形を保っている。ところどころで浮いていたり、支柱やパイプが現れているようにも見える。まるでその建物は地形に合わせて形を変える、画面に映されたデータをそのまま具現化したかのような建物だった。
私達はトラックを降りて、大地である工場の屋根が途切れている崖と要塞をつないでいる、金網の鉄橋を渡っていた。
橋の下は渓谷のようになっており、底が見えない。
渓谷の中を覗いても、そこに見えるのは工場とそれらをつなぐパイプの数々だけであった。とうていこんな所でザックさんの言っていた「小麦」なんて代物は育てられそうにない。本当に昔の人々は植物を育ててそれを食物にすることなんてできていたのかな...大地まで工場の屋根でできている人工の新天地では、そんなことできそうもないよ...
だけどなんでこんなにだれもいないんだろ...
私はそんな事を思っていた。
今渡っている幅1.5メートルほどしかない一本道の鉄橋なら、行く手と退路を塞ぐのも容易なはずだ。なのになぜかそれを阻むものはなく、長く続く何もいない鉄橋は、もはや不気味ともいえる静寂をまとっていた。
要塞に一歩一歩近づいていくほどに私の全身に寒気がはしった。もしかしたら突然鉄橋が爆発して下に真っ逆さまに落ちてしまうかもしれないという怖さもあったが、なにか他の恐ろしい予感もしていた。だが、その正体はわかっていない。
そんな事を考えているうちに、私達は100メートルほど続く鉄橋を抜け、要塞の入り口にたどりついた。
「こちらが要塞の裏口です。」
クレッチュマー博士はそう言って、私達を案内した。要塞の裏口前は鉄の板の床が張られていて、橋より少し広い、柵で覆われた空間になっていた。
その奥には要塞の中と外を隔てるゲートがあり、それをスライド式の戸が覆っていた。ゲートの横には緑と赤のランプがあり、おそらく緑が正常で赤が警告なのだろう。
ゲートの前の左右にはセキュリティロボットが門番として立っているが、私達の事を攻撃しようとするそぶりは全く見せていない。
それどころかロボットは道を開け、私達の事を歓迎しているようにさ見えた。それにゲートの横の緑のランプが光り、戸はあっけなく開いた。
どう考えてもうまくいきすぎている気がした。
私は要塞に入った時、こっそりと仕掛けられたのか、クレッチュマー博士にはコードがつながれているのに気づいた。おそらくザックが仕掛けたものなのだろう。サイボーグであるクレッチュマー博士は、体が機械になっているので、何かあるかもしれないと考えたのだろう。ザックはコードがつながっている端末をいじりながら、私達と同行していた。
「親父、本当に大丈夫か?もしヤバかったら俺に言ってくれ。プロほどではないが俺もメカニックの知識を持っている。何かあったら教えてくれよ。」
ザックは心配そうな声でクレッチュマー博士に言った。彼はもう何か予感がついているのかもしれない。
「本当に大丈夫?もし大変だったら私達に言ってよ!昨日助けてもらったっきりだし申し訳ないんだ。」
「ハハハ、大丈夫ですよ...」
クレッチュマー博士は気さくな声でそう応え、覆面なのもあってか顔はわからなかったが、ほほえんでいる気がした。だがそのほほえみには不気味な影がさしている気もした。
しばらくパイプや様々な機器が張り巡らされた静かな通路を歩いていると、行き止まりのような場所にたどりついた。
行き止まりのある床に私達が乗ると、空間がゆがみ、先程までくっついていた床がまるで空間ごとひきはがされたように、床どうしが離れてエレベーターのように下に移動した。
視覚では下に移動しているように見えたが、三半規管はまったく動いているように感じない。感覚と事実の乖離に気が狂いそうになっちゃうけど、これがクレッチュマー博士の言っていた「空間が歪む」ということなのかな。
クレッチュマー博士の話は難しくて私にはさっぱりだったけど、なんとなくこんな感じなのかなっていう推測はできた。
だけど、奇妙で不気味な静寂は止んでくれないまま、私達を襲っていた。
これから何かおそろしい事が起こる予感が確かにしているけど、それが何かは全然わかんない...私ものすごく怖いよ...
