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3月
3月28日『三ツ矢サイダーの日』
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ヒビキ「ゴキュ、ゴキュ、ゴキュ、プッハー!」
クロード「勢いよく飲みますね。ジュースですか?」
ヒビキ「うん、美味しいよ。クロードも飲んでみる? 三〇矢サイダー」
クロード「おお、伏せ字が」
ヒビキ「どこに注目してるのさ。がっつり商品名を言うのもどうかと思ったんだよ。今日3月28日は『三ツ矢サイダーの日』だからね」
クロード「伏せ字の意味がなくなりましたけど……」
ヒビキ「だって記念日の紹介だし。商品じゃないし」
クロード「酷いこじつけです。まあ、いいのですが……それで、どういった由来の記念日なのですか? 発売日ですか?」
ヒビキ「『三ツ矢』=『み(3)つ(2)や(8)』の語呂合わせだよ」
クロード「……この作品が終わるまでもうカウントダウンが始まっているといってよい状況で、いまだに語呂合わせ記念日を出しますか」
ヒビキ「年度の切り替わり時だからかな? ちょっと最近不作気味で」
クロード「いや、まあ、有名な商品なのですからあながち不作とも言い切れませんが……とりあえず、記念日の説明をお願いします」
ヒビキ「ぶっちゃけ、記念日の説明としてはあれでほぼ終わりなんだよね。ちなみに制定したのは三ツ矢サイダーのメーカー、アサヒ飲料だよ」
クロード「語呂合わせ記念日なんてそんなものですかね。そういえば、そもそも『サイダー』って何なのですか? よく似たようなもので『ソーダ』というジュースを見かけますが、何か違うのでしょうか?」
ヒビキ「ああ、よく出る疑問だよね。『サイダー』と『ソーダ』の違い」
クロード「どちらも炭酸飲料ですよね? 英語とフランス語みたいな感じですか?」
ヒビキ「『cider』と『soda』で一応どっちも英語だよ。ただ、日本で使っている『サイダー』の言葉はほとんど和製英語だね」
クロード「英語があるのに和製英語なのですか?」
ヒビキ「まず『ソーダ』というのは『炭酸水』のことだね。炭酸ガスを含む水全般を『ソーダ』というんだ。だから『サイダー』は『ソーダ』の一種ってことになる」
クロード「ふむふむ、ソーダの中にサイダーがあるのですね。となると、どういったものがサイダーに分類されるのでしょうか?」
ヒビキ「日本では、砂糖液に香料やクエン酸などを加えたものと、炭酸水を混合した清涼飲料水のことを『サイダー』と呼ぶんだ」
クロード「砂糖液にクエン酸? なんだかよく分からない分類法ですね」
ヒビキ「要するに、英語が間違って伝わった結果が今のサイダーなんだと思う。もともと『cider』はリンゴ酒を意味する英語だったんだけど、北米ではリンゴなどの果実水という意味でも使われていたらしい。……それが何を間違えたのか、今のサイダーを指す言葉として日本で使われるようになったみたいなんだけど……」
クロード「その間違えた過程がとても気になりますね」
ヒビキ「『cider』はもともとフランスの発泡性リンゴ酒『シードル(cidre)』が語源らしいんだ。多分、いろいろ解釈が混じったんだと思う」
クロード「元来はフランスの発泡性リンゴ酒、英語でもリンゴ酒で、北米では果実水としても使用する言葉『サイダー』……?」
ヒビキ「果実水に関しても、本来は果実そのものを砕いて作るジュースのことなんだけど、香料でリンゴの香りがすればよくね? という解釈でもついたのかもね。まあ、でも、普通の三ツ矢サイダーにリンゴの風味はないんだけど」
クロード「もう謎が謎を呼んで謎ばかりになっているような説明ですね……」
ヒビキ「クエン酸が入っているならレモンぽい風味になるだろうしねぇ」
クロード「……まあ、美味しいので別によいのではないですか?」
ヒビキ「そういうことにしておこうか……美味しいな、〇ツ矢サイダー!」
クロード「そう言う時だけ伏せ字にするんですね。それも謎です」
★★★★★
その他の記念日『京都裏千家利休忌』
※茶人・千利休の忌日。
クロード「忌日というと、命日ですか?」
ヒビキ「亡くなったのは1591年旧暦2月28日で、3月28日に法要があるとか」
クロード「新暦にすると3月28日なのですか?」