そんな事を考えているうちに空間の動きは止まり、下の階らしき空間へ出た。
そこは先程までいた空間とは裏腹に、ガヤガヤと他の人々の大声らしき喧噪の音が聞こえていたが、それは私達のいる階のものではなく、私達の下から漏れ出ている音であり、少し鳴り響き、私達の歩いている薄い鉄の床を震わせているだけであった。
いくつもあるその床どうしを、狭い金網の橋がつないでおり、その下の空間が見えていた。そして、その床から下に落ちてしまわないよう、床と金網の橋は柵で囲まれていた。おそらくここは、工場でよくみられる、下の空間に床があり、その上に作られた、宙に足場を作り、かつ下の空間もしっかりと眺められるようにするための、支えのある橋で、かつ連絡通路のような場所なのだろう。
下の空間を眺めると、そこでは私の憶測通り戦乱の喧噪が下の空間をうめつくしていた。
囚人服を着た人々が軍人やロボットと戦っている。その場所は空間が不定形になっており、先程までいた囚人が下の空間に落ちてしまっていたり、逆に下の空間から奇襲をしかけた囚人に軍人がおそわれたりしていた。
ましてや囚人のいる空間が急に軍人のいる空間にワープしてしまい、突然の空間の移動に戸惑っている囚人を軍人が襲っている光景が広がっている。
ある者は空間の歪みに翻弄され、またある者はそれすらも利用して戦っている様子であった。
だが、戦争はやはり悲惨で、見ているだけでおそろしくなり、先程まで生きていた人々の命が無惨にも失われてしまう様には吐き気を催した。
「うっ...」
私はあまりのおそろしさと吐き気で、思わず声を出してしまった。
「大丈夫か...?こんなとこ見んじゃねえよ...」
ザックは私の目を覆い、凄惨な光景から目を背かせてくれた。おそらくザックは私の事を心配してくれているのだろう。
私にも何か彼らにできることはないかな...助けてばかりじゃ申し訳ないよ...
私はそんな事を思っていた。私はザックさんにもクレッチュマー博士にもお世話になりっぱなしで、お礼らしいことは何もできていない。
私は今、様子に異変がみられているクレッチュマー博士と、それを怪訝しているザックに、何かしてあげられる事は無いのだろうか。助けてもらってばかりじゃ申し訳ないし、こんな世界だからこそ助け合いは大事なんだって私は思っている。
しばらく金網の橋を歩き、開けた床の空間に出ると、奥に人影が見えた。
その人影はがたいがよく、男性の影だとわかった。
もうしばらくすると両者の距離は縮み、お互いの姿が確認できた。
彼はクレッチュマー博士に恐れをなしているのか、がたいがいいにもかかわらずその体は恐怖に震えていた。
そのときだった。
ブチッ
クレッチュマー博士は、突然走り出し、彼自身につながれたコードがちぎれてしまった。
博士は突然、その男に向かってものすごい勢いで走り出し、今にも襲いかからんとしている。
私達は今まで恐れていたものの正体が何だったのかをさとった。
男に戦おうとするそぶりはなく、恐れにおののいているだけで対話でなんとかできそうだったのに、今のクレッチュマー博士は問答無用で彼に攻撃を仕掛けようとしている。
今のクレッチュマー博士はクレッチュマー博士ではない。
「嫌だああ...!!!やめてええええ...!!!」
私は無力にも、耳も傾けてもらえないような叫び声をあげる事しかできなかった。
ただでさえ時の狭間にある建造物や地形の形がおかしくなっているのに、そこにそびえたっている不定形の要塞は、なぜかそこにあるのが自然だといえるほど適応しているようにも見えた。
大地が裂けたり、大きな崖になったりしている中、ただひとつだけ大きな建物が不定形でありながらもなんとか形を保っている。ところどころで浮いていたり、支柱やパイプが現れているようにも見える。まるでその建物は地形に合わせて形を変える、画面に映されたデータをそのまま具現化したかのような建物だった。
私達はトラックを降りて、大地である工場の屋根が途切れている崖と要塞をつないでいる、金網の鉄橋を渡っていた。
橋の下は渓谷のようになっており、底が見えない。
渓谷の中を覗いても、そこに見えるのは工場とそれらをつなぐパイプの数々だけであった。とうていこんな所でザックさんの言っていた「小麦」なんて代物は育てられそうにない。本当に昔の人々は植物を育ててそれを食物にすることなんてできていたのかな...大地まで工場の屋根でできている人工の新天地では、そんなことできそうもないよ...
だけどなんでこんなにだれもいないんだろ...