ヒビキ「新暦だと4月21日、かな?」
クロード「???」
ヒビキ「???」
クロード「勢いよく飲みますね。ジュースですか?」
ヒビキ「うん、美味しいよ。クロードも飲んでみる? 三〇矢サイダー」
クロード「おお、伏せ字が」
ヒビキ「どこに注目してるのさ。がっつり商品名を言うのもどうかと思ったんだよ。今日3月28日は『三ツ矢サイダーの日』だからね」
クロード「伏せ字の意味がなくなりましたけど……」
ヒビキ「だって記念日の紹介だし。商品じゃないし」
クロード「酷いこじつけです。まあ、いいのですが……それで、どういった由来の記念日なのですか? 発売日ですか?」
ヒビキ「『三ツ矢』=『み(3)つ(2)や(8)』の語呂合わせだよ」
クロード「……この作品が終わるまでもうカウントダウンが始まっているといってよい状況で、いまだに語呂合わせ記念日を出しますか」
ヒビキ「年度の切り替わり時だからかな? ちょっと最近不作気味で」
クロード「いや、まあ、有名な商品なのですからあながち不作とも言い切れませんが……とりあえず、記念日の説明をお願いします」
ヒビキ「ぶっちゃけ、記念日の説明としてはあれでほぼ終わりなんだよね。ちなみに制定したのは三ツ矢サイダーのメーカー、アサヒ飲料だよ」
クロード「語呂合わせ記念日なんてそんなものですかね。そういえば、そもそも『サイダー』って何なのですか? よく似たようなもので『ソーダ』というジュースを見かけますが、何か違うのでしょうか?」
ヒビキ「ああ、よく出る疑問だよね。『サイダー』と『ソーダ』の違い」
クロード「どちらも炭酸飲料ですよね? 英語とフランス語みたいな感じですか?」
ヒビキ「『cider』と『soda』で一応どっちも英語だよ。ただ、日本で使っている『サイダー』の言葉はほとんど和製英語だね」
クロード「英語があるのに和製英語なのですか?」
ヒビキ「まず『ソーダ』というのは『炭酸水』のことだね。炭酸ガスを含む水全般を『ソーダ』というんだ。だから『サイダー』は『ソーダ』の一種ってことになる」
クロード「ふむふむ、ソーダの中にサイダーがあるのですね。となると、どういったものがサイダーに分類されるのでしょうか?」
ヒビキ「日本では、砂糖液に香料やクエン酸などを加えたものと、炭酸水を混合した清涼飲料水のことを『サイダー』と呼ぶんだ」
クロード「砂糖液にクエン酸? なんだかよく分からない分類法ですね」
ヒビキ「要するに、英語が間違って伝わった結果が今のサイダーなんだと思う。もともと『cider』はリンゴ酒を意味する英語だったんだけど、北米ではリンゴなどの果実水という意味でも使われていたらしい。……それが何を間違えたのか、今のサイダーを指す言葉として日本で使われるようになったみたいなんだけど……」
クロード「その間違えた過程がとても気になりますね」
ヒビキ「『cider』はもともとフランスの発泡性リンゴ酒『シードル(cidre)』が語源らしいんだ。多分、いろいろ解釈が混じったんだと思う」
クロード「元来はフランスの発泡性リンゴ酒、英語でもリンゴ酒で、北米では果実水としても使用する言葉『サイダー』……?」
ヒビキ「果実水に関しても、本来は果実そのものを砕いて作るジュースのことなんだけど、香料でリンゴの香りがすればよくね? という解釈でもついたのかもね。まあ、でも、普通の三ツ矢サイダーにリンゴの風味はないんだけど」
クロード「もう謎が謎を呼んで謎ばかりになっているような説明ですね……」
ヒビキ「クエン酸が入っているならレモンぽい風味になるだろうしねぇ」
クロード「……まあ、美味しいので別によいのではないですか?」
ヒビキ「そういうことにしておこうか……美味しいな、〇ツ矢サイダー!」
クロード「そう言う時だけ伏せ字にするんですね。それも謎です」
★★★★★
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ヒビキ「亡くなったのは1591年旧暦2月28日で、3月28日に法要があるとか」
クロード「新暦にすると3月28日なのですか?」
ヒビキ「新暦だと4月21日、かな?」
クロード「???」
ヒビキ「???」
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