私はそんな事を思っていた。
今渡っている幅1.5メートルほどしかない一本道の鉄橋なら、行く手と退路を塞ぐのも容易なはずだ。なのになぜかそれを阻むものはなく、長く続く何もいない鉄橋は、もはや不気味ともいえる静寂をまとっていた。
要塞に一歩一歩近づいていくほどに私の全身に寒気がはしった。もしかしたら突然鉄橋が爆発して下に真っ逆さまに落ちてしまうかもしれないという怖さもあったが、なにか他の恐ろしい予感もしていた。だが、その正体はわかっていない。
そんな事を考えているうちに、私達は100メートルほど続く鉄橋を抜け、要塞の入り口にたどりついた。
「こちらが要塞の裏口です。」
クレッチュマー博士はそう言って、私達を案内した。要塞の裏口前は鉄の板の床が張られていて、橋より少し広い、柵で覆われた空間になっていた。
その奥には要塞の中と外を隔てるゲートがあり、それをスライド式の戸が覆っていた。ゲートの横には緑と赤のランプがあり、おそらく緑が正常で赤が警告なのだろう。
ゲートの前の左右にはセキュリティロボットが門番として立っているが、私達の事を攻撃しようとするそぶりは全く見せていない。
それどころかロボットは道を開け、私達の事を歓迎しているようにさ見えた。それにゲートの横の緑のランプが光り、戸はあっけなく開いた。
どう考えてもうまくいきすぎている気がした。
私は要塞に入った時、こっそりと仕掛けられたのか、クレッチュマー博士にはコードがつながれているのに気づいた。おそらくザックが仕掛けたものなのだろう。サイボーグであるクレッチュマー博士は、体が機械になっているので、何かあるかもしれないと考えたのだろう。ザックはコードがつながっている端末をいじりながら、私達と同行していた。
「親父、本当に大丈夫か?もしヤバかったら俺に言ってくれ。プロほどではないが俺もメカニックの知識を持っている。何かあったら教えてくれよ。」
ザックは心配そうな声でクレッチュマー博士に言った。彼はもう何か予感がついているのかもしれない。
「本当に大丈夫?もし大変だったら私達に言ってよ!昨日助けてもらったっきりだし申し訳ないんだ。」
「ハハハ、大丈夫ですよ...」
クレッチュマー博士は気さくな声でそう応え、覆面なのもあってか顔はわからなかったが、ほほえんでいる気がした。だがそのほほえみには不気味な影がさしている気もした。
しばらくパイプや様々な機器が張り巡らされた静かな通路を歩いていると、行き止まりのような場所にたどりついた。
行き止まりのある床に私達が乗ると、空間がゆがみ、先程までくっついていた床がまるで空間ごとひきはがされたように、床どうしが離れてエレベーターのように下に移動した。
視覚では下に移動しているように見えたが、三半規管はまったく動いているように感じない。感覚と事実の乖離に気が狂いそうになっちゃうけど、これがクレッチュマー博士の言っていた「空間が歪む」ということなのかな。
クレッチュマー博士の話は難しくて私にはさっぱりだったけど、なんとなくこんな感じなのかなっていう推測はできた。
だけど、奇妙で不気味な静寂は止んでくれないまま、私達を襲っていた。
これから何かおそろしい事が起こる予感が確かにしているけど、それが何かは全然わかんない...私ものすごく怖いよ...
そんな事を考えているうちに空間の動きは止まり、下の階らしき空間へ出た。
そこは先程までいた空間とは裏腹に、ガヤガヤと他の人々の大声らしき喧噪の音が聞こえていたが、それは私達のいる階のものではなく、私達の下から漏れ出ている音であり、少し鳴り響き、私達の歩いている薄い鉄の床を震わせているだけであった。
いくつもあるその床どうしを、狭い金網の橋がつないでおり、その下の空間が見えていた。そして、その床から下に落ちてしまわないよう、床と金網の橋は柵で囲まれていた。おそらくここは、工場でよくみられる、下の空間に床があり、その上に作られた、宙に足場を作り、かつ下の空間もしっかりと眺められるようにするための、支えのある橋で、かつ連絡通路のような場所なのだろう。
下の空間を眺めると、そこでは私の憶測通り戦乱の喧噪が下の空間をうめつくしていた。
囚人服を着た人々が軍人やロボットと戦っている。その場所は空間が不定形になっており、先程までいた囚人が下の空間に落ちてしまっていたり、逆に下の空間から奇襲をしかけた囚人に軍人がおそわれたりしていた。
ましてや囚人のいる空間が急に軍人のいる空間にワープしてしまい、突然の空間の移動に戸惑っている囚人を軍人が襲っている光景が広がっている。
ある者は空間の歪みに翻弄され、またある者はそれすらも利用して戦っている様子であった。
だが、戦争はやはり悲惨で、見ているだけでおそろしくなり、先程まで生きていた人々の命が無惨にも失われてしまう様には吐き気を催した。
「うっ...」
私はあまりのおそろしさと吐き気で、思わず声を出してしまった。
「大丈夫か...?こんなとこ見んじゃねえよ...」
ザックは私の目を覆い、凄惨な光景から目を背かせてくれた。おそらくザックは私の事を心配してくれているのだろう。
私にも何か彼らにできることはないかな...助けてばかりじゃ申し訳ないよ...
私はそんな事を思っていた。私はザックさんにもクレッチュマー博士にもお世話になりっぱなしで、お礼らしいことは何もできていない。
私は今、様子に異変がみられているクレッチュマー博士と、それを怪訝しているザックに、何かしてあげられる事は無いのだろうか。助けてもらってばかりじゃ申し訳ないし、こんな世界だからこそ助け合いは大事なんだって私は思っている。
しばらく金網の橋を歩き、開けた床の空間に出ると、奥に人影が見えた。
その人影はがたいがよく、男性の影だとわかった。
もうしばらくすると両者の距離は縮み、お互いの姿が確認できた。
彼はクレッチュマー博士に恐れをなしているのか、がたいがいいにもかかわらずその体は恐怖に震えていた。
そのときだった。
ブチッ
クレッチュマー博士は、突然走り出し、彼自身につながれたコードがちぎれてしまった。
博士は突然、その男に向かってものすごい勢いで走り出し、今にも襲いかからんとしている。
私達は今まで恐れていたものの正体が何だったのかをさとった。
男に戦おうとするそぶりはなく、恐れにおののいているだけで対話でなんとかできそうだったのに、今のクレッチュマー博士は問答無用で彼に攻撃を仕掛けようとしている。
今のクレッチュマー博士はクレッチュマー博士ではない。
「嫌だああ...!!!やめてええええ...!!!」
私は無力にも、耳も傾けてもらえないような叫び声をあげる事しかできなかった。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ワイルド・ソルジャー
アサシン工房
SF
時は199X年。世界各地で戦争が行われ、終戦を迎えようとしていた。
世界は荒廃し、辺りは無法者で溢れかえっていた。
主人公のマティアス・マッカーサーは、かつては裕福な家庭で育ったが、戦争に巻き込まれて両親と弟を失い、その後傭兵となって生きてきた。
旅の途中、人間離れした強さを持つ大柄な軍人ハンニバル・クルーガーにスカウトされ、マティアスは軍人として活動することになる。
ハンニバルと共に任務をこなしていくうちに、冷徹で利己主義だったマティアスは利害を超えた友情を覚えていく。
世紀末の荒廃したアメリカを舞台にしたバトルファンタジー。
他の小説サイトにも投稿しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
MMS ~メタル・モンキー・サーガ~
千両文士
SF
エネルギー問題、環境問題、経済格差、疫病、収まらぬ紛争に戦争、少子高齢化・・・人類が直面するありとあらゆる問題を科学の力で解決すべく世界政府が協力して始まった『プロジェクト・エデン』
洋上に建造された大型研究施設人工島『エデン』に招致された若き大天才学者ミクラ・フトウは自身のサポートメカとしてその人格と知能を完全電子化複製した人工知能『ミクラ・ブレイン』を建造。
その迅速で的確な技術開発力と問題解決能力で矢継ぎ早に改善されていく世界で人類はバラ色の未来が確約されていた・・・はずだった。
突如人類に牙を剥き、暴走したミクラ・ブレインによる『人類救済計画』。
その指揮下で人類を滅ぼさんとする軍事戦闘用アンドロイドと直属配下の上位管理者アンドロイド6体を倒すべく人工島エデンに乗り込むのは・・・宿命に導かれた天才学者ミクラ・フトウの愛娘にしてレジスタンス軍特殊エージェント科学者、サン・フトウ博士とその相棒の戦闘用人型アンドロイドのモンキーマンであった!!
機械と人間のSF西遊記、ここに開幕!!
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
INNER NAUTS(インナーノーツ) 〜精神と異界の航海者〜
SunYoh
SF
ーー22世紀半ばーー
魂の源とされる精神世界「インナースペース」……その次元から無尽蔵のエネルギーを得ることを可能にした代償に、さまざまな災害や心身への未知の脅威が発生していた。
「インナーノーツ」は、時空を超越する船<アマテラス>を駆り、脅威の解消に「インナースペース」へ挑む。
<第一章 「誘い」>
粗筋
余剰次元活動艇<アマテラス>の最終試験となった有人起動試験は、原因不明のトラブルに見舞われ、中断を余儀なくされたが、同じ頃、「インナーノーツ」が所属する研究機関で保護していた少女「亜夢」にもまた異変が起こっていた……5年もの間、眠り続けていた彼女の深層無意識の中で何かが目覚めようとしている。
「インナースペース」のエネルギーを解放する特異な能力を秘めた亜夢の目覚めは、即ち、「インナースペース」のみならず、物質世界である「現象界(この世)」にも甚大な被害をもたらす可能性がある。
ーー亜夢が目覚める前に、この脅威を解消するーー
「インナーノーツ」は、この使命を胸に<アマテラス>を駆り、未知なる世界「インナースペース」へと旅立つ!
そこで彼らを待ち受けていたものとは……
※この物語はフィクションです。実際の国や団体などとは関係ありません。
※SFジャンルですが殆ど空想科学です。
※セルフレイティングに関して、若干抵触する可能性がある表現が含まれます。
※「小説家になろう」、「ノベルアップ+」でも連載中
※スピリチュアル系の内容を含みますが、特定の宗教団体等とは一切関係無く、布教、勧誘等を目的とした作品ではありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる